私の片思いの相手は不思議な喫茶店で働いている猫さんでした。

*花*

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2日目(火) まったりお話会inまりも3

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外の景色を眺めていると、近くから「お待たせしました」と温かいコーヒーとフレンチトーストが渡されてきた。「どうぞ、ごゆっくりしてください」と夕佳さんは微笑んでから、また厨房へと入っていった。私はまず、何も入れずに飲んでみた。

…………ちょっと苦いかな……

私はちょっぴり舌を出し、少し渋い顔をしてみせた。私はミルクとガムシロップを入れた。そして、よくかき混ぜて、飲んだ。

……んん! ちょうどいい感じのほろ苦さ……!!


さっきの表情から一転して、ぱあっと明るい顔をしてみせた。続いて、フレンチトーストも食べてみた。ふわふわしていて美味しい。

フレンチトーストを全て食べ終わり、コーヒーがまだ余っているくらいのところで、仕事に取りかかることにした。……仕事と言っても、小説を書くことだが。私はバッグからノートパソコンを取り出し、アプリを開いて、早速書くことにした。私が集中モードに入って、何も言わなくなったせいか、誰も話しかけなくなった。喫茶店の中は、キーボードを打つ、カタ、カタという音と古時計の針が動く、チッ、チッという音だけが響いていた。


ふぅ……今は何時かなぁ?

私は腕時計を確認した。十二時ちょうどだ。
そう言えば、今気づいたが、あれから私以外のお客さんを見ていなかった。あの時もそうだった。私と彗くん二人っきりだった。なんでだろう と思っていると、不意に近くから声がした。

「仕事頑張ってるね」
「ひゃっ……! って……彗くんかぁ」

そこには微笑んで後ろに腕組みをしている彗くんの姿があった。この微笑みでも本当に太陽のようにきらきらと輝いて見えた。私は「何とか頑張ってるよ」と微笑み返した。

「あ、そう言えば、瀬良ちゃんは小説家になれた?」
「えっ……!覚えててくれたの……!?てっきり忘れてるかと思ったけど…… 今は、小説を書いているんだけど、なかなかいいのが書けなくてね……」
「へぇ……!小説書いてるんだ……!凄いね……!きっとそのまま書き続けていけば、必ずいい作品が生まれるんじゃないかな」

と言った後に「瀬良ちゃんの小説読んでみたいな」と少し目線を上げて言った。それからまた私の方に目線を向け、「頑張って」と明るい笑顔でガッツポーズをした。私は「うん!頑張るよ」とガッツポーズを返した。そして、彗くんが食器を片付けている時に私はこんな提案をした。

午後から四人でお話会をしませんか? ―と。

私は彗くんの表情を窺った。彗くんは少し驚いたように眉を上げていたが、すぐにまた微笑んで「いいね。じゃあ、ちょっと待っててね」と食器を乗せたお盆を持ち、厨房へ入っていった。

やった! これでお話会が出来そう……!これで夕佳さんや零さんの情報を聞けそう……!そして、彗くんにも新たな発見があるかも……!

と私は内心、ワクワクしながらも、その嬉しさで顔がニヤつかないよう、我慢した。

いやぁ、楽しみだなぁ。まりもでお話会。

私は心を躍らせながら、彗くんが来るのを待った。






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