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2-2章 魔法学校→迷宮探索編

36-12 実習12

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『ただいま、調子はどうだ?』

「お?随分遅かったがどうしたんだ?」

「暇でしかなかったな」

『はい…その…はい、そうですね』

?なんか鍛冶王の反応がよそよそしいな?まあ、別に良いか。

「んじゃ、そろそろ交代か?」

『いや、もう暫く続けてくれて構わないぞ。俺は、ちょっと集中し続けてくれて疲れたから仮眠だけ取るから』

「お、そりゃありがてぇ。なら、その言葉に甘えてもう少しやらせてもらおうか」

さてと、取り敢えず寝る前に整理だけしておこう。まず、さっきのやつの目標は金代さん達の世界に行くこと。
そして、武器とかの回収をする。これが主な目的だな。
これなら、地球にも行けるにはいけそうだが…いや、行けても今はやめておこう。もう、あっちに戻っても多分記憶に残されていないだろうしなぁ。

『んじゃ、おやすみ』

『(相当集中力がいるのだから、それはそれはかなり疲れるだろうな)』

『(そこまで疲れるものなのですか?)』

『(例えば、お主が我の攻撃をかわそうとする時、かなり集中しているだろう?)』

『(そうですね、一瞬の気も引けないくらいには集中しています)』

『(だが、時間軸に入り込む時の集中力は、その集中力のおよそ5倍程だ)』

『(それは…確かに疲れますね…!危なっ!な、どこから攻撃が…)』

「ん?おい、どこ撃ってるんだ?」

「ん?いや…神の気配があったから撃ってみたんだが…流石に適当に撃っただけだから避けられたようだ」

「あ?その神なら確か、大翔だっけか?あいつに加護を与えた奴じゃなかったか?」

「あー…確かにそんな奴居たな、もしかしたらそいつかもしれねぇな」

『(あやつら、この世の神の中で最も強いだろうな。もしかすると、我やカオスでも負けてしまうだろう)』

「てか、いい加減俺らもステータス確認してぇよな」

「あ、ならあいつが言ってた欲しいものとかのリストに入れておこうぜ」

「あーそうだな。それと、いけるかは分からねぇが武器や愛犬なんてのも追加しておこうか」

「そういやあいつ元気かなぁ…俺らが居なくても敵は倒せるから食料には困らねぇ筈だが」

「生きてれば良いよな」

『おや、今回のボスはコカトリスですか。金代さん、警戒してください』

「コカトリスっつうと、俺らの世界では石化を使う奴だったな」

『こちらの世界でも石化を使いますね。それに、コカトリスには魂が2つあり、蛇と鶏で別れていますので気をつけてください。
蛇の方は強力な毒も常時発動していますので』

「なら、対処はいつも通りで良いな。目を潰してから、尻尾となる蛇を潰し、喉から下に一気に…斬る!って、この世界の敵は
やっぱあんま強くねぇな」

『あ、ちなみにですがこのコカトリスはまだ幼体ですよ。成体になるとコカトリスは、全長数kmにも及びますので』

「お、そりゃ楽しみだ!」
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