マネージャーに性欲管理されてます

大安大吉

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24話  ★

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 隼人の部屋に唾液が絡む音が響く。
 恋人になれた喜びは、隼人に残っていた僅かな理性を溶かして本能を剥き出しにする。
 
「んんっ! はあっ! 修二さん、修二さん! もっと、もっと欲しい!」
「私も隼人が最後まで欲しい。今日は寝かせてあげられません」
「望むところだよ」
 
 隼人は激しくキスを交わしながら手足を絡めて、股間を仙崎の身体に擦り付ける。
 仙崎もそれを歓迎するように、自分の太腿で隼人のそこを擦って押し上げて刺激する。
 お互いにキスの合間に服を一枚一枚脱ぎ捨てる。仙崎が最後の一枚を取り払った時、隼人はその身体にくぎ付けになった。
 隼人より大きい肩幅に、分厚い胸板と綺麗に割れた腹筋。下半身もしっかり鍛えているようでバランスよく筋肉がついている。端整な容姿も相まって、まるで美術館に置いてある彫刻のようだ。腕や下腹部に浮いた血管があまりにも官能的で、仙崎の肉体美は誰が見ても魅力的に映るだろう。
 もちろん隼人も魅了されてうっとりとしたが、ある一点に別の意味で目を奪われた。

(……え、デカくね?)

 仙崎のそれは隼人のものより明らかに大きく、その太さと長さは巨根と言われるサイズ。
 その存在感は熱に浮かれていた隼人を冷静にさせ、頭が勝手にフル回転する。
 最後までしたいが入るとは思えない。
 裂ける気さえする大きさ。
 お尻を使ったのは随分前。
 充分にほぐす準備が必要。
 今日はそれだけで終わる可能性大。
 結論に達した隼人は、ガクッと項垂れた。
 
「隼人?」
「……修二さん、今日は最後までは無理かも。入る気がしない……」

 期待をしていた分ショックも大きく、隼人は残念そうに眉を下げる。しかし仙崎は笑顔で言い切った。

「大丈夫、隼人は私のものを入れられますよ」
「出来るかな?」
「私を信じて任せてください。初めてで怖いかもしれませんが、隼人は身体の力を抜いているだけで大丈夫。ちゃんと気持ち良くしてあげます」

 隼人はリップ音を聞きながら、肩や乳首を優しく口付けを落とされて、だんだんと不安が和らいでいく。
 彼の手つきは隼人の欲望をどんどん汲み上げて、現実に引き戻された隼人の理性を再び溶かしていく。
 下腹部を撫でられて、唇が首筋をなぞり、頸動脈や鎖骨に沿って舌が這う。
 
「隼人のここに私のペニスが入って、深く強く愛し合うのです。たくさん気持ち良くなりますよ。隼人もたっぷり欲しいですよね」
「はっ、あっ、……んんっ、欲しい、俺も欲しいよ」

 仙崎の舌が隼人の乳首に到達してじっくりねぶる。
 まるで別の生き物のように動く舌は、肌を這って隼人の淫欲を引き出し陰茎を固くさせる。
 彼の体温と言葉は、まるでお酒を飲んだかのように甘く痺れて酔わされていく。

(頭、ぼーっとしてきた)

 隼人が心地良い行為に身を委ねていると、仙崎は体を起こしてベッドの下をのぞき込む。起き上がった彼の手には、隼人が隠し持っていた潤滑剤があった。

「あっ! それは……」
「隼人がいつも使っている物の方が落ち着くでしょう?」
「えっ、あ、うん」

 こっそりネットで買って、オナニーする時に使っていたのを知られていたらしい。仙崎は掃除もしてくれていたから、見つけても見ないふりをしてくれていたのだろう。ちょっと恥ずかしい。
 仙崎は潤滑剤を手の平に出すと、指に纏わせて隼人の双丘の奥へ触れる。

「んっ……」

 アナルの入り口をマッサージをするようにゆっくり丁寧に撫でる。仙崎の指の感触に、隼人は熱い吐息を漏らしてしまう。
 菊門がねとねとになって柔らかくなったところへ、二本の指が、つぷっと指が入ってくる。
 彼の指が隼人の中でゆっくり出入りして中の形を探っていく。
 指が体内でバラバラに動いても、玩具を使った時ほど苦しくない。
 むしろ物足りなささえある。
 
「あっ、はっ、ん……」
「どうですか? 痛みはありますか?」
「もっときついと思ってたけど、全然大丈夫」
「ではもう一本増やしますね」

 仙崎の言葉通り、三本に増えた指が隼人の後孔に挿入される。

「はっ、ああっ、んっ、はあ……」
「隼人、上手ですよ」

 難なく入った指は隼人を開いていく。先程よりも確実に太いのに苦しくない。
 むしろ歓迎するように彼の指を締め付けてしまう。
 内壁を触られる感触に、身体が喜びと快感に震えてしまう。
 やっとセックスできるという喜びと一緒に、心の片隅でほんの少し疑問が浮かぶ。

(なんでこんなに大丈夫なんだろ)

 前にした時はもっと辛かった気がする。
 しかし隼人の考えは、前立腺を刺激する指によって霧散する。

「はあっ、ああっ、んあっー! ひっ、あっあっーー!」
「ここをこうされると良いですよね?」
「いいっ!! んんっー! あっ、あっ! きもちいいっ!!」

 仙崎は泣き所をとんとんとリズミカルに刺激し、時にはえぐるように強く押し込んで、集中的にいじめていく。
 その部分に指が触れるたび、隼人に快楽の電流が全身を駆け巡る。
 そこへの刺激はあっという間に隼人を頂点へ追いやる。

「あああっーーー! あっ、あっ! いく、いく、もう出る!」
「いいですよ。いきなさい」

 仙崎は我慢汁でびちゃびちゃに濡れている隼人のペニスを掴むと、前立腺をこねながら激しく扱いて隼人を極みに導く。

「ひっ! んんっ、ああっ! っーーーー!」

 隼人は身体を大きく震わせて精子を溢れさせた。
 仙崎の手で絞り出された白濁は、隼人の腹の上にこぼれ落ちて卑猥な彩りを添える。
 これで三度目の射精に、隼人は心地良い疲労感に包まれながら四肢を投げ出す。
 仙崎に性欲が強いと評されていたものの、流石に疲れを感じる。
 しかし隼人の腹の中は、熱を持ってまだまだ足りないと疼いている。身体は疲れているのに、体内から抜けていく指に肉壁が追い縋る。
 感情の乱高下で消えたと思われたあの衝動が、疲れなど意に介さずにじわじわと込み上げてくる。
 
 欲しい。
 足りない。
 もっと。
 もっと溺れたい。
 もっと太いものを入れたい。
 この渇きを、この空腹を、満足させてくれ。

 後孔が収縮を繰り返すのを感じながら、隼人はつばを飲み込んで素直な言葉を口にする。

「……修二さん。もう、欲しい」
「ええ、私もです。ずっとこの時を待っていました」

 仙崎はぐったりしている隼人の膝裏を掴むと、左右に大きく広げる。
 そして後孔に仙崎の亀頭の先端が触れた。
 隼人はその生々しい感触に喉を鳴らす。

「隼人、入れていいですか?」
「うん、来て修二さん」

 仙崎の陰茎の先端が、ぬぐっ、と肉環をこじ開ける。

「んんっ……、はっ、あっ……」

 熱く固い肉棒が、隼人の中を犯していく。
 脈打つ太いものに内蔵を押し上げられ、吐き気に似た感覚と共に体内が拓かれる。

「隼人、ゆっくり深呼吸して。……そう、上手ですよ」
「んっ、あっ、……ふう、んんっ。はあっ、はあっ、んっ」
 
 エラの張った部分が入り口をくぐり、血管の浮いた竿がゆっくり沈む。
 少し進んではぬるりと引いてまた進み、身体が仙崎のペニスの形に穿たれる。
 苦しさはある。でもとても嬉しい。
 隼人は幸福を感じながら必死に脚を大きく広げて受け入れる。
 熱く滾る大きな存在が、隼人の深みへ突き進む。肌が粟立ち、太ももと背筋がゾクゾクと震え、脳が喜びを訴える。
 ずっとこうしたかったと、内壁が仙崎を欲して彼のペニスに絡みつく。
 そして臍の下あたりまで彼の形に広がると、腰の動きが止まった。

「ほとんど隼人の中に入りました。どうですか?」

 仙崎の声に、隼人は瞳を潤ませて答える。

「ちょっと怖いけど、修二さんが俺の中にいることがすごく嬉しい」
「私も、隼人と繋がれて嬉しいです。隼人の中も歓迎してくれている。気持ち良いですよ」
「んっ――」

 仙崎は隼人の唇をそっと啄む。隼人もそれを受け入れて舌先を出して絡め合う。
 お互いの存在を確かめるように口付けを交わしていると、徐々に仙崎が入っていることに身体が馴染んでくる。 
 仙崎のものを愛おしいものとして包み込み、次の刺激を期待して吸い付いて締め付ける。
 内臓から伝わる喜びが、隼人の脳を甘く炙っていく。

「はあっ、んんっ……、あっ、んっ……、んっ」

 隼人に余裕が出てきたことが仙崎に伝わり、彼は唇を離して低く囁いてくる。

「隼人、動いても?」
「……うん、大丈夫。修二さん、いっぱい気持ち良くして」
「もちろん。最高の快楽を隼人にあげましょう」

 体内に入っていたものがついに動き出す。

 

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