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79 全て元に戻ったみたいです?
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久しぶりに義兄が、笑顔で朝食の場にいる。侍女達もいつもより笑顔が増しているわ。
「ミランダちゃん、これで全て元に戻ったよ。あぁ、スッキリした。これ以上我が家がしてあげることはないんだ。日常を、学校生活を楽しめば良いよ」
機嫌が良い。声も明るい。
昨日王宮に行ったようだけど…
何か良い事?もしかして王子様達と仲良くできたのだろうか。
お義父様は、咳払いをしてその場の空気を切った。
「近々発表になるが、王宮で夜会がある。アンドル王子様も前回の夜会で、婚約者を決定出来なかったから、春に再び夜会を開くそうだ。今回は、侯爵家以上か伯爵家以上か決まっていないが、不参加も許可されるみたいだよ。ミランダも図書館を手伝わなくて良いそうだ」
お義父様が言うと、お義兄様が、
「侯爵家以上で決定しますよ。前回配慮が足りなかったのは、誰が見ても明らかだったのですから。結局は、王子一人に対して何十人もの令嬢を相手に出来るはずがないのです。侯爵以上が妥当です。みんな婚約者の座を狙っているのですから!」
でも前回お義兄様だって、側近として付き合わされてましたよね?グレゴリー様がマユリカ王女様を追いかけていたし。
「お義兄様は大丈夫なんですか?前回もしばらく帰って来られないぐらい忙しくしていましたから…」
と聞くと、
「確かに我が家からは、父上と私は依頼があれば協力する…」
複雑そうな顔した義兄に、お義母様が、すかさず、
「ディライド、あなたも婚約者を決めてきたら良いのではないかしら?アンドル王子様ばかりに言っているんじゃなくて!側近候補でしょう?あなただって婚約者がいてもおかしくないわ。人の事を心配するよりまず自分のことも考えて欲しいわ」
と、小さな溜息を吐いた。
そうよね、王子様と同年なのだから、義兄だってその目的を持ってパーティーに、望んでもいいよね。
「確かに私の方でも動こうか?」
お義父様もお義母様に合わせて話す。
一気に形勢が悪くなったのを感じてお義兄様は、
「では、学校の時間」
と逃げるようにダイニングを後にした。
その様子を見て、お二人は笑い合っている。
そんな光景を見て、素敵だなと素直に思った。
*
「ミランダちゃん、本当に良かったよ。今回は、パーティーに関係ないからね。もし招待状が来ても不参加を表明すればいい」
「そうですね。あの素晴らしい会場に私はどう考えても不釣り合いでしたから。煌めく世界ですからね、私には無理です」
「いや、そういう意味じゃないよ。マリングレー王国からティア王女様が来る予定だから…
もしパーティーがしたいなら、我が家で、親しい人間を呼べばいいんだよ。リリエット嬢とかクラスメイト達とか、気軽に声をかけれる友達とさ、ダンスをしたり、食事したり…楽しめるんじゃないかな。何も王宮の夜会ばかりがパーティーじゃない」
どうしたんだろうお義兄様…機嫌は良いのに、何か焦っているような、王子様に対抗してる?
「お義兄様、私は別にパーティー好きではありませんよ。そんなことしなくても十分友達と楽しく過ごしていますし、お茶会も開いてみたいと思っていたんです。お義母様と相談していたんですよ」
「そうか、ミランダちゃんは自分で、友達を招待出来るようになったんだね。私が地団駄を踏んでいる時も進んでいたんだね」
どうしたんだろう、本当に。
なんか変…
「今日の朝食は、イズリー家全体が明るく笑顔に包まれてキラキラしていましたね」
と話題を変えたけど、
「…怒ってないの?その王宮に行けなくなった事とか、私が昨日まで、あんなに態度が悪かったのに?」
と話を戻され、自分の態度の様を気にしているみたいで、そんな様子が可愛いらしかった。
「そんなこと気にしてませんよ。誰だって不機嫌にもなりますし、体調だって悪くなります。…自分がわからない時だってあります。聞きたくない話だって。それは当然です。私達は人間だから。絵本に描かれた人ではないから」
それに気づかせてくれたのは、アンドル王子様だ。人は生きていると色んな顔をする。大小悩みはあって、喜怒哀楽があって、迎えて逃げて…
それで藻搔いている。
それは、王子でも忌み子と呼ばれる私でも同じだと、彼と会話する中で気づいた。
「そうか、毎日いろんな気持ちに向き合っていたんだね、本当に凄いな。ミランダちゃんの方が、私より前にいるんじゃないか?そう思ったら、情けなくなってきたよ。全く何やっていたんだろう、私は」
サーシャさんの件からわかったこともある。
クラスメイトと話すのは楽しいけど、どこか違ってしまう、話すことを間違えると心配になって表情も見てしまう。
相手の表情が負に触れた時…
上手く表現出来ないけど、怖い、とも思っている。そんなこと考えてもみなかったのに。
考えて言葉を出さないといけない事を学んだ。
人を知れば知るほど、楽しいや嬉しいだけじゃなくて、怖いという感情を持つなんて…
人間関係って難しい。何となく義兄に言い辛いのは何故かしら?
つい、アンドル王子様に溢してしまう。同類意識があるから?
「ほら、お義兄様、しっかりして学校に着きました。人気者は、よく物語に出てきてかっこいいのですよ。お義兄様はいつでも、駄目な時も相変わらずかっこよかったですから!」
「ありがとうミランダちゃん。何回御礼を言っても足りないぐらいだよ。もう少しだけこのままでいていい…」
「馬車の中ですか?…仕方ないですね。少しだけですよ。御者さん、もうしばらく中にいますね」
「うん、覚悟が決まるまで…」
と言われた。覚悟?
*
いつも通りが戻ってきて良かった。義兄の笑顔はみんなを明るくする。歩く姿も挨拶も。
それは、私も嬉しい…
けど。
「おはよう、ミランダ。難しい顔をしていたけど、何かあった?」
「おはよう、リリエット。いえ、お義兄様が元に戻ったの。難しい顔じゃなく喜ばしい顔よ」
なんで私が難しい顔をするのよ!
「気配や醸し出す雰囲気でなんとなくわかる気がするのだけど?」
「あら、それは存在的な問題!気づかなかったわ。何かしら、胸に小骨が刺さったような感じかしら?」
そう、嬉しいのだけど、何かちょっと、みたいな、言葉にならない。
「そうなの?」
リリエットが遠慮しながら、私を見る。
「そうね、お義兄様と面と向かって話せるし、笑ってくれれば、屋敷の中が華やいで侍女達も喜んでいるし」
これじゃない…
「イズリー家がいつも通りってことでしょう?最近ずっとお悩み中だったもの、私も嬉しいわ。…最近マリアーノ様が、アンドル王子様の婚約者候補として振る舞っているでしょう。各学年のご令嬢と揉め事を起こしているのよ。その謝罪の仲介役に人手が足りないって、サーシャ様から命じられて、朝から嫌な気分だったから」
「皆さんが話している話題ね。リリエットが謝りに行くのは、東部の貴族だから?」
「そうね。ファンド侯爵家は東部のまとめ役として、夫人会もお茶会も頻繁に開催して、私達に縁を繋いでくれたご恩があるから…サーシャ様の言葉はわかるの。マリアーノ様は私達東部の領地にとって仕える方。その方の助けになるのが私達の役目って。でも…私、その為に学校に来ている訳ではないのにって思ってしまって。こんなのミランダには関係ないことよね。ごめんね、つい、ね。忘れて!」
リリエットは、話を切った。
…人には過去という縁があって、それに縛られるのは、一緒ね。
「難しいわね」
私に言える言葉はない、リリエットも私に言葉を求めていないのもわかった。
令嬢同士の揉め事に、義兄との関係…
アンドル王子様、大丈夫かしら?
また溜息を吐いていたりしないわよね?
喧嘩じゃないと言っていたけど謝罪しないと私に言っていたし。
人と関わるのは面倒的な事を言っていたのに、夜会となると…
またあの一人一人令嬢を迎えて話したり…
数多くのご令嬢と話すのか…
刺さった小骨のような違和感が、広がった。
「ミランダちゃん、これで全て元に戻ったよ。あぁ、スッキリした。これ以上我が家がしてあげることはないんだ。日常を、学校生活を楽しめば良いよ」
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何か良い事?もしかして王子様達と仲良くできたのだろうか。
お義父様は、咳払いをしてその場の空気を切った。
「近々発表になるが、王宮で夜会がある。アンドル王子様も前回の夜会で、婚約者を決定出来なかったから、春に再び夜会を開くそうだ。今回は、侯爵家以上か伯爵家以上か決まっていないが、不参加も許可されるみたいだよ。ミランダも図書館を手伝わなくて良いそうだ」
お義父様が言うと、お義兄様が、
「侯爵家以上で決定しますよ。前回配慮が足りなかったのは、誰が見ても明らかだったのですから。結局は、王子一人に対して何十人もの令嬢を相手に出来るはずがないのです。侯爵以上が妥当です。みんな婚約者の座を狙っているのですから!」
でも前回お義兄様だって、側近として付き合わされてましたよね?グレゴリー様がマユリカ王女様を追いかけていたし。
「お義兄様は大丈夫なんですか?前回もしばらく帰って来られないぐらい忙しくしていましたから…」
と聞くと、
「確かに我が家からは、父上と私は依頼があれば協力する…」
複雑そうな顔した義兄に、お義母様が、すかさず、
「ディライド、あなたも婚約者を決めてきたら良いのではないかしら?アンドル王子様ばかりに言っているんじゃなくて!側近候補でしょう?あなただって婚約者がいてもおかしくないわ。人の事を心配するよりまず自分のことも考えて欲しいわ」
と、小さな溜息を吐いた。
そうよね、王子様と同年なのだから、義兄だってその目的を持ってパーティーに、望んでもいいよね。
「確かに私の方でも動こうか?」
お義父様もお義母様に合わせて話す。
一気に形勢が悪くなったのを感じてお義兄様は、
「では、学校の時間」
と逃げるようにダイニングを後にした。
その様子を見て、お二人は笑い合っている。
そんな光景を見て、素敵だなと素直に思った。
*
「ミランダちゃん、本当に良かったよ。今回は、パーティーに関係ないからね。もし招待状が来ても不参加を表明すればいい」
「そうですね。あの素晴らしい会場に私はどう考えても不釣り合いでしたから。煌めく世界ですからね、私には無理です」
「いや、そういう意味じゃないよ。マリングレー王国からティア王女様が来る予定だから…
もしパーティーがしたいなら、我が家で、親しい人間を呼べばいいんだよ。リリエット嬢とかクラスメイト達とか、気軽に声をかけれる友達とさ、ダンスをしたり、食事したり…楽しめるんじゃないかな。何も王宮の夜会ばかりがパーティーじゃない」
どうしたんだろうお義兄様…機嫌は良いのに、何か焦っているような、王子様に対抗してる?
「お義兄様、私は別にパーティー好きではありませんよ。そんなことしなくても十分友達と楽しく過ごしていますし、お茶会も開いてみたいと思っていたんです。お義母様と相談していたんですよ」
「そうか、ミランダちゃんは自分で、友達を招待出来るようになったんだね。私が地団駄を踏んでいる時も進んでいたんだね」
どうしたんだろう、本当に。
なんか変…
「今日の朝食は、イズリー家全体が明るく笑顔に包まれてキラキラしていましたね」
と話題を変えたけど、
「…怒ってないの?その王宮に行けなくなった事とか、私が昨日まで、あんなに態度が悪かったのに?」
と話を戻され、自分の態度の様を気にしているみたいで、そんな様子が可愛いらしかった。
「そんなこと気にしてませんよ。誰だって不機嫌にもなりますし、体調だって悪くなります。…自分がわからない時だってあります。聞きたくない話だって。それは当然です。私達は人間だから。絵本に描かれた人ではないから」
それに気づかせてくれたのは、アンドル王子様だ。人は生きていると色んな顔をする。大小悩みはあって、喜怒哀楽があって、迎えて逃げて…
それで藻搔いている。
それは、王子でも忌み子と呼ばれる私でも同じだと、彼と会話する中で気づいた。
「そうか、毎日いろんな気持ちに向き合っていたんだね、本当に凄いな。ミランダちゃんの方が、私より前にいるんじゃないか?そう思ったら、情けなくなってきたよ。全く何やっていたんだろう、私は」
サーシャさんの件からわかったこともある。
クラスメイトと話すのは楽しいけど、どこか違ってしまう、話すことを間違えると心配になって表情も見てしまう。
相手の表情が負に触れた時…
上手く表現出来ないけど、怖い、とも思っている。そんなこと考えてもみなかったのに。
考えて言葉を出さないといけない事を学んだ。
人を知れば知るほど、楽しいや嬉しいだけじゃなくて、怖いという感情を持つなんて…
人間関係って難しい。何となく義兄に言い辛いのは何故かしら?
つい、アンドル王子様に溢してしまう。同類意識があるから?
「ほら、お義兄様、しっかりして学校に着きました。人気者は、よく物語に出てきてかっこいいのですよ。お義兄様はいつでも、駄目な時も相変わらずかっこよかったですから!」
「ありがとうミランダちゃん。何回御礼を言っても足りないぐらいだよ。もう少しだけこのままでいていい…」
「馬車の中ですか?…仕方ないですね。少しだけですよ。御者さん、もうしばらく中にいますね」
「うん、覚悟が決まるまで…」
と言われた。覚悟?
*
いつも通りが戻ってきて良かった。義兄の笑顔はみんなを明るくする。歩く姿も挨拶も。
それは、私も嬉しい…
けど。
「おはよう、ミランダ。難しい顔をしていたけど、何かあった?」
「おはよう、リリエット。いえ、お義兄様が元に戻ったの。難しい顔じゃなく喜ばしい顔よ」
なんで私が難しい顔をするのよ!
「気配や醸し出す雰囲気でなんとなくわかる気がするのだけど?」
「あら、それは存在的な問題!気づかなかったわ。何かしら、胸に小骨が刺さったような感じかしら?」
そう、嬉しいのだけど、何かちょっと、みたいな、言葉にならない。
「そうなの?」
リリエットが遠慮しながら、私を見る。
「そうね、お義兄様と面と向かって話せるし、笑ってくれれば、屋敷の中が華やいで侍女達も喜んでいるし」
これじゃない…
「イズリー家がいつも通りってことでしょう?最近ずっとお悩み中だったもの、私も嬉しいわ。…最近マリアーノ様が、アンドル王子様の婚約者候補として振る舞っているでしょう。各学年のご令嬢と揉め事を起こしているのよ。その謝罪の仲介役に人手が足りないって、サーシャ様から命じられて、朝から嫌な気分だったから」
「皆さんが話している話題ね。リリエットが謝りに行くのは、東部の貴族だから?」
「そうね。ファンド侯爵家は東部のまとめ役として、夫人会もお茶会も頻繁に開催して、私達に縁を繋いでくれたご恩があるから…サーシャ様の言葉はわかるの。マリアーノ様は私達東部の領地にとって仕える方。その方の助けになるのが私達の役目って。でも…私、その為に学校に来ている訳ではないのにって思ってしまって。こんなのミランダには関係ないことよね。ごめんね、つい、ね。忘れて!」
リリエットは、話を切った。
…人には過去という縁があって、それに縛られるのは、一緒ね。
「難しいわね」
私に言える言葉はない、リリエットも私に言葉を求めていないのもわかった。
令嬢同士の揉め事に、義兄との関係…
アンドル王子様、大丈夫かしら?
また溜息を吐いていたりしないわよね?
喧嘩じゃないと言っていたけど謝罪しないと私に言っていたし。
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