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35 一発退場狙ってみました
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「という事ですので、敗者は大人しくお引き下がり頂けますか?」
と、すっごくいい笑顔で宣った。
丁寧だけどめちゃくちゃ失礼じゃない⁈
目を見開いて見ていると、
「ふざけるな!僕は王子なんだぞ!言うことを聞かないなら不敬罪で処刑してやるからな!」
「「「「「ヒィッ‼︎」」」」」
周りを囲む様に様子を見ていた人達が悲鳴を上げる。
うわぁ~、ないわぁ~。
え~、コレのホントにどこが良かったの?前の私~?
引きまくりの私だけど、
ディアンジェロ様達皆んなは至って冷静で。
「おかしな事を仰る。他人の婚約者に懸想して、振られたからって不敬罪とは。エストはいつからそんな独裁国家になったんでしょうね?しかもそんな理由でこの僕を処刑する?エスト王国はラジアンに宣戦布告でもするおつもりですか?」
「「「「ヒィィ⁈」」」」
余裕の笑みで言っちゃうから、周りは更に引きまくり、王子は更にエキサイト!
煽る煽る。
「黙れ!その口閉じてやる!」
と、殴りかかって来た!
「ディアンジェロ様⁈」
焦る私とは対照的に、ディアンジェロ様は避けもせず寧ろふっと笑てて、
けれど、
「何をなさってるんですか⁈殿下⁈」
カルヴァン伯爵がフランクリンを止めていた。
「チッ。」
ディアンジェロ様が舌打ち?
びっくりして見上げると、何も無かった様ににこりと微笑まれた。
、、、気のせいかな?
「離せ!カルヴァン!コイツを捕えろ!不敬罪で処刑しろ!」
「殿下⁈」
「貴方は彼の縁者ですか?」
興奮したフランクリンと対照的に冷静にディアンジェロ様がカルヴァンに問う。
「私は司法局を預かるカルヴァン伯爵家当主グレオ・カルヴァンと申します。仔細教えて頂けますか?貴方は何者で、何故王子に対してこの様な不敬な態度を?」
「仔細も僕の正体もわからない状態で、王子に不敬を働いたと?コレが司法局のトップの台詞とは。」
ディアンジェロ様が両手の平を上に向けて、やれやれという態度で仰る。
うわぁ、まだ煽るよ、この人。
ムッとした様子でも、一応の礼を取る伯爵。
王子よりは冷静ね。
「失礼しました。訂正致します。で、貴方は何者ですか?」
「ラジアン王国のリンドバーグ公爵家嫡男、ディアンジェロ・フォン・リンドバーグです。」
「リンドバーグ⁈フォン⁈」
「こちらのミリアンナ・エストロジア公女との婚約の為に参りまして。デビュタントのエスコートをしてたんですけどね、いきなりその自称第二王子殿下がミリアンナ嬢に結婚を申し込んできたのでお断りしたら、王子に対して不敬だと騒ぎ出したんですよ。さて、非はどちらでしょうか?」
「、、、、!本当に、エストロジアとの婚約を?」
「陛下にも御祝福頂きましたよ。それなのに貴方も不満をお持ちですか?僕を不敬罪で処刑すると?そんな事になればリンドバーグが、ひいてはラジアンが黙ってはいませんよ?」
「もっ!申し訳ありませんでした‼︎」
カルヴァン伯爵がザッと音がする程に膝をついて頭を下げる。
「王子殿下には何か誤解があった様です。よく説明させて頂きますので、この度はご容赦下さい!」
「おい!カルヴァン⁈」
「ここまでかな?」
デアンジェロ様がユリアーナ様に目線を送ると、ユリアーナ様が頷いた。
「今回の事は正式にリンドバーグから抗議させていただく。2度はないと覚えておくといい。」
「ありがたく。」
「カルヴァン‼︎」
「参りましょう、殿下。」
「おい!どういう事だよ!」
「いいから、おいで下さい!よりによってリンドバーグに喧嘩を売るなんて、、、!」
フランクリンを引きずる様にカルヴァン伯爵が下がって行った。
呆然と見送る私の頭の上から、ディアンジェロ様の残念そうな声がする。
「残念だったな~、もうちょっとで一発退場にしてやれたのに。」
「えっ?」
「あのままフランクリンが僕を殴ってくれてたら、アイツ終わってたよね。」
「意味不明な言いがかりでラジアンの王位継承権持ちに手を挙げるなんてそれこそ処罰モノよ。例えエストの王子でもね?ラジアンに睨まれるくらいなら不詳の王子くらい喜んで差し出すわよ。」
クスクス笑ってユリアーナ様が補足される。
は⁈いやいやいや!
「何言ってるんですか⁈ダメですよ!そんな事しないで下さい!私の為に誰かが傷つくなんてダメです‼︎」
「、、、あんなヒョロイのに殴られても平気だよ?掠るくらいで避ける自信あるし。」
「でもダメです‼︎ご自分を大切にして下さい!」
「、、、うん。分かったよ。」
そう言って、ディアンジェロ様はとても嬉しそうに笑った。
だからその笑顔は兵器なの!
と、すっごくいい笑顔で宣った。
丁寧だけどめちゃくちゃ失礼じゃない⁈
目を見開いて見ていると、
「ふざけるな!僕は王子なんだぞ!言うことを聞かないなら不敬罪で処刑してやるからな!」
「「「「「ヒィッ‼︎」」」」」
周りを囲む様に様子を見ていた人達が悲鳴を上げる。
うわぁ~、ないわぁ~。
え~、コレのホントにどこが良かったの?前の私~?
引きまくりの私だけど、
ディアンジェロ様達皆んなは至って冷静で。
「おかしな事を仰る。他人の婚約者に懸想して、振られたからって不敬罪とは。エストはいつからそんな独裁国家になったんでしょうね?しかもそんな理由でこの僕を処刑する?エスト王国はラジアンに宣戦布告でもするおつもりですか?」
「「「「ヒィィ⁈」」」」
余裕の笑みで言っちゃうから、周りは更に引きまくり、王子は更にエキサイト!
煽る煽る。
「黙れ!その口閉じてやる!」
と、殴りかかって来た!
「ディアンジェロ様⁈」
焦る私とは対照的に、ディアンジェロ様は避けもせず寧ろふっと笑てて、
けれど、
「何をなさってるんですか⁈殿下⁈」
カルヴァン伯爵がフランクリンを止めていた。
「チッ。」
ディアンジェロ様が舌打ち?
びっくりして見上げると、何も無かった様ににこりと微笑まれた。
、、、気のせいかな?
「離せ!カルヴァン!コイツを捕えろ!不敬罪で処刑しろ!」
「殿下⁈」
「貴方は彼の縁者ですか?」
興奮したフランクリンと対照的に冷静にディアンジェロ様がカルヴァンに問う。
「私は司法局を預かるカルヴァン伯爵家当主グレオ・カルヴァンと申します。仔細教えて頂けますか?貴方は何者で、何故王子に対してこの様な不敬な態度を?」
「仔細も僕の正体もわからない状態で、王子に不敬を働いたと?コレが司法局のトップの台詞とは。」
ディアンジェロ様が両手の平を上に向けて、やれやれという態度で仰る。
うわぁ、まだ煽るよ、この人。
ムッとした様子でも、一応の礼を取る伯爵。
王子よりは冷静ね。
「失礼しました。訂正致します。で、貴方は何者ですか?」
「ラジアン王国のリンドバーグ公爵家嫡男、ディアンジェロ・フォン・リンドバーグです。」
「リンドバーグ⁈フォン⁈」
「こちらのミリアンナ・エストロジア公女との婚約の為に参りまして。デビュタントのエスコートをしてたんですけどね、いきなりその自称第二王子殿下がミリアンナ嬢に結婚を申し込んできたのでお断りしたら、王子に対して不敬だと騒ぎ出したんですよ。さて、非はどちらでしょうか?」
「、、、、!本当に、エストロジアとの婚約を?」
「陛下にも御祝福頂きましたよ。それなのに貴方も不満をお持ちですか?僕を不敬罪で処刑すると?そんな事になればリンドバーグが、ひいてはラジアンが黙ってはいませんよ?」
「もっ!申し訳ありませんでした‼︎」
カルヴァン伯爵がザッと音がする程に膝をついて頭を下げる。
「王子殿下には何か誤解があった様です。よく説明させて頂きますので、この度はご容赦下さい!」
「おい!カルヴァン⁈」
「ここまでかな?」
デアンジェロ様がユリアーナ様に目線を送ると、ユリアーナ様が頷いた。
「今回の事は正式にリンドバーグから抗議させていただく。2度はないと覚えておくといい。」
「ありがたく。」
「カルヴァン‼︎」
「参りましょう、殿下。」
「おい!どういう事だよ!」
「いいから、おいで下さい!よりによってリンドバーグに喧嘩を売るなんて、、、!」
フランクリンを引きずる様にカルヴァン伯爵が下がって行った。
呆然と見送る私の頭の上から、ディアンジェロ様の残念そうな声がする。
「残念だったな~、もうちょっとで一発退場にしてやれたのに。」
「えっ?」
「あのままフランクリンが僕を殴ってくれてたら、アイツ終わってたよね。」
「意味不明な言いがかりでラジアンの王位継承権持ちに手を挙げるなんてそれこそ処罰モノよ。例えエストの王子でもね?ラジアンに睨まれるくらいなら不詳の王子くらい喜んで差し出すわよ。」
クスクス笑ってユリアーナ様が補足される。
は⁈いやいやいや!
「何言ってるんですか⁈ダメですよ!そんな事しないで下さい!私の為に誰かが傷つくなんてダメです‼︎」
「、、、あんなヒョロイのに殴られても平気だよ?掠るくらいで避ける自信あるし。」
「でもダメです‼︎ご自分を大切にして下さい!」
「、、、うん。分かったよ。」
そう言って、ディアンジェロ様はとても嬉しそうに笑った。
だからその笑顔は兵器なの!
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