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1/30 地球へ

R-3

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 そこで伊藤の語調が変わった。

「なるほど、お嬢様に危害を与えようと忍び込んだのではなさそうだ。
ついでにお前、何者だ?」

 アトムの顔も、不審そうなものになっている。

「高校生にはわからないだろうな。
職業意識を持ったプロが、公私混同を疑われたら命のやり取りになるんだよ」

 ……たしかに、伊藤がなにを言っているのかよくわからない。

 でも、アトムにはわかっているようだ。

「学校のみんなや、凜花を見ていてもわからなかった。
この星の人間は、波長を自在に操れるものなのか?」

「俺が武道、合わせて何段だと思うんだ?
で、それより、この星とはどういう意味だ?」
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