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90 アンドル・クリネット 7
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王宮 アンドルside
国王陛下に謁見を申し入れた日、私は『ミランダ・イズリー』の境遇を知ることになった。
*
「アンドル、こちらを確認しなさい」
私と国王陛下しかいない謁見の部屋。
眼差しは真剣で、胸に不安が過ぎった。差し出されたのは、正式な蝋封が施されていたマリングレー王国からの手紙だ。
内容は、友好国としての縁談。
「私は、陛下に言われても、ティア王女様を婚約者として迎え入れる気はありません、だから今回婚約者決めではなく、建国祭程の夜会にして欲しいとお願いに来ました。予算は厳しいでしょうが、夢見の乙女同士、ウランダル王国のマユリカ王女、国内の高位貴族令嬢、全て同じ場所でぶつけて、この夜会にて相互自滅を狙いたいと思います」
と父である陛下に自分の気持ちを告げる。
「ハァ、おいアンドル、その手紙をよく読め!」
何を言っているんだ。
『貴国に様々な迷惑をかけて申し訳ない、今回の件、友好国として我が国の姫と縁談を考えないか…』
要約すると随分と上から目線だと思う。こんなに現在進行中で迷惑をかけられているのに。
「ですから、私はティア王女と縁談なんか…
ティア王女ではないのですか?それでも、マリングレーの王族ですよね、私はご遠慮したい」
「ハァーーー、何故わざわざ国王同士の私信の手紙を見せたか。王族は政治的バランスを取る為、縁を結ぶが、彼の国とは仲が良い為お互い王族を外に出す必要性はない。本人の意思以外は。
マリングレー王国は、国外結婚を推奨していない国だからな。
…何故姫と書いて名を書かないか、そもそも何故私がこんなにしつこくアンドルにこの話をしているか、少しは考えなさい」
「名を書けない姫、知られていない姫、王族に落とし子がいる?…マリングレー国の王族の特徴は、髪色は綺麗な水色…白い肌…
まさかミランダ・イズリーは、マリングレー国の姫?」
まさか、と思った瞬間鼓動が跳ねた。
「あぁ、そうだ。しかし落とし子ではない。正真正銘の姫殿下だ。双子の姉、ティア王女に名前や環境を奪われた妹姫だ。イズリー伯爵から聞いた話を総合すると、ティア王女は生まれた時から、前世を知り、歩けるようになるとマリングレー国の秘宝を奪い、国全体に呪いをかけた。自身は聖女に妹姫は忌み子にして…
国王は対抗手段として、ミランダ姫をティア王女から隔離、マジックアイテムの塔に幼き姫を一人閉じ込めたそうだ。気配が漏れるとティア王女から殺意を感じたそうだ。姫が、マリングレー国で、民から顔も知らない名前も知らない忌み子、流行り病も天災も悪いことは、全て忌み子のせいと言われ続け、ずっと別塔で生きていたことが真実だ…」
「何を言っているですか!普通は逆ですよね、ティア王女を隔離幽閉すべきです!聖女と讃えられた者とは思えない話、いや、呪いで聖女に君臨したのか、なんて卑怯な…
…ミランダ嬢はそんな様子、私に見せた事ないし、愚痴だって聞いた事ない」
「ああ、ミランダ姫にはそんな妄言や呪いを聞かせなかった、だからあまり知らずに育った。ティア王女には秘宝の黒真珠が体内に入り一体となり、伝説級の話だが魔女の力を使える。願い事を叶える代わりに、何かを失うと伝え聞く。…王女が願えば国は、その瞬間滅亡する。実際、一歳児で妹姫の存在を国から消し、忌子として置き変えたんだ。その力に驚愕するのは理解出来る。力なき者を守る手段が別塔に閉じ込めるだったのではないか…
ティア王女は、色々失っていてもミランダ姫への憎悪は、止まらないそうだ。私も先日リウム王子からティア王女の内情を知ったのだが、今まで王女の呪いの力が強かったが、夜会から帰国後弱まったらしく、王族の内情を記す事が出来たと書かれていた」
「恐ろしい、聖女ではなく魔女。確かに、前回の顔合わせでも、忌み子について聞いてましたが、呪いの力が弱まったというのは、何処かで失う何かがあったということ?」
「可能性は高い。アンドル、ミランダ姫と縁を結ぶという事は、マリングレー国の聖女や教会、民に反発に合うという事だ。一国を敵に回す覚悟はあるか?もしくは、呪いの力を無くすか」
「はい、友好国として反旗をしめされようとしても、私はティア王女を許せない。私は至急、秘宝の黒真珠や魔女の力を調査したい、今、知らなかった事が悔しいです」
自然と涙が出た。
これは、同情?憐れみ?
何だよ。こんなとんでもないように生きていたなんて思わないじゃないか!
何故彼女は、生きるのが楽しいと言った?この国に来たから?
彼女との会話が次々にに出てくる。
ふざけるな…
たまらなく怒りが込み上がってくる。
駄目だ、冷静になれない…
許せない。
…
「アンドル、表情に憎々しさが出しすぎだ。それだけはっきりとした感情を持っているなら、やるだけやってみなさい。しかし、これはミランダ姫の命に関わる事だ。慎重に内密に調べなさい。イズリー伯爵家はマリングレー国の王族から姫を託された状態だからな」
「はい、側近だけで調査します」
大規模な夜会を許してもらった。
そして、グレゴリーとサイファには夜会の許しとミランダ嬢の境遇について障りだけ話した。
*
サイファが前回夜会の談話記録を読みながら、
「アンドル様、『呪い』これが気になります。ある日突然迷信が国全体に浸透してその四年後ティア王女が聖女になった。その間療養、ティア王女以外の王族は、忌み子呪いで瞳の色を失ったと彼女は言ったと前回のディライドとの談話記録に残ってます。ミランダ嬢を別塔から脱出する際、ティア王女の足止めをしたのがアクア王子で、その事を王女は、兄が忌み子の呪いで気狂いを起こしたとその際にも療養…前回の夜会で呪いの力の弱体は、何処で?」
「何か策があるのか?サイファ」
「…やはりダイアナ嬢でしょうか。夢見の進言は力を使用するとか」
「ダイアナ嬢にミランダ嬢の事を話すのは駄目だ…」
そんな中、苛立っているディライドが執務室に入ってきた。
私の意志は伝えた。
お前だって、ミランダ嬢をこのままずっとティア王女に狙われて良いとは思ってないだろう。
「全て知っているという事か…」
ディライドから苛立ちが消えて表情を無くした。
自分だけ知っている情報ではなくなった事にショックを受けたか。
深い溜息を一つ吐いたので、私は話し始めた。
「あぁ、私はティア王女にこれ以上好き勝手にはさせない、彼の国の悪意を自分に返して頂きたいと思っている」
「魔女の力を使用させるのか?」
ディライドが考え始めた。サイファが、
「夢見の乙女は、それぞれ前世で、私達の住む世界の物語を知っていると言い、道筋を外れることに気狂いを起こしてます。もしティア王女が忌み子はクリネット国にいるという道筋が外れたなら…どうなるのでしょうか?」
「「確かに!」」
ディライドと声が重なった。
お互い守りたい者は一緒だ。
「父上に相談する」
と外方を向いて話すディライドが、何とも子供のころを思い出して懐かしくなった。
執務室から出て行った姿を見て、やはり負けたくないと思った。
ディライドが気持ちを認めきれてないのも知っている。
だから、側近を辞めていいとも言った。『正々堂々』をするつもりがないから…
側近にも、イズリー伯爵家にも言っていないマリングレー国の国王との確約…
姫との縁談。
ディライドに罵られるだろうな。
悪いとは思っているが、譲れないんだ。ミランダ嬢が聞いたら、私の腹黒を嫌われるかな。彼女は怒るかな。
ハァーーー、それでも、
早く彼女に伝えたい…話したい、
彼女に会いたい。自分勝手すぎるな。
ごめんね。
私ばかり慰めの言葉をもらっていた。心配は、温かいと思う彼女の孤独を少し理解した。彼女の為に何か出来る、いややる。
*
毎日が忙しい。時間が足りない。それでも自分の為に全てやっている。
後悔はしないように。
彼女にこっそり年末年始のゴタゴタに紛れて贈り物を送った。
メッセージカードに、
「君にとって楽しい一年になりますように」
と書いて。このぐらいは良いだろう…と思ったのに、ディライドが鬼のように婚約者でもない令嬢に贈り物なんかするなと怒られた。
シュワルツからミランダ嬢は、凄く喜んでくれたと聞いて、嬉しかった。
「さぁ、まだまだ頑張るぞ」
そして、冬季休暇も、もう終わる。
国王陛下に謁見を申し入れた日、私は『ミランダ・イズリー』の境遇を知ることになった。
*
「アンドル、こちらを確認しなさい」
私と国王陛下しかいない謁見の部屋。
眼差しは真剣で、胸に不安が過ぎった。差し出されたのは、正式な蝋封が施されていたマリングレー王国からの手紙だ。
内容は、友好国としての縁談。
「私は、陛下に言われても、ティア王女様を婚約者として迎え入れる気はありません、だから今回婚約者決めではなく、建国祭程の夜会にして欲しいとお願いに来ました。予算は厳しいでしょうが、夢見の乙女同士、ウランダル王国のマユリカ王女、国内の高位貴族令嬢、全て同じ場所でぶつけて、この夜会にて相互自滅を狙いたいと思います」
と父である陛下に自分の気持ちを告げる。
「ハァ、おいアンドル、その手紙をよく読め!」
何を言っているんだ。
『貴国に様々な迷惑をかけて申し訳ない、今回の件、友好国として我が国の姫と縁談を考えないか…』
要約すると随分と上から目線だと思う。こんなに現在進行中で迷惑をかけられているのに。
「ですから、私はティア王女と縁談なんか…
ティア王女ではないのですか?それでも、マリングレーの王族ですよね、私はご遠慮したい」
「ハァーーー、何故わざわざ国王同士の私信の手紙を見せたか。王族は政治的バランスを取る為、縁を結ぶが、彼の国とは仲が良い為お互い王族を外に出す必要性はない。本人の意思以外は。
マリングレー王国は、国外結婚を推奨していない国だからな。
…何故姫と書いて名を書かないか、そもそも何故私がこんなにしつこくアンドルにこの話をしているか、少しは考えなさい」
「名を書けない姫、知られていない姫、王族に落とし子がいる?…マリングレー国の王族の特徴は、髪色は綺麗な水色…白い肌…
まさかミランダ・イズリーは、マリングレー国の姫?」
まさか、と思った瞬間鼓動が跳ねた。
「あぁ、そうだ。しかし落とし子ではない。正真正銘の姫殿下だ。双子の姉、ティア王女に名前や環境を奪われた妹姫だ。イズリー伯爵から聞いた話を総合すると、ティア王女は生まれた時から、前世を知り、歩けるようになるとマリングレー国の秘宝を奪い、国全体に呪いをかけた。自身は聖女に妹姫は忌み子にして…
国王は対抗手段として、ミランダ姫をティア王女から隔離、マジックアイテムの塔に幼き姫を一人閉じ込めたそうだ。気配が漏れるとティア王女から殺意を感じたそうだ。姫が、マリングレー国で、民から顔も知らない名前も知らない忌み子、流行り病も天災も悪いことは、全て忌み子のせいと言われ続け、ずっと別塔で生きていたことが真実だ…」
「何を言っているですか!普通は逆ですよね、ティア王女を隔離幽閉すべきです!聖女と讃えられた者とは思えない話、いや、呪いで聖女に君臨したのか、なんて卑怯な…
…ミランダ嬢はそんな様子、私に見せた事ないし、愚痴だって聞いた事ない」
「ああ、ミランダ姫にはそんな妄言や呪いを聞かせなかった、だからあまり知らずに育った。ティア王女には秘宝の黒真珠が体内に入り一体となり、伝説級の話だが魔女の力を使える。願い事を叶える代わりに、何かを失うと伝え聞く。…王女が願えば国は、その瞬間滅亡する。実際、一歳児で妹姫の存在を国から消し、忌子として置き変えたんだ。その力に驚愕するのは理解出来る。力なき者を守る手段が別塔に閉じ込めるだったのではないか…
ティア王女は、色々失っていてもミランダ姫への憎悪は、止まらないそうだ。私も先日リウム王子からティア王女の内情を知ったのだが、今まで王女の呪いの力が強かったが、夜会から帰国後弱まったらしく、王族の内情を記す事が出来たと書かれていた」
「恐ろしい、聖女ではなく魔女。確かに、前回の顔合わせでも、忌み子について聞いてましたが、呪いの力が弱まったというのは、何処かで失う何かがあったということ?」
「可能性は高い。アンドル、ミランダ姫と縁を結ぶという事は、マリングレー国の聖女や教会、民に反発に合うという事だ。一国を敵に回す覚悟はあるか?もしくは、呪いの力を無くすか」
「はい、友好国として反旗をしめされようとしても、私はティア王女を許せない。私は至急、秘宝の黒真珠や魔女の力を調査したい、今、知らなかった事が悔しいです」
自然と涙が出た。
これは、同情?憐れみ?
何だよ。こんなとんでもないように生きていたなんて思わないじゃないか!
何故彼女は、生きるのが楽しいと言った?この国に来たから?
彼女との会話が次々にに出てくる。
ふざけるな…
たまらなく怒りが込み上がってくる。
駄目だ、冷静になれない…
許せない。
…
「アンドル、表情に憎々しさが出しすぎだ。それだけはっきりとした感情を持っているなら、やるだけやってみなさい。しかし、これはミランダ姫の命に関わる事だ。慎重に内密に調べなさい。イズリー伯爵家はマリングレー国の王族から姫を託された状態だからな」
「はい、側近だけで調査します」
大規模な夜会を許してもらった。
そして、グレゴリーとサイファには夜会の許しとミランダ嬢の境遇について障りだけ話した。
*
サイファが前回夜会の談話記録を読みながら、
「アンドル様、『呪い』これが気になります。ある日突然迷信が国全体に浸透してその四年後ティア王女が聖女になった。その間療養、ティア王女以外の王族は、忌み子呪いで瞳の色を失ったと彼女は言ったと前回のディライドとの談話記録に残ってます。ミランダ嬢を別塔から脱出する際、ティア王女の足止めをしたのがアクア王子で、その事を王女は、兄が忌み子の呪いで気狂いを起こしたとその際にも療養…前回の夜会で呪いの力の弱体は、何処で?」
「何か策があるのか?サイファ」
「…やはりダイアナ嬢でしょうか。夢見の進言は力を使用するとか」
「ダイアナ嬢にミランダ嬢の事を話すのは駄目だ…」
そんな中、苛立っているディライドが執務室に入ってきた。
私の意志は伝えた。
お前だって、ミランダ嬢をこのままずっとティア王女に狙われて良いとは思ってないだろう。
「全て知っているという事か…」
ディライドから苛立ちが消えて表情を無くした。
自分だけ知っている情報ではなくなった事にショックを受けたか。
深い溜息を一つ吐いたので、私は話し始めた。
「あぁ、私はティア王女にこれ以上好き勝手にはさせない、彼の国の悪意を自分に返して頂きたいと思っている」
「魔女の力を使用させるのか?」
ディライドが考え始めた。サイファが、
「夢見の乙女は、それぞれ前世で、私達の住む世界の物語を知っていると言い、道筋を外れることに気狂いを起こしてます。もしティア王女が忌み子はクリネット国にいるという道筋が外れたなら…どうなるのでしょうか?」
「「確かに!」」
ディライドと声が重なった。
お互い守りたい者は一緒だ。
「父上に相談する」
と外方を向いて話すディライドが、何とも子供のころを思い出して懐かしくなった。
執務室から出て行った姿を見て、やはり負けたくないと思った。
ディライドが気持ちを認めきれてないのも知っている。
だから、側近を辞めていいとも言った。『正々堂々』をするつもりがないから…
側近にも、イズリー伯爵家にも言っていないマリングレー国の国王との確約…
姫との縁談。
ディライドに罵られるだろうな。
悪いとは思っているが、譲れないんだ。ミランダ嬢が聞いたら、私の腹黒を嫌われるかな。彼女は怒るかな。
ハァーーー、それでも、
早く彼女に伝えたい…話したい、
彼女に会いたい。自分勝手すぎるな。
ごめんね。
私ばかり慰めの言葉をもらっていた。心配は、温かいと思う彼女の孤独を少し理解した。彼女の為に何か出来る、いややる。
*
毎日が忙しい。時間が足りない。それでも自分の為に全てやっている。
後悔はしないように。
彼女にこっそり年末年始のゴタゴタに紛れて贈り物を送った。
メッセージカードに、
「君にとって楽しい一年になりますように」
と書いて。このぐらいは良いだろう…と思ったのに、ディライドが鬼のように婚約者でもない令嬢に贈り物なんかするなと怒られた。
シュワルツからミランダ嬢は、凄く喜んでくれたと聞いて、嬉しかった。
「さぁ、まだまだ頑張るぞ」
そして、冬季休暇も、もう終わる。
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