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27 婚約破棄させて頂きます
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「皆様のおかげで、本日無事学園を卒業する事が出来ました。この国の貴族は、16歳を超え学園を卒業した時点で成人とみなされます。私は私の意思を持ってこの度、私アリーチェ・エストリアとデヴィッド・ロマロフ様との婚約を破棄させて頂きます。」
「「「「なっ⁈」」」」
「アリーチェ!何を勝手な事を!私は何も聞いておらんし、エストリア家当主として認めんぞ!」
皆が絶句し、父ががなり立てた。
今更怖くも何ともないわ。
「はい、それに伴い、エストリア家とも縁を切らせて頂きます。」
「「「なっ⁈」」」
「お前、何を言っているか分かってるのか⁈」
「もちろん、承知しております。」
「認められるわけがないだろう!今まで育ててもらった恩も忘れる気か?」
「もちろん育てて頂いた事は有り難くは思いますが、親として育てるのは義務でしょう?恩着せがましく仰らないで下さい。」
「それが親に言うセリフか⁈ふざけるな!」
「失礼ですが、親らしいことをして頂いた記憶はございませんので、致し方ないかと。」
「何だと⁈」
「幼少の頃より衣食住は必要最低限で、時間さえあれば跡取りとしての勉強をしろと言われ続けました。今までの私の人生は全てその犠牲にされました。にも関わらず、格上の婿養子に全て譲れと。なら、跡取りとしての私はもう要らないですよね?結婚相手なら、キャサリンでも構わないでしょう?」
「屁理屈を言うな!」
「少なくとも私はデヴィッド様と結婚したくはありません。それくらいなら家を出ますと申し上げております。」
父からデヴィッドに目線を移してきっぱりと言い切った。
「アリーチェ、、、。」
デヴィッドが顔色をなくして呟く。
「アリーチェさん、口が過ぎませんこと?貴方デヴィッドの何が気に入らないと仰るの?」
「全くだ。失礼だろう!何様のつもりだ!」
デヴィッドの両親が憤慨して叫ぶ。
この人達は息子の行動を把握していないのか、していても格下相手なら平気だと思っているのか。
後者なら子が子なら親も親という所か。
「曰く、家同士の政略結婚の為に添い遂げられない哀れな二人。
曰く、それでも健気に愛を育む真実の恋人。
曰く、長女というだけで家柄にしがみ付いた姉に、虐げられた可哀想な妹。
曰く、その美貌ゆえに、婚約者である姉に執着され,婚約破棄を受け入れてもらえない気の毒な令息。」
「「「は?」」」
「ご存知ありませんでしたか?学園で大変有名なお宅の子息デヴィッド様と我が家の妹キャサリンの噂です。そして、お二人の邪魔をする悪女が私だそうです。」
「どう言うことなの?デヴィッド?」
「お前、キャサリン嬢の方を好いていたのか?」
「違います‼︎僕が好きなのはアリーチェ嬢です!」
困惑する両親に慌てて叫ぶデヴィッド。今更何を言っているのかしらね。
「ご冗談を。私とは碌に話どころか目も合わせないくせに、妹とは放課後毎日毎日嬉しそうに2人っきりで手を取り合って話をしておられましたわね。そのまま馬車で送ってくる事もしょっちゅうでしたわね?それを世間では逢瀬と呼ぶのです。ロマロフ家の常識では違いましたか?」
「そっ、それは!」
「デヴィッド、今の話は本当なの?貴方そんな不実なことをしていたの?」
「言ってる事と違うではないか?別に我が家としてはどっちの娘との結婚でも構わんが。」
「父子でサイテー」
ボソッと扇に隠れてつぶやいたレティシア様に、こんな場なのに吹き出しそうになった。
本当にこんな人達と義親子になんてなりたくないわ~。
「ですのでどうぞキャサリンと婚姻を結んで下さいませ。私は出て行きますので。」
にっこり笑って宣言した。
「「「「なっ⁈」」」」
「アリーチェ!何を勝手な事を!私は何も聞いておらんし、エストリア家当主として認めんぞ!」
皆が絶句し、父ががなり立てた。
今更怖くも何ともないわ。
「はい、それに伴い、エストリア家とも縁を切らせて頂きます。」
「「「なっ⁈」」」
「お前、何を言っているか分かってるのか⁈」
「もちろん、承知しております。」
「認められるわけがないだろう!今まで育ててもらった恩も忘れる気か?」
「もちろん育てて頂いた事は有り難くは思いますが、親として育てるのは義務でしょう?恩着せがましく仰らないで下さい。」
「それが親に言うセリフか⁈ふざけるな!」
「失礼ですが、親らしいことをして頂いた記憶はございませんので、致し方ないかと。」
「何だと⁈」
「幼少の頃より衣食住は必要最低限で、時間さえあれば跡取りとしての勉強をしろと言われ続けました。今までの私の人生は全てその犠牲にされました。にも関わらず、格上の婿養子に全て譲れと。なら、跡取りとしての私はもう要らないですよね?結婚相手なら、キャサリンでも構わないでしょう?」
「屁理屈を言うな!」
「少なくとも私はデヴィッド様と結婚したくはありません。それくらいなら家を出ますと申し上げております。」
父からデヴィッドに目線を移してきっぱりと言い切った。
「アリーチェ、、、。」
デヴィッドが顔色をなくして呟く。
「アリーチェさん、口が過ぎませんこと?貴方デヴィッドの何が気に入らないと仰るの?」
「全くだ。失礼だろう!何様のつもりだ!」
デヴィッドの両親が憤慨して叫ぶ。
この人達は息子の行動を把握していないのか、していても格下相手なら平気だと思っているのか。
後者なら子が子なら親も親という所か。
「曰く、家同士の政略結婚の為に添い遂げられない哀れな二人。
曰く、それでも健気に愛を育む真実の恋人。
曰く、長女というだけで家柄にしがみ付いた姉に、虐げられた可哀想な妹。
曰く、その美貌ゆえに、婚約者である姉に執着され,婚約破棄を受け入れてもらえない気の毒な令息。」
「「「は?」」」
「ご存知ありませんでしたか?学園で大変有名なお宅の子息デヴィッド様と我が家の妹キャサリンの噂です。そして、お二人の邪魔をする悪女が私だそうです。」
「どう言うことなの?デヴィッド?」
「お前、キャサリン嬢の方を好いていたのか?」
「違います‼︎僕が好きなのはアリーチェ嬢です!」
困惑する両親に慌てて叫ぶデヴィッド。今更何を言っているのかしらね。
「ご冗談を。私とは碌に話どころか目も合わせないくせに、妹とは放課後毎日毎日嬉しそうに2人っきりで手を取り合って話をしておられましたわね。そのまま馬車で送ってくる事もしょっちゅうでしたわね?それを世間では逢瀬と呼ぶのです。ロマロフ家の常識では違いましたか?」
「そっ、それは!」
「デヴィッド、今の話は本当なの?貴方そんな不実なことをしていたの?」
「言ってる事と違うではないか?別に我が家としてはどっちの娘との結婚でも構わんが。」
「父子でサイテー」
ボソッと扇に隠れてつぶやいたレティシア様に、こんな場なのに吹き出しそうになった。
本当にこんな人達と義親子になんてなりたくないわ~。
「ですのでどうぞキャサリンと婚姻を結んで下さいませ。私は出て行きますので。」
にっこり笑って宣言した。
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