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呪いの公衆電話1
呪いの公衆電話2
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『ただの 祓師だよ』
(祓師って幽霊とかそういう“人ならざるもの”をやっつける人達のことなのかな)
芝建。やっぱり謎多き少年だ。
放課後、一年三組の教室でミヤビは窓の外を眺めながら建の言葉を思い出していた。
今日はこの後行く場所があるらしいので、建と校門の前で待ち合わせしている。
「ねえミヤビちゃん!芝くんと付き合ってるってホント?」
咲耶ちゃんが目をキラキラさせながらやってきた。
「へ?」
(なんのことですか?!)
「付き合ってないけど?」
「ウソだ~!だって昨日ミヤビちゃんが出ていった後に芝くんも追いかけるみたいに出ていったって。」
「うっ……それは、ウソじゃないかも。でも付き合ってるってのはウソ!」
私が言うと、咲耶ちゃんはええ~っと残念そうに眉を八の字に下げる。
(そんな顔されましても…)
「でも気をつけてね。芝くんのこと狙ってる女の子たくさんいるから」
咲耶ちゃんに小声で伝えられ、初めて自分のことを朝からじっと見つめるクラスの女子達の視線に気づいた。
「あはは…なんで私がー?私が付き合えるわけないよー」
場を少しでも和ませるため、ミヤビが棒読みで言うと、女子達はそうよね、あんな子が、と口々につぶやく。
自分で言ってて少しズキっとくるのはなぜだろう。
(というか初日からどんだけモテてるの?建君。)
その時、一人の女の子がミヤビに声をかけた。
「佐瑠女さん。エリスちゃんが呼んでるから今すぐ体育館裏に来て。」
甘野エリス。髪や服がキラキラしてる学年の中でも目立つ女の子。
お母さんがPTAの会長をしているらしい。
でも性格が悪くて、取り巻きの子がたくさんいる。多分この女の子もその一人なのだろう。
なんでも噂によると、気に入らない人を密かにいじめているらしい。
「ごめん。これから予定が…」
「…もしも来なかったら、エリスちゃんがお母さんに言って佐瑠女さんのこと退学にしちゃうよ」
「退学?!」
咲耶ちゃんが驚いたように口に手を当てる。
「…わかった」
ミヤビは渋々うなづく。
退学させられるかもしれないともなると断れない。
「じゃあついて来て」
心配そうな咲耶を背後にミヤビは女の子についていく。
つれて来られた体育館裏は薄暗かった。
しばらく進むと何人かの女の子達の姿が目に入る。
真ん中の腕を組んでいる派手な子が甘野さんだと思う。
「あーもう。やっと来た」
「……何か私に用ですか。」
「あのさ、佐瑠女さんって芝君とどういう関係なの?」
甘野さんの口は笑ってるけど目は笑ってない。
(そういえば私と建君ってどういう関係なんだろう)
友達?隣人?それとも命の恩人?よくわからない。
『……俺には佐瑠女さんはすごく優しくて、家族思いのいい人に見えるけどね』
ふと、建君の声が頭をよぎった。
「建君は私の……私の大切な友達、です。」
「……ふーん。なんだ友達かぁ。」
取り巻きの女の子達がヒソヒソと話し出す。
すると、甘野さんがミヤビの手を取る。
「じゃあさ、お願いがあるの。これからは建君とは関わらないでほしいんだ。私ね、芝君のことが好きなの。」
またズキっと胸が痛む。
(たしかに建くんは甘野さんと美男美女でお似合い。だけど…)
「……せん」
「ん?」
「私が誰と会おうと甘野さんには関係ない。だから、それはできません。」
すると甘野さんは不快そうに眉をひそめた。
「佐瑠女さんはもっと聞き分けのある人かと思ってたのになぁ」
氷のような冷ややかな声で甘野さんが私に手を振りかざす。
平手打ちされるっ……!と思ったその時だった。
取り巻きの女の子達がきゃあっと悲鳴をあげた。
「ねえ、そこで何やってるの?」
驚く女の子達の視線の先にいたのは一人の少年。
この世のものとは思えない整った顔立ち。中学生には似合わない大人びた雰囲気。難しそうなタイトルの文庫本を片手に扉の前に立っている。
「よ、 夜読君…!?なんでここに…!これはっ、違うの!」
甘野さんがしどろもどろに言った。
「何が違うの?君達、その子のこと今叩こうとしてたよね。」
「それは……」
「わかったらさ、さっさとどっか行って来れない?」
「……っ!」
夜読君の冷たい声で女子達は顔をひきつらせながら逃げるように去っていく。
「大丈夫?」
残された私に夜読君は手を差し伸べる。
「ありが、とう」
「帰ろうとしてたら 木ノ花さんに君のことを見たかどうか聞かれて、探してたんだ。」
(咲耶ちゃん、ありがとう…)
相変わらずの無表情。だけど優しい雰囲気の夜読君。誰かに似ているような気がする。
「ミヤビ!」
「建君?」
建が扉から顔をのぞかせた。
私がいつまでたっても校門に来ないからか、探しに来てくれたようだ。
ずいぶんと探し回ってくれたようで、少し息を切らしている。
ーーぎゅ
「無事で良かった……!」
「た、建くんっ…!?」
いきなり抱きしめられて思考がストップした。
心臓がこれまでにないくらいバクバクしている。
「おい建。お前そういうところ。」
Tシャツの首の後ろをつかまれて建が振り返る。
「あ、 律月じゃん。なんでここにいんの?」
「そのセリフ、そっくりそのままお前に返す。」
「二人とも…知り合い?」
(私には知り合いというより……)
「「いとこ」」
二人は私の方を見ながらビシッと親指を立て、お互いを指差す。
「いとこ!?」
学校トップクラスのモテ男子二人がまさかのいとこだったなんて……。
(そうか…。夜読くんは健くんに似てたんだ。)
「じゃ、行こっか」
「え、どこに?」
「律月ん家」
(祓師って幽霊とかそういう“人ならざるもの”をやっつける人達のことなのかな)
芝建。やっぱり謎多き少年だ。
放課後、一年三組の教室でミヤビは窓の外を眺めながら建の言葉を思い出していた。
今日はこの後行く場所があるらしいので、建と校門の前で待ち合わせしている。
「ねえミヤビちゃん!芝くんと付き合ってるってホント?」
咲耶ちゃんが目をキラキラさせながらやってきた。
「へ?」
(なんのことですか?!)
「付き合ってないけど?」
「ウソだ~!だって昨日ミヤビちゃんが出ていった後に芝くんも追いかけるみたいに出ていったって。」
「うっ……それは、ウソじゃないかも。でも付き合ってるってのはウソ!」
私が言うと、咲耶ちゃんはええ~っと残念そうに眉を八の字に下げる。
(そんな顔されましても…)
「でも気をつけてね。芝くんのこと狙ってる女の子たくさんいるから」
咲耶ちゃんに小声で伝えられ、初めて自分のことを朝からじっと見つめるクラスの女子達の視線に気づいた。
「あはは…なんで私がー?私が付き合えるわけないよー」
場を少しでも和ませるため、ミヤビが棒読みで言うと、女子達はそうよね、あんな子が、と口々につぶやく。
自分で言ってて少しズキっとくるのはなぜだろう。
(というか初日からどんだけモテてるの?建君。)
その時、一人の女の子がミヤビに声をかけた。
「佐瑠女さん。エリスちゃんが呼んでるから今すぐ体育館裏に来て。」
甘野エリス。髪や服がキラキラしてる学年の中でも目立つ女の子。
お母さんがPTAの会長をしているらしい。
でも性格が悪くて、取り巻きの子がたくさんいる。多分この女の子もその一人なのだろう。
なんでも噂によると、気に入らない人を密かにいじめているらしい。
「ごめん。これから予定が…」
「…もしも来なかったら、エリスちゃんがお母さんに言って佐瑠女さんのこと退学にしちゃうよ」
「退学?!」
咲耶ちゃんが驚いたように口に手を当てる。
「…わかった」
ミヤビは渋々うなづく。
退学させられるかもしれないともなると断れない。
「じゃあついて来て」
心配そうな咲耶を背後にミヤビは女の子についていく。
つれて来られた体育館裏は薄暗かった。
しばらく進むと何人かの女の子達の姿が目に入る。
真ん中の腕を組んでいる派手な子が甘野さんだと思う。
「あーもう。やっと来た」
「……何か私に用ですか。」
「あのさ、佐瑠女さんって芝君とどういう関係なの?」
甘野さんの口は笑ってるけど目は笑ってない。
(そういえば私と建君ってどういう関係なんだろう)
友達?隣人?それとも命の恩人?よくわからない。
『……俺には佐瑠女さんはすごく優しくて、家族思いのいい人に見えるけどね』
ふと、建君の声が頭をよぎった。
「建君は私の……私の大切な友達、です。」
「……ふーん。なんだ友達かぁ。」
取り巻きの女の子達がヒソヒソと話し出す。
すると、甘野さんがミヤビの手を取る。
「じゃあさ、お願いがあるの。これからは建君とは関わらないでほしいんだ。私ね、芝君のことが好きなの。」
またズキっと胸が痛む。
(たしかに建くんは甘野さんと美男美女でお似合い。だけど…)
「……せん」
「ん?」
「私が誰と会おうと甘野さんには関係ない。だから、それはできません。」
すると甘野さんは不快そうに眉をひそめた。
「佐瑠女さんはもっと聞き分けのある人かと思ってたのになぁ」
氷のような冷ややかな声で甘野さんが私に手を振りかざす。
平手打ちされるっ……!と思ったその時だった。
取り巻きの女の子達がきゃあっと悲鳴をあげた。
「ねえ、そこで何やってるの?」
驚く女の子達の視線の先にいたのは一人の少年。
この世のものとは思えない整った顔立ち。中学生には似合わない大人びた雰囲気。難しそうなタイトルの文庫本を片手に扉の前に立っている。
「よ、 夜読君…!?なんでここに…!これはっ、違うの!」
甘野さんがしどろもどろに言った。
「何が違うの?君達、その子のこと今叩こうとしてたよね。」
「それは……」
「わかったらさ、さっさとどっか行って来れない?」
「……っ!」
夜読君の冷たい声で女子達は顔をひきつらせながら逃げるように去っていく。
「大丈夫?」
残された私に夜読君は手を差し伸べる。
「ありが、とう」
「帰ろうとしてたら 木ノ花さんに君のことを見たかどうか聞かれて、探してたんだ。」
(咲耶ちゃん、ありがとう…)
相変わらずの無表情。だけど優しい雰囲気の夜読君。誰かに似ているような気がする。
「ミヤビ!」
「建君?」
建が扉から顔をのぞかせた。
私がいつまでたっても校門に来ないからか、探しに来てくれたようだ。
ずいぶんと探し回ってくれたようで、少し息を切らしている。
ーーぎゅ
「無事で良かった……!」
「た、建くんっ…!?」
いきなり抱きしめられて思考がストップした。
心臓がこれまでにないくらいバクバクしている。
「おい建。お前そういうところ。」
Tシャツの首の後ろをつかまれて建が振り返る。
「あ、 律月じゃん。なんでここにいんの?」
「そのセリフ、そっくりそのままお前に返す。」
「二人とも…知り合い?」
(私には知り合いというより……)
「「いとこ」」
二人は私の方を見ながらビシッと親指を立て、お互いを指差す。
「いとこ!?」
学校トップクラスのモテ男子二人がまさかのいとこだったなんて……。
(そうか…。夜読くんは健くんに似てたんだ。)
「じゃ、行こっか」
「え、どこに?」
「律月ん家」
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