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璃音編 璃音に舞い降りたメールの奇跡
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そして玲に逃げられて……
このまま一人で自宅に向かった璃音は帰宅してすぐに
(さてと…とりあえず風呂に入ってシャンプーでもするか~、
不潔な社長は女子高生にモテないからなぁ…フフフッ……)
と心の中で危ない独り言を呟きながら
キンキラキンのシャワールームにトットと向かい
めっちゃ高級なボディソープとシャンプー&コンディショナーで
念入りに髪と身体を洗ってスッキリした後リビングルームに向かったが……
*****
まるでベルサイユ宮殿みたいなヨーロピアン調の
優雅でリッチな高級ソファーに腰を下ろした璃音はこの後
いつもの様に冷えたコーラを飲みながら
(まぁ流石に今日は焦りすぎたから……
明日は現地集合 現地解散のスタイルで玲を誘ってみようか?
それとも一週間位の間は俺から電話を掛けない方がいいのか?)
…って感じのカオスな予定を考えていたけれど
恋愛スキルが果てしなくゼロに近い璃音には、
どちらを選択した方が良いのかサッパリわからなかったから
(じゃあ取り敢えず煙草を吸って落ち着いて……
玲が好きな深夜のアニメを見ながら俺もそろそろ寝るとするか~)
なんて自分でも何を言ってるのか良くわからない事を心の中で呟きながら
またまたタバコに火を点けて、今日も元気に白い煙の霞の中で、
タバコを吸って~またはいて~を一人で何度も繰り返しいる最中に……
ピピピピッ!ピピピピッ!
なんと、いきなり!
テーブルの上に置いたスマホが玲からのメールを受信したので
びっくりした璃音は急いでスマホに手を伸ばし、
(もう深夜の12時半なのに、まだ玲は起きているのか?
それとも俺のスマホが誤作動を起こしただけなのか?)
とハラハラドキドキしながら慌ててメールの画面を開いてみたら……
(何だと?これは……まさか!!)
『璃音さん、さっきは勝手に帰ってごめんなさい。
サファイアスイートの話が突然すぎて戸惑ってしまいました。
もしも璃音さんが まだ私を好きでいてくれるなら返事を下さい。
夜遅くにメールをしてごめんなさい。一条玲より』
まるでメールの女神が奇跡を起こしたかの様に
まだ玲が起きている事を璃音はハッキリと理解できたので!
(まだ私を好きでいてくれるなら……だと?
じゃあ、もしかしてお前はさっき逃げたから、ただそれだけの事が原因で
俺に嫌われたと思っていたのか?俺が玲を嫌いになる訳がないだろう?
お前に嫌われたと思ったのは寧ろ俺の方だ!じゃあ こんな時間で申し訳ないが、
俺の気持ちを伝える為に、今すぐメールを返信するから ちょっと待っててくれよ玲!)
こうして璃音は慌ててメールの文章を考えてみたが……
ドキドキと高鳴る胸の鼓動に戸惑う璃音が、玲の様に長い文章を打てる筈もなく
…かと言って、あーだこーだと悩んでいる暇もないので
焦った璃音はこの後なんと!思わず、ついつい、正直に!
『俺はお前だけが欲しい』
……とリアルな本心を送信したけれど……
(いや待て……冷静に考えてみれば……
俺はアホなのか?また玲をビビらせてどうする!)
夜中の12時に『おまえだけが欲しい』は流石にヤバいから
急いで先ほど送ったメールを取り消そうと思ったが……
(とにかく今すぐ、このメールを取り消さなければ俺はきっと手遅れに!
んん?メールの取り消し画面はドコだ!なっ!なぜ取り消しのボタンがないんだ?)
残念な事にメールには……
既読も取り消しボタンも存在しないので
(このマークは俺のスマホのメールが削除されるだけだよな?
玲の所に飛んでいったメールは消えないシステムなんだよな?)
きっと誰にも突っ込んでもらえないのに
メールの取り消しマークを必死で探すアホの璃音は真っ青な表情で
まさに顔から火が出るレベルの伝説的な
俺はお前だけが欲しいメールを送った直後に
肩を落としてガックリと項垂れていたのに……
次の瞬間、突然、いきなり、唐突に!
ピピピピッ!ピピピピッ!
……ピピピピピーーッ!!
(なっ!?!?)
なんとこのタイミングで!
再びメールの女神が璃音のスマホに舞い降りてくれたから
めちゃくちゃ慌てて玲から送信されたメールを一気に開いてみると……
メールの画面には!
『私も璃音さんと同じ気持ちです……』
と夢の様な文章がハッキリと書かれていたので、
過去最大級にドキドキと心臓が騒ぎ始めた璃音はこのままの勢いで
勇気を出してスマホをしっかりと握りしめ
(本当にお前も俺と同じ気持ちなのか?
つまり今すぐ俺に抱かれてもいいと言う事なのか?)
なんて下品な話は絶対にしない事を心に決めて、
ゆっくりと深呼吸をしながら玲に電話を掛けたのに
三回目のコールで電話が繋がった途端に緊張しすぎて結局パニクって……
「さっきのメールに書いていた事は本当なのか?
もしもお前が本当に、俺と同じ気持ちでいるのなら、
今からお前を迎えに行っても……いいって事だよな?」
なんて またまた焦った挙句に脅し文句を言ったので
(いや、だから!処女を脅してどうする!)
あぁもうさっきから何をやってるんだ俺は!と再び自分の発言をめっちゃ後悔したけれど
次の瞬間、スマホの中から璃音に届いた小さな声は……
『はい、もちろんです。よろしくお願いします……』
と返事をくれた玲の可愛い声だったから
今夜も玲の小さな声に救われた璃音は、このあと普通に電話を切って
*****
そして勿論いそいで出掛ける準備を済ませて家を出た後で
いつもの白い外車に乗って、ドキドキしながら玲の自宅に向かったが……
この時の璃音は遂に夢を叶えた今の状況が嬉しすぎて
なんだか心がフワフワと浮かれていたから、まるで夢見る少年の様に
(これは…現実だよな?
真夜中に俺の心が勝手に作った幻想とかじゃないよな?)
なんて事を考えながら
桜ヶ丘の街を目指して車を飛ばしていたけれど
もうそろそろ玲の自宅が見えてきた頃には すっかり夢見る少年を卒業して
まるで獲物を狙うハンターみたいな鋭い眼差しの璃音に戻っていた事は、もちろん今さら言うまでもない。
このまま一人で自宅に向かった璃音は帰宅してすぐに
(さてと…とりあえず風呂に入ってシャンプーでもするか~、
不潔な社長は女子高生にモテないからなぁ…フフフッ……)
と心の中で危ない独り言を呟きながら
キンキラキンのシャワールームにトットと向かい
めっちゃ高級なボディソープとシャンプー&コンディショナーで
念入りに髪と身体を洗ってスッキリした後リビングルームに向かったが……
*****
まるでベルサイユ宮殿みたいなヨーロピアン調の
優雅でリッチな高級ソファーに腰を下ろした璃音はこの後
いつもの様に冷えたコーラを飲みながら
(まぁ流石に今日は焦りすぎたから……
明日は現地集合 現地解散のスタイルで玲を誘ってみようか?
それとも一週間位の間は俺から電話を掛けない方がいいのか?)
…って感じのカオスな予定を考えていたけれど
恋愛スキルが果てしなくゼロに近い璃音には、
どちらを選択した方が良いのかサッパリわからなかったから
(じゃあ取り敢えず煙草を吸って落ち着いて……
玲が好きな深夜のアニメを見ながら俺もそろそろ寝るとするか~)
なんて自分でも何を言ってるのか良くわからない事を心の中で呟きながら
またまたタバコに火を点けて、今日も元気に白い煙の霞の中で、
タバコを吸って~またはいて~を一人で何度も繰り返しいる最中に……
ピピピピッ!ピピピピッ!
なんと、いきなり!
テーブルの上に置いたスマホが玲からのメールを受信したので
びっくりした璃音は急いでスマホに手を伸ばし、
(もう深夜の12時半なのに、まだ玲は起きているのか?
それとも俺のスマホが誤作動を起こしただけなのか?)
とハラハラドキドキしながら慌ててメールの画面を開いてみたら……
(何だと?これは……まさか!!)
『璃音さん、さっきは勝手に帰ってごめんなさい。
サファイアスイートの話が突然すぎて戸惑ってしまいました。
もしも璃音さんが まだ私を好きでいてくれるなら返事を下さい。
夜遅くにメールをしてごめんなさい。一条玲より』
まるでメールの女神が奇跡を起こしたかの様に
まだ玲が起きている事を璃音はハッキリと理解できたので!
(まだ私を好きでいてくれるなら……だと?
じゃあ、もしかしてお前はさっき逃げたから、ただそれだけの事が原因で
俺に嫌われたと思っていたのか?俺が玲を嫌いになる訳がないだろう?
お前に嫌われたと思ったのは寧ろ俺の方だ!じゃあ こんな時間で申し訳ないが、
俺の気持ちを伝える為に、今すぐメールを返信するから ちょっと待っててくれよ玲!)
こうして璃音は慌ててメールの文章を考えてみたが……
ドキドキと高鳴る胸の鼓動に戸惑う璃音が、玲の様に長い文章を打てる筈もなく
…かと言って、あーだこーだと悩んでいる暇もないので
焦った璃音はこの後なんと!思わず、ついつい、正直に!
『俺はお前だけが欲しい』
……とリアルな本心を送信したけれど……
(いや待て……冷静に考えてみれば……
俺はアホなのか?また玲をビビらせてどうする!)
夜中の12時に『おまえだけが欲しい』は流石にヤバいから
急いで先ほど送ったメールを取り消そうと思ったが……
(とにかく今すぐ、このメールを取り消さなければ俺はきっと手遅れに!
んん?メールの取り消し画面はドコだ!なっ!なぜ取り消しのボタンがないんだ?)
残念な事にメールには……
既読も取り消しボタンも存在しないので
(このマークは俺のスマホのメールが削除されるだけだよな?
玲の所に飛んでいったメールは消えないシステムなんだよな?)
きっと誰にも突っ込んでもらえないのに
メールの取り消しマークを必死で探すアホの璃音は真っ青な表情で
まさに顔から火が出るレベルの伝説的な
俺はお前だけが欲しいメールを送った直後に
肩を落としてガックリと項垂れていたのに……
次の瞬間、突然、いきなり、唐突に!
ピピピピッ!ピピピピッ!
……ピピピピピーーッ!!
(なっ!?!?)
なんとこのタイミングで!
再びメールの女神が璃音のスマホに舞い降りてくれたから
めちゃくちゃ慌てて玲から送信されたメールを一気に開いてみると……
メールの画面には!
『私も璃音さんと同じ気持ちです……』
と夢の様な文章がハッキリと書かれていたので、
過去最大級にドキドキと心臓が騒ぎ始めた璃音はこのままの勢いで
勇気を出してスマホをしっかりと握りしめ
(本当にお前も俺と同じ気持ちなのか?
つまり今すぐ俺に抱かれてもいいと言う事なのか?)
なんて下品な話は絶対にしない事を心に決めて、
ゆっくりと深呼吸をしながら玲に電話を掛けたのに
三回目のコールで電話が繋がった途端に緊張しすぎて結局パニクって……
「さっきのメールに書いていた事は本当なのか?
もしもお前が本当に、俺と同じ気持ちでいるのなら、
今からお前を迎えに行っても……いいって事だよな?」
なんて またまた焦った挙句に脅し文句を言ったので
(いや、だから!処女を脅してどうする!)
あぁもうさっきから何をやってるんだ俺は!と再び自分の発言をめっちゃ後悔したけれど
次の瞬間、スマホの中から璃音に届いた小さな声は……
『はい、もちろんです。よろしくお願いします……』
と返事をくれた玲の可愛い声だったから
今夜も玲の小さな声に救われた璃音は、このあと普通に電話を切って
*****
そして勿論いそいで出掛ける準備を済ませて家を出た後で
いつもの白い外車に乗って、ドキドキしながら玲の自宅に向かったが……
この時の璃音は遂に夢を叶えた今の状況が嬉しすぎて
なんだか心がフワフワと浮かれていたから、まるで夢見る少年の様に
(これは…現実だよな?
真夜中に俺の心が勝手に作った幻想とかじゃないよな?)
なんて事を考えながら
桜ヶ丘の街を目指して車を飛ばしていたけれど
もうそろそろ玲の自宅が見えてきた頃には すっかり夢見る少年を卒業して
まるで獲物を狙うハンターみたいな鋭い眼差しの璃音に戻っていた事は、もちろん今さら言うまでもない。
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