34 / 185
冬馬君の自制心は……
冬馬君は好きの先を知る
しおりを挟む
さて、今日は8月10日。
あのプール行きたい発言から、2日が過ぎた。
正直言って、そこからの記憶はあまりない。
とりあえず了承し、家に帰ったことは覚えている。
ただ、料理を失敗し、妹に怒られた。
俺は日に日に増していく、綾への気持ちに少々困っている。
アイツ、可愛すぎて困る……!
すでに、俺の忍耐力は限界に近い……。
二回目のデートをしたが、もう可愛すぎて大変だった……。
洋服を見てあげたら、どれも似合ってるし。
荷物を持っただけなのに、輝くような笑顔でお礼言うし。
手を繋いで欲しそうに、チラチラ見てくるし。
……まあ、数えたらキリがない。
そして、いよいよ今日……最大の試練が待ち受けている。
俺は綾の魅力に負けずに、自分を律することができるだろうか?
……よし!気合い入れていくぜ!!
俺は準備をして、地元の駅へバイクで向かう。
迎えに行こうか?と聞いたら、何故か断られたからだ。
「冬馬君!お待たせ!」
「いや、今来たところだ。珍しいな?綾の方が遅いとは」
「エヘヘ、我慢したよ。だって、一度お待たせって言ってみたかったから……なんか、恋人っぽいかなって……」
出だしからコレか……俺の精神よ!踏ん張りところだぞ!?
「なるほど、だから迎えに来なくて良いってことか。じゃあ、行くか」
俺はバイクに跨り、エンジンをかける。
「うん!」
綾も、メットを被って後ろに乗る。
ゆっくりと走り出し、大きいプール施設へ向かう。
背中に柔らかなものを感じながら……。
さて、施設に到着し、手を繋いでプールへ向かう。
「わー!プールなんて久しぶり!嬉しい!」
「ん?どういう意味だ?」
「あ、あのね……少し、お話しても良いかな?」
「ああ、良いぞ。じゃあ、あそこのベンチに座るか。今、周りに人いないし」
「ありがとう……」
うーん、なにやら暗い顔しているな。
俺で力になれることなら、なんでもするのだがな。
とりあえず、2人でベンチに座る。
俺は、綾が言い出すのをじっと待つことにする。
「あ、あのね……私、中学生くらいになったらね……そ、その身体が発育しますというか……」
なるほど、言い辛いわけだ。
「いや、大体わかった。そこは飛ばして良いぞ」
「と、冬馬君……優しい……ありがとう!それで、男の人から見られることが多くなってきて、恥ずかしいからプールとかにも行けなくて……それならまだしも、ナンパとかもされるし……一緒にいた友達まで迷惑かけちゃうこともあって、行きたいけど行けなかったの」
「まあ、正直……気持ちはわかるがな。綾みたいな可愛い女の子がいたら、見てしまうだろうな。だが、相手が嫌がるほど見るのはいけないことだな。それに求めていないナンパとかもな」
「と、冬馬君は、見て良いからね……?」
ゴフッ!!ボディーに刺さる!!
「いや、それは、見たいとは……いや、そうではなくてだな……」
「ふふ、やったぁ。冬馬君、照れてるー」
「おいおい、勘弁してくれ。つまり、俺は見る奴らの目を潰せば良いんだな?」
「違うよ!?」
「え?違うのか?しようがない、死んでもらうか」
「それも違うよ!?」
「冗談だよ。じゃあ、どうすれば良い?」
「本気の目だった気が……うん、あのね……その、側にいて守って欲しいの……もちろん、自意識過剰なのは、わかってるんだけど……冬馬君がそばにいれば平気かなって……そ、それに彼氏とプール行きたかったもん」
……これは、難易度高いぞ。
己の欲を殺しつつ、見てくる奴らを威嚇し、綾が楽しめるようにする。
……無理ゲーじゃね?
だが、やるしかあるまい……!
「わかった。俺の全てかけて守るとしよう」
「と、冬馬君……ありがとう……その、大好き……」
……おっといけない、意識が飛んでしまった。
そして、いつの間にか、更衣室にいる。
あれ?俺どうやってきたんだ?
とりあえず、綾より先に行かなくては!
急いで着替え、表に出る。
そし、待つことに数分後……天使が現れた。
「お、お待たせ。ど、どうかな?」
そこには、水色のビキニ姿の可愛い彼女がいた。
上の方にはボリュームとハリのある胸、下には眩しい脚線美。
ヤバイ……視線がそらせない……言葉が出ない……。
そして、不思議と男のしての本能は働かなかった。
ただ、ただ見惚れてしまう。
「と、冬馬君……は、恥ずかしいよぉ……」
「すまん……予想を上回る可愛さだったからな。つい、見惚れてしまった。よく似合っているよ」
「う、うん……ありがとう……ねえ!いこ!」
「おい!引っ張るなよ!」
手を引かれ、プールの中へ向かう。
男達からの嫉妬と羨望の眼差しを受けながら……。
……もちろん、ガン見する奴は、殺すつもりで威嚇した。
「わー!久しぶり!気持ちいいね!」
「言われてみれば、俺も中学生の頃以来か」
「そうなんだ!じゃあ、お揃いだね!」
うむ、楽しそうで何よりだ。
なんだろうな、この気持ちは。
心が温かくなるというか……わからないが、とても良い気分だな。
「ねえ!スライダーやろう!あれ、2人乗りなんだよ!」
「ああ、良いぞ……2人乗り?」
……まあ、こうなるわけか。
ボートに乗り、綾を俺の前に座らせる。
綺麗なうなじと肩が目に入り、ドキドキする。
それに、視線の先には谷間が……フゥ、精神統一だ……。
「ド、ドキドキするね!色々な意味で……」
「そ、そうだな。色々な意味で……」
そして、店員に押され動き出す。
「キャーー!!」
「ウォォーー!!」
2人とも、大はしゃぎである。
「あー!楽しかったね!次は泳ご!」
「いいだろう。インドアの底力を見せてやる」
「いや、どう見てもそうは見えないよ?お、お腹とかバッキバキだし……さ、触ってもいい?」
「ん?ああ、良いぞ」
「し、失礼します……うわぁー、凄いね……かたい……」
「まあ、日々鍛えているからな。健全なインドアには、健全な肉体が必要だ」
「ふふ……そうなの?冬馬君、面白いね」
「そうか?俺にとっては普通なんだがな」
その後ひとしきり泳ぎ、最後に温かいプールに行く。
そこは身体を冷やさないように、温かいお湯が入っているのだ。
2人並んで手を繋ぎ、のんびりする。
「あー!楽しかった!そういえば、全然視線が気にならなかったなぁ。やっぱり、好きな人が隣にいるからかな?」
「まあ、めちゃくちゃ見られていたがな。その度に、視線だけで殺したがな」
「エヘヘ、ありがとう……わ、私のナイト様……」
……うん、わかったかもしれない。
男のしての本能を感じつつも、それとは別の何かを感じる。
多分、これは……愛しいという感情なのかもしれない。
あのプール行きたい発言から、2日が過ぎた。
正直言って、そこからの記憶はあまりない。
とりあえず了承し、家に帰ったことは覚えている。
ただ、料理を失敗し、妹に怒られた。
俺は日に日に増していく、綾への気持ちに少々困っている。
アイツ、可愛すぎて困る……!
すでに、俺の忍耐力は限界に近い……。
二回目のデートをしたが、もう可愛すぎて大変だった……。
洋服を見てあげたら、どれも似合ってるし。
荷物を持っただけなのに、輝くような笑顔でお礼言うし。
手を繋いで欲しそうに、チラチラ見てくるし。
……まあ、数えたらキリがない。
そして、いよいよ今日……最大の試練が待ち受けている。
俺は綾の魅力に負けずに、自分を律することができるだろうか?
……よし!気合い入れていくぜ!!
俺は準備をして、地元の駅へバイクで向かう。
迎えに行こうか?と聞いたら、何故か断られたからだ。
「冬馬君!お待たせ!」
「いや、今来たところだ。珍しいな?綾の方が遅いとは」
「エヘヘ、我慢したよ。だって、一度お待たせって言ってみたかったから……なんか、恋人っぽいかなって……」
出だしからコレか……俺の精神よ!踏ん張りところだぞ!?
「なるほど、だから迎えに来なくて良いってことか。じゃあ、行くか」
俺はバイクに跨り、エンジンをかける。
「うん!」
綾も、メットを被って後ろに乗る。
ゆっくりと走り出し、大きいプール施設へ向かう。
背中に柔らかなものを感じながら……。
さて、施設に到着し、手を繋いでプールへ向かう。
「わー!プールなんて久しぶり!嬉しい!」
「ん?どういう意味だ?」
「あ、あのね……少し、お話しても良いかな?」
「ああ、良いぞ。じゃあ、あそこのベンチに座るか。今、周りに人いないし」
「ありがとう……」
うーん、なにやら暗い顔しているな。
俺で力になれることなら、なんでもするのだがな。
とりあえず、2人でベンチに座る。
俺は、綾が言い出すのをじっと待つことにする。
「あ、あのね……私、中学生くらいになったらね……そ、その身体が発育しますというか……」
なるほど、言い辛いわけだ。
「いや、大体わかった。そこは飛ばして良いぞ」
「と、冬馬君……優しい……ありがとう!それで、男の人から見られることが多くなってきて、恥ずかしいからプールとかにも行けなくて……それならまだしも、ナンパとかもされるし……一緒にいた友達まで迷惑かけちゃうこともあって、行きたいけど行けなかったの」
「まあ、正直……気持ちはわかるがな。綾みたいな可愛い女の子がいたら、見てしまうだろうな。だが、相手が嫌がるほど見るのはいけないことだな。それに求めていないナンパとかもな」
「と、冬馬君は、見て良いからね……?」
ゴフッ!!ボディーに刺さる!!
「いや、それは、見たいとは……いや、そうではなくてだな……」
「ふふ、やったぁ。冬馬君、照れてるー」
「おいおい、勘弁してくれ。つまり、俺は見る奴らの目を潰せば良いんだな?」
「違うよ!?」
「え?違うのか?しようがない、死んでもらうか」
「それも違うよ!?」
「冗談だよ。じゃあ、どうすれば良い?」
「本気の目だった気が……うん、あのね……その、側にいて守って欲しいの……もちろん、自意識過剰なのは、わかってるんだけど……冬馬君がそばにいれば平気かなって……そ、それに彼氏とプール行きたかったもん」
……これは、難易度高いぞ。
己の欲を殺しつつ、見てくる奴らを威嚇し、綾が楽しめるようにする。
……無理ゲーじゃね?
だが、やるしかあるまい……!
「わかった。俺の全てかけて守るとしよう」
「と、冬馬君……ありがとう……その、大好き……」
……おっといけない、意識が飛んでしまった。
そして、いつの間にか、更衣室にいる。
あれ?俺どうやってきたんだ?
とりあえず、綾より先に行かなくては!
急いで着替え、表に出る。
そし、待つことに数分後……天使が現れた。
「お、お待たせ。ど、どうかな?」
そこには、水色のビキニ姿の可愛い彼女がいた。
上の方にはボリュームとハリのある胸、下には眩しい脚線美。
ヤバイ……視線がそらせない……言葉が出ない……。
そして、不思議と男のしての本能は働かなかった。
ただ、ただ見惚れてしまう。
「と、冬馬君……は、恥ずかしいよぉ……」
「すまん……予想を上回る可愛さだったからな。つい、見惚れてしまった。よく似合っているよ」
「う、うん……ありがとう……ねえ!いこ!」
「おい!引っ張るなよ!」
手を引かれ、プールの中へ向かう。
男達からの嫉妬と羨望の眼差しを受けながら……。
……もちろん、ガン見する奴は、殺すつもりで威嚇した。
「わー!久しぶり!気持ちいいね!」
「言われてみれば、俺も中学生の頃以来か」
「そうなんだ!じゃあ、お揃いだね!」
うむ、楽しそうで何よりだ。
なんだろうな、この気持ちは。
心が温かくなるというか……わからないが、とても良い気分だな。
「ねえ!スライダーやろう!あれ、2人乗りなんだよ!」
「ああ、良いぞ……2人乗り?」
……まあ、こうなるわけか。
ボートに乗り、綾を俺の前に座らせる。
綺麗なうなじと肩が目に入り、ドキドキする。
それに、視線の先には谷間が……フゥ、精神統一だ……。
「ド、ドキドキするね!色々な意味で……」
「そ、そうだな。色々な意味で……」
そして、店員に押され動き出す。
「キャーー!!」
「ウォォーー!!」
2人とも、大はしゃぎである。
「あー!楽しかったね!次は泳ご!」
「いいだろう。インドアの底力を見せてやる」
「いや、どう見てもそうは見えないよ?お、お腹とかバッキバキだし……さ、触ってもいい?」
「ん?ああ、良いぞ」
「し、失礼します……うわぁー、凄いね……かたい……」
「まあ、日々鍛えているからな。健全なインドアには、健全な肉体が必要だ」
「ふふ……そうなの?冬馬君、面白いね」
「そうか?俺にとっては普通なんだがな」
その後ひとしきり泳ぎ、最後に温かいプールに行く。
そこは身体を冷やさないように、温かいお湯が入っているのだ。
2人並んで手を繋ぎ、のんびりする。
「あー!楽しかった!そういえば、全然視線が気にならなかったなぁ。やっぱり、好きな人が隣にいるからかな?」
「まあ、めちゃくちゃ見られていたがな。その度に、視線だけで殺したがな」
「エヘヘ、ありがとう……わ、私のナイト様……」
……うん、わかったかもしれない。
男のしての本能を感じつつも、それとは別の何かを感じる。
多分、これは……愛しいという感情なのかもしれない。
1
あなたにおすすめの小説
先輩から恋人のふりをして欲しいと頼まれた件 ~明らかにふりではないけど毎日が最高に楽しい~
桜井正宗
青春
“恋人のふり”をして欲しい。
高校二年の愁(しゅう)は、先輩の『柚』からそう頼まれた。
見知らずの後輩である自分になぜと思った。
でも、ふりならいいかと快諾する。
すると、明らかに恋人のような毎日が始まっていった。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。
エース皇命
青春
高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。
そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。
最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。
陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。
以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。
※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
※表紙にはAI生成画像を使用しています。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません
竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる