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1 悲劇のカップルと悪女な私
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、、、ああ,まただ。
何度この光景を目にした事だろう。
レポートを担当教諭に提出した放課後の渡り廊下。
階下に見える,季節の花々が咲き誇る庭園とも言えそうな中庭の、隅のベンチで手を取り合って寄り添う男女。
男は私の婚約者である、デヴィッド・ロマロフ侯爵家次男。
女は私の一つ下の妹、キャサリン。
2人は悲劇のカップルとして校内で知らない者がいないくらい有名だ。
曰く、家同士の政略結婚の為に添い遂げられない哀れな二人。
曰く、それでも健気に愛を育む真実の恋人。
曰く、長女というだけで家柄にしがみ付いた姉に、虐げられた可哀想な妹。
曰く、その美貌ゆえに、婚約者である姉に執着され,婚約破棄を受け入れてもらえない気の毒な令息。
無論この“姉”とは、私の事だ。
おかげで私は、少なからずいた友人達にさえ遠巻きにされてしまっている。
学園の嫌われ者である。
ぼんやりと見つめる先では、二人が仲睦まじく笑い合いながら話をしている。
彼のあんな笑顔私は見たこともないわ。
なぜ、こんな事になってしまったのだろう。
デヴィッドとの婚約が決められたのは2年前、私が14歳の時だった。
何度この光景を目にした事だろう。
レポートを担当教諭に提出した放課後の渡り廊下。
階下に見える,季節の花々が咲き誇る庭園とも言えそうな中庭の、隅のベンチで手を取り合って寄り添う男女。
男は私の婚約者である、デヴィッド・ロマロフ侯爵家次男。
女は私の一つ下の妹、キャサリン。
2人は悲劇のカップルとして校内で知らない者がいないくらい有名だ。
曰く、家同士の政略結婚の為に添い遂げられない哀れな二人。
曰く、それでも健気に愛を育む真実の恋人。
曰く、長女というだけで家柄にしがみ付いた姉に、虐げられた可哀想な妹。
曰く、その美貌ゆえに、婚約者である姉に執着され,婚約破棄を受け入れてもらえない気の毒な令息。
無論この“姉”とは、私の事だ。
おかげで私は、少なからずいた友人達にさえ遠巻きにされてしまっている。
学園の嫌われ者である。
ぼんやりと見つめる先では、二人が仲睦まじく笑い合いながら話をしている。
彼のあんな笑顔私は見たこともないわ。
なぜ、こんな事になってしまったのだろう。
デヴィッドとの婚約が決められたのは2年前、私が14歳の時だった。
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