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週明け
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週が明けて、学校が始まる。
俺は田舎者なので、講義の授業では真面目にノートを取っていく。
戦争や国関係のことならまだしも、内政とかになると弱い。
今は必要ないけど、後々必要になるかもしれないから頑張らないとなぁ。
「つ、疲れたァァァ!」
「ユウマさん、お疲れ様ですっ」
「お、お疲れ様でした!」
「ありがとう、カレン、アルト……いや、覚えること多いや」
食堂のテーブルに突っ伏して、思わず項垂れる。
政治経済や、文官についてとかは勉強してこなかったから疲れた。
そんな暇あったら、鍛錬しろって言われてきたし。
「いえいえ、わたしも覚えるの大変でしたから」
「ぼ、僕もですっ! あっちでは強い人が偉いだったからよくわからないです……」
「あぁー、そうだよね。人族っていうのはめんどくさいよね」
「あの、ユウマさんも人族ですからね? そして、貴族でもあるんですよ?」
「……すみませんでした!」
そうだ、元平民のカレンと獣人のアルトに愚痴ることじゃないや。
むしろ、俺が色々と教えてあげないといけないんだけど……無理ですね!
そうなると、セリスってことになるんだけど……今は無理かな。
「セリスさん、大丈夫でしょうか? 何やら、カイル様が頻りに話しかけてますけど」
「ひとまず、セリスには聞いたけど平気だってさ。これは私が片付けるべき問題だって」
「そうなんですね……」
「無論、俺としては……何かあれば、強引にでも助けるつもりだけど」
「その時は、わたしも微力ながらお手伝いしますっ」
「うん、その時はお願い……さて」
アルトが置いてけぼりになっているので話を変えることにする。
「そういえば、アルトは部活とかは?」
「僕ですか? うーんと……まだちょっとわからなくて。どういうものがあるのかもわからないんです。クラスには話せる人もいないし……」
「まあ! でしたら、わたし達と一緒に部活見学に行きましょう!」
「えっ? 僕も良いの?」
「もちろん、アルトさえ良ければ」
「う、うんっ! ありがとう!」
二人と部活見学か……ただ、女子と男子では入れる部活が違う場合あるよね。
そうなると、そっちを見る場合は俺がぼっちに……そうだ! 俺には彼がいたっ!
「ねえ、もう一人誘っても良い?」
「えっ? はい、わたしは構いません」
「うん、僕も平気だよ」
その後、連れてくる相手を伝えると……二人は驚いていたけど了承してくれた。
その後昼食を早めに切り上げ、俺は急いで教室に戻る。
そして、一人で腕を組んでいるレオンに近づく。
「レオン!」
「むっ、ユウマか。どうかしたか?」
「放課後って予定ある? というか、部活とか入るの?」
「本当なら、そんなものには入りたくないが……父上から人間社会を学んでこいとも言われている。なので、一応は見て回るつもりだ。どちらにしろ、冒険者登録もできんしな」
なるほど、俺と似たような感じってことだ。
俺も冒険者登録ができない今、部活は何かやらないと暇だし。
「それなら、俺と見て回ろう!」
「……良いのか?」
「良いも何も友達でしょ? ……あれ? 俺だけ?」
「くははっ! ……いや、すまん。ああ、我からもお願いしよう」
「よし、決まりだね。それじゃ、ちょっときて」
俺は教室の外に、レオンを連れて行く。
そこには、アルトとカレンが待っていた。
「二人とも、連れてきたよ。レオン、この二人もいるけど……良いかな?」
「何? ……我は構わんが、そこで震えてる犬族は良いのか?」
「ヒィ!? し、獅子族……我が国の王族に連なる方……」
「えっ? そういう立ち位置なの?」
「まあ、一応はな」
なるほど、獅子族は王族に値するのか。
ふんふん、勉強になるね。
「でも、ここではただの生徒だよ。ねっ、レオン」
「ふっ、その通りだな。犬族の者よ、我のことは気にせんで良い」
「わ、わかりましたっ!」
「カレン殿といったな、よろしく頼む」
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
「よし、これで決まりだね」
俺達は放課後の約束をし、午後の授業を受けるのだった。
俺は田舎者なので、講義の授業では真面目にノートを取っていく。
戦争や国関係のことならまだしも、内政とかになると弱い。
今は必要ないけど、後々必要になるかもしれないから頑張らないとなぁ。
「つ、疲れたァァァ!」
「ユウマさん、お疲れ様ですっ」
「お、お疲れ様でした!」
「ありがとう、カレン、アルト……いや、覚えること多いや」
食堂のテーブルに突っ伏して、思わず項垂れる。
政治経済や、文官についてとかは勉強してこなかったから疲れた。
そんな暇あったら、鍛錬しろって言われてきたし。
「いえいえ、わたしも覚えるの大変でしたから」
「ぼ、僕もですっ! あっちでは強い人が偉いだったからよくわからないです……」
「あぁー、そうだよね。人族っていうのはめんどくさいよね」
「あの、ユウマさんも人族ですからね? そして、貴族でもあるんですよ?」
「……すみませんでした!」
そうだ、元平民のカレンと獣人のアルトに愚痴ることじゃないや。
むしろ、俺が色々と教えてあげないといけないんだけど……無理ですね!
そうなると、セリスってことになるんだけど……今は無理かな。
「セリスさん、大丈夫でしょうか? 何やら、カイル様が頻りに話しかけてますけど」
「ひとまず、セリスには聞いたけど平気だってさ。これは私が片付けるべき問題だって」
「そうなんですね……」
「無論、俺としては……何かあれば、強引にでも助けるつもりだけど」
「その時は、わたしも微力ながらお手伝いしますっ」
「うん、その時はお願い……さて」
アルトが置いてけぼりになっているので話を変えることにする。
「そういえば、アルトは部活とかは?」
「僕ですか? うーんと……まだちょっとわからなくて。どういうものがあるのかもわからないんです。クラスには話せる人もいないし……」
「まあ! でしたら、わたし達と一緒に部活見学に行きましょう!」
「えっ? 僕も良いの?」
「もちろん、アルトさえ良ければ」
「う、うんっ! ありがとう!」
二人と部活見学か……ただ、女子と男子では入れる部活が違う場合あるよね。
そうなると、そっちを見る場合は俺がぼっちに……そうだ! 俺には彼がいたっ!
「ねえ、もう一人誘っても良い?」
「えっ? はい、わたしは構いません」
「うん、僕も平気だよ」
その後、連れてくる相手を伝えると……二人は驚いていたけど了承してくれた。
その後昼食を早めに切り上げ、俺は急いで教室に戻る。
そして、一人で腕を組んでいるレオンに近づく。
「レオン!」
「むっ、ユウマか。どうかしたか?」
「放課後って予定ある? というか、部活とか入るの?」
「本当なら、そんなものには入りたくないが……父上から人間社会を学んでこいとも言われている。なので、一応は見て回るつもりだ。どちらにしろ、冒険者登録もできんしな」
なるほど、俺と似たような感じってことだ。
俺も冒険者登録ができない今、部活は何かやらないと暇だし。
「それなら、俺と見て回ろう!」
「……良いのか?」
「良いも何も友達でしょ? ……あれ? 俺だけ?」
「くははっ! ……いや、すまん。ああ、我からもお願いしよう」
「よし、決まりだね。それじゃ、ちょっときて」
俺は教室の外に、レオンを連れて行く。
そこには、アルトとカレンが待っていた。
「二人とも、連れてきたよ。レオン、この二人もいるけど……良いかな?」
「何? ……我は構わんが、そこで震えてる犬族は良いのか?」
「ヒィ!? し、獅子族……我が国の王族に連なる方……」
「えっ? そういう立ち位置なの?」
「まあ、一応はな」
なるほど、獅子族は王族に値するのか。
ふんふん、勉強になるね。
「でも、ここではただの生徒だよ。ねっ、レオン」
「ふっ、その通りだな。犬族の者よ、我のことは気にせんで良い」
「わ、わかりましたっ!」
「カレン殿といったな、よろしく頼む」
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
「よし、これで決まりだね」
俺達は放課後の約束をし、午後の授業を受けるのだった。
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