[完結]転生したので私を殺したクズな王子に復讐します。、、、お兄様達が。

masato

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22 飴と鞭(サイラス)

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「引退って、父上⁈」
「私は甘い。さっきのお前のガイへの尋問を見ていて思い知ったよ。私はメジャー家が裏切るなんて考えもしなかった。」
「メジャー家ではなく、ロイですよ、裏切ったのは。」
「いや、能力の無いものに情で家督を継がせた。それ自体が既に我がエストロジアへの裏切りだろう。」

 ロイとガイ、逆だったなら何も問題はなかっただろうに。
 何の神の悪戯か。
 本当にこの世界の神様ってやつは碌でもない!

「これだけ大事になったんだ。アズロとカルヴァンを潰しても誰かが責任を取らねばならん。それは陛下と私だろうよ。」
「父上。」
「お前もじきに学園を卒業して成人として認められる。殿下も近いうちに即位なさるだろう。しっかりしておられるがまだお若い。お前はその時に出来うる全てで殿下をお支えするがいい。その為の公爵の地位だ。存分に利用しなさい。」
「父上、、、。」
「なに、実務は当分手助けしてやるさ。まだ引き継ぎもできていないからな。そうだな、ミリアンナが無事に嫁に行くまでは、、、。」
「は⁈何言ってるんです?ミリアンナは嫁になんかやりませんよ⁈この家で幸せに暮らすんです!他所に行って苦労する必要なんてありません!」
「、、、サイラス。」

残念なモノを見る目で見るなよ!

「あんな酷い目にあったんです。これからは穏やかに幸せに暮らすといい。」
「だが、お前だって結婚するだろう?」
「ミリアンナを蔑ろにするような者を嫁になどしませんよ!なんなら、結婚なんてしなくてもいいし。」
「阿呆。後継を作るのは貴族の義務だぞ。我がエストロジアに特に結びたい政略的な結婚は無いとは言えな?それにミリアンナにも、今度こそ幸せな結婚をさせてやりたいだろう?」
「うぐ。」
「まぁ、急ぐ必要はない。お前達はまだまだ若い。これから色々な経験と出会いがあるはずだ。、、、その為にも、この件をきっちりと終わらさなければな。」
「、、、勿論です。」


そうして、今回捕まえたガイを始めそいつらをちょ~っとだけキビシク尋問した結果(うん、ミリアンナにはちょっと言えない)、更にもう一匹釣れた。
執事長アレンの直下、副執事のジェイクだ。
最初はアレンが消えれば次の執事長は自分だと思っていたから、アレンを消してくれると言った奴らに加担したと。
でも結果的にグレンとケインが来たことで、それは怪しくなったが、今更抜けられず、ずるずると言われるままに行動していたんだと。
なるほど、ウチの人事がザルだった訳だよ。
そもそもどれだけ調べてたとしても、アレンに報告が上がる前にこいつが手を入れてたんだから。

はぁ~、ほんとウチの内部喰われまくりじゃん。
うん、僕が爵位を継いだらまずは綱紀粛正からだな。
まぁ、今回ので裏切り者がどうなるかはしっかり見せつけておいてやるけどね。

父上はちょっと飴が多かったようだから、僕はもう少し鞭を増やさないとね。
ミリアンナに嫌われない程度には。
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