84 / 120
84 スッキリして日常に戻りました
しおりを挟む
帰りの馬車に乗ると、すぐにレオンから、
「私らは、金柑の木を植樹しましたよ。小さな実がなる木で、とても可愛いらしい木でした。お義姉様にも見ていただきたかったです。それにしても、アンドル王子様とお二人で、…いえ、同じ学校に通われてますから、会話が弾みましたか?」
と聞かれた。気遣いが凄いわ。
そして、レオンったら、まるでお義兄様みたいに、普通の会話から何かを引き出すみたいだわ。
ふふふっ、レオンがとても賢い弟で助かります。
特に温室に追いかけても来なかったし、みんながいる場で聞かれることもなかった。護衛の騎士さん達も一切目が合わず、遠くを見てくれていたような、きっとみんな配慮してくれたのだろう…
「ええ、学校の友人の話をしたわ。アンドル王子様の側近達は、菓子などは口に入れて仕舞えば同じことと言って、菓子の美しさに興味がないそうよ。今度、私はクラスメイトを招待するお茶会を開く予定でしょう。どんな菓子がいいか話していたら、情緒がないという話になったわ。レオン、やはり男性でもご令嬢の好みそうな可愛い菓子は、知っておくべきだと思うわよ。もし良かったら、シュワルツ王子様にも教えてあげてね」
「そんな話をするの?お義姉様たちは!会話が続くの、その話題で…」
まさか驚かれた!?
友達だったら、何の話題でも会話をするわ。弾む弾まないは関係ない…話題を変えれば良いだけだから。
そんな気兼ねない関係になっていたのだとまた新しく知れた。
「あら、お菓子だと会話が弾まないかしら?沢山の話題の一つよ」
「いや、そんな話をしたことなかったから…意外な話題だと思っただけ…お義姉様は、アンドル王子様と親しいの?」
「お友達になったのよ。以前お義父様に頼まれた王宮の本の虫干しの日にお会いして手伝ってくださったのよ、驚いてしまったわ。その時にね、お義父様」
話を振ってみた。こちらを見てニコニコ笑っていたので…
「同じ学校に通っているんだ、友達になってもおかしくないよ、レオン。すぐに話も盛り上がっていたようで、良かったよ」
どこまで見ていたのかしら、お義父様?顔が熱ってしまったのも見られたかしら?凄い恥ずかしいわ。
「…きちんと色々お話しが出来て、楽しい時間を過ごせました」
「そうか、それは良かったよ。ミランダだけでなくみんなね。これで少しは仕事が捗ると良いなぁ。全く溜息ばかりで重苦しくて敵わないよね。しかも親まで溜息ついちゃってさ」
お義父様のよくわからない怪し~い微笑みに、背中がゾワッとしましたが、レオンからシュワルツ王子様の事を聞いたり楽しい一日、いえ、私自身の気持ちがスッキリ落ち着きました。
*
週が明けて、学校に行くと、
「ミランダ、おはよう!アンドル王子様の婚約者を決めるパーティーが開かれるって知っている?」
リリエットが、席に着くとすぐに話を振ってきた。
「ええ、お義父様やお義兄様から聞いたわ」
事前に知っていた事を言えなくてごめんなさい。
「ミランダも招待されているの?」
「いいえ、高位貴族の方が招待されると聞いたわ。不参加も許可するし、前回の会で伯爵令嬢が壁の華になってしまったから招待されないとお義兄様から聞いたの」
「そう、招待されないのね」
「どうしたのよ、リリエット。私が招待されないと知って残念そうなのは何故?」
「…別に深い意味はないのだけど…文化祭でミランダのハンカチがなかったから…私達より早く購入した人、いえ、単に私の想像だっただけ。私の作品を選んで下さったのが、アンドル王子様だと聞いて…ごめんなさい、ね。ミランダには関係ない事を聞いてしまったわ」
いや、王子様が持っているのよ、私の作品…言い辛いし、凄いわ、リリエット。
「ミランダ・イズリー伯爵令嬢はいるかしら?」
教室の入り口に現れたのは、朝から元気な人です。羽つき扇子がバサバサッと扉入り口から振られた。
「はい、何でしょうか…マリアーノ様」
「一つ窺いたいのだけど、王子様の婚約者を決めるパーティーは、また今回も他国の王女様は呼ばれているのかしら?」
「申し訳ございませんが、パーティーには、お義父様とお義兄様が関わるとは、聞いてますが、そのほかのことは聞いてません」
余計な事は言わない方がいいわよね。揉め事を起こす人だもの。
「そうなの?まぁ、そうね、あなたは伯爵令嬢、参加資格はありませんものね。これが、高位貴族とあなた方との違いよ。きちんと覚えておきなさい!」
うわぁ、マリアーノ節が炸裂したわ。それも彼女、教室に入らず廊下で…
誰が見るかもわからないのに…私達のクラスの男女ともにみんな呆れた。
良かったね、お義兄様がご自分の教室に行った後で。
でも確実にすぐにこの話は耳に入るだろうな。何故か最近何でも義兄には筒抜け状態だし。
大丈夫かしら、マリアーノ様…
心の中で心配していたはずが、とても耳に癒しの声で、
「マリアーノ嬢、身分を自慢して他の生徒を馬鹿にするのは、見ていて不快になるな」
まさかの!グレゴリー様!
マリアーノ様が後ろを振り返る。
私は、グレゴリー様の後ろで表情をなくした顔でこちらの様子を見ているアンドル王子様に目がいった。
昨日お会いした時と全く違う表情。
無表情、どうしたのかしら?
「失礼しました。グレゴリー様!あっ、アンドル王子様まで…これは違うのです。たまにこの方は、お兄様のディライド様を隠れ蓑に、私達を差し押さえて勝手な行動をするものですから、少し注意をしたのですわ…私の周りでもミランダ様が調子に乗っていると話題になっておりましたので」
マリアーノ様が慌てた。
この方はいつも同じような所を見られている気がするわ。
そう考えると、いつもの言動だったのだろうけど。
人は変われない…そう言えば、もう一人の賑やかな方を、最近全く見ない。
「マリアーノ嬢、ディライドにも、今、言った言葉を伝えておくよ。君が言う高位貴族が注意していいなら、私は公爵家の者だが、ファンド侯爵令嬢に注意させてもらうよ。ここは、学校であって、学びの場だ、そのように高位貴族だのと言って他の者を虐げるのは止めなさい。見ていて不快だ。同じ高位貴族の者達から苦言が来ている。もちろん、アンドル様もご存知で、あなたの今後を思って、ここで注意させて貰った。これ以上は侯爵に厳重注意をする」
グレゴリー様がそのように言うと、マリアーノ様は、フラッと倒れそうになり、取り巻き令嬢が支えて…
「本当に誤解ですの。この方達が私に注意して欲しいと懇願されたからですの。ねぇ、あなた達!」
取り巻き令嬢達が下を向いていたけど、一人が震える声で
「アンドル王子様、グレゴリー様、許して下さい。私達が余計な事をマリアーノ様にお願いして、この事態を招きました。どうか注意なら私達に…」
必死に頭を下げてお願いしている。
…しかし駄目押しが、落ちてきた。
「ファンド侯爵令嬢、まだ、あなたに招待状を送っていないが、このような言動を見ると、今回のパーティーに相応しい方とは到底思えない。この件を含めて、王妃様に相談する事にします」
アンドル王子様が、その言葉を言うや否や歩き出した。
もちろん、私を見ない。
少し、寂しいけど、私からも何も言わない。次に会うときはイズリー伯爵家に来ると約束したのだから…
そう思うと、胸が熱くなってくる。
ドサッと、取り巻きの令嬢とマリアーノ様の二人が床に座り込んでしまった。
「あなた達のせいよ!どう責任とるの、サーシャ、あなたが余計な事を私に言わせたのよ。責任を取りなさい」
「申し訳ございません…」
弱々しい声が、静かな教室に聞こえた。
「私らは、金柑の木を植樹しましたよ。小さな実がなる木で、とても可愛いらしい木でした。お義姉様にも見ていただきたかったです。それにしても、アンドル王子様とお二人で、…いえ、同じ学校に通われてますから、会話が弾みましたか?」
と聞かれた。気遣いが凄いわ。
そして、レオンったら、まるでお義兄様みたいに、普通の会話から何かを引き出すみたいだわ。
ふふふっ、レオンがとても賢い弟で助かります。
特に温室に追いかけても来なかったし、みんながいる場で聞かれることもなかった。護衛の騎士さん達も一切目が合わず、遠くを見てくれていたような、きっとみんな配慮してくれたのだろう…
「ええ、学校の友人の話をしたわ。アンドル王子様の側近達は、菓子などは口に入れて仕舞えば同じことと言って、菓子の美しさに興味がないそうよ。今度、私はクラスメイトを招待するお茶会を開く予定でしょう。どんな菓子がいいか話していたら、情緒がないという話になったわ。レオン、やはり男性でもご令嬢の好みそうな可愛い菓子は、知っておくべきだと思うわよ。もし良かったら、シュワルツ王子様にも教えてあげてね」
「そんな話をするの?お義姉様たちは!会話が続くの、その話題で…」
まさか驚かれた!?
友達だったら、何の話題でも会話をするわ。弾む弾まないは関係ない…話題を変えれば良いだけだから。
そんな気兼ねない関係になっていたのだとまた新しく知れた。
「あら、お菓子だと会話が弾まないかしら?沢山の話題の一つよ」
「いや、そんな話をしたことなかったから…意外な話題だと思っただけ…お義姉様は、アンドル王子様と親しいの?」
「お友達になったのよ。以前お義父様に頼まれた王宮の本の虫干しの日にお会いして手伝ってくださったのよ、驚いてしまったわ。その時にね、お義父様」
話を振ってみた。こちらを見てニコニコ笑っていたので…
「同じ学校に通っているんだ、友達になってもおかしくないよ、レオン。すぐに話も盛り上がっていたようで、良かったよ」
どこまで見ていたのかしら、お義父様?顔が熱ってしまったのも見られたかしら?凄い恥ずかしいわ。
「…きちんと色々お話しが出来て、楽しい時間を過ごせました」
「そうか、それは良かったよ。ミランダだけでなくみんなね。これで少しは仕事が捗ると良いなぁ。全く溜息ばかりで重苦しくて敵わないよね。しかも親まで溜息ついちゃってさ」
お義父様のよくわからない怪し~い微笑みに、背中がゾワッとしましたが、レオンからシュワルツ王子様の事を聞いたり楽しい一日、いえ、私自身の気持ちがスッキリ落ち着きました。
*
週が明けて、学校に行くと、
「ミランダ、おはよう!アンドル王子様の婚約者を決めるパーティーが開かれるって知っている?」
リリエットが、席に着くとすぐに話を振ってきた。
「ええ、お義父様やお義兄様から聞いたわ」
事前に知っていた事を言えなくてごめんなさい。
「ミランダも招待されているの?」
「いいえ、高位貴族の方が招待されると聞いたわ。不参加も許可するし、前回の会で伯爵令嬢が壁の華になってしまったから招待されないとお義兄様から聞いたの」
「そう、招待されないのね」
「どうしたのよ、リリエット。私が招待されないと知って残念そうなのは何故?」
「…別に深い意味はないのだけど…文化祭でミランダのハンカチがなかったから…私達より早く購入した人、いえ、単に私の想像だっただけ。私の作品を選んで下さったのが、アンドル王子様だと聞いて…ごめんなさい、ね。ミランダには関係ない事を聞いてしまったわ」
いや、王子様が持っているのよ、私の作品…言い辛いし、凄いわ、リリエット。
「ミランダ・イズリー伯爵令嬢はいるかしら?」
教室の入り口に現れたのは、朝から元気な人です。羽つき扇子がバサバサッと扉入り口から振られた。
「はい、何でしょうか…マリアーノ様」
「一つ窺いたいのだけど、王子様の婚約者を決めるパーティーは、また今回も他国の王女様は呼ばれているのかしら?」
「申し訳ございませんが、パーティーには、お義父様とお義兄様が関わるとは、聞いてますが、そのほかのことは聞いてません」
余計な事は言わない方がいいわよね。揉め事を起こす人だもの。
「そうなの?まぁ、そうね、あなたは伯爵令嬢、参加資格はありませんものね。これが、高位貴族とあなた方との違いよ。きちんと覚えておきなさい!」
うわぁ、マリアーノ節が炸裂したわ。それも彼女、教室に入らず廊下で…
誰が見るかもわからないのに…私達のクラスの男女ともにみんな呆れた。
良かったね、お義兄様がご自分の教室に行った後で。
でも確実にすぐにこの話は耳に入るだろうな。何故か最近何でも義兄には筒抜け状態だし。
大丈夫かしら、マリアーノ様…
心の中で心配していたはずが、とても耳に癒しの声で、
「マリアーノ嬢、身分を自慢して他の生徒を馬鹿にするのは、見ていて不快になるな」
まさかの!グレゴリー様!
マリアーノ様が後ろを振り返る。
私は、グレゴリー様の後ろで表情をなくした顔でこちらの様子を見ているアンドル王子様に目がいった。
昨日お会いした時と全く違う表情。
無表情、どうしたのかしら?
「失礼しました。グレゴリー様!あっ、アンドル王子様まで…これは違うのです。たまにこの方は、お兄様のディライド様を隠れ蓑に、私達を差し押さえて勝手な行動をするものですから、少し注意をしたのですわ…私の周りでもミランダ様が調子に乗っていると話題になっておりましたので」
マリアーノ様が慌てた。
この方はいつも同じような所を見られている気がするわ。
そう考えると、いつもの言動だったのだろうけど。
人は変われない…そう言えば、もう一人の賑やかな方を、最近全く見ない。
「マリアーノ嬢、ディライドにも、今、言った言葉を伝えておくよ。君が言う高位貴族が注意していいなら、私は公爵家の者だが、ファンド侯爵令嬢に注意させてもらうよ。ここは、学校であって、学びの場だ、そのように高位貴族だのと言って他の者を虐げるのは止めなさい。見ていて不快だ。同じ高位貴族の者達から苦言が来ている。もちろん、アンドル様もご存知で、あなたの今後を思って、ここで注意させて貰った。これ以上は侯爵に厳重注意をする」
グレゴリー様がそのように言うと、マリアーノ様は、フラッと倒れそうになり、取り巻き令嬢が支えて…
「本当に誤解ですの。この方達が私に注意して欲しいと懇願されたからですの。ねぇ、あなた達!」
取り巻き令嬢達が下を向いていたけど、一人が震える声で
「アンドル王子様、グレゴリー様、許して下さい。私達が余計な事をマリアーノ様にお願いして、この事態を招きました。どうか注意なら私達に…」
必死に頭を下げてお願いしている。
…しかし駄目押しが、落ちてきた。
「ファンド侯爵令嬢、まだ、あなたに招待状を送っていないが、このような言動を見ると、今回のパーティーに相応しい方とは到底思えない。この件を含めて、王妃様に相談する事にします」
アンドル王子様が、その言葉を言うや否や歩き出した。
もちろん、私を見ない。
少し、寂しいけど、私からも何も言わない。次に会うときはイズリー伯爵家に来ると約束したのだから…
そう思うと、胸が熱くなってくる。
ドサッと、取り巻きの令嬢とマリアーノ様の二人が床に座り込んでしまった。
「あなた達のせいよ!どう責任とるの、サーシャ、あなたが余計な事を私に言わせたのよ。責任を取りなさい」
「申し訳ございません…」
弱々しい声が、静かな教室に聞こえた。
13
あなたにおすすめの小説
転生令嬢は腹黒夫から逃げだしたい!
野草こたつ/ロクヨミノ
恋愛
華奢で幼さの残る容姿をした公爵令嬢エルトリーゼは
ある日この国の王子アヴェルスの妻になることになる。
しかし彼女は転生者、しかも前世は事故死。
前世の恋人と花火大会に行こうと約束した日に死んだ彼女は
なんとかして前世の約束を果たしたい
ついでに腹黒で性悪な夫から逃げだしたい
その一心で……?
◇
感想への返信などは行いません。すみません。
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
本編完結済み。
続きのお話を、掲載中です。
続きのお話も、完結しました。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
本の通りに悪役をこなしてみようと思います
Blue
恋愛
ある朝。目覚めるとサイドテーブルの上に見知らぬ本が置かれていた。
本の通りに自分自身を演じなければ死ぬ、ですって?
こんな怪しげな本、全く信用ならないけれど、やってやろうじゃないの。
悪役上等。
なのに、何だか様子がおかしいような?
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
私の存在
戒月冷音
恋愛
私は、一生懸命生きてきた。
何故か相手にされない親は、放置し姉に顎で使われてきた。
しかし15の時、小学生の事故現場に遭遇した結果、私の生が終わった。
しかし、別の世界で目覚め、前世の知識を元に私は生まれ変わる…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる