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第1章 転生した世界
第8話 モンスターの大軍
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砲兵部隊の訓練を始めて1ヶ月がたった。
はじめは着弾地点にバラつきが多く出たが3週間もすると徐々に少なくなり1ヶ月たつ頃にはほとんどバラけなくなっていた。
次の課題は信管の調整をして射撃することだ。今使っているのが瞬発信管で森や雨が降り泥沼かした地形では効果が薄いため信管の設定を調節して射撃しなければならない。
そこで大戦中のから使われているのが遅発信管だ。これは瞬発信管よりわずかに起爆するタイミングを遅らすことで硬い建物を貫通させたり跳弾させて空中で爆発させたりと高い汎用性がある信管で至近距離なら戦車ですら撃破できたという。
大戦中は瞬発信管と遅発信管の2つを混ぜて使用していたが現在は時限信管と瞬発信管の2つで構成されている。
使い慣れて、大口径の火砲が使えるようになるまで使用していこうと思うのが瞬発と遅発の2種類を混ぜて使用して砲撃する作戦なので九四式はこの組み合わせでいく。
迫撃砲は雨が降り、泥が深くなければ通常弾を使用する。湿地帯や雨上がりなどの場合は反跳弾薬を使用する。この迫撃砲弾は泥や沼地などの地形の場合は通常弾は着弾時に砲弾が泥の中に埋まってしまい効果がほとんどなくなってしまう。そこで大戦中にドイツで作られたのが跳弾薬弾だ。これは地面に接触すると弾頭が小さく爆発し砲弾を再び上方向に飛ばし起爆させるという砲弾で大戦中のソ連戦で効果を発揮した。相手の頭上で砲弾が爆発するため雪や雪解け時の泥沼で効果を発揮したためである。
以上の装備を加えて砲兵部隊の完成としよう。
一通りの部隊編成ができたので、訓練はハイパー達に任せ、これからレベル上げ行うために森に入る。
いつものメンバーでもいいのだがそれだとレベルが上がりにくいので時おり1人でレベリングをしている。
今日は森の少し奥にいるオーガ狩っていく予定でいる。オーガはオークよりも体長が大きく最大で三メートルにもなる。その割りにはオークより筋肉質で皮膚も硬いが銃の敵でない。さすがに三八式ではきついので九九式に替えてた。
九九式は三八式と違い6.5ミリ弾ではなく 7.7ミリ弾を使う。特徴は三八式よりわずかに軽量化され全長も短くなっている。
ボルトアクション式では珍しく、モノポット(単脚)と対空照準機まで装備されているが実戦ではあまり通用しなかったとの記録が残っている。
いつもより深い地点に足を進めてサーチを発動させた。すると限界範囲の前方200メートルに反応があった。
気配を消して進むとオーガの5体の集団に出会った。
向こうはまだこちらにきずいていない、武器はこん棒と冒険者から奪ったと思われるバスターソード、距離400近くの木にナイフを刺して、その上に銃を置き直立のまま狙いをすまして狙撃した。「ドンッ」三八式より大きな発発音を響かせオーガの頭部を貫いた。するとオーガがこちらに気づいたようで「ガー!」とこん棒を振り上げながら走ってきた。すぐにボルトを動かし廃莢と装填をし再び発泡した。二射目は胸にあたり一瞬動きを止めその隙に頭部を撃ち抜いた。
さすがオーガだ。オークに比べ皮膚が固い上に頭もいいようだ。
そのまま全弾撃つまでに3体を仕留めたが2体はそのままこちらに向かってきた。
九九式を捨て、ショートソードとソードオフショットガンを抜いて構えた。
先頭のオーガが叫びながら棍棒を振り回して来た。それを回避しつつ隙を見てソードオフショットガンで棍棒を持ったオーガの頭を吹き飛ばした。
その後ろからバスターソードを持ったオーガの攻撃を躱しつつすれ違い様にショートソードで足を切り付けた。 それを何度か繰り返すとオーガがふらつき出した。少しの傷ならすぐに再生してしまうほどの再生力を持つオーガだが流れた血までは、再生しない。
意識が朦朧とし始めたのか大振りになったオーガの首を切り飛ばした。
最後のオーガを倒した後、先に倒したオーガの魔石や素材になる牙を取っているとレベルアップの音がした。ステータスを開くとレベルが上がっていた。
マンシュ・ナガン
レベル 18
スキル 武器召喚・製造、狙撃 、格闘
、気配探知、気配消去、
魔法 身体強化、
生活魔法 ライト、ウォター、ファイア
光魔法 フラッシュ、
炎魔法 ファイアボール、
水魔法 ウォターボール、
大地魔法 アースウォール、造形、
称号 転生者、貴族、若き指揮官、ゴブリンの天敵、現代兵器のスペシャリスト、オーガを狩るもの、
称号にオーガを狩るものが増えていた。そして召喚できる装備が増えていた。
増えた装備はドイツ軍が開発した跳躍地雷、S-マイン。
S-マインは爆薬により地中から1.2mの高さの空中へ飛び出して炸裂する跳躍地雷(空中炸裂型地雷)の一種で、通常の地雷と違い、地雷を踏んで作動させた者だけではなく、その周囲にいる者にも被害をおよぼすため、敵歩兵に対し大きな脅威となった。 その飛び上がってから爆発する独特の姿は、連合軍兵に「バウンシング・ベティ」(跳ねるベティ)と呼ばれ恐れられた。
その理由は通常の対人地雷が足を吹き飛ばす程度で殺害より負傷をさせる兵器であるのに対して、S-マインは殺傷向きの地雷であるからである。
大戦中ではノルマンディー上陸作戦時に無人島に上陸したアメリカ軍の部隊が壊滅するほどの地雷ある。
作動方式は圧力式と張力作動(トリップワイヤー)で隠ぺいしやすいなど現在でも様々な軍で使用されている。
オーガを見た時違和感を感じた。
(今日の森は少し変だ、いつもならこんな浅いところにオーガは出ない、まず出会うのはゴブリンのはずだ。)
もう少し森の奥のほうまで進んでみることにした。
一時間ほど進んでサーチを発動させると前方に膨大な反応があった。
気配を消して木を陰に移動し近づいていくと
「ギャギャー」、「フゴ、フッゴ」、「フゥゥゥ、ガッウ」、「ガーー」、
様々なモンスターの鳴き声がぎこちないきた。
木の陰から覗くと大きな洞窟の前にゴブリンやオーク、コボルト、オーガが集まっていた。
少し様子を見てみると洞窟の奥から巨大な影が見えたスキルを発動して見るとゴブリンキングが出てきた。それだけでなくオークキングまでいる。
さらにその奥から普通のオーガよりも大きい5メートル以上あるオーガが出てきた。ジャイアントオーガだ。通常のオーガよりも皮膚が厚く力も強い、さらに動きも速いなど討伐が難しく冒険者ギルドではAランクに入っている。ギルドの最低討伐ランクはベテランのBランク、一人ではなく最低五人以上のパーティーでのランクだ。
数十年前にはとある貴族領地に出現し300人もの私兵が全滅するほどの被害を受けている。
しかしジャイアントオーガだけでも厄介なのにゴブリンキングにオークキングまでいる。普通なら王都に報告して騎士団を派遣してもらはなければならない。
今は急いで父に報告しなければ。そのまま気配を消してその場をあとにした。
次の話はモンスターの軍勢との全面戦闘です。
はじめは着弾地点にバラつきが多く出たが3週間もすると徐々に少なくなり1ヶ月たつ頃にはほとんどバラけなくなっていた。
次の課題は信管の調整をして射撃することだ。今使っているのが瞬発信管で森や雨が降り泥沼かした地形では効果が薄いため信管の設定を調節して射撃しなければならない。
そこで大戦中のから使われているのが遅発信管だ。これは瞬発信管よりわずかに起爆するタイミングを遅らすことで硬い建物を貫通させたり跳弾させて空中で爆発させたりと高い汎用性がある信管で至近距離なら戦車ですら撃破できたという。
大戦中は瞬発信管と遅発信管の2つを混ぜて使用していたが現在は時限信管と瞬発信管の2つで構成されている。
使い慣れて、大口径の火砲が使えるようになるまで使用していこうと思うのが瞬発と遅発の2種類を混ぜて使用して砲撃する作戦なので九四式はこの組み合わせでいく。
迫撃砲は雨が降り、泥が深くなければ通常弾を使用する。湿地帯や雨上がりなどの場合は反跳弾薬を使用する。この迫撃砲弾は泥や沼地などの地形の場合は通常弾は着弾時に砲弾が泥の中に埋まってしまい効果がほとんどなくなってしまう。そこで大戦中にドイツで作られたのが跳弾薬弾だ。これは地面に接触すると弾頭が小さく爆発し砲弾を再び上方向に飛ばし起爆させるという砲弾で大戦中のソ連戦で効果を発揮した。相手の頭上で砲弾が爆発するため雪や雪解け時の泥沼で効果を発揮したためである。
以上の装備を加えて砲兵部隊の完成としよう。
一通りの部隊編成ができたので、訓練はハイパー達に任せ、これからレベル上げ行うために森に入る。
いつものメンバーでもいいのだがそれだとレベルが上がりにくいので時おり1人でレベリングをしている。
今日は森の少し奥にいるオーガ狩っていく予定でいる。オーガはオークよりも体長が大きく最大で三メートルにもなる。その割りにはオークより筋肉質で皮膚も硬いが銃の敵でない。さすがに三八式ではきついので九九式に替えてた。
九九式は三八式と違い6.5ミリ弾ではなく 7.7ミリ弾を使う。特徴は三八式よりわずかに軽量化され全長も短くなっている。
ボルトアクション式では珍しく、モノポット(単脚)と対空照準機まで装備されているが実戦ではあまり通用しなかったとの記録が残っている。
いつもより深い地点に足を進めてサーチを発動させた。すると限界範囲の前方200メートルに反応があった。
気配を消して進むとオーガの5体の集団に出会った。
向こうはまだこちらにきずいていない、武器はこん棒と冒険者から奪ったと思われるバスターソード、距離400近くの木にナイフを刺して、その上に銃を置き直立のまま狙いをすまして狙撃した。「ドンッ」三八式より大きな発発音を響かせオーガの頭部を貫いた。するとオーガがこちらに気づいたようで「ガー!」とこん棒を振り上げながら走ってきた。すぐにボルトを動かし廃莢と装填をし再び発泡した。二射目は胸にあたり一瞬動きを止めその隙に頭部を撃ち抜いた。
さすがオーガだ。オークに比べ皮膚が固い上に頭もいいようだ。
そのまま全弾撃つまでに3体を仕留めたが2体はそのままこちらに向かってきた。
九九式を捨て、ショートソードとソードオフショットガンを抜いて構えた。
先頭のオーガが叫びながら棍棒を振り回して来た。それを回避しつつ隙を見てソードオフショットガンで棍棒を持ったオーガの頭を吹き飛ばした。
その後ろからバスターソードを持ったオーガの攻撃を躱しつつすれ違い様にショートソードで足を切り付けた。 それを何度か繰り返すとオーガがふらつき出した。少しの傷ならすぐに再生してしまうほどの再生力を持つオーガだが流れた血までは、再生しない。
意識が朦朧とし始めたのか大振りになったオーガの首を切り飛ばした。
最後のオーガを倒した後、先に倒したオーガの魔石や素材になる牙を取っているとレベルアップの音がした。ステータスを開くとレベルが上がっていた。
マンシュ・ナガン
レベル 18
スキル 武器召喚・製造、狙撃 、格闘
、気配探知、気配消去、
魔法 身体強化、
生活魔法 ライト、ウォター、ファイア
光魔法 フラッシュ、
炎魔法 ファイアボール、
水魔法 ウォターボール、
大地魔法 アースウォール、造形、
称号 転生者、貴族、若き指揮官、ゴブリンの天敵、現代兵器のスペシャリスト、オーガを狩るもの、
称号にオーガを狩るものが増えていた。そして召喚できる装備が増えていた。
増えた装備はドイツ軍が開発した跳躍地雷、S-マイン。
S-マインは爆薬により地中から1.2mの高さの空中へ飛び出して炸裂する跳躍地雷(空中炸裂型地雷)の一種で、通常の地雷と違い、地雷を踏んで作動させた者だけではなく、その周囲にいる者にも被害をおよぼすため、敵歩兵に対し大きな脅威となった。 その飛び上がってから爆発する独特の姿は、連合軍兵に「バウンシング・ベティ」(跳ねるベティ)と呼ばれ恐れられた。
その理由は通常の対人地雷が足を吹き飛ばす程度で殺害より負傷をさせる兵器であるのに対して、S-マインは殺傷向きの地雷であるからである。
大戦中ではノルマンディー上陸作戦時に無人島に上陸したアメリカ軍の部隊が壊滅するほどの地雷ある。
作動方式は圧力式と張力作動(トリップワイヤー)で隠ぺいしやすいなど現在でも様々な軍で使用されている。
オーガを見た時違和感を感じた。
(今日の森は少し変だ、いつもならこんな浅いところにオーガは出ない、まず出会うのはゴブリンのはずだ。)
もう少し森の奥のほうまで進んでみることにした。
一時間ほど進んでサーチを発動させると前方に膨大な反応があった。
気配を消して木を陰に移動し近づいていくと
「ギャギャー」、「フゴ、フッゴ」、「フゥゥゥ、ガッウ」、「ガーー」、
様々なモンスターの鳴き声がぎこちないきた。
木の陰から覗くと大きな洞窟の前にゴブリンやオーク、コボルト、オーガが集まっていた。
少し様子を見てみると洞窟の奥から巨大な影が見えたスキルを発動して見るとゴブリンキングが出てきた。それだけでなくオークキングまでいる。
さらにその奥から普通のオーガよりも大きい5メートル以上あるオーガが出てきた。ジャイアントオーガだ。通常のオーガよりも皮膚が厚く力も強い、さらに動きも速いなど討伐が難しく冒険者ギルドではAランクに入っている。ギルドの最低討伐ランクはベテランのBランク、一人ではなく最低五人以上のパーティーでのランクだ。
数十年前にはとある貴族領地に出現し300人もの私兵が全滅するほどの被害を受けている。
しかしジャイアントオーガだけでも厄介なのにゴブリンキングにオークキングまでいる。普通なら王都に報告して騎士団を派遣してもらはなければならない。
今は急いで父に報告しなければ。そのまま気配を消してその場をあとにした。
次の話はモンスターの軍勢との全面戦闘です。
応援ありがとうございます!
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