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89 ディライド・イズリー 6
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ディライドside
「全く、私はまだまだだ。解答欄外にやられるとは!」
学年テストの失敗を引きずっていたが、まぁ、自分のミスと角まで注意を払うことは情報戦でも基本だ。
最近、アンドルに心を乱され、自分の嫌な所が目についた。
同時にアンドルが、眩しく、羨ましくも思えた。何より前までと違って、生き生きしている!
王子のくせに、相手にあんなに直に好意を伝える言動をするとは思わなかった…
狡いだろう、最初に素直になった方が相手からの見え方、印象が良いに決まってる。
もう一つは、あいつは、彼女の素顔を知らないのに…ということ。
眼鏡の気配遮断が壊れたわけではない。馬車の中で確認した。どんな表情をしたかもあやふやだった。近くで見てもわからなかった。それに彼女の美しい青紫の瞳は見れないはず…
私は彼女を…手中に収めたいのか…
考えてもわからなかった。
イライラする。
私が出来ない事をするアンドルにイライラする。
こんな内側を見せるのは、自分でも嫌だ。かっこ悪い。彼女が心配する。子供ぽいことはわかっている。僻みや妬みだから…
私が、もし彼女の素顔を知らなかったら…あの眼鏡姿の彼女と会話しただろうか…気にしただろうか…
心に突きつけられた、その問いにいつも思うのは、『否』だ。
それが嫌になる。私という人間を知っているから。興味の有る無しもあるが、表情が見えない人間を、アンドルを、学校に入る前から関係を切ろうとした人間だから…
どうしても、私なら、きっと挨拶などもしない。名前を知ってもそれだけだったのではないか…
アンドルの方が、彼女の本質を見て、大事にするのでないか。
真っ直ぐ人柄が見れない自分に…
出会って一目見て、美しい人と知って喜んでしまった自分に…
「ディライド様聞いてますか?サタンクロス商店に着きましたよ」
「ああ、悪い。少し考え事をしていた」
商店に着き、応接室に通される。ケトルが立ち上がり挨拶をしてきた。
「ディライド様、お呼びしまして申し訳ありません。王都やイズリー領で、ミランダ様の事を探っている商人や神官を見かける事が多くなりました。教会から工房に火薬作りの発注もあり、王宮に商人を呼んでは、クリネット国に行くと仰り、情報収集をしているそうです。そして大層悲劇的な噂を流しております。忌み子はクリネット国にいる、そのせいでウランダル王国のマユリカ王女が国王の側室になる。聖女自ら友好国に行き、悪風を祓い守ると宣言したそうです。その為再び、忌み子の噂話がチラホラと出始めました」
「ふん、また意味がわからないことを言っているな」
また始まったか、忌み子に全て負の感情を押し付けるやり方が。
「例の神官が暴れた店としてマリングレー国の支店の者が数人、教会から取り調べをされたそうですが、すでにミランダ様が被害者とは知られているようです。それとは別に、随分と豪華なドレスの発注があったみたいですよ。商人同士噂になってます。ティア王女の嫁ぎ先はクリネット王国ではないかと」
「そうか、ではパーティーには参加だな。リウム王子、アクア王子の噂は聞いたか?」
「アクア王子は、療養中の別塔から動きはないみたいです。ただ最近、第一騎士団が街の治安維持、特に教会の脱税や不当な献金を検挙しています。リウム王子は、外政に勤め、内政に国王陛下、次期国王は、リウム王子と言われてます。そして、こちらはイズリー伯爵にと預かりました」
ウランダル王国との交渉にリウム王子が主導でやったか。騎士団が王女の支援先の教会に厳しくして大丈夫なのか?国王が動いている?
どうなっている?
真っ白な封筒…
「ありがとう、ケトル。父上宛で差出人は書かれてないぞ」
貴族の封蝋もない。
「はい、私もわかりませんが、騎士団よりお預かりしたと聞きました…」
「父上に話す」
急いで屋敷に帰り、父との時間を作ってもらう。
「ティア王女は、ミランダを知った可能性は高いですね。ただ忌み子かどうかは分からず情報を集めているみたいです。そして騎士団は独立したのでしょうか?ティア王女と対立しようとしているのでしょうか?」
と言えば、父上が、
「さぁ、どうだろうな。リウム王子は確かにクリネット国にも手紙が届いている。今回のマユリカ王女の件の詫び状だと聞いた。アクア王子が回復したのではないか、確か騎士団に所属していたはずだ。ティア王女とアクア王子の対立は続いているのか?
ミランダの件は、我が家に被害状況の報告はないが、ネズミが彷徨かれるのは気分が悪いな。何とかしよう。
王宮より連絡があり、婚約者決めの夜会から大規模な前建国祭の夜会に変更になった」
と父が、私を窺うように笑って言った。
グッと再び苛つきの塊が胃から飛び出るかと思いながら、抑えた。
アンドルの奴め!
「すでにティア王女はパーティーに参加は間違いないです。大層豪華なドレスを発注し、商人からもクリネット国の情報を集めています。教会が、火薬を用意させていると聞きました。騎士団に対抗してとは考えられませんよね?ケトルから預かりました手紙です。差出人は書かれてません」
渡した手紙を父上は一目見て、片眉を動かし、私に見せずに引き出しに入れた。
「まぁ、領地に来たウランダルの職人はどうしている?火力で動く車の完成はどの程度だろうか?」
「残念ながら、強度が足らないようで、ある程度走ると、どこからか壊れると報告が上がってます。ネジが鉄板を支えきれないことが欠点です」
「ディライド、年明けに領地に戻るか…車に興味があるのだろう?」
確かに興味はあるが…
「父上、今は職人に任せたいです。まずはマリングレー王国の目的を知ることが、先かと思います。ティア王女が王宮に入りましたら、また近づいてみようと思います」
「向こうも今回の件で警戒しているだろう。アンドル王子様達もダイアナ嬢を再び当てるそうだ、聞いているか?」
「いえ、聞いてません…では今から王宮に商人の報告に行ってきます…」
苛立ちは湧き上がったまま燻り続ける。マリングレー国の事を考えたい、先程の手紙も気になるのに、何故かアンドルに対しての感情が抑えられない。
早歩きで自部屋に戻ろうとする廊下で、
「お義兄様!」
軽やかな声で呼び止められた。あぁ、顔を見られたくない、会いたくないと思ってしまった。
「ああ、ミランダちゃん。ごめんね、今から王宮に行きたいんだ…」
「そうですか、お呼びがけしてすみません」
ごめんね、こんな私を君に見せたくない
この吐き出せないか思いは何だろう?
「またね」
搾り出した言葉。
今、私はどんな顔をしているのだろう…
*
王宮、アンドルの執務室
「アンドル、どういう事だ?ダイアナ嬢に大規模な夜会って?」
「あぁ、そのままの意味だ。夢見の乙女をぶつけるし、ウランダル王国のマユリカ王女も国内の高位貴族の令嬢も招待する」
と執務の手を止めず、淡々と話された。
「わざわざそんな揉め事が起きるような」
と言えば、
「あぁ、地獄絵図になるかもしれないが、彼方此方で燻られ面倒をかけら続けているからな。膿は全て出した方がいい。それからディライド、ミランダ嬢は欠席で良いから」
無表情で話すアンドルに、確かな覚悟を感じた。
「何か知ったのか、アンドル?」
自分でもこんな低い声が出るとは思わなかった。
「ハァーーー
ディライド、私が陛下に謁見した際に、覚悟を問われたよ。例え友好国を失っても私の気持ちは変わらないよ。それに失わない為に今動いているから…
ディライド、私に従えないなら側近は辞めていい。領地運営に尽力してくれ、第一王子として失格だと言われたら、素直にシュワルツに譲る。我儘だと言われようとも、『どうしても』があるんだ。絵本のように甘い世界に憧れているだけと言われても…
全力で迎え打とうと思っている」
アンドルの強い意志が私に刺さった。
「全く、私はまだまだだ。解答欄外にやられるとは!」
学年テストの失敗を引きずっていたが、まぁ、自分のミスと角まで注意を払うことは情報戦でも基本だ。
最近、アンドルに心を乱され、自分の嫌な所が目についた。
同時にアンドルが、眩しく、羨ましくも思えた。何より前までと違って、生き生きしている!
王子のくせに、相手にあんなに直に好意を伝える言動をするとは思わなかった…
狡いだろう、最初に素直になった方が相手からの見え方、印象が良いに決まってる。
もう一つは、あいつは、彼女の素顔を知らないのに…ということ。
眼鏡の気配遮断が壊れたわけではない。馬車の中で確認した。どんな表情をしたかもあやふやだった。近くで見てもわからなかった。それに彼女の美しい青紫の瞳は見れないはず…
私は彼女を…手中に収めたいのか…
考えてもわからなかった。
イライラする。
私が出来ない事をするアンドルにイライラする。
こんな内側を見せるのは、自分でも嫌だ。かっこ悪い。彼女が心配する。子供ぽいことはわかっている。僻みや妬みだから…
私が、もし彼女の素顔を知らなかったら…あの眼鏡姿の彼女と会話しただろうか…気にしただろうか…
心に突きつけられた、その問いにいつも思うのは、『否』だ。
それが嫌になる。私という人間を知っているから。興味の有る無しもあるが、表情が見えない人間を、アンドルを、学校に入る前から関係を切ろうとした人間だから…
どうしても、私なら、きっと挨拶などもしない。名前を知ってもそれだけだったのではないか…
アンドルの方が、彼女の本質を見て、大事にするのでないか。
真っ直ぐ人柄が見れない自分に…
出会って一目見て、美しい人と知って喜んでしまった自分に…
「ディライド様聞いてますか?サタンクロス商店に着きましたよ」
「ああ、悪い。少し考え事をしていた」
商店に着き、応接室に通される。ケトルが立ち上がり挨拶をしてきた。
「ディライド様、お呼びしまして申し訳ありません。王都やイズリー領で、ミランダ様の事を探っている商人や神官を見かける事が多くなりました。教会から工房に火薬作りの発注もあり、王宮に商人を呼んでは、クリネット国に行くと仰り、情報収集をしているそうです。そして大層悲劇的な噂を流しております。忌み子はクリネット国にいる、そのせいでウランダル王国のマユリカ王女が国王の側室になる。聖女自ら友好国に行き、悪風を祓い守ると宣言したそうです。その為再び、忌み子の噂話がチラホラと出始めました」
「ふん、また意味がわからないことを言っているな」
また始まったか、忌み子に全て負の感情を押し付けるやり方が。
「例の神官が暴れた店としてマリングレー国の支店の者が数人、教会から取り調べをされたそうですが、すでにミランダ様が被害者とは知られているようです。それとは別に、随分と豪華なドレスの発注があったみたいですよ。商人同士噂になってます。ティア王女の嫁ぎ先はクリネット王国ではないかと」
「そうか、ではパーティーには参加だな。リウム王子、アクア王子の噂は聞いたか?」
「アクア王子は、療養中の別塔から動きはないみたいです。ただ最近、第一騎士団が街の治安維持、特に教会の脱税や不当な献金を検挙しています。リウム王子は、外政に勤め、内政に国王陛下、次期国王は、リウム王子と言われてます。そして、こちらはイズリー伯爵にと預かりました」
ウランダル王国との交渉にリウム王子が主導でやったか。騎士団が王女の支援先の教会に厳しくして大丈夫なのか?国王が動いている?
どうなっている?
真っ白な封筒…
「ありがとう、ケトル。父上宛で差出人は書かれてないぞ」
貴族の封蝋もない。
「はい、私もわかりませんが、騎士団よりお預かりしたと聞きました…」
「父上に話す」
急いで屋敷に帰り、父との時間を作ってもらう。
「ティア王女は、ミランダを知った可能性は高いですね。ただ忌み子かどうかは分からず情報を集めているみたいです。そして騎士団は独立したのでしょうか?ティア王女と対立しようとしているのでしょうか?」
と言えば、父上が、
「さぁ、どうだろうな。リウム王子は確かにクリネット国にも手紙が届いている。今回のマユリカ王女の件の詫び状だと聞いた。アクア王子が回復したのではないか、確か騎士団に所属していたはずだ。ティア王女とアクア王子の対立は続いているのか?
ミランダの件は、我が家に被害状況の報告はないが、ネズミが彷徨かれるのは気分が悪いな。何とかしよう。
王宮より連絡があり、婚約者決めの夜会から大規模な前建国祭の夜会に変更になった」
と父が、私を窺うように笑って言った。
グッと再び苛つきの塊が胃から飛び出るかと思いながら、抑えた。
アンドルの奴め!
「すでにティア王女はパーティーに参加は間違いないです。大層豪華なドレスを発注し、商人からもクリネット国の情報を集めています。教会が、火薬を用意させていると聞きました。騎士団に対抗してとは考えられませんよね?ケトルから預かりました手紙です。差出人は書かれてません」
渡した手紙を父上は一目見て、片眉を動かし、私に見せずに引き出しに入れた。
「まぁ、領地に来たウランダルの職人はどうしている?火力で動く車の完成はどの程度だろうか?」
「残念ながら、強度が足らないようで、ある程度走ると、どこからか壊れると報告が上がってます。ネジが鉄板を支えきれないことが欠点です」
「ディライド、年明けに領地に戻るか…車に興味があるのだろう?」
確かに興味はあるが…
「父上、今は職人に任せたいです。まずはマリングレー王国の目的を知ることが、先かと思います。ティア王女が王宮に入りましたら、また近づいてみようと思います」
「向こうも今回の件で警戒しているだろう。アンドル王子様達もダイアナ嬢を再び当てるそうだ、聞いているか?」
「いえ、聞いてません…では今から王宮に商人の報告に行ってきます…」
苛立ちは湧き上がったまま燻り続ける。マリングレー国の事を考えたい、先程の手紙も気になるのに、何故かアンドルに対しての感情が抑えられない。
早歩きで自部屋に戻ろうとする廊下で、
「お義兄様!」
軽やかな声で呼び止められた。あぁ、顔を見られたくない、会いたくないと思ってしまった。
「ああ、ミランダちゃん。ごめんね、今から王宮に行きたいんだ…」
「そうですか、お呼びがけしてすみません」
ごめんね、こんな私を君に見せたくない
この吐き出せないか思いは何だろう?
「またね」
搾り出した言葉。
今、私はどんな顔をしているのだろう…
*
王宮、アンドルの執務室
「アンドル、どういう事だ?ダイアナ嬢に大規模な夜会って?」
「あぁ、そのままの意味だ。夢見の乙女をぶつけるし、ウランダル王国のマユリカ王女も国内の高位貴族の令嬢も招待する」
と執務の手を止めず、淡々と話された。
「わざわざそんな揉め事が起きるような」
と言えば、
「あぁ、地獄絵図になるかもしれないが、彼方此方で燻られ面倒をかけら続けているからな。膿は全て出した方がいい。それからディライド、ミランダ嬢は欠席で良いから」
無表情で話すアンドルに、確かな覚悟を感じた。
「何か知ったのか、アンドル?」
自分でもこんな低い声が出るとは思わなかった。
「ハァーーー
ディライド、私が陛下に謁見した際に、覚悟を問われたよ。例え友好国を失っても私の気持ちは変わらないよ。それに失わない為に今動いているから…
ディライド、私に従えないなら側近は辞めていい。領地運営に尽力してくれ、第一王子として失格だと言われたら、素直にシュワルツに譲る。我儘だと言われようとも、『どうしても』があるんだ。絵本のように甘い世界に憧れているだけと言われても…
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