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5. たまには休憩
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「お待たせ!」
そう言うと彼は笑いながら、大丈夫だと伝えた。
すると、妹の後ろから友人らしき人がこちらを見ていた。
「ん、そんなに待ってないから大丈夫だ。それじゃあ行こうか」
「うん!」
「は、初めまして。暁月 未央です。
あ、あの…本当に私も良いのですか?」
「ああ、君が芽衣の友達だね?いつも芽衣が迷惑を掛けてすまないね」
お転婆な妹のことだし、迷惑をかけているのだろうと思いそう言うと、彼女は少し慌てて否定した。
「い、いえいえ!そんなことないです!」
「ふふ、芽衣。良い友達が出来て良かったな」
彼はそう言いながら、妹の頭をいつものように軽く撫でた。
「ちょ、ちょっと!友達の前なのに…うぅ」
すると、妹は照れているのか凄く顔が違う赤くなった。
「おっと、それはすまない。それじゃあ車に乗って」
「やった~!」
そう言うと彼は、全員乗ったのを確認すると寿司屋に向けて車を発進した。
「それにしても、外食なんて久しぶりだな」
彼がそう言うと妹は、食い気味に笑顔になりながら毒を吐く。
「だね~!お父さん達いっつも家賃とか最低限しか渡さないし!」
「あはは、だから俺が仕事をしているんだろ?」
「お兄ちゃんだって本当なら大学に行ってたじゃんか!」
すると彼の方も笑顔になった。
「大丈夫だって、大学の卒業資格だけは既に取ってあるから」
「そ、そういう問題じゃないでしょ!」
ただ、友人の方はこの空気に耐えられなくなったのか話を変えた。
「め、芽衣ちゃんのお兄さんって何歳なんですか?」
「あはは、俺のことも芽衣と同じ感じで扱ってくれても良いんだよ?
ちなみに、俺は18歳だよ」
「じゅ、18歳ですか!?わ、私たちと1個しか違わないのに…」
「あはは、まぁこれからは大分楽になるだろうね。
ハンターだと、税金はないし」
「そういえば、今日って資格試験だったよね?どうだったの?」
「バッチリだ。まぁ、今日は久しぶりに運動するのもあって1階層で肩慣らしだけ済ませてたけどな」
「どんなスキルだったの?」
「秘密」
「え~!」
「っと、ここだな。それじゃ、店に入ろうか」
そう言って彼らはお店に入っていった。
しかも、珍しく寿司屋が空いていて待たずにそのまま座ることが出来た。
今後は適当に荒稼ぎして車とかも新調した方が良いかもなぁ…
それにしても、7万かぁ…うん、外食は久しぶりだけど…そもそも、親父は家賃とか諸々結局足りてない訳だしな…
今後は、一通り稼げるようにしないと。
今のところが家賃は8万弱、水道代とか諸々含めたら1ヶ月で大体…15万位だったか。
そこから、食費とかもあるわけだが…
うん、余裕で集められそうだな。
今後はゴブリンとかも倒していくわけだし…
「ねぇねぇ、お兄ちゃん。好きな物ほんとうに頼んでいいの?」
妹は目を輝かせながら彼にそう聞くと同時に、パネルで次々と注文していった。
「おう、腹いっぱい食べろ。未央ちゃんも、遠慮は要らないよ」
「あ、ありがとうございます!」
…うん、やっぱ美味しい。
はぁ~幸せだ…
「プルルル…っと、ちょっと席を外すね」
そうやって次々に寿司を食べていくと、非通知の電話が掛かってきた。
「やっと出たか」
そして、電話に出ると…昔、ブロックした父親からの電話だった。
「ピクッ…何の用だ、クソ親父」
2人が憎んでいる父親からの電話、彼は初めからトップギアで口悪く対応していた。
「親に対してその口答えはなんだ!
まぁ、良い。お前も成人してハンターになったんだ。
今後の仕送りはなしだ!」
やはり、というべきか。しかし、彼にとってその提案はとても嬉しいものだった。
やっぱそう来たか…まぁ、別に問題ない。
「良いぞ。その代わり、俺と芽衣。両方お前達との縁を切らせてもらう」
「はっ!そりゃ良かった!邪魔者がようやく消えて清々するぜ!」
「ブツッ…はぁ、全く…」
そうして電話が切れ、彼は席に戻った。
「お兄ちゃん、お父さんから?」
「ああ」
「なんて?」
「今後は仕送りなしだとよ。まぁ、俺の稼ぎだけで余裕で生活出来るし、問題は無いけどな。
それと、ついでに縁も切っておいた」
彼がそう言うと、妹はとても喜んだ。
「ナイス!」
「え、えっと…」
「ああ、気にしないで?
俺たち、昔から親と対立しててさ」
「そうそう!私達は自由に暮らしたいのに、親はいっつも後継ぎとか煩くてさ!やっと縁切れたのめっちゃ嬉しい!
祝勝会だ~!」
祝勝会、ねぇ…ま、確かにそうだな。
そして、彼らは結局今回の外食だけで2万は使った。
そう言うと彼は笑いながら、大丈夫だと伝えた。
すると、妹の後ろから友人らしき人がこちらを見ていた。
「ん、そんなに待ってないから大丈夫だ。それじゃあ行こうか」
「うん!」
「は、初めまして。暁月 未央です。
あ、あの…本当に私も良いのですか?」
「ああ、君が芽衣の友達だね?いつも芽衣が迷惑を掛けてすまないね」
お転婆な妹のことだし、迷惑をかけているのだろうと思いそう言うと、彼女は少し慌てて否定した。
「い、いえいえ!そんなことないです!」
「ふふ、芽衣。良い友達が出来て良かったな」
彼はそう言いながら、妹の頭をいつものように軽く撫でた。
「ちょ、ちょっと!友達の前なのに…うぅ」
すると、妹は照れているのか凄く顔が違う赤くなった。
「おっと、それはすまない。それじゃあ車に乗って」
「やった~!」
そう言うと彼は、全員乗ったのを確認すると寿司屋に向けて車を発進した。
「それにしても、外食なんて久しぶりだな」
彼がそう言うと妹は、食い気味に笑顔になりながら毒を吐く。
「だね~!お父さん達いっつも家賃とか最低限しか渡さないし!」
「あはは、だから俺が仕事をしているんだろ?」
「お兄ちゃんだって本当なら大学に行ってたじゃんか!」
すると彼の方も笑顔になった。
「大丈夫だって、大学の卒業資格だけは既に取ってあるから」
「そ、そういう問題じゃないでしょ!」
ただ、友人の方はこの空気に耐えられなくなったのか話を変えた。
「め、芽衣ちゃんのお兄さんって何歳なんですか?」
「あはは、俺のことも芽衣と同じ感じで扱ってくれても良いんだよ?
ちなみに、俺は18歳だよ」
「じゅ、18歳ですか!?わ、私たちと1個しか違わないのに…」
「あはは、まぁこれからは大分楽になるだろうね。
ハンターだと、税金はないし」
「そういえば、今日って資格試験だったよね?どうだったの?」
「バッチリだ。まぁ、今日は久しぶりに運動するのもあって1階層で肩慣らしだけ済ませてたけどな」
「どんなスキルだったの?」
「秘密」
「え~!」
「っと、ここだな。それじゃ、店に入ろうか」
そう言って彼らはお店に入っていった。
しかも、珍しく寿司屋が空いていて待たずにそのまま座ることが出来た。
今後は適当に荒稼ぎして車とかも新調した方が良いかもなぁ…
それにしても、7万かぁ…うん、外食は久しぶりだけど…そもそも、親父は家賃とか諸々結局足りてない訳だしな…
今後は、一通り稼げるようにしないと。
今のところが家賃は8万弱、水道代とか諸々含めたら1ヶ月で大体…15万位だったか。
そこから、食費とかもあるわけだが…
うん、余裕で集められそうだな。
今後はゴブリンとかも倒していくわけだし…
「ねぇねぇ、お兄ちゃん。好きな物ほんとうに頼んでいいの?」
妹は目を輝かせながら彼にそう聞くと同時に、パネルで次々と注文していった。
「おう、腹いっぱい食べろ。未央ちゃんも、遠慮は要らないよ」
「あ、ありがとうございます!」
…うん、やっぱ美味しい。
はぁ~幸せだ…
「プルルル…っと、ちょっと席を外すね」
そうやって次々に寿司を食べていくと、非通知の電話が掛かってきた。
「やっと出たか」
そして、電話に出ると…昔、ブロックした父親からの電話だった。
「ピクッ…何の用だ、クソ親父」
2人が憎んでいる父親からの電話、彼は初めからトップギアで口悪く対応していた。
「親に対してその口答えはなんだ!
まぁ、良い。お前も成人してハンターになったんだ。
今後の仕送りはなしだ!」
やはり、というべきか。しかし、彼にとってその提案はとても嬉しいものだった。
やっぱそう来たか…まぁ、別に問題ない。
「良いぞ。その代わり、俺と芽衣。両方お前達との縁を切らせてもらう」
「はっ!そりゃ良かった!邪魔者がようやく消えて清々するぜ!」
「ブツッ…はぁ、全く…」
そうして電話が切れ、彼は席に戻った。
「お兄ちゃん、お父さんから?」
「ああ」
「なんて?」
「今後は仕送りなしだとよ。まぁ、俺の稼ぎだけで余裕で生活出来るし、問題は無いけどな。
それと、ついでに縁も切っておいた」
彼がそう言うと、妹はとても喜んだ。
「ナイス!」
「え、えっと…」
「ああ、気にしないで?
俺たち、昔から親と対立しててさ」
「そうそう!私達は自由に暮らしたいのに、親はいっつも後継ぎとか煩くてさ!やっと縁切れたのめっちゃ嬉しい!
祝勝会だ~!」
祝勝会、ねぇ…ま、確かにそうだな。
そして、彼らは結局今回の外食だけで2万は使った。
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