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supplementary tuition番外編
幸せと羅針盤
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幸せとは、何か。
今までは考えたところで虚しくて、考えずにいた。
だけど、今なら考えなくても感じる事ができる。
幸せは、足元の石ころに似ている。
視点を変えず幸せになりたいと願うだけでは気づけない。
幸せにしてと叫んだところで、なれる訳がない。
自分で視点を変えて、初めてそこにあることに気づき、自分から拾わないと実感できないものなのだ。
視点を変えるとコレも幸せかもな…………
夢月はテーブルから二人を眺める。
幾度となく見てきた、冷ややかな舌戦親子バトル。
「名古屋に連れて行くはずよね」
切れ長の瞳を鋭く細め、真崎涼子は腰に片手を置く。
腰から太腿の丸味を帯びたラインが強調されるようなスカートに、弁護士紀章をつけたままのジャケット姿で、真っ直ぐ伸びた背筋や立ち振る舞いはまだ法廷にいるかのように毅然としている。
「緊急的措置だろ。あくまでも、目眩しの」
対して、真崎 有都は一歩も引かない姿勢で両腕を組むと母親に詰め寄り見下ろした。
この二人、顔を合わせると睨み合いになる。
似た者親子とでも言うのか、似ているが故にぶつかる部分が多いのかもしれない。
「蓮の出方が分からないから一時的に名古屋に避難するって話だろ。それが何で産前産後に夢月だけ名古屋行く話になんだよ」
「出産予定日3月でしょう?卒業式だ大学入学だで、貴方はそれどころじゃないわよ」
「それどころなんだよ、夢月がいねーならそんな式出る意味ねぇし、どーでもいい」
「良くないわよ。卒業式も入学式も息子の写真撮らないと我が家のアルバムが完成しないわ」
「…………マジでどーでもいいわ、んなことっ」
その喧嘩にも最近多少涼子の親バカさが滲み出たり、出なかったり、淡々としたやり取りが時々微笑ましく見えるようになってきた。
「平和だね、夢月ちゃん」
夢月同様、その光景を微笑ましく眺めていた染谷悠都が夢月に笑いかける。
確かに少し前まで置かれていた状況を思うと、平和と言えるだろう。
悠都は涼子が離婚した元夫であり、有都の父親である。
大手医療機器メーカーの社長、息を吐くように女性を口説く根っからの女好きらしい。
「ケーキもう一つ食べるかい?ほら、一人で二人分食べないといけないからね」
悠都が慣れた手つきで皿にケーキをとると、何故かフォークを突き刺し一掬い夢月の口元へ差し出した。
「はい、あーん」
「…………いえ、結構です」
満面の笑みは疑いもせずに夢月が口を開けるのを待っている顔だ。
控えめに首を振り断っていると、テーブルに有都が手をついて間に入ってきた。
「何してんだよ」
じろりと有都が父親を横目に睨み付ける。
「ほら、親子になる練習だよ」
「いらんことしなくていーから、元妻を連れて帰ってくれよ」
「いらんことじゃないよー。有都と父さんは血が繋がっているんだよ」
「だから?」
「と言うことは、有都のお嫁さんは半分は父さんのものでもあるんだな」
「おい、親父…………いい加減意味不明な屁理屈こねんのやめろよ。孫の顔見せねーぞ」
「えー……………………」
脳内が一面お花畑なのではと思える悠都の言動にもかなり慣れた。
悠都が息子を溺愛しているのも良くわかる。
清水蓮の逮捕から5日が経つ。
園田は2日前の朝、空港に戻ったところで逮捕された。
実行犯である園田と新城柚李は素直に罪を認めているらしい。
清水は物的証拠と共犯者の自白から公文書偽造の罪で送検されるようだ。
だが余罪については、清水は有都に宣言したように黙秘を続けている。
とりあえず、誰かに狙われる心配がなくなった事だし、入籍だけでもしようと有都が言い出したのだ。
保護者の承認サインがなければ、あと2年は入籍できない。
「帰る前にサクッとサインよろしく」
有都が隣に座りながら、悠都の前に婚姻届を差し出した。
保護者の承認が貰えれば、あとは提出するだけになっている。
「私はいいんだよ、サインしても。だけどね」
椅子を引いて座る涼子を悠都がチラリと見遣った。
その視線を眉を寄せて受け止めながら、涼子が婚姻届を自分の前へと指先で運んだ。
「夢月さん、貴女を認めていない訳ではないのよ。だけれど、18才で生涯の伴侶を決めようとする危うさが、私には心配なの」
涼子は静かに長い息を吐く。
「そうは言っても、有都はもう背負っていくしかないのだけれどね」
「そーだよ、涼子さん、もう孫がいるんだし」
悠都が横から涼子の手に手を重ねたとたんに、射殺すように涼子が悠都を睨み付けた。
「まあ、25才でとんでもない決断を下した愚かな男もいることだし、年齢なんて関係ないのかもね」
刺々しい涼子の口調に悠都が情けなく笑い、手を避ける。
この元夫婦の距離間はいまいち分からないが、悠都はまだ涼子に好意を寄せているように見える。
負い目や弱味を握られているせいか、常に下手に出て涼子の意見を優先させながら、それを楽しんでいるようだ。
「有都、なぜすぐに入籍したいの?少し前までは、2年待ってから私たちの意向は無視して勝手に籍を入れるつもりだったでしょう?」
そう言えば、確かにそうだった。
所詮は紙面だけの誓約、側にいられるならそれでいいと言っていた事もある。
「自分の考えは甘い、そう思い知ったんだよ」
有都が腕を組み背もたれに寄り掛かった。
「意識失くして手術だ入院だ、その辺の手続きやら決定は家族じゃないとできねーだろ。今の世の中、結局は紙での誓約に乗っかってる。結局、続柄が物をいうんだよな」
「そうよ、どんなに主張しようが、法的な手続きは全て婚姻関係や血縁関係が物を言うの」
「今の夢月には、それがない」
有都が何を危惧し、何を言いたいのか、分かった。
どんなに側にいても、他人のままなのだ。
「もしも、もし、何かあって夢月本人の意向を確認できない状況になっても、今のオレにはなんの口出しもできないんだよ。側にいるだけのただのガキだ」
有都は挑むように、涼子を見据える。
覚悟を真っ直ぐにぶつけるように。
「オレは実質共に夢月の家族になりたい」
夢月の胸の奥底が熱を持ち騒ぎ出す。
完全に不意打ちの、間接的な二度目の求婚。
「…………分かったわ」
暫く睨み合っていた涼子が目を伏せた。
呆れたような溜め息と、薄っすらと浮かべた笑みが一瞬見える。
「覚悟してその責任を背負いなさい」
そう言いながら上げた涼子の顔は、雨上がりに晴れた空のようにすっきりと澄んでいた。
Matrimony; the high sea for which no compass has yet been invented.
──── 結婚とは、いかなる羅針盤もかつて航路を発見したことのない荒海』だとドイツの詩人Heinrich Heineが言った。
結婚と言うものが、まだピンとは来ないけれど、羅針盤を持っても見つからないほどのものなら、行ってみたいと思う。
それが荒海だとしても、乗り越えた後にきっと何かが待っている。
楽しい冒険だと思える気持ちを持とう。
夢月は繋いだ手に力を込める。
握り返しながら有都が夢月を見下ろした。
「夢月、ニヤけ過ぎ」
そう言う有都の広角も充分に緩んでいる。
悠都と涼子からサインを貰い、その足で役所へと向かった。
サインを貰うまでにあんなに手元で温め続けた婚姻届は、呆気なくあっさりと受理され、拍子抜けだった。
「だって、やっと貰えたんだよ。母子手帳!」
婚姻届を出してすぐに受け取りに行った母子手帳に心が躍りスキップしたい気分だ。
「それにね、二回目のプロポーズ聞けたから、なんか得した気分」
涼子を説得する為とは言え、あの言葉はかなり嬉しいものだ。
有都は色々と大人びていて達観した考え方をするが、あそこまで深く結婚について考えてくれているとは知らなかった。
「あのさ、二回目じゃねーよ」
有都が足を止め、繋いだ手を引き寄せる。
腕の中へと囲み込み、見下ろしてくる有都の目は穏やかさの中に溶けるような熱を持ち、静かに揺れていた。
「最初に言っただろ。『夢月先生をください』って」
それは、記憶に鮮明なあの時の言葉。
他愛のない冗談かと取り間違えるほどの、突然の脅迫。
「だけど、あれは…………」
「そー言うつもりじゃねーと、手出すの18になるまで待たねぇよ」
あれがプロポーズだとしたら、あの時には全て覚悟していたのだろうか。
自分の事を忘れたままでいるような相手に、リスクを承知で……………………
「卒業するまで待てって話だけどな、そこまでは無理だった」
薄っすらと染まる夢月の頬を一撫でし、有都は夢月の首にかかるチェーンを外した。
「晴れて夫婦だし、この指輪はココに」
夢月の手を取り、薬指へと指輪を滑らせる。
指にはめられた指輪を見たとたんに、急に様々な感情が入り交じり、言葉が詰まった。
愛しげに有都が指輪をはめた指に口付ける。
ふと視線を感じて、ここが夕暮れ近い街路樹だと言う事を思い出した。
道行く人の視線が背中へと刺さる。
有都が真っ赤になった夢月の頬にキスをして、小さく笑うと手を引いて歩き出した。
「帰ろうか、奥さん」
奥さんと言うフレーズに益々頭が逆上せて動悸が激しくなる。
夢月は有都の背中を見詰めながら、この先の結婚生活に胸を高鳴らせていた。
羅針盤を持っても見つからないほどの航路は、すでに冒険の始まり…………
今までは考えたところで虚しくて、考えずにいた。
だけど、今なら考えなくても感じる事ができる。
幸せは、足元の石ころに似ている。
視点を変えず幸せになりたいと願うだけでは気づけない。
幸せにしてと叫んだところで、なれる訳がない。
自分で視点を変えて、初めてそこにあることに気づき、自分から拾わないと実感できないものなのだ。
視点を変えるとコレも幸せかもな…………
夢月はテーブルから二人を眺める。
幾度となく見てきた、冷ややかな舌戦親子バトル。
「名古屋に連れて行くはずよね」
切れ長の瞳を鋭く細め、真崎涼子は腰に片手を置く。
腰から太腿の丸味を帯びたラインが強調されるようなスカートに、弁護士紀章をつけたままのジャケット姿で、真っ直ぐ伸びた背筋や立ち振る舞いはまだ法廷にいるかのように毅然としている。
「緊急的措置だろ。あくまでも、目眩しの」
対して、真崎 有都は一歩も引かない姿勢で両腕を組むと母親に詰め寄り見下ろした。
この二人、顔を合わせると睨み合いになる。
似た者親子とでも言うのか、似ているが故にぶつかる部分が多いのかもしれない。
「蓮の出方が分からないから一時的に名古屋に避難するって話だろ。それが何で産前産後に夢月だけ名古屋行く話になんだよ」
「出産予定日3月でしょう?卒業式だ大学入学だで、貴方はそれどころじゃないわよ」
「それどころなんだよ、夢月がいねーならそんな式出る意味ねぇし、どーでもいい」
「良くないわよ。卒業式も入学式も息子の写真撮らないと我が家のアルバムが完成しないわ」
「…………マジでどーでもいいわ、んなことっ」
その喧嘩にも最近多少涼子の親バカさが滲み出たり、出なかったり、淡々としたやり取りが時々微笑ましく見えるようになってきた。
「平和だね、夢月ちゃん」
夢月同様、その光景を微笑ましく眺めていた染谷悠都が夢月に笑いかける。
確かに少し前まで置かれていた状況を思うと、平和と言えるだろう。
悠都は涼子が離婚した元夫であり、有都の父親である。
大手医療機器メーカーの社長、息を吐くように女性を口説く根っからの女好きらしい。
「ケーキもう一つ食べるかい?ほら、一人で二人分食べないといけないからね」
悠都が慣れた手つきで皿にケーキをとると、何故かフォークを突き刺し一掬い夢月の口元へ差し出した。
「はい、あーん」
「…………いえ、結構です」
満面の笑みは疑いもせずに夢月が口を開けるのを待っている顔だ。
控えめに首を振り断っていると、テーブルに有都が手をついて間に入ってきた。
「何してんだよ」
じろりと有都が父親を横目に睨み付ける。
「ほら、親子になる練習だよ」
「いらんことしなくていーから、元妻を連れて帰ってくれよ」
「いらんことじゃないよー。有都と父さんは血が繋がっているんだよ」
「だから?」
「と言うことは、有都のお嫁さんは半分は父さんのものでもあるんだな」
「おい、親父…………いい加減意味不明な屁理屈こねんのやめろよ。孫の顔見せねーぞ」
「えー……………………」
脳内が一面お花畑なのではと思える悠都の言動にもかなり慣れた。
悠都が息子を溺愛しているのも良くわかる。
清水蓮の逮捕から5日が経つ。
園田は2日前の朝、空港に戻ったところで逮捕された。
実行犯である園田と新城柚李は素直に罪を認めているらしい。
清水は物的証拠と共犯者の自白から公文書偽造の罪で送検されるようだ。
だが余罪については、清水は有都に宣言したように黙秘を続けている。
とりあえず、誰かに狙われる心配がなくなった事だし、入籍だけでもしようと有都が言い出したのだ。
保護者の承認サインがなければ、あと2年は入籍できない。
「帰る前にサクッとサインよろしく」
有都が隣に座りながら、悠都の前に婚姻届を差し出した。
保護者の承認が貰えれば、あとは提出するだけになっている。
「私はいいんだよ、サインしても。だけどね」
椅子を引いて座る涼子を悠都がチラリと見遣った。
その視線を眉を寄せて受け止めながら、涼子が婚姻届を自分の前へと指先で運んだ。
「夢月さん、貴女を認めていない訳ではないのよ。だけれど、18才で生涯の伴侶を決めようとする危うさが、私には心配なの」
涼子は静かに長い息を吐く。
「そうは言っても、有都はもう背負っていくしかないのだけれどね」
「そーだよ、涼子さん、もう孫がいるんだし」
悠都が横から涼子の手に手を重ねたとたんに、射殺すように涼子が悠都を睨み付けた。
「まあ、25才でとんでもない決断を下した愚かな男もいることだし、年齢なんて関係ないのかもね」
刺々しい涼子の口調に悠都が情けなく笑い、手を避ける。
この元夫婦の距離間はいまいち分からないが、悠都はまだ涼子に好意を寄せているように見える。
負い目や弱味を握られているせいか、常に下手に出て涼子の意見を優先させながら、それを楽しんでいるようだ。
「有都、なぜすぐに入籍したいの?少し前までは、2年待ってから私たちの意向は無視して勝手に籍を入れるつもりだったでしょう?」
そう言えば、確かにそうだった。
所詮は紙面だけの誓約、側にいられるならそれでいいと言っていた事もある。
「自分の考えは甘い、そう思い知ったんだよ」
有都が腕を組み背もたれに寄り掛かった。
「意識失くして手術だ入院だ、その辺の手続きやら決定は家族じゃないとできねーだろ。今の世の中、結局は紙での誓約に乗っかってる。結局、続柄が物をいうんだよな」
「そうよ、どんなに主張しようが、法的な手続きは全て婚姻関係や血縁関係が物を言うの」
「今の夢月には、それがない」
有都が何を危惧し、何を言いたいのか、分かった。
どんなに側にいても、他人のままなのだ。
「もしも、もし、何かあって夢月本人の意向を確認できない状況になっても、今のオレにはなんの口出しもできないんだよ。側にいるだけのただのガキだ」
有都は挑むように、涼子を見据える。
覚悟を真っ直ぐにぶつけるように。
「オレは実質共に夢月の家族になりたい」
夢月の胸の奥底が熱を持ち騒ぎ出す。
完全に不意打ちの、間接的な二度目の求婚。
「…………分かったわ」
暫く睨み合っていた涼子が目を伏せた。
呆れたような溜め息と、薄っすらと浮かべた笑みが一瞬見える。
「覚悟してその責任を背負いなさい」
そう言いながら上げた涼子の顔は、雨上がりに晴れた空のようにすっきりと澄んでいた。
Matrimony; the high sea for which no compass has yet been invented.
──── 結婚とは、いかなる羅針盤もかつて航路を発見したことのない荒海』だとドイツの詩人Heinrich Heineが言った。
結婚と言うものが、まだピンとは来ないけれど、羅針盤を持っても見つからないほどのものなら、行ってみたいと思う。
それが荒海だとしても、乗り越えた後にきっと何かが待っている。
楽しい冒険だと思える気持ちを持とう。
夢月は繋いだ手に力を込める。
握り返しながら有都が夢月を見下ろした。
「夢月、ニヤけ過ぎ」
そう言う有都の広角も充分に緩んでいる。
悠都と涼子からサインを貰い、その足で役所へと向かった。
サインを貰うまでにあんなに手元で温め続けた婚姻届は、呆気なくあっさりと受理され、拍子抜けだった。
「だって、やっと貰えたんだよ。母子手帳!」
婚姻届を出してすぐに受け取りに行った母子手帳に心が躍りスキップしたい気分だ。
「それにね、二回目のプロポーズ聞けたから、なんか得した気分」
涼子を説得する為とは言え、あの言葉はかなり嬉しいものだ。
有都は色々と大人びていて達観した考え方をするが、あそこまで深く結婚について考えてくれているとは知らなかった。
「あのさ、二回目じゃねーよ」
有都が足を止め、繋いだ手を引き寄せる。
腕の中へと囲み込み、見下ろしてくる有都の目は穏やかさの中に溶けるような熱を持ち、静かに揺れていた。
「最初に言っただろ。『夢月先生をください』って」
それは、記憶に鮮明なあの時の言葉。
他愛のない冗談かと取り間違えるほどの、突然の脅迫。
「だけど、あれは…………」
「そー言うつもりじゃねーと、手出すの18になるまで待たねぇよ」
あれがプロポーズだとしたら、あの時には全て覚悟していたのだろうか。
自分の事を忘れたままでいるような相手に、リスクを承知で……………………
「卒業するまで待てって話だけどな、そこまでは無理だった」
薄っすらと染まる夢月の頬を一撫でし、有都は夢月の首にかかるチェーンを外した。
「晴れて夫婦だし、この指輪はココに」
夢月の手を取り、薬指へと指輪を滑らせる。
指にはめられた指輪を見たとたんに、急に様々な感情が入り交じり、言葉が詰まった。
愛しげに有都が指輪をはめた指に口付ける。
ふと視線を感じて、ここが夕暮れ近い街路樹だと言う事を思い出した。
道行く人の視線が背中へと刺さる。
有都が真っ赤になった夢月の頬にキスをして、小さく笑うと手を引いて歩き出した。
「帰ろうか、奥さん」
奥さんと言うフレーズに益々頭が逆上せて動悸が激しくなる。
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