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カーネリアンホールの女神 前編
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そして最高に集中している状態で
桐生店長とホール担当のスタッフ達に色々と仕事を教えてもらい、
一階の軽食コーナーで一番人気のカーネリアンセットが作れる様になった頃、
*****
「じゃあ昼の1時になるから、
そろそろ休憩に入ってもらいたいんだけど
恵ちゃんは朝の10時から夕方4時までのパート社員だから
休憩時間は40分で宜しく頼むね?」
「わかりました店長、じゃあ今から休憩に行ってきますね」
と言う事で、午後の12時50分に人生初の休憩時間をもらったが
今の恵は休憩よりも何よりも
桐生店長に貰った盗聴器をサッサと破壊しなければならないので
勿論このまま化粧室へと直行した後、トイレの個室にサッサと入り、
今日も元気にバキバキバキッと音を立てながら
無駄にオシャレなシルバーの盗聴器を握り潰してトットと個室を出てすぐに、
綺麗な洗面所に置かれている泡のハンドソープで手を洗っていると……
次の瞬間、突然いきなり化粧室のドアが開いて
そしてそのままドカドカと、金髪ロングのド派手な妊婦が恵の隣にやってきて
しかも まさかのドヤ顔で、
「お疲れ様です星野さん、今から休憩ですか?
私は事務員の長曽我部華子です。
…とは言っても勝ち組の私は近いうちに寿退社をしますから
貴女みたいに下品な女と話をするのは今日が最初で最後だけど、
まぁ一応よろしくお願いしますね、円行寺社長のセフレさん?ウフフフッ」
と突っ込みどころ満載の
四国地方では強そうな長曽我部華子からイミフな声を掛けられたので
(はぃ?円行寺社長の下品なセフレさんって誰?
もしかして私の事?でも初対面の人に向かってウエスト100センチのドヤ顔で、
社長の下品なセフレさん?ウフフ~なんて事を言う事務員は地球に存在しないから、
きっと彼女は何かを私に伝える為に『あえての隠語』を使ったんだよね?でも一体なんの隠語なの?
セフレ、セフレ、下品なセフレさん……あっ!そうかー!セフレと言えば『アレ』しかないじゃん!
つまりアレだよアレ!毎週土曜日にセフレ専用マンションで集会をやっている過激派の、
コスプレおたくがセフレの隠語で私をディスったんだよきっと~!なんだ~、そんな事だったのか~)
こうして今日も最強の脳内で
トンデモナイ結論に達した国宝級のバカ子はこの瞬間、
どう見ても臨月の長曽我部華子を、100キロ超級の過激派オタクだと思い込んだから
*****
そりゃあ勿論この後すぐに
恵とハナコは無駄にバチバチと見つめ合いながら……
「なる程ねぇ、まぁアンタの事情はよく分かったけど……
残念な事に私はチンドン屋に興味はないし、そもそも化粧が苦手だから、
どんなに頑張っても彰さんのセフレ軍団にはなれないんだよ事務員さん。
でもね?こんな敏感肌の私でもね?毎晩毎晩ヤバいサイトで夜中の2時に、
日本全国の盗聴マニアとヤバい会話で盛り上がってる根暗のアンタよりは
ずーーと健康的な生活をしているからさ?だから私を相手にセフレさ~ん?
あ~ん下品なセフレさ~ん、仕事お疲れ~とか言っても全然無駄だよ~ん」
「はあぁああ~??あんたってバカなの~??」
て感じの意味不明な会話をしていたが、こんな話はお互い時間の無駄だから、
次の瞬間、一気にシラけた恵とハナコは同時に化粧室を出ていって、
そしてその後、初めての休憩を終えた恵がカウンターに戻ってみると……
「おかえり星野さん、えっと店長は外回りに出掛けたから、
星野さんは今から軽食コーナーのカフェで仕事をして
4時になったら仕事をあがって下さい。じゃあ私も今から休憩に行ってくるから、
私が戻って来るまでは、カウンターの店番も宜しくお願いしますね」
「はい、わかりました」
こうして絶妙なタイミングで先輩のスタッフが昼の休憩に行ったので
(じゃあ今ならアベルと話せるチャンスって事だよね?)
と思った恵はこの後すぐに、メチャメチャ大きな鳥カゴに向かい
そしてこのままの勢いで、アベルに向かって開口一番、
「ねぇねぇアベル、どうして桐生店長は
金髪の事務員さんに盗聴器を付けられていたの?
それと彰さんのルビーは地下室に置いてあった筈なのに、
どうしてClubベルサイユの優香さんに盗まれてしまったの?
そして私が地下へ行く為には、社長室の鏡に一体何をすればいいの?」
て感じで一気に質問しまくったのに
『おやおや~?俺の可愛い恵には
鳥カゴの屋根に付いてる音符のオモチャが盗聴器って事が分からないのかな?
勿論これだけではなくて、厨房の冷蔵庫に貼られたリンゴ型の磁石とか、
洗面所に置いてある小物入れの箱も実は盗聴器で、
つまりカーネリアンホールは盗聴器だらけのライブハウスなんだよ。
わかったかい恵ちゃん、フフフッ……』
と悲しい声で話してくれたアベルの爆弾発言によって……
カーネリアンホールのトンデモナイ真実を知ったから
ビックリしすぎた恵は勿論、一歩も動く事が出来なくなっていた。
桐生店長とホール担当のスタッフ達に色々と仕事を教えてもらい、
一階の軽食コーナーで一番人気のカーネリアンセットが作れる様になった頃、
*****
「じゃあ昼の1時になるから、
そろそろ休憩に入ってもらいたいんだけど
恵ちゃんは朝の10時から夕方4時までのパート社員だから
休憩時間は40分で宜しく頼むね?」
「わかりました店長、じゃあ今から休憩に行ってきますね」
と言う事で、午後の12時50分に人生初の休憩時間をもらったが
今の恵は休憩よりも何よりも
桐生店長に貰った盗聴器をサッサと破壊しなければならないので
勿論このまま化粧室へと直行した後、トイレの個室にサッサと入り、
今日も元気にバキバキバキッと音を立てながら
無駄にオシャレなシルバーの盗聴器を握り潰してトットと個室を出てすぐに、
綺麗な洗面所に置かれている泡のハンドソープで手を洗っていると……
次の瞬間、突然いきなり化粧室のドアが開いて
そしてそのままドカドカと、金髪ロングのド派手な妊婦が恵の隣にやってきて
しかも まさかのドヤ顔で、
「お疲れ様です星野さん、今から休憩ですか?
私は事務員の長曽我部華子です。
…とは言っても勝ち組の私は近いうちに寿退社をしますから
貴女みたいに下品な女と話をするのは今日が最初で最後だけど、
まぁ一応よろしくお願いしますね、円行寺社長のセフレさん?ウフフフッ」
と突っ込みどころ満載の
四国地方では強そうな長曽我部華子からイミフな声を掛けられたので
(はぃ?円行寺社長の下品なセフレさんって誰?
もしかして私の事?でも初対面の人に向かってウエスト100センチのドヤ顔で、
社長の下品なセフレさん?ウフフ~なんて事を言う事務員は地球に存在しないから、
きっと彼女は何かを私に伝える為に『あえての隠語』を使ったんだよね?でも一体なんの隠語なの?
セフレ、セフレ、下品なセフレさん……あっ!そうかー!セフレと言えば『アレ』しかないじゃん!
つまりアレだよアレ!毎週土曜日にセフレ専用マンションで集会をやっている過激派の、
コスプレおたくがセフレの隠語で私をディスったんだよきっと~!なんだ~、そんな事だったのか~)
こうして今日も最強の脳内で
トンデモナイ結論に達した国宝級のバカ子はこの瞬間、
どう見ても臨月の長曽我部華子を、100キロ超級の過激派オタクだと思い込んだから
*****
そりゃあ勿論この後すぐに
恵とハナコは無駄にバチバチと見つめ合いながら……
「なる程ねぇ、まぁアンタの事情はよく分かったけど……
残念な事に私はチンドン屋に興味はないし、そもそも化粧が苦手だから、
どんなに頑張っても彰さんのセフレ軍団にはなれないんだよ事務員さん。
でもね?こんな敏感肌の私でもね?毎晩毎晩ヤバいサイトで夜中の2時に、
日本全国の盗聴マニアとヤバい会話で盛り上がってる根暗のアンタよりは
ずーーと健康的な生活をしているからさ?だから私を相手にセフレさ~ん?
あ~ん下品なセフレさ~ん、仕事お疲れ~とか言っても全然無駄だよ~ん」
「はあぁああ~??あんたってバカなの~??」
て感じの意味不明な会話をしていたが、こんな話はお互い時間の無駄だから、
次の瞬間、一気にシラけた恵とハナコは同時に化粧室を出ていって、
そしてその後、初めての休憩を終えた恵がカウンターに戻ってみると……
「おかえり星野さん、えっと店長は外回りに出掛けたから、
星野さんは今から軽食コーナーのカフェで仕事をして
4時になったら仕事をあがって下さい。じゃあ私も今から休憩に行ってくるから、
私が戻って来るまでは、カウンターの店番も宜しくお願いしますね」
「はい、わかりました」
こうして絶妙なタイミングで先輩のスタッフが昼の休憩に行ったので
(じゃあ今ならアベルと話せるチャンスって事だよね?)
と思った恵はこの後すぐに、メチャメチャ大きな鳥カゴに向かい
そしてこのままの勢いで、アベルに向かって開口一番、
「ねぇねぇアベル、どうして桐生店長は
金髪の事務員さんに盗聴器を付けられていたの?
それと彰さんのルビーは地下室に置いてあった筈なのに、
どうしてClubベルサイユの優香さんに盗まれてしまったの?
そして私が地下へ行く為には、社長室の鏡に一体何をすればいいの?」
て感じで一気に質問しまくったのに
『おやおや~?俺の可愛い恵には
鳥カゴの屋根に付いてる音符のオモチャが盗聴器って事が分からないのかな?
勿論これだけではなくて、厨房の冷蔵庫に貼られたリンゴ型の磁石とか、
洗面所に置いてある小物入れの箱も実は盗聴器で、
つまりカーネリアンホールは盗聴器だらけのライブハウスなんだよ。
わかったかい恵ちゃん、フフフッ……』
と悲しい声で話してくれたアベルの爆弾発言によって……
カーネリアンホールのトンデモナイ真実を知ったから
ビックリしすぎた恵は勿論、一歩も動く事が出来なくなっていた。
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