[完結]転生したので私を殺したクズな王子に復讐します。、、、お兄様達が。

masato

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33 フランクリンが現れた

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会場に入ってまず一礼。
衆人環視の中、王族席までエスコートされながらゆっくり進み、王族の皆様の前でカーテシー。
王妃様からのお言葉を頂く。

「会えて嬉しいわ。これからも精進してエストロジアを盛り上げてね。」

前回と同じ言葉。
そして、頭を上げることが許され見上げると、やはり同じく王族席には国王陛下と王妃陛下、そしてアレク殿下だけだった。
ミランダ妃とフランクリンはいない。

「公女には、ラジアン王国筆頭公爵家リンドバーグからの縁談がおありと聞きました。そちらの方がお相手ですか?」

アレク殿下がお話を振って下さる。
リンドバーグ家との縁談を周知する為。
ただし、縁談が決まったとは言わない。
後々のことも考えて暈してるの。
辺りにさわさわとざわめきが起きる。

「はい、リンドバーグ公爵家嫡男、ディアンジェロ・フォン・リンドバーグと申します。王家の皆様に拝謁の機会を頂き光栄に存じます。この度エストロジアとのご縁を頂きました。今後とも両家、また両国の友好が深まります事を願います。」
「うむ、めでたい事だな!私もこの縁を嬉しく思う。其方の父リディアムとは旧知の中だ。良く伝えておくれ。」
「有り難く。」

国王陛下にもお言葉を頂き、恐縮するけれど、ディアンジェロ様は平然と受け答えされていた。
さすが大国の公爵家。
更に言えばフォンが付くのは王位継承権を持ってる証。
凄いなぁ、別世界の人みたい。
まぁ、ある意味別世界の人ではあるけど。
いや、今は私もその世界の人か?

なんて、また変な方向に思考を持って行かれていたら、

「ほら、ミリアンナ。御前失礼するよ。お辞儀して。」

と、コッソリディアンジェロ様に言われてしまった。
このすぐに思考を飛ばしちゃうの私の悪い癖になってる!
慌ててカーテシーをして、辞去する。

はぁ~、二度目でも緊張はするわぁ。
衆人環視の元何の羞恥プレイよ。
まあ、私は婚約者(候補)がいるから、結婚相手として値踏みされないだけマシだったかもね!

ほっとして、ディアンジェロ様に連れられて、家族の元に向かう。
わぁ、凄いな。
ちゃんと皆んながどこに居るか把握してたんだ。
私より一歳上なだけなのに、しっかりしてるなぁ。
またポケっとした顔をしていたんだろう。
またクスリと笑って、

「まぁ、今は気が抜けてても仕方ないかな。大目に見てあげるよ。」

と仰った。
むしろその笑顔はご褒美では?
うわぁ、自覚無かったけど、私って面食いだったのかしら?
いや、これは誰が見てもそうよね?

そのうち、両親とお兄様達がいる一角にたどり着いた。

「ミリアンナ、立派だったよ!さすが自慢の妹だ!」
「そうね!とても綺麗なカーテシーだったわよ。」
「有難うございます!」

お兄様とユリアーナ様が褒めて下さる。
嬉しくて満面の笑顔になる。
あ!マズイ、また公爵令嬢らしくないって言われちゃう⁈
と思って、横のディアンジェロ様を見上げると、ふんわりと優しく微笑んでた。
やだもう!だから何それ⁈
調子狂っちゃうんですけど!
真っ赤になってるだろう頬を誤魔化すために、扇を開いてパタパタしてみる。
バレバレの様で、横から笑いを堪える気配がした。

「ディアンジェロ殿、ありがとうございました。おかげでミリアンナも筒が無くデビュタントを終えられそうです。」
「陛下方へのご挨拶も良い出来でしたし、婚約の周知もできましたわ。流石に陛下公認の縁談にフランクリン王子も横槍は入れられないでしょう。一安心ですわ。」

お父様とお母様が、ほっとしたように仰った。
私もそう思ってにっこり笑う。
、、、のだけれど、

「あら、それじゃぁつまらないわよね?」
「うん、取り敢えず、フランクリンにはここで舞台を降りてもらいたいよね?」

と、リンドバーグ姉弟がとっても悪いお顔で宣った。
美形がやると迫力~!
え、これから何かあるの⁈

そう思った途端、
前回の人生で何度も聞いた声が私を呼んだ。

「エストロジア公女、ミリアンナ嬢!少しお話しできるだろうか?」

そう言ってにこやかに微笑んで近付いて来たのは、忘れもしない、どんなに憎んでも憎み足りない、

「初めてお目にかかる。僕はこのエスト王国の第二王子フランクリン・エストです。」


フランクリン第二王子 その人だった。



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