私の片思いの相手は不思議な喫茶店で働いている猫さんでした。

*花*

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7日目(日) 伝えるんだ。私の気持ち2

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そして私は公園に着いた。中に入ると、そこにはヘッドホンをしている優斗の姿があった。

「優斗ー!!」

と私は大声で呼んだ。すると優斗は気づいて、ヘッドホンを外し、笑顔でこちらに手を振った。私はそばに駆け寄った。そして、隣に座った。

「ごめんね……急に呼び出しちゃって……」
「ううん、全然。ところで今日はどうしたの?」
「今日は伝えたいことが二つあって……一つ目は、今日、自分の家に帰るっていうこと。それで二つ目は……」
「二つ目は……?」
「二つ目は……私、好きな人がいるっていうこと」

優斗はその二つを聞き、「え」と口に出した後、硬直してしま誰にでも「す、好きな人がいるって……本当なのか……??」 
「うん……それで、今日告白するの……」
「そうなのか……だからあの時も……」
「そう……戸惑っていたのも本当なんだけど、実は『自分には好きな人がいる』って言うことでも考えていて……それで、答えられなかったの……」
「……そっか。人間誰にでも好きな人は出来るもんだからなぁ……」

と優斗は少し上を向き、雲ひとつもない空を見上げて、こう言った。

「俺、負けちゃったか」

優斗の目から涙がつぅとこぼれ落ちていた。初めて見た幼なじみの泣き顔。
一緒に過ごしてきた中でも、泣き顔を見せることは一度もなかった。陰で泣いていることはあったかもしれないが、私の前では泣き顔なんてひとつも見せることがなかった。

「へへっ、俺……瀬良の恋、精一杯応援するよ。頑張ってな」

とすぐに微笑んだが、鼻の先はまだ赤いままだった。

「……本当にごめんね…………」
「いやいや、いいんだよ。俺、瀬良のこと応援するよ」
「……ありがとね」
「あっ、そう言えば、今日で自分の家に帰るんだよな。これ、あげるよ」

と言って差し出してきたのは、四つ葉のクローバーだった。

「何かいいことがあるといいな」

と言い、明るく、弾けた笑顔を見せた。まるで幼い時の優斗みたいに。いや、今も昔も変わってないか。この明るさは。

「ありがとね、優斗。これ大切に持っておくから」
「おう。じゃ、俺、帰るな」
「うん。じゃあね」
「おう!!」

と優斗は私の方を振り向いて、笑顔で手を振ってから、歩き出した。私は優斗の姿が見えなくなるまで、手を振り続けた。

そして、姿が見えなくなった後、ちらと腕時計を確認した。

「今の時間は……約九時くらいかな」

それから、今日も木のそばへ行った。
そこにはいつも通りぶち猫がいた。
私は「行こう」と声をかけると、ぶち猫は「にゃー」と鳴いて、今日は ててて と軽い足取りで歩いていた。

私は優斗から貰った四つ葉のクローバーを手に握りしめながら、ついて行った。
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