変異した世界で俺だけズルいスキルで無双タイム？

27. 鍛冶場召喚

「んじゃ、俺はちょっとスキルでも見ておくから、先に風呂入っといてくれ」

「うん」

…さてと、それじゃあ始めようか。

「鍛冶場召喚」

ｼｭﾝ…あ、俺が召喚される方なのね。

「んで、ここが鍛冶場らしいけど…随分と本格的だなぁ…ﾋﾟｺﾝｯ」

『チュートリアルを開始します』

「チュートリアル？…まぁ、取り敢えずやってみるか」

『チュートリアル:1を開始』

「…ん？ステータスが自動的に開いた…って、なんかスキルが光ってるな…なるほど、これを発動しろってことか」

…へぇ、この鍛炎眼ってスキル…鍛冶場限定っぽいけど説明と使い方が分かりやすく見えるようになってる…

『チュートリアル:2を開始』

「お？矢印…えっと、ここに座るのか？」

『チュートリアル:1、2完了。
報酬を授与
チュートリアル:3開始』

「報酬…って、これか…えっと…石、か？」

えっと？…炉に火を付けて…規定の温度まで上げる…
なるほど、素材ごとに適正温度があるのか…へぇ、しかもこのスキル…現在の温度まで分かるのか。

「…んで、ここに鉱石を入れて…叩く、と…」

ｶﾝｯ…ｶﾝｯ…っとと、ストップか。

「えっと…温度が冷えたら、無理に叩かず、もう一度火に入れて形を形成していく…と」

なるほど、これをひたすら行っていけば良いんだな。


「━━ｶﾝｯ…ふぅ、こんなものかな」

えっと、まだ指示がある…火に入れて…表面の荒い部分を削って…もう1度火に入れてから…水に付ける…

『チュートリアル:3完了。
報酬を授与
チュートリアル:4開始』

「え、えぇ…また始まった…てか、報酬でインゴットがいくつか増えたな…」

えっと…あれ？前興味湧いて見た動画とちょっと違うな…
前に見た動画だと、インゴットを叩いて薄く伸ばしていくんじゃ…
まぁ、チュートリアル通りにやってみるか…

「えっと、インゴットを溶かしていって…型に流して…と。
んで、あとは…あ、こっからは大体同じっぽい…」


『チュートリアル:5開始』

「えっと…研いで刃の部分を作っていく感じか…」


━━う、うーん…難しい…けど、こんなもんかなぁ…

『チュートリアル:4、5完了
レベルアップ
これにて、チュートリアルを終了します。
また、レベルアップした為、一度マスターを強制転移』

「…え？…ｼｭﾝｯ…あだっ…なるほど、リアルに戻されるってことか…
っと、これが初めての作品かぁ…」

【鉄の剣☆3】
チュートリアルで作成した鉄の剣
攻撃力＋5

「＋5！？え、普通のステータスが上がればそれだけ攻撃でも有利になるけど…こ、こりゃやばいな…」