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第一学期
ホームルーム
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席へ戻ると、貧乏ゆすりをした清盛が、ムカムカとした表情でコチラを見て何か言いたげであったが、すぐに担任が入室してホームルームが始まった。すると清盛が口を開く。
「先生、一個いいすか? あの金髪猿のせいで朝からマジ迷惑くらったんすけど、注意してもらってもいーすか。」
「金髪? 君が例の月城か。今日が初日だと思うが、初日から何かやらかしたのか?」
「あ?何もしてねーよ。」
「そうか。では清盛。お前は月城に何をされたんだ。」
「何か、猿を見に来た見物客で溢れてクソうるせぇし小便にも行けねぇしで……」
清盛が不満を述べていると、月城さんはガッと立ち上がり清盛の方へ向かった。
そして右足を思いっきり机上に叩きつけて言う。
「あ? おめぇ誰だよ。文句があんなら直接言ってこいよな。あ?」
「お前が大量の女さえ連れてこなけりゃ良かったんだよ!」
「俺が連れてきたんじゃなくて勝手に来やがったんだアホ野郎!」
「んだと! 初日から調子に乗りやがって!」
「おめぇブスだからって嫉妬してんだろあ?細胞からやり直せブス野郎!」
「んだとこの野郎!」
清盛が月城さんの胸ぐらを掴み、今にも大喧嘩が始まりそうになった。すぐさま先生が止めに入ろうとしたその時。
「もうやめて!!」
大きな声が響き渡り、教室はすぐに静まり返った。そこには今にも泣きそうな顔をしたゆかさんが立っていた。「もうやめてよ2人とも…」そう言うとついに泣き出して教室を飛び出してしまった。先生は「お前たちいい加減にしろよ」と言い残し、ゆかさんの後を追った。
「お前、覚えとけよ。」と清盛も後を追って出ていった。
月城さんは納得のいかない様子で席に戻り、その後もイライラした様子だった。
結局この日のホームルームは、最後まで先生が戻らず、各自各々一限目の授業へと向かった。ここ1週間は平和な朝が続いていただけに、他のクラスメイトも困惑した様子だった。ゆかさん大丈夫かな?彼女が言っていた通り、雰囲気の悪いクラスになってしまうのだろうか。ただ毎日を平穏に過ごしたいだけなのに、それは難しいことなのだろうか。またしても僕は先が不安になった。
「先生、一個いいすか? あの金髪猿のせいで朝からマジ迷惑くらったんすけど、注意してもらってもいーすか。」
「金髪? 君が例の月城か。今日が初日だと思うが、初日から何かやらかしたのか?」
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「そうか。では清盛。お前は月城に何をされたんだ。」
「何か、猿を見に来た見物客で溢れてクソうるせぇし小便にも行けねぇしで……」
清盛が不満を述べていると、月城さんはガッと立ち上がり清盛の方へ向かった。
そして右足を思いっきり机上に叩きつけて言う。
「あ? おめぇ誰だよ。文句があんなら直接言ってこいよな。あ?」
「お前が大量の女さえ連れてこなけりゃ良かったんだよ!」
「俺が連れてきたんじゃなくて勝手に来やがったんだアホ野郎!」
「んだと! 初日から調子に乗りやがって!」
「おめぇブスだからって嫉妬してんだろあ?細胞からやり直せブス野郎!」
「んだとこの野郎!」
清盛が月城さんの胸ぐらを掴み、今にも大喧嘩が始まりそうになった。すぐさま先生が止めに入ろうとしたその時。
「もうやめて!!」
大きな声が響き渡り、教室はすぐに静まり返った。そこには今にも泣きそうな顔をしたゆかさんが立っていた。「もうやめてよ2人とも…」そう言うとついに泣き出して教室を飛び出してしまった。先生は「お前たちいい加減にしろよ」と言い残し、ゆかさんの後を追った。
「お前、覚えとけよ。」と清盛も後を追って出ていった。
月城さんは納得のいかない様子で席に戻り、その後もイライラした様子だった。
結局この日のホームルームは、最後まで先生が戻らず、各自各々一限目の授業へと向かった。ここ1週間は平和な朝が続いていただけに、他のクラスメイトも困惑した様子だった。ゆかさん大丈夫かな?彼女が言っていた通り、雰囲気の悪いクラスになってしまうのだろうか。ただ毎日を平穏に過ごしたいだけなのに、それは難しいことなのだろうか。またしても僕は先が不安になった。
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