[完結]転生したので私を殺したクズな王子に復讐します。、、、お兄様達が。

masato

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28ユリアーナとの思い出(サイラス)

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7歳の時、ラジアンでの半成人のお祝いに招待された僕とアレク殿下は、国王陛下方との謁見を終えて、用意された部屋でやっと一息ついていた。
高位貴族達がずらりと並ぶ中、注目を浴び続けるなんて7歳の子供には酷じゃない?

「はぁ~。」

ため息が出ても仕方ないでしょうが。

「ははは、お前でも緊張したか。」
「当たり前でしょう。殿下と一緒にしないで下さいよ。」
「阿呆、僕だって緊張したわ。」

そう言って侍従の入れたお茶を飲む姿は、全くそうは見えなくて。
これが王族なのかなぁ、何てちょっと尊敬してしまった。

「ねぇ、殿下。謁見の間に子供が何人かいましたよね?」
「ああ、王位継承権を持った者達だと聞いてるな。事前の顔合わせだ。王太子と第二王子、王妹のレティシア様の子息でロイエンタール公爵子息とその弟君、前王の妹の孫であるリンドバーグ公爵令嬢とその弟君だったかな?」
「リンドバーグ公爵令嬢、、、。」
「お、なんだ一目惚れか?」

殿下がニシシと笑う。
絶対面白がってる!

「違います!なんだか僕を見て泣いてたみたいだったんで、、、。」
「お前、なんかしたの?やめろよ?国際問題になるぞ。」
「何もしてませんよ!」
「うーん、まぁ明日になればお茶会だ。また会えるだろうし、挨拶もできるだろう。」
「そうですね、、、。」

明日になったら、きっと会える。
お話し出来るだろうか。
驚いた様な顔も泣き顔も、とんでもなく綺麗だったけど、出来るなら笑った顔が見てみたいな。
なんとも言えないふわふわとした気持ちで眠りについた。


そして翌日、
初めて参加する本格的なお茶会に僕は圧倒されていた。
今年7歳を迎える全ての貴族の子女が集まると言う事だったけど、一体何人いるんだ⁈
ラジアンの貴族家って幾つあるんだよ⁈

「ラジアンの人口って確か。」
「うーん、我が国の6倍位って聞いてるな?その分貴族も多いんだろう。」
「至る所で国力の差を感じますねー。」
「言うな。その為の外交だろう。」

殿下とさてどうするか?なんて話していたら、一人の少女が近付いてきて、

「アレクサンダー王太子殿下、エストロジア公子様にご挨拶申し上げます。ラジアンが公爵家、リンドバーグ家の長女ユリアーナ・フォン・リンドバーグと申します。」

そう言って、見惚れるほど綺麗なカーテシーで挨拶をしてくれた。
彼女だ‼︎

「ご丁寧にありがとうございます。エストの第一王子アレクサンダーです。」
「エストロジア公爵家嫡男サイラスです。よろしくお願い致します、リンドバーグ公爵令嬢。」
「どうぞユリアとお呼びくださいませ。」

にっこりと微笑んでくれた。
うっわ、かっっわいいー!

「こちらへどうぞ、ユスト殿下にご紹介しますわね。」

そう言って、一目で高位貴族と分かる令息達が集まるテーブルに案内された。

「ユスト殿下。」
「ああ、ユリア。エストの方々を連れてきてくれたの?」
「はい。ご紹介致しますね。こちらエスト王国王太子アレクサンダー殿下とエストロジア公爵家のサイラス様です。」
「有り難う、ユリア。」
「この度はご招待頂き有難うございました。エスト王国第一王子アレクサンダーです。どうぞよろしくお願い致します。」
「エストロジア公爵家サイラスと申します。お会いできて光栄に存じます。」
「ラジアン第二王子ユストです。ようこそお越し下さいました。歓迎致します。紹介しますね、こちらは僕の従兄弟で、ロイエンタール公爵家のフレドリック・フォン・ロイエンタールです。」
「、、、よろしくお願いします。」

フォンが付くのは王位継承権を持つ証だっけ。
つまり今ここにラジアンの王位継承権を持つ人が3人もいるって事。
うわぁ、僕場違いじゃね?
ちょっと顔を引き攣らせていると、ユリアーナ様に手を取られた。

「え?」

何が起きた⁈
びっくりしている間にユリアーナ様が殿下達に宣言される。

「じゃぁ、そう言う事で!ユスト達は王族同士友好を深めてね!私はサイラス様と友好を深めてくるわ!行きましょう、サイラス様‼︎」
「えっ?ええっ!えええー⁈」

そう言って、いきなり手を引っ張られて駆け出され、訳もわからず、引きずられる様に連れて行かれる僕。

「こら、ユリアー!」
「ユリア⁈」
「サイラス⁈」

王子達の驚愕の声を聞きながら、僕は逆らう事も出来ずにユリアーナ様に拉致された。

だって、むちゃくちゃ嬉しそうに笑ってるんだよ?
すんごいかぁわいい顔で‼︎
コレに逆らえる奴なんているか?
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