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supplementary tuition番外編
倦怠期ってなんですか?6
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「倦怠期の……………………」
呟く様に有都に告げると、有都は意外そうに目を見開く。
「けんたいき??それ、オレらの話?」
「オレらって言うか、真崎くんが…………」
「 ──── は?!オレが??」
ははは、と他愛もない冗談を受け流すみたいに有都は笑った。
有都にしてみたら笑い事かも知れない。
だけれど倦怠期と言うフレーズに焦った自分がいて、考えただけで怖くなった。
「だって真崎くん、ずっと私の事好きでいてくれたじゃない?だから飽きたとか…………それに私は面白味のない女だし、いざ結婚したら幻滅したとか、あるのかなって」
恋心を意識した頃には、有都に追いかけられていた。
それが当たり前で、それに甘えていただけに、別々に眠る姿を見て焦ったのだ。
離れていくようで、距離を感じた。
「夢月、ビビりすぎ…………」
「真崎くんはさ、色々慣れてて、いつもあたふたしちゃう私を待ち構えて逃げ場無くして受け止めてくれて、なんかもうずっと張り付いててくれたじゃない?」
「…………………言い方。今更ストーカー非難かよ」
「ち、ちがうよっ、それがイイって言うか、……………………自惚れてたのかも」
真崎くんが離れていくことはないって。
「ストーカーがイイとか、夢月はやっぱ変わってんな」
「他の人じゃ嫌だからね!だって、私っ」
夢月は胸の中に渦巻く感情を抑えきれずに、ぎゅっと握った拳を胸に押し当てた。
「真崎くんが全部初めてなんだよ。何が正解とか分かんない。だから全部が全部、どうしたらいいか分からないし、なんか気持ちもぐちゃぐちゃになって焦るし怖いし、とにかく分かんないよ!」
声にすればする程に、止め処なく不安が口を吐く。
気付けば目には涙が滲み、唇が震えていた。
改札を行き交う人たちがチラチラと好奇の視線をよこす。
「…………あー、ごめん」
有都が宥めるように夢月の頭に手を置いた。
「だよな、悪かった。だからちょい落ち着いて」
「落ち着いてるよっ」
「どこがだよ、こー言うの取り乱すって言うんだよ。胎教に悪りぃぞ」
髪を撫でる有都の手のひらが優しくて、夢月がまた涙ぐむと、肩を掴まれ引き寄せられる。
春香と同じ制服を着た少女たちが通り過ぎ様に黄色い声を上げた。
それなりに人通りがあるだけに、抱き寄せられると思っておらず夢月は狼狽る。
「夢月が不安なこと、焦る気持ちとか、ちゃんと全部言えよ。ちゃんと聞くし、応えるから、な?」
こんなところを知り合いに見られたらと不安が過ぎる頭の上で、有都の静かな声が降り注いだ。
大人気ないにも程がある自分に呆れたりもしながら、それを受け止めてくれる有都にホッとする。
呟く様に有都に告げると、有都は意外そうに目を見開く。
「けんたいき??それ、オレらの話?」
「オレらって言うか、真崎くんが…………」
「 ──── は?!オレが??」
ははは、と他愛もない冗談を受け流すみたいに有都は笑った。
有都にしてみたら笑い事かも知れない。
だけれど倦怠期と言うフレーズに焦った自分がいて、考えただけで怖くなった。
「だって真崎くん、ずっと私の事好きでいてくれたじゃない?だから飽きたとか…………それに私は面白味のない女だし、いざ結婚したら幻滅したとか、あるのかなって」
恋心を意識した頃には、有都に追いかけられていた。
それが当たり前で、それに甘えていただけに、別々に眠る姿を見て焦ったのだ。
離れていくようで、距離を感じた。
「夢月、ビビりすぎ…………」
「真崎くんはさ、色々慣れてて、いつもあたふたしちゃう私を待ち構えて逃げ場無くして受け止めてくれて、なんかもうずっと張り付いててくれたじゃない?」
「…………………言い方。今更ストーカー非難かよ」
「ち、ちがうよっ、それがイイって言うか、……………………自惚れてたのかも」
真崎くんが離れていくことはないって。
「ストーカーがイイとか、夢月はやっぱ変わってんな」
「他の人じゃ嫌だからね!だって、私っ」
夢月は胸の中に渦巻く感情を抑えきれずに、ぎゅっと握った拳を胸に押し当てた。
「真崎くんが全部初めてなんだよ。何が正解とか分かんない。だから全部が全部、どうしたらいいか分からないし、なんか気持ちもぐちゃぐちゃになって焦るし怖いし、とにかく分かんないよ!」
声にすればする程に、止め処なく不安が口を吐く。
気付けば目には涙が滲み、唇が震えていた。
改札を行き交う人たちがチラチラと好奇の視線をよこす。
「…………あー、ごめん」
有都が宥めるように夢月の頭に手を置いた。
「だよな、悪かった。だからちょい落ち着いて」
「落ち着いてるよっ」
「どこがだよ、こー言うの取り乱すって言うんだよ。胎教に悪りぃぞ」
髪を撫でる有都の手のひらが優しくて、夢月がまた涙ぐむと、肩を掴まれ引き寄せられる。
春香と同じ制服を着た少女たちが通り過ぎ様に黄色い声を上げた。
それなりに人通りがあるだけに、抱き寄せられると思っておらず夢月は狼狽る。
「夢月が不安なこと、焦る気持ちとか、ちゃんと全部言えよ。ちゃんと聞くし、応えるから、な?」
こんなところを知り合いに見られたらと不安が過ぎる頭の上で、有都の静かな声が降り注いだ。
大人気ないにも程がある自分に呆れたりもしながら、それを受け止めてくれる有都にホッとする。
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