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80. 神社の知名度をあげよう!

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「えっと、取り敢えず普通の神社がしていることを書いていくと…
おみくじとか?あとは、お守り売ったり…
札なんかあっても良いかもな」

『でも、大抵の神社はプラシーボなのよ』

「大抵ってことは、実際に効果がある所もあるのか?」

『そりゃそうよ。実際に神が住んでいる場所だってあるわよ。
ただ、人間と神が住まう場所は同じでも次元が違うから、神格のない人は見えないのよ』

どうやら、神社にもただ存在だけしている場所と、実際に神が住まう場所の2種類があるらしい。
より詳しく聞くと、神社は作った当時は神が生まれるが、そこから衰退していけば神は力を失っていき、やがて消滅するとのことだ。
ただし、1人でも信者が居れば神の神格は取り上げられても、式神として存在はし続けるらしい。
ちなみに、式神は契約をすることで力を発揮する霊的存在だが、力をなくした神もそうなるらしい。

「てことは、その神を復活させてここに集結させるのもありっちゃあり…か?」

『そうね…世界中の神に交信をすれば、もしかするとね。
でも、地縛された式神は不可能よ』

なるほど…地縛されなければ復活は可能…となると、こういった話を聞いた以上、救える者は救いたいが…

『でも、今はまだこの神社自体の神格が足りず、飛ばすことはできても、世界中は無理ね』

そう聞いて、取り敢えず知名度をあげることに集中しよう…
そう彼は決意し、とある提案を神達にした。

「お守りとか、札とかにその類の祝福を込めることはできるか?
もし、できるなら…プラシーボではなく、実際に効果のあるものを売っていこう。
んで、それと…占いとか悪霊祓いとか、そういった類もできるならしていった方が良いだろうな」

『そうね、出来なくはないわ。
ただ…効果を限りなく弱くしないといけないわ』

「そりゃそうだ。恋愛や勉学なんざ、結局は努力次第だし、交通安全なんかは自分の注意が足りなくて起きることもあるんだからな」

『ただ、悪霊祓いとかそっちの類はできるわよ。そういったのは、私たち神なら大抵のことはできるもの。
それに…こっちには予言の神も居るから百人力よ』

そう言って、また新しい神が光を出しながら現れた。

これいつも目に悪いなぁ…

「…そんじゃ!早速宣伝していこうか!」

『解放者が偉大なる業績を行いました。
八百万の神が守護している神社が日本に登録されました。
所有権は解放者本人ですが、解放者と神々の希望により、布教活動が始まります。
これにより、神格の持つ神社が出現しました。
一時的に、その場所には後光が降りる為、祈りを捧げましょう』

…そう、突然世界中にアナウンスが響くと、世界中でこの件に対する期待のコメントや、生放送が始まった。
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