幼なじみギャル(偽)と異世界転移したら金髪ショタ(謎)に保護されました

定春

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アルド・カガリ

カガリの過去(3/3)

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 久しぶりに酒をたしなんだポリフは帰り道をほろ酔い気分で歩いていた。
 家の前にいつの間にかいていた穴に再びつまずかないよう行灯あんどんで確認して扉に手をかけたそのとき。
「……………………?」
 夜更よふけとはいえ笑牛ラクトのいる小屋があまりにも静かなことにポリフは違和感を覚えた。
 行灯の明かりを頼りに小屋の戸を開ける。
 静まり返った小屋の中、わらの上で笑牛が動く音も鼻息すらも聞こえない。
 不審ふしんに思ったポリフが行灯を中に向けると――――。

「……かはっ」
 明かりに照らし出されたのは、血にれたつるぎのように鋭利えいり尻尾しっぽを持つ四足歩行のけもの
 そしてその尻尾はまばたきの間に一刺しで自分の胸をつらぬいていた。
 ぐちゅ。
 尻尾を引き抜かれポリフは前のめりに倒れる。
 持っていた行灯の火がかわいた藁に燃え移り小屋の中が昼間のように明るくなる。
 ポリフの生命いのちの火が消えゆく間際まぎわその目にうつったのは、血まみれで横たわる笑牛たちとそれを食べる獣が三匹。
 キシャーー!!
 どこを見ているの分からない無感動な漆黒しっこくまなこをした獣たちは、火を見ると死体を足蹴あしげにして一目散いちもくさんに小屋から出て行った。


「カガリ!起きてっ!」
「ふぁい?」
 突然聞こえたメリルの声で起きたボクは半分眠った状態で返事をした。
「大変なの!化け物があらわれてみんなをおそって……!!村も燃えてて……!!」
 冷静さを失ったメリルの悲痛な声を聞いて目が覚める。
「な、何が起きてるの?」
「わからない!大人の男の人たちが武器を持って戦ってるけど…………!!」
 そこまで言ってメリルは顔をせた。
「とにかく!子供はみんな村外れの土蔵どぞうに逃げてるからカガリも一緒に逃げよう!」
「……母さんは?」
「カガリのお母さんは……」
 ドンドンドン
「二人とも!階段をふさぎなさい!はやく!」
 母さんの声だ。
「カガリ見ちゃダメ!」
 階段の方に向かうボクをメリルが止める。
「踊り場のたなを倒しなさい!助けが来るまで隠れていて!!」
 今まで聞いたことの無い母さんの必死な声を聞いて、ボクはメリルの制止せいしを振り切って階段の下をのぞいてしまった。
「カガリ!」
 ボクが見たのは窓の外から差す夕焼けのような赤い光と、その赤い光の中でも分かるくらい血を流す大怪我おおけがをしながら倒した机で扉を押える母さんの姿だった。
「母さんっ!!」
「ダメよ!」
 急いでろうとしたボクの腕をメリルがつかんだ。
はなして!母さんがケガしてる!助けないと!」
「カガリ!メリルちゃんと二人で隠れてなさい!絶対に降りてこないで!」
 母さんの言葉に足が止まる。
「カガリ!お願いだから階段を塞ぐのを手伝って!」
「でもそんなことしたら母さんが……!」
 バリバリバリッ
 玄関の扉に何か・・が体当たりをしている。
 ぶつかる音が聞こえるたびに扉はボロボロになっていく。
「やめてよ……父さんが作った家を壊さないで……!!」
「カガリ!」
 パシン
「お母さんはカガリに生きて欲しいんだよ……!お願いだから……」
 メリルは泣いていた。
 ボクも悲しくて涙が止まらなかった。

 そしてボクとメリルは二人で階段を塞いだ。
 塞いですぐあとに下の階で何かが壊れる大きな音がした。
 ボクもメリルも、泣きたい声を押し殺して息をひそめた。


 夜が明けて朝日がのぼる。
 一晩中ひとばんじゅう、外から聞こえていた声は消えて何も聞こえなくなっていた。
「カガリ……」
「……うん」
 ボクもメリルもこれからどうすればいいのか分からなかった。
 いつもなら村の広場にみんなで集まってお手伝いに行ってる時間だったけど、今日は誰の声も聞こえなかった。
「カガリ」
「なに?」
「村外れの土蔵にみんなが隠れてるって言ったじゃない?」
「うん……」
「明るくなったからちょっと見に行ってくる……。そのあいだ、カガリはここで隠れててくれる?」
「えっ」
「大丈夫だよ。絶対帰ってくるから。それまでここで隠れ続けてて?」
 メリルは立ち上がった。
「ダメだよ……!」
 ボクはどこかに行こうとするメリルの腕を掴む。
「絶対に帰ってくるって約束する。そうだ!カガリにこれあげる。おなかが減ったら食べていいからね」
 そう言って、メリルはボクになにか固いものがつつんである布を渡した。
「開けてみて」
 包みをほどくと中には黄金色こがねいろ蜜飴みつあめが入っていた。
「カガリの好きな蜜飴だよ。全部食べてもいいから、ここで大人おとなしく待っててね?」
 メリルは蜜飴を二つ取って一つをボクに食べさせると、もう一つを自分で頬張ほおばった。
「それじゃあ、行ってくるね」
「あ……」
 ボクが何かを言う前に、メリルは二階の窓を開けて雨樋あまどいづたいに降りていった。
(神様……どうかメリルとみんなを無事に帰してください……!お願いします……!)


 メリルは走った。
 昨日の朝と今日の朝で一変いっぺんした村の中を走った。
 家々が燃えて崩れ落ち、まだ木がくすぶる音が聞こえる村の中を走った。
 惨劇さんげきが現実のことだと思い知らせるように鼻を突き刺す炭の匂いと血の匂いに吐き気をこらえながら。
 メリルは村の外れへと走った。
「はぁ、はぁ……」
 みだれた呼吸をととのえて顔を上げる。
 そこにあった身体中からだじゅうに穴がいたボロボロのひとだったもの・・・・・・・
「うそ……ナヤン!ナヤンっ!!ああぁぁぁ!」
 ――――昨日まで笑い合っていた友達の姿を見て、あたりにメリルの慟哭どうこくひびわたる。

 ナヤンは土蔵の戸を守るようにおおいかぶさって死んでいた。
 あの弱気な男の子だったナヤンが。
 化け物が中に入ってこれないように自分を犠牲ぎせいにして。

「ナヤン……みんなを助けてくれてありがとう……。もう休んでいいからね……」
 メリルはほほの涙をき、ナヤンを土蔵の戸から離してわきに寝かせた。
「んしょっ……!」
 ドサッ
 戸を引いて開けたと同時に、小さな子供が前のめりに倒れて出てきた。
「大丈夫!?」
 すぐさまメリルは倒れた子を抱き起こす。
「怖かったよね、心細かったよね……もう平気だか……ら」
 ヌチャ
「ひっ!いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
 起こした子供の首からは大量の血が流れ出し、その血を吸った服をらしていた。
 冷たくなった身体は、すでに命が失われていたという受け入れがたい事実をメリルに叩きつけた。
「なんで……!なんでっ!!」
 シュルルルル
 土蔵の奥から二つの光がこちらを見ている。
「いや……いやぁ……」
 失禁しっきんし、足に力が入らなくなったメリルへと化け物がゆっくりとせまる。
 黒とべにが混ざりあった色の化け物は、口から血をしたたらせながらメリルのそばに近付き――――――――。





 あれから5日の時間が過ぎた。
 えとかわきのせいで、隠れ続けるカガリには何かを考えるちからは残っていなかった。
(こんなに待ったから……きっと帰ってくるよね……)
 メリルのために残していた蜜飴。
 カガリはその最後の一粒を窓から差しこむ光に当てて、祈り、口にした。
 甘い蜜飴が口の中で少しずつ溶けていく。
 飴が小さくなっていくのを感じながら、カガリは村のみんなの顔を思い出していた。
(父さん、ごめん。ボク……母さんを守れなかった)
 飴が溶けきったそのとき。

「……かー!」
 どこかから声が聞こえた。

「……んしゃ……ませんか!」
 気のせいじゃない。誰かが大きな声でさけんでる。

「誰か生存者はいませんか!こちらは聖光教会特務部隊!救助に来ました!」
 カガリが声を上げて答えようとするも、カラカラののどからはかすれた空気の音しか出なかった。

「誰かー!」
 声が少し遠くなった気がする。
(このままじゃ死んじゃう……!)
 カガリは必死に最後の力を振りしぼり、飴を包んでいた布を窓の外に投げた。


「そっちはどうだ?」
 鬼馬ゴーダに乗った精悍せいかんな顔つきの男が、同じ装備を身につけた女に話し掛ける。
「返答は無いよ……。もしかしたらこの村も全滅してしまったのかも」
「向こうもひどさまだった。隠れていたんだろう子供たちが、一人残らず魔獣の餌食えじきに……」
 パサッ
「ん?」
 いつの間にか二人のあいだに四角い布が落ちていた。
「これは……」
 二人は辺りを見回す。
「あれじゃないか?」
 男が窓の開いている家をゆびした。
「行ってみよう」
「……気を付けろよ?」
「ええ」
 やぶられた扉。くだけた机。血に濡れた床。
 それらの残骸ざんがいが、この家でどんな事が起きたのかを如実にょじつに語っていた。
「階段が塞がれてる……二階に誰かいるかも」
 女が男を見ると、男はうなずいた。
速身の聖法シフ
 女は棚を掴んで階段の上へと押し上げる。
「……!」
「……この子か!」
 二階に入った二人は窓に向かって倒れていた子供を見つけた。
「大丈夫?助けに来たわよ」
 女は子供をあおけにしてかかえた。
「怪我は無さそうだがマズイな……水を取ってくる」
 男が走って鬼馬の所に戻る。
「……か……さ」
「心配ないわ。もう平気だからね」
 出血が無いことを確認し、男から水の入った皮袋を受け取った。
「飲んで……ゆっくりでいいから」
 水をくちびるに少しらすとモゴモゴとくちが動いた。
 皮袋をそのまま口に当て、少しずつ口の中に水を送り込む。
 子供の喉が動いて皮袋の水が段々だんだんと減っていく。

 水を飲んだ後、安心したのか子供は眠ってしまった。
「見つけられて良かったわ……」
「……恐らく、この子が唯一ゆいいつの生存者なんだろうな」
 男は子供を抱いて鬼馬に乗る。
「近隣の村は一通り見て回ったから、一度報告に戻ろう。この子を医者にせないといけないしな」
 二人は鬼馬を走らせて村を出る。
 静寂せいじゃくに満たされた村の中を、冷たい風が通り過ぎて行った。
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