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閉ざされた城6
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「電話線が?」
この突如としてもたらされた情報に、思わず一同は顔を見合わせる。
こんないかにもな展開、僕は望んでいない!
「ええ、何度受話器を持ち上げても音がしないものですから、おかしいと思って見たら……とにかく一度見てみてください、こちらに」
有無を言わさず馬虎さんが部屋を出た。一瞬、残された客らの間に困惑の色が浮かぶ。
「なに、見間違いかもしれん。とりあえずワシらが見とくるから、皆さんは部屋で休んどってくれんかの」
社長の一言で、分家の三人と、犬尾さんが去っていく。
「じゃあ残ったワシらで確認にいくかの」
社長が馬虎さんの後に続いた。そうなる以上、一緒に付いて行かざるを得ないのだろうか。鶴野さんも続いていく。
「あれ、湯布院さんは?」
それに続こうとしたものの、華ちゃんが疑問をはさんだ。「あのおじさん、どこにいっちゃったの?」
「それが、火事の際に避難はしていただいたのですが、火が収まったと聞くとすぐにお部屋に戻られてしまいまして」
説明してくれたのは四十八願さんだった。「なんでも、取引で忙しいのだとか」
「取引?」
「ああ、やつは経営が回らないらしく、とにかく金集めに必死での」
「そうなんですか?」
見た目だけはとにかく派手だったから、お金持ちなのだと社は思っていた。だって妙に金ぴかのタイピンだってしていたし、指にもゴロゴロと宝石のついた指輪をしていたではないか。
「あやつ、見せかけだけは金持ちぶるのがうまくての。身につけとるもんは皆ニセモンじゃよ」
「へえ、ぜんぜんわからなかった」
「じゃが実際、やつの会社は火の車状態じゃ。あまりに首が回らなさ過ぎていろいろ手を出してるようで、FXもその一つらしいがの。パソコンだってろくに扱えないくせに、下手なことして借金を増やさなければいいんじゃが」
社長がいつの間にそんな情報を手に入れたのか、訳知り顔で答えてくれた。
「パソコン……そっか、ここWi―Fi入ってますもんね」
華ちゃんがポケットからスマホを取り出す。「社くんみたいにすぐ電源落ちちゃうような型落ちじゃないから、私は冬の夜長をゲームでもしながら優雅に過ごそうと思ってたんだけど」
「買った時は型落ちじゃなかったんだよ」
一言多い華ちゃんのセリフに社が文句を吐く。けれどそれすら耳に届かないようで華ちゃんが突然渋い顔をした。
「だめだ、ネットつながらないや」
「それじゃあつまり……」
「やっぱり電話線をやられたってのはほんとなのかも。もしかしたら電話線だけじゃなくて、モデム自体壊されてたりして」
その華ちゃんの推測は見事的中していた。レセプションカウンターの上、恭しく置かれた一見古い型の黒塗りの電話の裏にはこれまたびっしりLANケーブルやらなんだかわからない線が張り巡らされていたのだが、それらがつながる総本山は見るも無残な姿にされていた。
「ふむ、落ちたぐらいじゃこんなにはならんの」
「まあ、プラスチックでできた機械です。体重をかけて踏みつければ、壊すのは簡単かもしれません」
壊された塊を手に取り馬虎さんが言った。「とりあえず、意図的に壊したことは間違いないかと。けれど困りました。これでは、外の世界と連絡できません」
「え、嘘でしょ?このご時世に?」
沈んだ四十八願さんの声に、華ちゃんが素っ頓狂な声を上げた。
「ケータイの電波が悪いにしても、ネットぐらい繋がるんじゃない?」
「電波って普段呼んでる、通話用の回線の方が障害物に強いんだ。ネット回線は速度は速いけどそういうのに弱い。だから、通話用の回線がダメってことは、もちろんネットなんてつながらないよ」
お祓いのほかに、なぜだか職場のネット環境やらPC周りの環境やらを普段から整備させられている社が得意げに言った。なぜ文系の自分に皆が頼むのかわからなかったが、たぶん、社が周りの人間より手が空いてるからだろう。
……なんだか悲しくなってきた。
気持ちを乗り換えようにも、状況は最悪だ。固定電話はもちろん、携帯もつながらない。外は猛吹雪で出ることも出来ないし、挙句火事が起こるようなありさまだ。
「それにしても、いったい誰がこんなことをしたのでしょう」
苦々しい顔で口を開いたのは馬虎さんだった。
「吹雪はまあ、自然現象だから仕方がありません。けれどそれ以上に外界との連絡手段を奪って、何の得があるというのでしょうか」
「ほんと。ネットも見れないなんて困る……じゃなくて、これは立派な器物破損ですよ。犯人を捕まえるべきです」
俄然、輝きだしたのは華ちゃんだった。
「それに、きっとこれを壊したのには何か理由があるはずです。むしゃくしゃしてやったにしては、これは壊すには小さい」
どうせ八つ当たりで壊すなら暖炉とかシャンデリアの方が楽しいんじゃない?などと物騒なことを言いながら、彼女は腕を組み語りだした。
「馬虎さんは吹雪は自然現象だから仕方がない、とおっしゃっていましたが、この吹雪、実は犯人は予測していたのではないでしょうか」
「しかし、仮に予測出来たところで、犯人は何がしたかったんですか?」
華ちゃんに正面から見据えられて、居心地悪そうに馬虎さんが返した。
「私たちをここに閉じ込めて、何をしようと?」
「それは……そうね、十年前の復讐、とか?」
「復讐?けれどあれは事故だと……」
「でも、今まさにこの城に、その事故を疑っている存在がいる」
「存在……まさか、萌音お嬢様が?」
「まさか、そんなこと」
同時に驚きの声を上げたのは馬虎さんと四十八願さんだった。
「そんな、お嬢様がモデムを壊したって言うんですか?」
「大体、十年前の金雄氏が管理していた頃の城には、ワイファイだなんていうハイテク機械はなかったのですよ、それをなぜ萌音お嬢様が知っているんですか」
馬虎さんと四十八願さんの反論はなんだか論点が少しずれている気がしなくもなかったが、萌音が犯人だというのは社にも納得がいかなかった。
「水を注すようで悪いけど、最近の天気予報はよく当たるしさ、一週間後ぐらいなら予測だって出来たかもだけど」
腕を組みその辺を名探偵よろしく歩き出した華ちゃんに、社は冷静な言葉を掛ける。
「このパーティーの招待状、いつ渡されたか覚えてる?」
「ええと……十一月の頭のほうだっけ?」
今日は十二月一日だ。
「じゃあ、それはさすがに無理なんじゃないかな」
「うーん、でも、幽霊なら天候を操ることだって出来るんじゃないの」
「神様じゃあるまいし、それはさすがに無理だよ」
無茶苦茶な華ちゃんの推理に歯止めを掛けるべく、社はさらにたたみかける。
「それに、華ちゃんは根本的なことがわかっていない」
もったいぶって社は続けた。
「足のない幽霊が、この機械を踏みつぶす何てこと出来ないよ」
「……やっぱり、幽霊は足がないんですね」
この発言になぜだか嬉しそうに反応したのは鶴野さんだった。
「宮守さんに見える、その萌音という女の子の幽霊も足がないんですね」
「え、ええ。確かなかったと思います」
正直足もとまで見ている場合でなかったのが事実だし、仮にあったとしてもドレスの裾で隠れていただけなのかもしれない。けれどこのいかにもな雰囲気の中、犯人は幽霊でした、だなんて茶番に話を持って行くつもりなど社にはさらさらなかった。
だってもし、萌音が本当に物理的に何か出来るのだとしたら。
この突如としてもたらされた情報に、思わず一同は顔を見合わせる。
こんないかにもな展開、僕は望んでいない!
「ええ、何度受話器を持ち上げても音がしないものですから、おかしいと思って見たら……とにかく一度見てみてください、こちらに」
有無を言わさず馬虎さんが部屋を出た。一瞬、残された客らの間に困惑の色が浮かぶ。
「なに、見間違いかもしれん。とりあえずワシらが見とくるから、皆さんは部屋で休んどってくれんかの」
社長の一言で、分家の三人と、犬尾さんが去っていく。
「じゃあ残ったワシらで確認にいくかの」
社長が馬虎さんの後に続いた。そうなる以上、一緒に付いて行かざるを得ないのだろうか。鶴野さんも続いていく。
「あれ、湯布院さんは?」
それに続こうとしたものの、華ちゃんが疑問をはさんだ。「あのおじさん、どこにいっちゃったの?」
「それが、火事の際に避難はしていただいたのですが、火が収まったと聞くとすぐにお部屋に戻られてしまいまして」
説明してくれたのは四十八願さんだった。「なんでも、取引で忙しいのだとか」
「取引?」
「ああ、やつは経営が回らないらしく、とにかく金集めに必死での」
「そうなんですか?」
見た目だけはとにかく派手だったから、お金持ちなのだと社は思っていた。だって妙に金ぴかのタイピンだってしていたし、指にもゴロゴロと宝石のついた指輪をしていたではないか。
「あやつ、見せかけだけは金持ちぶるのがうまくての。身につけとるもんは皆ニセモンじゃよ」
「へえ、ぜんぜんわからなかった」
「じゃが実際、やつの会社は火の車状態じゃ。あまりに首が回らなさ過ぎていろいろ手を出してるようで、FXもその一つらしいがの。パソコンだってろくに扱えないくせに、下手なことして借金を増やさなければいいんじゃが」
社長がいつの間にそんな情報を手に入れたのか、訳知り顔で答えてくれた。
「パソコン……そっか、ここWi―Fi入ってますもんね」
華ちゃんがポケットからスマホを取り出す。「社くんみたいにすぐ電源落ちちゃうような型落ちじゃないから、私は冬の夜長をゲームでもしながら優雅に過ごそうと思ってたんだけど」
「買った時は型落ちじゃなかったんだよ」
一言多い華ちゃんのセリフに社が文句を吐く。けれどそれすら耳に届かないようで華ちゃんが突然渋い顔をした。
「だめだ、ネットつながらないや」
「それじゃあつまり……」
「やっぱり電話線をやられたってのはほんとなのかも。もしかしたら電話線だけじゃなくて、モデム自体壊されてたりして」
その華ちゃんの推測は見事的中していた。レセプションカウンターの上、恭しく置かれた一見古い型の黒塗りの電話の裏にはこれまたびっしりLANケーブルやらなんだかわからない線が張り巡らされていたのだが、それらがつながる総本山は見るも無残な姿にされていた。
「ふむ、落ちたぐらいじゃこんなにはならんの」
「まあ、プラスチックでできた機械です。体重をかけて踏みつければ、壊すのは簡単かもしれません」
壊された塊を手に取り馬虎さんが言った。「とりあえず、意図的に壊したことは間違いないかと。けれど困りました。これでは、外の世界と連絡できません」
「え、嘘でしょ?このご時世に?」
沈んだ四十八願さんの声に、華ちゃんが素っ頓狂な声を上げた。
「ケータイの電波が悪いにしても、ネットぐらい繋がるんじゃない?」
「電波って普段呼んでる、通話用の回線の方が障害物に強いんだ。ネット回線は速度は速いけどそういうのに弱い。だから、通話用の回線がダメってことは、もちろんネットなんてつながらないよ」
お祓いのほかに、なぜだか職場のネット環境やらPC周りの環境やらを普段から整備させられている社が得意げに言った。なぜ文系の自分に皆が頼むのかわからなかったが、たぶん、社が周りの人間より手が空いてるからだろう。
……なんだか悲しくなってきた。
気持ちを乗り換えようにも、状況は最悪だ。固定電話はもちろん、携帯もつながらない。外は猛吹雪で出ることも出来ないし、挙句火事が起こるようなありさまだ。
「それにしても、いったい誰がこんなことをしたのでしょう」
苦々しい顔で口を開いたのは馬虎さんだった。
「吹雪はまあ、自然現象だから仕方がありません。けれどそれ以上に外界との連絡手段を奪って、何の得があるというのでしょうか」
「ほんと。ネットも見れないなんて困る……じゃなくて、これは立派な器物破損ですよ。犯人を捕まえるべきです」
俄然、輝きだしたのは華ちゃんだった。
「それに、きっとこれを壊したのには何か理由があるはずです。むしゃくしゃしてやったにしては、これは壊すには小さい」
どうせ八つ当たりで壊すなら暖炉とかシャンデリアの方が楽しいんじゃない?などと物騒なことを言いながら、彼女は腕を組み語りだした。
「馬虎さんは吹雪は自然現象だから仕方がない、とおっしゃっていましたが、この吹雪、実は犯人は予測していたのではないでしょうか」
「しかし、仮に予測出来たところで、犯人は何がしたかったんですか?」
華ちゃんに正面から見据えられて、居心地悪そうに馬虎さんが返した。
「私たちをここに閉じ込めて、何をしようと?」
「それは……そうね、十年前の復讐、とか?」
「復讐?けれどあれは事故だと……」
「でも、今まさにこの城に、その事故を疑っている存在がいる」
「存在……まさか、萌音お嬢様が?」
「まさか、そんなこと」
同時に驚きの声を上げたのは馬虎さんと四十八願さんだった。
「そんな、お嬢様がモデムを壊したって言うんですか?」
「大体、十年前の金雄氏が管理していた頃の城には、ワイファイだなんていうハイテク機械はなかったのですよ、それをなぜ萌音お嬢様が知っているんですか」
馬虎さんと四十八願さんの反論はなんだか論点が少しずれている気がしなくもなかったが、萌音が犯人だというのは社にも納得がいかなかった。
「水を注すようで悪いけど、最近の天気予報はよく当たるしさ、一週間後ぐらいなら予測だって出来たかもだけど」
腕を組みその辺を名探偵よろしく歩き出した華ちゃんに、社は冷静な言葉を掛ける。
「このパーティーの招待状、いつ渡されたか覚えてる?」
「ええと……十一月の頭のほうだっけ?」
今日は十二月一日だ。
「じゃあ、それはさすがに無理なんじゃないかな」
「うーん、でも、幽霊なら天候を操ることだって出来るんじゃないの」
「神様じゃあるまいし、それはさすがに無理だよ」
無茶苦茶な華ちゃんの推理に歯止めを掛けるべく、社はさらにたたみかける。
「それに、華ちゃんは根本的なことがわかっていない」
もったいぶって社は続けた。
「足のない幽霊が、この機械を踏みつぶす何てこと出来ないよ」
「……やっぱり、幽霊は足がないんですね」
この発言になぜだか嬉しそうに反応したのは鶴野さんだった。
「宮守さんに見える、その萌音という女の子の幽霊も足がないんですね」
「え、ええ。確かなかったと思います」
正直足もとまで見ている場合でなかったのが事実だし、仮にあったとしてもドレスの裾で隠れていただけなのかもしれない。けれどこのいかにもな雰囲気の中、犯人は幽霊でした、だなんて茶番に話を持って行くつもりなど社にはさらさらなかった。
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