Crimson Light~最強シンデレラと百戦錬磨の敬語的なイケメン副社長~

Pink Diamond

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謎のウイングスパイカー彰

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そして飛行機の爆音で目が覚めた恵はサッサと自分の席を立ち、

なんだか無性にワクワクしながら人生初の飛行機を降りた後すぐに

これまた人生で初めての、めっちゃ綺麗な空港バスにチョコンと乗って、

今回の目的地である『有名な繁華街のはずれ』とやらに向かったが

*****

大きなバスの窓から見える、

大都会のイルミネーションはあまりにも圧巻だったから

(やっぱ都会の街並みは、映画みたいにキラキラしてて綺麗だなぁ。
春川村の商店街とは大違いだよ赤麗~。でも冷静に考えてみたら
こんなに大きなキンキラキンの大都市で、私は今日からたった一人で生きていけるの?)

て感じで早くも弱気になっていたけれど……

そんな恵の目の前で、無情なバスはこの直後、

「長らく御待たせ致しました。終点でございます」

と機械的なアナウンスを流しながら、

あっという間に目的地へと恵を連れてきたので

この瞬間に光の速さで頭を切り替えた恵はこのままサッサと席を立って、

そして大きな鞄を肩に掛けながら

(さてとー、 いつまでもクヨクヨしても仕方がないから
今すぐ就職先のレストランに行って、店長さんに挨拶をしてみようかな?
…て言うか今夜からは狭いアパート暮らしになるけど、一緒に頑張ろうね~、お婆ちゃん!)

こうして今日も太陽みたいに明るい態度でバスを降りた後すぐに


(じゃあ早速レストランを探さなきゃいけないけど
実はさっきから喉がカラカラに渇いているから
とりあえずドコかの自販機でサイダーとかを買おうかな?)

と言う事で、まずは冷たいドリンクを買おうと思って

近くの自販機に向かったが、次の瞬間 なんとも恵は運悪く……!

チャリ~ン!!

(あーーっ!お金落とした~!)

なんと、めっちゃ貴重な500円硬貨を落としたので、

もちろん慌ててお金を追い掛けて行ったのに、この後またまた運悪く……!


(あーーっ!今度は溝に落ちちゃったよ~!私の500円がー!)

とパニクっている恵の目の前で

漫画みたいにコロコロと転がった500円玉は このまま一直線に

道路脇の狭い溝の中にポチャンと落ちたので


(500円あれば今日も明日も生きていけるし、
その気になれば『うまい棒』が50本も買えるんだから、何がなんでも絶対に拾わなきゃ!)

こうして無駄に燃え上がりながら

何よりも大切な生活費を取り戻す為に、

このままダッシュで脇目も振らずに溝へ向かって走り出していたけれど、

この後わずか3秒で、とにかく またまた運悪く……

ドンッと鈍い音がして、そしてふと気がつけば

黒いパンツスーツ姿の超~美しい女性とぶつかっていたので

もちろん恵はこの後すぐに、

メチャメチャ背が高いロングヘアーの女性に向かって


「はじめまして こんにちは!ぶつかってゴメンなさい!
お怪我はありませんか?ありませんね?じゃあ失礼します!」

と適当な言葉で、この女性の安全を確認してから頭を下げて

そして勿論このままの勢いで

再びダッシュで溝に向かって走り出し、そして遂にこの直後……!


(はいはい、あれが私の500円だよきっとー!)

こうしてトットと『お金』が落ちた現場に到着できたから

めっちゃ貴重な500円を失った事で『本当に困っている恵』はこの後すぐに

グレーチングと呼ばれる、めっちゃ硬い鉄格子を外してお金を拾おうとしたのだが

やはり並の力で鉄の蓋を叩き壊す事は難しいので、


(やっぱ普通の力で鉄格子は外せないよね~?
じゃあ取り敢えず そうだなぁ…まずはレベル1の力でやってみようかな?)

と心の中でちからのレベルを決めた恵はこの直後

自分の周りに人が居ない事を確認しながら、すぐ隣のベンチの上に鞄を置いて、

そしてサッサと溝に戻って、軽いグーパンで一気に鉄格子を叩き割り、

いつもの様に華麗な動作で500円玉を取り戻す事が出来たのに……

次の瞬間ふと気が付けば、恵の手には土が付いて、なんだか結構汚れていたから


「あちゃ~、手がちょっと黒いかも~?」

と思わず本音が出ていた恵は慌ててジャンパーのポケットから、

小さなハンドタオルを出していたのだが……

そんな恵の後ろあたりで、この後なぜか、唐突に!


「ねぇ待ってよアキラさん!どうして電話に出てくれないの?」

「だから、しつこいのは困ると言ったでしょう?
私は貴女の様にダイレクトなアタックをする人は苦手なんですよ」

「そんな!でも最初にモーションをかけてきたのはアキラさんでしょ?」

て感じの、こりゃあ恐らく、

ただ事ではない女性の声を聞いたので、

えっ?なになに?と思った野次馬の恵は慌てて後ろを振り向いてみたら……

なんと、恵の目の前に!

さきほど自販機の所でぶつかった、髪の長い綺麗な女性が立っていたから

思わず恵は心の中で……

(あーっ!この女性は さっき道の真ん中で私とぶつかった人だよね?
へぇ~?バレーボールの選手だったんだ~、どうりで背が高い訳だよね~。
…て言うか、この人達って日本代表の選手なの?うんうん、きっとそーだよ~。
だって繁華街の真ん中で大声を出して、激しいポジション争いをしているんだもん!
やっぱスポーツ女子は田舎も都会も、みんな超~カッコいいよね~?)

と早くもトンデモナイ勘違いをしていたが、やはり そんな事よりも……!


「何よそれ!私はアタックなんてしてないわ!」

「いいえ?貴女は充分ダイレクトですよ?厚かましいくらいにね!」

こうして謎のダイレクトアタックの会話を聞いているうちに

アホの恵はなんの疑いもなく、

(やっぱ日本代表の選手さんは凄い迫力だなぁ。
…て言うか、黒いスーツの女性は常識的に考えても、
絶対にウイングスパイカーだよね?なんかメッチャかっこいい人だなぁ)

な~んてカオスな事を心で密かに呟きながら

目の前でポジション争い?をしている女子バレー?の選手達?をボーッと見ていたから、

だから何も気付く事が出来なかったのだ。

実はこの時もう既に、全財産の入った鞄が、トンデモナイ奴らに盗まれていた事を!!!
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