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11 図書館での安らぎ
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図書館の奥まった隅の一角。
窓際に、大きなテーブルに向かい合って2人掛けのソファーが置いてある。
周りは書棚に囲まれているので、隠れ家みたいでお気に入りの場所だ。
その一方のソファーにリディアム様が座っていて、私に気付いて手を挙げる。
「やぁ、ちゃんときたね。」
あぅ、その眩しい笑顔の大安売りはやめて下さい。心臓持ちません。
内心を隠して、ニコリと笑って向かいのソファーに腰掛ける。
「お約束しましたもの。お待たせして申し訳ありません。」
「待ってないよ。でも、、、何かあった?」
「え?」
「ちょっとだけね、なんか辛そうかなって。」
「!」
「余計だったかな、ごめんね。」
さっきのモヤモヤがスーッと消えた気がした。
誰かに心配してもらえるって、こんなに嬉しい事なのね。
「大丈夫です。ちょっと会いたくない人に会っちゃっただけなので。」
作り笑いでごまかす。
「うーん、それってロマロフ侯爵令息?何か言われたの?」
「別に、この後キャサリンと、、、あ、私の妹ですが、会うと言うので、帰りは送ってやってと頼んだだけです。」
「はぁ?君に向かってそんな事を言うの⁈他の女と会うって?あいつ本物の馬鹿だろう!」
「妹ですよ。」
「君のね!奴には他人だろう。常識がないにも程がないか?」
「デスヨネー。私もそう思いますけど、私の家族含めてそれがあの人たちの常識らしいので。もうどうでも良いんです。私家を出るって決めましたもの。応援して下さるのでしょう?」
怒ってくれたのが嬉しくて、本当にどうでも良くなった。
顔にも出ていたのだろう、笑顔になった自覚はある。
「ふふ、勿論だとも!全面的に応援するから頑張って僕のところにおいで。」
「リディアム様、国が抜けてますわ。僕の国でしょう?勘違いしちゃいますよ。」
「あれぇ?」
ドキドキする心臓を誤魔化して笑い合う。
憂鬱な気分は消えてしまった。
今日見る夕陽はきっと綺麗なだけだ。
「間違ってはないんだけどね。まぁゆっくりと?やっと話ができるようになったんだもの。それにしてもデヴィッド、本当にバカな奴だよね。同情はしないけどね、自業自得というんだよ。アリーチェは僕がもらうね。」
小さな声で呟かれた言葉は、憂なく笑うアリーチェの耳には届かなかった。
窓際に、大きなテーブルに向かい合って2人掛けのソファーが置いてある。
周りは書棚に囲まれているので、隠れ家みたいでお気に入りの場所だ。
その一方のソファーにリディアム様が座っていて、私に気付いて手を挙げる。
「やぁ、ちゃんときたね。」
あぅ、その眩しい笑顔の大安売りはやめて下さい。心臓持ちません。
内心を隠して、ニコリと笑って向かいのソファーに腰掛ける。
「お約束しましたもの。お待たせして申し訳ありません。」
「待ってないよ。でも、、、何かあった?」
「え?」
「ちょっとだけね、なんか辛そうかなって。」
「!」
「余計だったかな、ごめんね。」
さっきのモヤモヤがスーッと消えた気がした。
誰かに心配してもらえるって、こんなに嬉しい事なのね。
「大丈夫です。ちょっと会いたくない人に会っちゃっただけなので。」
作り笑いでごまかす。
「うーん、それってロマロフ侯爵令息?何か言われたの?」
「別に、この後キャサリンと、、、あ、私の妹ですが、会うと言うので、帰りは送ってやってと頼んだだけです。」
「はぁ?君に向かってそんな事を言うの⁈他の女と会うって?あいつ本物の馬鹿だろう!」
「妹ですよ。」
「君のね!奴には他人だろう。常識がないにも程がないか?」
「デスヨネー。私もそう思いますけど、私の家族含めてそれがあの人たちの常識らしいので。もうどうでも良いんです。私家を出るって決めましたもの。応援して下さるのでしょう?」
怒ってくれたのが嬉しくて、本当にどうでも良くなった。
顔にも出ていたのだろう、笑顔になった自覚はある。
「ふふ、勿論だとも!全面的に応援するから頑張って僕のところにおいで。」
「リディアム様、国が抜けてますわ。僕の国でしょう?勘違いしちゃいますよ。」
「あれぇ?」
ドキドキする心臓を誤魔化して笑い合う。
憂鬱な気分は消えてしまった。
今日見る夕陽はきっと綺麗なだけだ。
「間違ってはないんだけどね。まぁゆっくりと?やっと話ができるようになったんだもの。それにしてもデヴィッド、本当にバカな奴だよね。同情はしないけどね、自業自得というんだよ。アリーチェは僕がもらうね。」
小さな声で呟かれた言葉は、憂なく笑うアリーチェの耳には届かなかった。
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