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83 今日は何だか変です
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しばらく無音の時間は、周りの植物を見るふりをしていた。
心も頭も植物を見ていなくて、隣の熱をただ意識して感じていた。
久しぶりに会う友達ってこうなるのが普通なの?
「…ねぇ、ミランダ嬢、私はこんな風に話せる時間がとても嬉しくて、楽しくて、…結局、色んな人に迷惑をかけて作って貰った時間なんだけど、会う時、怖かったんだ。見られる危険性は避けられない。君にとって…私という存在がまた迷惑になったり、困ったりすることを引き起こす原因を作っているという自覚もあるんだ。マユリカ王女の一件があるから…」
アンドル王子様の声が僅かに震えている?
「違います!あれは、私も呼び出されて着いて行くなんて、私の注意不足ですから!みんなに叱られて直すと約束しました。同じ間違いはしませんわ!」
「でも、私といるとディライドだって不機嫌になるだろうし、君自身だって困っていただろう?王子と友達、王族の居住区に入るって…二人で会うのもちょっとって言われた」
あー、そうよね。
王子様は、それでお友達作りが上手くいかなかったんですもの。
気にするポイントよね。
今も考えにはあるけれど、気になって仕方がなかったの方が上回る…
「確かに身分や人の目を気にしました。でもこの数日私は、一人ぼっちの寂しさを知っている者として、同士、同類、だけじゃなくて、大切なお友達になっていたのだと…会えないとわかって知りました。毎日気になり始めたら、止まらなくて大丈夫かなとか、勝手に思ってしまって…でも今日、アンドル王子様からグレゴリー様達の名前が出て良かったなと心から思ったんです。お友達が笑ったり、話したり、一人ぼっちじゃないとわかって…嬉しかったんです。余計なお世話だと思いますが、安心しました。だから、会えないと言われても、気持ちが落ち着きました。アンドル王子様には、笑っていて欲しいです。仕事が大変なことを、私は理解出来ていませんが、出来れば楽しい時間もあって欲しいです」
「…ありがとう、ミランダ嬢。私をあなたは心配してくれていたんだね。このハンカチを見て、凄い嬉しかったんだ。嬉しくて、嬉しくて、そして自分に不甲斐なくも思った…辛いとあなたをずるいとも…
私を思って、私を考えて、私をあなたが意識してくれたんだと感じたから。そんな時に一緒にいたいと思ってしまうじゃないか…会いたい、多少無理矢理でも権力使っても計画を立てた。私は最低な王子かな?」
眼差しが強い。そんなこと私に聞かないで欲しい。
これは何?最後凄く優しげに甘く私に問うのに、再び、追い詰められるような?
どうしてそんな目で私を見るの?
心臓が意味不明な程大きな音を立てる。
ずるい?私が?
今の状況はずるくないの?
早く否定しなきゃ。
最低じゃないですよと…でも、私の言う台詞がわかっていて私を追い詰めていると思うし。
頭と心がわからない…
それなのに、彼方に行く暇もなく見つめられる。逃げれない、
ただ響いてくる自分の音が、王子様に聞こえてしまうのではないかしらと心配している。
目を逸らしたい。
王子の目が、私を離してくれない。
「…見ないで下さい」
思わず泣きそうになってしまった。すでに涙が出てきた。
「えっ!?見ない、見てはいけない?頬に涙が」
「だって、もう逃がさないぞって目が…怖い…ですもの…心臓が壊れそうなぐらいうるさいの…
どうして、こんな風になるのかもわからないわ、だから、今は、私を見ないで下さい」
なんて言ったらいいかわからなかった。
だって、こんなの知らないもの、初めてだもの。だから、詰まり詰まり、今の状況を言葉にしてみた。
すぐに、空気が柔らかくなったのがわかった。
アンドル王子様が先程までの表情から一変して、凄く優しい顔になった。
また初めて見る表情…
眼鏡が熱と涙で酷い。
「うん、私も同じだよ。心臓の音が響いている。そして、凄い嬉しい、ありがとう、あなたが今ここにいる奇跡に感謝しているんだ。ずっと願っていた、私を見てと…今、見てくれているんだね。私自身を」
…
なんてことを言うんだ!私を見てくれている、だと!?見るでしょう!こんなに穴が開くのでは、と思えるほど見つめられているのに!
「もう、ずるいです。私の方が心臓に凄く負担がかかっているのですから!そうです、まずは、薬草を見ましょう。眼鏡が曇ってしまってあちらを向いていて下さいね」
このムズムズとした身体中に何かを知らせるような時間に耐えきれなくなった私は、無理矢理話題を変えた。
「ああ、すまなかったね。困らせてしまったみたいだな。瞳を見たいな…私達にはもう少し…時間が必要みたいだ」
何かごちゃっと最後言っていたけど…後ろを向いて眼鏡を拭いて装着する。
「こちらのハーブティー美味しかったですよ。ミントの爽やかさが、とても口の中をさっぱりさせてくれました。今日は残念ながら学校の見学会じゃないので、特製のお茶は出ないでしょうけど…」
「では、すぐに手配させようか!」
王子様は、突然張り切ったような動作をする。
「違います!そういうのは、研究員のみなさんだって事前に準備が必要でしょう?まして、アンドル王子様がお飲みになるなんて知れば、消毒や毒味?必要になるのでしょうから…」
「もちろん、冗談に決まっている。今度味比べはしてみたいな。確かに面白そうだ」
本当に先程までの雰囲気を壊して、戯けてくれる。その対応に凄く安心した。
「ええ、凄い楽しかったですよ。内緒、でもないですが、お菓子を持ち合って、交換したり、味批評なんてして…話題は尽きませんでした」
「それは楽しそうだね。ご令嬢方が、盛り上がる姿が想像出来るな」
と笑った。
「あら、男子学生だってお茶の味もお菓子の流行りも話題に乗ってましたわよ。ご令嬢だけじゃありません」
「アッハハハ、それは失礼したね。ほら、私の周りの人間は、菓子は口に入れればみんな同じだという者ばかりだから。今度、ぜひお茶会を共にした際は、色々な種類を紹介して欲しいな」
「ええ、私も今度クラスメイトを招いて、お茶会を開いてみるのです。そんな事したことなかったので、招待状の書き方からお義母様に習っているのですけど、季節の挨拶などを選ぶのも難しいものですね」
「そうだね、共通事項はあるが、政治的背景や相手に合う言葉もあるからね」
「アンドル王子様、私に政治的背景なんてありませんよ。イズリー家が、言葉で揚げ足を取るみたいに言わないでくださいませ」
「失礼した。ミランダ嬢には楽しみがあるということか。良いな、私も参加したいくらいだよ」
笑顔から少し遠くを見るように、そして羨ましそうに見えた。
「そうですね。では、お茶会のお菓子が決まりましたら、差し入れをしますわ。私、少しだけわかったことがあるのです。お友達に会えないのは、寂しいということ。でも、しばらく会えなくても、遠く離れてもこんな風に対面したら、凄く楽しくお話しが出来るってこと。会えなくても、思い出が幸せだったと感じさせてくれていたこと。それは、たとえ渡せないハンカチの刺繍でも、その時間楽しかったんです。
…不思議ですね。こんな話をするつもりなかったんです。でも、もしかしたら、今日…きちんとお話し出来るのが、また当分先になると思うと…
私はいつでもアンドル王子様の話を聞きたいと思っていますと言いたくなりました」
…
「そうだね、明日がどうかは誰もわからないからね。私は…私もいつでも君の話を聞きたい、そして私の話も聞いて欲しい。隣で、こうしてただ何気ない日常の中…普通に側にいたい…
ミランダ嬢、私は、今回の催しを後悔のないよう策を練り上げる。終わった後、また一緒に話したい…だから、忘れないで欲しい。また、必ず連絡する。今度は、イズリー伯爵に頼まず、自分で君に会いにいく」
策?夜会で…
何か作戦的な事をするのかしら?
「では、私は、またアンドル王子様とお話しが出来る日に、色々お茶のご用意をしておきますね」
そんな話をして別れた。
心も頭も植物を見ていなくて、隣の熱をただ意識して感じていた。
久しぶりに会う友達ってこうなるのが普通なの?
「…ねぇ、ミランダ嬢、私はこんな風に話せる時間がとても嬉しくて、楽しくて、…結局、色んな人に迷惑をかけて作って貰った時間なんだけど、会う時、怖かったんだ。見られる危険性は避けられない。君にとって…私という存在がまた迷惑になったり、困ったりすることを引き起こす原因を作っているという自覚もあるんだ。マユリカ王女の一件があるから…」
アンドル王子様の声が僅かに震えている?
「違います!あれは、私も呼び出されて着いて行くなんて、私の注意不足ですから!みんなに叱られて直すと約束しました。同じ間違いはしませんわ!」
「でも、私といるとディライドだって不機嫌になるだろうし、君自身だって困っていただろう?王子と友達、王族の居住区に入るって…二人で会うのもちょっとって言われた」
あー、そうよね。
王子様は、それでお友達作りが上手くいかなかったんですもの。
気にするポイントよね。
今も考えにはあるけれど、気になって仕方がなかったの方が上回る…
「確かに身分や人の目を気にしました。でもこの数日私は、一人ぼっちの寂しさを知っている者として、同士、同類、だけじゃなくて、大切なお友達になっていたのだと…会えないとわかって知りました。毎日気になり始めたら、止まらなくて大丈夫かなとか、勝手に思ってしまって…でも今日、アンドル王子様からグレゴリー様達の名前が出て良かったなと心から思ったんです。お友達が笑ったり、話したり、一人ぼっちじゃないとわかって…嬉しかったんです。余計なお世話だと思いますが、安心しました。だから、会えないと言われても、気持ちが落ち着きました。アンドル王子様には、笑っていて欲しいです。仕事が大変なことを、私は理解出来ていませんが、出来れば楽しい時間もあって欲しいです」
「…ありがとう、ミランダ嬢。私をあなたは心配してくれていたんだね。このハンカチを見て、凄い嬉しかったんだ。嬉しくて、嬉しくて、そして自分に不甲斐なくも思った…辛いとあなたをずるいとも…
私を思って、私を考えて、私をあなたが意識してくれたんだと感じたから。そんな時に一緒にいたいと思ってしまうじゃないか…会いたい、多少無理矢理でも権力使っても計画を立てた。私は最低な王子かな?」
眼差しが強い。そんなこと私に聞かないで欲しい。
これは何?最後凄く優しげに甘く私に問うのに、再び、追い詰められるような?
どうしてそんな目で私を見るの?
心臓が意味不明な程大きな音を立てる。
ずるい?私が?
今の状況はずるくないの?
早く否定しなきゃ。
最低じゃないですよと…でも、私の言う台詞がわかっていて私を追い詰めていると思うし。
頭と心がわからない…
それなのに、彼方に行く暇もなく見つめられる。逃げれない、
ただ響いてくる自分の音が、王子様に聞こえてしまうのではないかしらと心配している。
目を逸らしたい。
王子の目が、私を離してくれない。
「…見ないで下さい」
思わず泣きそうになってしまった。すでに涙が出てきた。
「えっ!?見ない、見てはいけない?頬に涙が」
「だって、もう逃がさないぞって目が…怖い…ですもの…心臓が壊れそうなぐらいうるさいの…
どうして、こんな風になるのかもわからないわ、だから、今は、私を見ないで下さい」
なんて言ったらいいかわからなかった。
だって、こんなの知らないもの、初めてだもの。だから、詰まり詰まり、今の状況を言葉にしてみた。
すぐに、空気が柔らかくなったのがわかった。
アンドル王子様が先程までの表情から一変して、凄く優しい顔になった。
また初めて見る表情…
眼鏡が熱と涙で酷い。
「うん、私も同じだよ。心臓の音が響いている。そして、凄い嬉しい、ありがとう、あなたが今ここにいる奇跡に感謝しているんだ。ずっと願っていた、私を見てと…今、見てくれているんだね。私自身を」
…
なんてことを言うんだ!私を見てくれている、だと!?見るでしょう!こんなに穴が開くのでは、と思えるほど見つめられているのに!
「もう、ずるいです。私の方が心臓に凄く負担がかかっているのですから!そうです、まずは、薬草を見ましょう。眼鏡が曇ってしまってあちらを向いていて下さいね」
このムズムズとした身体中に何かを知らせるような時間に耐えきれなくなった私は、無理矢理話題を変えた。
「ああ、すまなかったね。困らせてしまったみたいだな。瞳を見たいな…私達にはもう少し…時間が必要みたいだ」
何かごちゃっと最後言っていたけど…後ろを向いて眼鏡を拭いて装着する。
「こちらのハーブティー美味しかったですよ。ミントの爽やかさが、とても口の中をさっぱりさせてくれました。今日は残念ながら学校の見学会じゃないので、特製のお茶は出ないでしょうけど…」
「では、すぐに手配させようか!」
王子様は、突然張り切ったような動作をする。
「違います!そういうのは、研究員のみなさんだって事前に準備が必要でしょう?まして、アンドル王子様がお飲みになるなんて知れば、消毒や毒味?必要になるのでしょうから…」
「もちろん、冗談に決まっている。今度味比べはしてみたいな。確かに面白そうだ」
本当に先程までの雰囲気を壊して、戯けてくれる。その対応に凄く安心した。
「ええ、凄い楽しかったですよ。内緒、でもないですが、お菓子を持ち合って、交換したり、味批評なんてして…話題は尽きませんでした」
「それは楽しそうだね。ご令嬢方が、盛り上がる姿が想像出来るな」
と笑った。
「あら、男子学生だってお茶の味もお菓子の流行りも話題に乗ってましたわよ。ご令嬢だけじゃありません」
「アッハハハ、それは失礼したね。ほら、私の周りの人間は、菓子は口に入れればみんな同じだという者ばかりだから。今度、ぜひお茶会を共にした際は、色々な種類を紹介して欲しいな」
「ええ、私も今度クラスメイトを招いて、お茶会を開いてみるのです。そんな事したことなかったので、招待状の書き方からお義母様に習っているのですけど、季節の挨拶などを選ぶのも難しいものですね」
「そうだね、共通事項はあるが、政治的背景や相手に合う言葉もあるからね」
「アンドル王子様、私に政治的背景なんてありませんよ。イズリー家が、言葉で揚げ足を取るみたいに言わないでくださいませ」
「失礼した。ミランダ嬢には楽しみがあるということか。良いな、私も参加したいくらいだよ」
笑顔から少し遠くを見るように、そして羨ましそうに見えた。
「そうですね。では、お茶会のお菓子が決まりましたら、差し入れをしますわ。私、少しだけわかったことがあるのです。お友達に会えないのは、寂しいということ。でも、しばらく会えなくても、遠く離れてもこんな風に対面したら、凄く楽しくお話しが出来るってこと。会えなくても、思い出が幸せだったと感じさせてくれていたこと。それは、たとえ渡せないハンカチの刺繍でも、その時間楽しかったんです。
…不思議ですね。こんな話をするつもりなかったんです。でも、もしかしたら、今日…きちんとお話し出来るのが、また当分先になると思うと…
私はいつでもアンドル王子様の話を聞きたいと思っていますと言いたくなりました」
…
「そうだね、明日がどうかは誰もわからないからね。私は…私もいつでも君の話を聞きたい、そして私の話も聞いて欲しい。隣で、こうしてただ何気ない日常の中…普通に側にいたい…
ミランダ嬢、私は、今回の催しを後悔のないよう策を練り上げる。終わった後、また一緒に話したい…だから、忘れないで欲しい。また、必ず連絡する。今度は、イズリー伯爵に頼まず、自分で君に会いにいく」
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