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20話 ★
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夜の帳はとうに下りきって草木も眠る深い時間。
暗闇が満ちた部屋の中で隼人はぐっすり眠っている。
隼人の規則正しい呼吸音だけの空間に、カチャリとドアノブが下がる音が小さく響く。
ゆっくりと隼人の自室の扉が開くと仙崎が入ってきた。彼は照明のスイッチをつけるとパッと部屋が明るくなる。
光に照らされた部屋で、仙崎はバスタオルと銀色のアタッシュケースを手に立っていた。
仙崎は隼人のベッドに近づくと、そっと床にアタッシュケースを下ろして最小限の音で開ける。
ケースの中には色とりどりの大量のアダルトグッズ。
仙崎は薄いゴム手袋を取り出して両手につけると、立ち上がって隼人にかかっている布団を丁寧にはがす。
手慣れた手つきで隼人のパジャマのズボンと下着を脱がせてしまうと、膝を立たせてお尻の下にバスタオルを敷く。
隼人は下半身をむき出しにされているのに少しも微動だにせず眠っている。
仙崎はアタッシュケースの中から液体の入ったボトルと、数本のディルドを取り出してベッドの上に並べる。
仙崎はベッドに乗ると隼人の脚を左右に大きく開かせて両足の間に陣取る。
隼人に覆いかぶさるようにキスをすると小さく呟いた。
「それでは今夜もはじめましょうか」
仙崎はボトルの蓋を開けて液体を手の平に出す。体温で温めてから指先にたっぷりつけると、隼人の後孔にゆっくり侵入する。
はじめは一本、すぐに二本に増えて柔らかさを確認すると三本目も挿入する。内壁をまさぐって馴染ませると前立腺への刺激を開始する。
撫で回し押し込んで、隼人の良い所を喜ばせる。
隼人自身は起きる気配がないのに、隼人のものはどんどん勃ち上がっていく。
固く反り返って先走りが溢れ始めると仙崎は指を引き抜いた。
すぐ側に並べてあるディルドの中から一つ選ぶと、潤滑剤をつけて隼人の体内に挿入する。
淫具をゆっくり出し入れして隼人の反応を観察する。
「おもちゃを呑み込むのが上手になりましたね」
仙崎は難なく入ったことを褒めるように隼人の太ももを撫でる。そのまま足の付け根や鼠径部を撫でて隼人の興奮を高めていく。
陰茎から先走りがこぼれピクピクと限界を主張し始めると、仙崎は隼人から手を離す。
愛撫を受け取れなくなった隼人の肉体は、時折身じろぎして物足りなさを訴える。
しかし仙崎は一切刺激を与えずただ見ているだけ。
徐々に熱が収まって隼人のペニスが柔らかくなるとまた仙崎の手が動き出す。
刺さったままのディルドを前立腺に当てて、羽が触れるかのように隼人のものを可愛がる。
一度萎えてしまったものはあっという間に硬度を取り戻すが、仙崎の手はまた離れてしまう。
ペニスから離れた手はへそを優しく撫で回し、胸の突起を指先でこねる。
隼人が苦しげに眉を寄せて身体をひくつかせるが仙崎の動きは止まらない。
隼人のものから我慢汁がだらだら流れて股間を濡らしていく。
仙崎は隼人が達しそうになるのを確認すると、ディルドを引き抜き乳首をいじっていた手も止めてしまう。
隼人はまた熱を放つ寸前で愛撫が与えられなくなり、苦しそうな吐息を吐く。
「イくのは我慢しましょうね。たくさん我慢をすればあなたは最高に狂い咲けます。誰よりもエッチな存在に生まれ変われるのです」
仙崎は、ドロドロとした熱く粘り気のある想いを染み込ませるかのように、隼人の身体に舌を這わす。
足の爪先を舐めて、ふくらはぎを甘噛して太ももの付け根にキスマークをつける。
もっと上へ舌を這わせようとしたとき隼人の手が動いた。
隼人は無意識のうちに、限界寸前を繰り返している自分のものへ手を伸ばす。
しかし仙崎のギラつく獣のような視線は、隼人のほんの少しの動きも見逃さない。
隼人の手は、自分のペニスに届く前に仙崎に捕らえられてしまう。
「駄目ですよ。自分で触るのは駄目です。隼人さんはもう自分で射精する必要はありません。本当は自慰行為の練習もさせたくないのです」
仙崎は隼人の手をマッサージするように撫でると指の股をくすぐる。
「ああ、でも今日のは良かったですよ。私の名前を呼びながらオナニーしてましたね。この指で会陰をとんとんしてとても可愛らしかった。アダルトビデオではなく私を考えながらしていたのは良い変化です」
仙崎は隼人の熱が収まると、閉じかけていた脚をまた大きく開かせて今度はより太く長いディルドをゆっくり挿入する。
後孔を進んでいく無機物は着実に隼人の身体を拓いていく。
仙崎は隼人のペニスをイかせないように注意しながら亀頭や竿をねぶっていく。
達しそうになれば手を離し、落ち着くのを確認してまた攻める。
隼人は自らの身体の違和感に反応して寝返りを打とうとするが、仙崎がそれを押し留めてディルドをより深く突き入れる。
隼人が寝言のようなうめき声をわずかに漏らす。彼はなだめるように隼人の腹を撫でて、ディルドを馴染ませる。
「ちょっと苦しいですよね。でももう少し太いものが入るようになるまで頑張りましょう。次のサイズが入るようになれば私のものが入れられるようになりますから」
眠っている、いや、眠らされている隼人は、恥部をさらけ出して仙崎の目を楽しませる。
少し苦しげな魅力的な目元。
いじられて立ってしまったピンク色の乳首。
程よく筋肉がついている先走りに汚れた腹筋。
すらりとした白くて長い脚の間には卑猥なおもちゃ。
「世の女性達はこれを見たらどう思うでしょうね。まあ、この隼人を知る機会は一生ありませんが」
隼人のファンの多くは女性だ。
隼人がどれだけ自覚をしているか分からないが、とてつもないほどの人気がある。
視聴率が低迷しているこの時代に、テレビに出れば数字が上がり、雑誌の表紙を飾れば雑誌が売り切れる。
事務所やロケ先で出待ちをされ、ネットには隼人の大まかな撮影スケジュールやよく行く店の情報が流れてしまっている。
そんな熱心で犯罪ギリギリのラインで応援しているファンからすれば、仙崎はいきなり出てきたニワカの新参者だろう。
仙崎も隼人の存在を知ったのはマネージャーの仕事を引き受けた時だったので、ファンとしては遅いとは思っている。
だがその他大勢の人間がどう思おうが関係ない。
「隼人は私のものです。泣いて喚いて、発狂したとしても渡しません」
目の前に広がる隼人の素晴らしい姿は仙崎だけのもの。
本心を言えば俳優の『藤村隼人』も見せたくない。
隼人の全てを独占したいが――。
「好きな人の好きなことは奪うわけにはいきません。だから隼人が仕事を好きでいる間は自重します。一応は――」
今はただ隼人が仙崎を欲しがるように仕向ければいい。
仙崎は隼人に深々と刺さる淫具を掴むとゆっくり出し入れする。
隼人のペニスが苦しげに先走りをこぼす。
仙崎はその先端に舌を這わせると、伝い落ちる体液を舐め取った。
「もっと隠しカメラと盗聴器を増やしますか。隼人が淫乱になっていく姿をしっかり記録しなければ」
仙崎は、隼人が達しないギリギリを見極めて、乳首を可愛がりディルドを動かし陰茎を弄ぶ。
隼人の陰茎は、可哀想なほど固く勃ち上がっているのにイくことはない。
隼人がどれだけ身悶えても、就寝前に飲んだ睡眠薬で目覚めることはない。
全ては仙崎の思い通り。
「朝になったら射精させてあげます。それまでは我慢しましょうね」
ぐちゅ、ぬちっ、と淫らな音を響かせて誰も知らない秘密の時間が過ぎていく。
暗闇が満ちた部屋の中で隼人はぐっすり眠っている。
隼人の規則正しい呼吸音だけの空間に、カチャリとドアノブが下がる音が小さく響く。
ゆっくりと隼人の自室の扉が開くと仙崎が入ってきた。彼は照明のスイッチをつけるとパッと部屋が明るくなる。
光に照らされた部屋で、仙崎はバスタオルと銀色のアタッシュケースを手に立っていた。
仙崎は隼人のベッドに近づくと、そっと床にアタッシュケースを下ろして最小限の音で開ける。
ケースの中には色とりどりの大量のアダルトグッズ。
仙崎は薄いゴム手袋を取り出して両手につけると、立ち上がって隼人にかかっている布団を丁寧にはがす。
手慣れた手つきで隼人のパジャマのズボンと下着を脱がせてしまうと、膝を立たせてお尻の下にバスタオルを敷く。
隼人は下半身をむき出しにされているのに少しも微動だにせず眠っている。
仙崎はアタッシュケースの中から液体の入ったボトルと、数本のディルドを取り出してベッドの上に並べる。
仙崎はベッドに乗ると隼人の脚を左右に大きく開かせて両足の間に陣取る。
隼人に覆いかぶさるようにキスをすると小さく呟いた。
「それでは今夜もはじめましょうか」
仙崎はボトルの蓋を開けて液体を手の平に出す。体温で温めてから指先にたっぷりつけると、隼人の後孔にゆっくり侵入する。
はじめは一本、すぐに二本に増えて柔らかさを確認すると三本目も挿入する。内壁をまさぐって馴染ませると前立腺への刺激を開始する。
撫で回し押し込んで、隼人の良い所を喜ばせる。
隼人自身は起きる気配がないのに、隼人のものはどんどん勃ち上がっていく。
固く反り返って先走りが溢れ始めると仙崎は指を引き抜いた。
すぐ側に並べてあるディルドの中から一つ選ぶと、潤滑剤をつけて隼人の体内に挿入する。
淫具をゆっくり出し入れして隼人の反応を観察する。
「おもちゃを呑み込むのが上手になりましたね」
仙崎は難なく入ったことを褒めるように隼人の太ももを撫でる。そのまま足の付け根や鼠径部を撫でて隼人の興奮を高めていく。
陰茎から先走りがこぼれピクピクと限界を主張し始めると、仙崎は隼人から手を離す。
愛撫を受け取れなくなった隼人の肉体は、時折身じろぎして物足りなさを訴える。
しかし仙崎は一切刺激を与えずただ見ているだけ。
徐々に熱が収まって隼人のペニスが柔らかくなるとまた仙崎の手が動き出す。
刺さったままのディルドを前立腺に当てて、羽が触れるかのように隼人のものを可愛がる。
一度萎えてしまったものはあっという間に硬度を取り戻すが、仙崎の手はまた離れてしまう。
ペニスから離れた手はへそを優しく撫で回し、胸の突起を指先でこねる。
隼人が苦しげに眉を寄せて身体をひくつかせるが仙崎の動きは止まらない。
隼人のものから我慢汁がだらだら流れて股間を濡らしていく。
仙崎は隼人が達しそうになるのを確認すると、ディルドを引き抜き乳首をいじっていた手も止めてしまう。
隼人はまた熱を放つ寸前で愛撫が与えられなくなり、苦しそうな吐息を吐く。
「イくのは我慢しましょうね。たくさん我慢をすればあなたは最高に狂い咲けます。誰よりもエッチな存在に生まれ変われるのです」
仙崎は、ドロドロとした熱く粘り気のある想いを染み込ませるかのように、隼人の身体に舌を這わす。
足の爪先を舐めて、ふくらはぎを甘噛して太ももの付け根にキスマークをつける。
もっと上へ舌を這わせようとしたとき隼人の手が動いた。
隼人は無意識のうちに、限界寸前を繰り返している自分のものへ手を伸ばす。
しかし仙崎のギラつく獣のような視線は、隼人のほんの少しの動きも見逃さない。
隼人の手は、自分のペニスに届く前に仙崎に捕らえられてしまう。
「駄目ですよ。自分で触るのは駄目です。隼人さんはもう自分で射精する必要はありません。本当は自慰行為の練習もさせたくないのです」
仙崎は隼人の手をマッサージするように撫でると指の股をくすぐる。
「ああ、でも今日のは良かったですよ。私の名前を呼びながらオナニーしてましたね。この指で会陰をとんとんしてとても可愛らしかった。アダルトビデオではなく私を考えながらしていたのは良い変化です」
仙崎は隼人の熱が収まると、閉じかけていた脚をまた大きく開かせて今度はより太く長いディルドをゆっくり挿入する。
後孔を進んでいく無機物は着実に隼人の身体を拓いていく。
仙崎は隼人のペニスをイかせないように注意しながら亀頭や竿をねぶっていく。
達しそうになれば手を離し、落ち着くのを確認してまた攻める。
隼人は自らの身体の違和感に反応して寝返りを打とうとするが、仙崎がそれを押し留めてディルドをより深く突き入れる。
隼人が寝言のようなうめき声をわずかに漏らす。彼はなだめるように隼人の腹を撫でて、ディルドを馴染ませる。
「ちょっと苦しいですよね。でももう少し太いものが入るようになるまで頑張りましょう。次のサイズが入るようになれば私のものが入れられるようになりますから」
眠っている、いや、眠らされている隼人は、恥部をさらけ出して仙崎の目を楽しませる。
少し苦しげな魅力的な目元。
いじられて立ってしまったピンク色の乳首。
程よく筋肉がついている先走りに汚れた腹筋。
すらりとした白くて長い脚の間には卑猥なおもちゃ。
「世の女性達はこれを見たらどう思うでしょうね。まあ、この隼人を知る機会は一生ありませんが」
隼人のファンの多くは女性だ。
隼人がどれだけ自覚をしているか分からないが、とてつもないほどの人気がある。
視聴率が低迷しているこの時代に、テレビに出れば数字が上がり、雑誌の表紙を飾れば雑誌が売り切れる。
事務所やロケ先で出待ちをされ、ネットには隼人の大まかな撮影スケジュールやよく行く店の情報が流れてしまっている。
そんな熱心で犯罪ギリギリのラインで応援しているファンからすれば、仙崎はいきなり出てきたニワカの新参者だろう。
仙崎も隼人の存在を知ったのはマネージャーの仕事を引き受けた時だったので、ファンとしては遅いとは思っている。
だがその他大勢の人間がどう思おうが関係ない。
「隼人は私のものです。泣いて喚いて、発狂したとしても渡しません」
目の前に広がる隼人の素晴らしい姿は仙崎だけのもの。
本心を言えば俳優の『藤村隼人』も見せたくない。
隼人の全てを独占したいが――。
「好きな人の好きなことは奪うわけにはいきません。だから隼人が仕事を好きでいる間は自重します。一応は――」
今はただ隼人が仙崎を欲しがるように仕向ければいい。
仙崎は隼人に深々と刺さる淫具を掴むとゆっくり出し入れする。
隼人のペニスが苦しげに先走りをこぼす。
仙崎はその先端に舌を這わせると、伝い落ちる体液を舐め取った。
「もっと隠しカメラと盗聴器を増やしますか。隼人が淫乱になっていく姿をしっかり記録しなければ」
仙崎は、隼人が達しないギリギリを見極めて、乳首を可愛がりディルドを動かし陰茎を弄ぶ。
隼人の陰茎は、可哀想なほど固く勃ち上がっているのにイくことはない。
隼人がどれだけ身悶えても、就寝前に飲んだ睡眠薬で目覚めることはない。
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