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118 親子
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「リリエット、女官の試験合格おめでとう」
「ミランダ…ええ、多分アンドル王子様の口添えがあっての合格だとは、わかっているけど、とても嬉しいわ」
と頬をピンクに染め、喜びを露わにしていた。
「来週から、王宮ね。リリエット、またよろしくね」
「はい!ミランダ、明日からはミランダ様と呼ぶけど、ずっと仲良くしてくれてありがとう。何も知らないし、領地で子育てをする予定の子爵令嬢が、国の中枢を見て聞いて考える事が出来るなんて、想像もしなかった。私が出来るなんて思いもしなかった。どこかの令嬢の粗を探したり、上位貴族にビクビクして機嫌を取ったり…やれば良いと思っていたの。学校だって、勉強というよりもスタンルートと婚姻をし、夫人同士の繋がりや少しでも自分の立ち位置を上げる為だけに入学したし。だから最初、ミランダが席の隣で嫌だった。クラスにも溶け込めず、隣の私の様子を黙って聞いてるようで怖いし、一生懸命勉強してるだけ、伯爵家なのに令嬢の仕事放棄していて、自分とは別だと私馬鹿にされてるみたいで嫌だったの。だからあなたがダイアナさんの尾行をしてくれるって言った時、困ればいいって意地悪な心もあったの。本当にあの時は、ごめんなさい」
といきなりリリエットが過去話を放り込んで謝る。
「やめてよ、私は、その本当に尾行をやってみたかっただけで、冒険譚とか読んでいたから…でもあれがあったから友達になれたのだし、そんなこと言っていると現れそうだわ、ダイアナさん!」
と言えば、二人で笑い卒業生の列に並ぶ。
卒業生代表のサイファ様が、挨拶し貴賓席代表として挨拶したのは、マリングレー国の国王様で、その横には白髪の先生、いえ王妃様が並んでいた。
手を振られたりすると、恥ずかしいのだけど。ずっと私に教えてくれていた先生にこの三年間の成果を見てもらえたようで嬉しかった。
王宮の客間に案内されて、
「ミランダ~」
と相変わらず声高く私を呼ぶ声は、先生でも王妃様でも母様でも変わらない。先生はずっとありのままで人として私に接してくれていたのだとわかる。
「…王妃様、王宮の侍女達がいて、もう人前です、大きな声は謹んで下さい」
と言えば、少し膨れて
「嫌だわ、ミランダ。すっかり王妃教育に染まってしまって。周りを見ずに突き進んだり興味あることしか反応しなかったのに。反対に私は一年以上経っても公務は、嫌だなって思っているのよ。我儘になったわね、まぁ今日はあの子達に任せてきているし、私達もティアの騒動にやっと落ち着いて国民と話せるようになったから、ここが終わったら、退くのも道理なのよね」
と申し訳無さそうな顔をされたけど、謝らないでと以前言ったので、私はもう振り返らないようにしている。
「そうですか、私は変わっているのですか…少し感慨深いです。あの方達に狡いとか図々しいとか横取りなんて言われずにすみますかね。大分努力はしましたけど…」
「真面目ね~、ティア達は別塔で、阿鼻叫喚、和気藹々、叫んだり、罵りあったり、賑やかに暮らしているわ。必要な物は自分達で作ったり…前世の記憶ってものを活用しているわ。商品になったものもあるのよ。全く意外に才能あるのに馬鹿な知恵に回したのだから…本当に残念。夢見の乙女なんて特別なのに、不幸せになる選択をするんだから」
とやっぱりどこか寂しそうに話された。
「そうですか、お変わりない様子で少し安心しました。マリングレー国に入った途端にティア王女の髪が真っ白になったと聞いた時は、気狂いを起こすのではと思っておりましたので…兄様達も私に気を使ってか別塔に入った事しか言われませんでした。それでいいのですけどね。私もさほど気にしてもいないですから…ただたまに、あの頃の私は、他人にも私自身にも向き合わず、その場ばかりに流されていたと、一番義兄に申し訳なく思ってしまうのです」
先生は笑った。
「あら、あの三人じゃなくて、ディライドさんだけなんて、ミランダ随分とチヤホヤされてぬるま湯に浸かっていたのね」
と言われた。
何故今の一言でチヤホヤが出るの!?
「びっくりした顔しないの。お姫様に騎士が付くようにディライドさんはしてくれたのよ。ミランダはディライドさんを騎士とした位置に置いたから申し訳なく思ったのよ。それでいいじゃない。ミランダはお姫様なんだから。側にいた騎士に甘えるのは自然の流れ、でも周りにいた女の子達は嫉妬に震えるわね。だって普通は騎士なんて付かないものね」
「本当にそうですね…」
と言えば、
「あなたの努力はこれから花が咲くわけでしょう。紡ぐ人生を、作る人生を、人に尽くす人生を、もう知らないが通らないわ、あなたが共に導くのだから…同じ大変なら楽しく生きて!頑張ってじゃなくて面白いって感じて、欲しいわ」
それは私に対して、先生でも王妃としてでもなく、母としての言葉に感じた。
「大丈夫ですよ。私、意外と今楽しいです。明日を作っている感じが、確かに面白いです。別塔にいた時は、その日、時間さえ分からず太陽と共に過ごして、その場を凌いでいたから、明日をより良くしようなんて考えなかったです」
「そうね。私も同じだった気がする。良かったミランダが幸せで!」
と言えば、全く存在感を感じさせない空気の国王(父)が、一人メソメソと泣いていた。
まだ謝っているし、それはもうやめてと言っているのに。
「アンドル王子様はとても素敵ね。苦痛に感じさせないようにミランダを王子妃まで持っていくなんて、かなりのやり手で策略家ね」
「確かに、気づいた時にはもう完全に囲われてました。ふふふ、何でも話せるなんて、こんな幸福ありませんから。絵本で読んでいた王子様は、あんなに表情が豊かではありませんでしたし、本物って全然違うのですね。妄想も楽しかったけど、隣にいる幸せとそれだけじゃない怒りや哀しみまで、思い出になって、明日に変化をもたらして、一緒にと笑いあえるのが嬉しい。またねと言えば、またねと返してくれるから」
と照れもなく、真剣にお二人にアンドル様との話をしてしまった。
「これはご馳走様。全く、明日の花嫁は随分と惚気が饒舌だわ」
「幸せそうで何よりだ。それが一番だ、ありがとうミランダ」
と王妃様がいい、国王陛下がまた泣きながら言う。
すると、案内が来てから、客間の扉からアンドル様が現れた。
*
「悪かったね、家族団欒中に押しかけて。ミランダとは先程おめでとうと挨拶したけど、もう少しだけ話し足りなくて…」
「え、明日結婚式じゃないですか。今日から私、王宮住みになるんですよ。もうずっと一緒…」
「そうだけど、明日と今日では時間が違うでしょう?今日は今日だと思う。ほら、今日の花は生き生きしているけど、明日は少し残念になるかもしれないし」
「春って感じの花壇ですね。優しい華やかさですね。この花達の植え替え後はここに向日葵を植えるのですか?例年通りに」
と聞くと
「いや、今年は二人で決めないか?せっかくだから花屋に行ってもいいし、図鑑から計画してもいい。また楽しみがどんどん増えると思わないか!」
ハァー、こうやって私に興味の種を蒔く。この人も天然だ。無意識の…
「私のこと、ずるいとか言いましたけど、アンドル様だってずるいと思います。毎日毎日、私に種を蒔いて芽を出させようとするのですもの!こんなの興味惹かれるに決まっているじゃない。楽しみに決まっているじゃない。どれだけ私をあなたへと導くのですか!」
「やっぱり私は幸せだな。大好きだよ、愛してるミランダ。ふふ、何故ミランダは怒るの、言葉は私の事を好きだと言っているんだよね?」
ゔーーーーー
そう、本人目の前にすると、照れて言えない。
でもアンドル様は惜しげもなく、私にすぐ伝えてくる。
これは私にも言えって言っているのね。
ハァーーーーーー
「明日、お伝えしますので。今日は許してくださいね」
と最近クラスメイトから習ったあざとい仕草をつけて、乗り切った。
「ミランダ…ええ、多分アンドル王子様の口添えがあっての合格だとは、わかっているけど、とても嬉しいわ」
と頬をピンクに染め、喜びを露わにしていた。
「来週から、王宮ね。リリエット、またよろしくね」
「はい!ミランダ、明日からはミランダ様と呼ぶけど、ずっと仲良くしてくれてありがとう。何も知らないし、領地で子育てをする予定の子爵令嬢が、国の中枢を見て聞いて考える事が出来るなんて、想像もしなかった。私が出来るなんて思いもしなかった。どこかの令嬢の粗を探したり、上位貴族にビクビクして機嫌を取ったり…やれば良いと思っていたの。学校だって、勉強というよりもスタンルートと婚姻をし、夫人同士の繋がりや少しでも自分の立ち位置を上げる為だけに入学したし。だから最初、ミランダが席の隣で嫌だった。クラスにも溶け込めず、隣の私の様子を黙って聞いてるようで怖いし、一生懸命勉強してるだけ、伯爵家なのに令嬢の仕事放棄していて、自分とは別だと私馬鹿にされてるみたいで嫌だったの。だからあなたがダイアナさんの尾行をしてくれるって言った時、困ればいいって意地悪な心もあったの。本当にあの時は、ごめんなさい」
といきなりリリエットが過去話を放り込んで謝る。
「やめてよ、私は、その本当に尾行をやってみたかっただけで、冒険譚とか読んでいたから…でもあれがあったから友達になれたのだし、そんなこと言っていると現れそうだわ、ダイアナさん!」
と言えば、二人で笑い卒業生の列に並ぶ。
卒業生代表のサイファ様が、挨拶し貴賓席代表として挨拶したのは、マリングレー国の国王様で、その横には白髪の先生、いえ王妃様が並んでいた。
手を振られたりすると、恥ずかしいのだけど。ずっと私に教えてくれていた先生にこの三年間の成果を見てもらえたようで嬉しかった。
王宮の客間に案内されて、
「ミランダ~」
と相変わらず声高く私を呼ぶ声は、先生でも王妃様でも母様でも変わらない。先生はずっとありのままで人として私に接してくれていたのだとわかる。
「…王妃様、王宮の侍女達がいて、もう人前です、大きな声は謹んで下さい」
と言えば、少し膨れて
「嫌だわ、ミランダ。すっかり王妃教育に染まってしまって。周りを見ずに突き進んだり興味あることしか反応しなかったのに。反対に私は一年以上経っても公務は、嫌だなって思っているのよ。我儘になったわね、まぁ今日はあの子達に任せてきているし、私達もティアの騒動にやっと落ち着いて国民と話せるようになったから、ここが終わったら、退くのも道理なのよね」
と申し訳無さそうな顔をされたけど、謝らないでと以前言ったので、私はもう振り返らないようにしている。
「そうですか、私は変わっているのですか…少し感慨深いです。あの方達に狡いとか図々しいとか横取りなんて言われずにすみますかね。大分努力はしましたけど…」
「真面目ね~、ティア達は別塔で、阿鼻叫喚、和気藹々、叫んだり、罵りあったり、賑やかに暮らしているわ。必要な物は自分達で作ったり…前世の記憶ってものを活用しているわ。商品になったものもあるのよ。全く意外に才能あるのに馬鹿な知恵に回したのだから…本当に残念。夢見の乙女なんて特別なのに、不幸せになる選択をするんだから」
とやっぱりどこか寂しそうに話された。
「そうですか、お変わりない様子で少し安心しました。マリングレー国に入った途端にティア王女の髪が真っ白になったと聞いた時は、気狂いを起こすのではと思っておりましたので…兄様達も私に気を使ってか別塔に入った事しか言われませんでした。それでいいのですけどね。私もさほど気にしてもいないですから…ただたまに、あの頃の私は、他人にも私自身にも向き合わず、その場ばかりに流されていたと、一番義兄に申し訳なく思ってしまうのです」
先生は笑った。
「あら、あの三人じゃなくて、ディライドさんだけなんて、ミランダ随分とチヤホヤされてぬるま湯に浸かっていたのね」
と言われた。
何故今の一言でチヤホヤが出るの!?
「びっくりした顔しないの。お姫様に騎士が付くようにディライドさんはしてくれたのよ。ミランダはディライドさんを騎士とした位置に置いたから申し訳なく思ったのよ。それでいいじゃない。ミランダはお姫様なんだから。側にいた騎士に甘えるのは自然の流れ、でも周りにいた女の子達は嫉妬に震えるわね。だって普通は騎士なんて付かないものね」
「本当にそうですね…」
と言えば、
「あなたの努力はこれから花が咲くわけでしょう。紡ぐ人生を、作る人生を、人に尽くす人生を、もう知らないが通らないわ、あなたが共に導くのだから…同じ大変なら楽しく生きて!頑張ってじゃなくて面白いって感じて、欲しいわ」
それは私に対して、先生でも王妃としてでもなく、母としての言葉に感じた。
「大丈夫ですよ。私、意外と今楽しいです。明日を作っている感じが、確かに面白いです。別塔にいた時は、その日、時間さえ分からず太陽と共に過ごして、その場を凌いでいたから、明日をより良くしようなんて考えなかったです」
「そうね。私も同じだった気がする。良かったミランダが幸せで!」
と言えば、全く存在感を感じさせない空気の国王(父)が、一人メソメソと泣いていた。
まだ謝っているし、それはもうやめてと言っているのに。
「アンドル王子様はとても素敵ね。苦痛に感じさせないようにミランダを王子妃まで持っていくなんて、かなりのやり手で策略家ね」
「確かに、気づいた時にはもう完全に囲われてました。ふふふ、何でも話せるなんて、こんな幸福ありませんから。絵本で読んでいた王子様は、あんなに表情が豊かではありませんでしたし、本物って全然違うのですね。妄想も楽しかったけど、隣にいる幸せとそれだけじゃない怒りや哀しみまで、思い出になって、明日に変化をもたらして、一緒にと笑いあえるのが嬉しい。またねと言えば、またねと返してくれるから」
と照れもなく、真剣にお二人にアンドル様との話をしてしまった。
「これはご馳走様。全く、明日の花嫁は随分と惚気が饒舌だわ」
「幸せそうで何よりだ。それが一番だ、ありがとうミランダ」
と王妃様がいい、国王陛下がまた泣きながら言う。
すると、案内が来てから、客間の扉からアンドル様が現れた。
*
「悪かったね、家族団欒中に押しかけて。ミランダとは先程おめでとうと挨拶したけど、もう少しだけ話し足りなくて…」
「え、明日結婚式じゃないですか。今日から私、王宮住みになるんですよ。もうずっと一緒…」
「そうだけど、明日と今日では時間が違うでしょう?今日は今日だと思う。ほら、今日の花は生き生きしているけど、明日は少し残念になるかもしれないし」
「春って感じの花壇ですね。優しい華やかさですね。この花達の植え替え後はここに向日葵を植えるのですか?例年通りに」
と聞くと
「いや、今年は二人で決めないか?せっかくだから花屋に行ってもいいし、図鑑から計画してもいい。また楽しみがどんどん増えると思わないか!」
ハァー、こうやって私に興味の種を蒔く。この人も天然だ。無意識の…
「私のこと、ずるいとか言いましたけど、アンドル様だってずるいと思います。毎日毎日、私に種を蒔いて芽を出させようとするのですもの!こんなの興味惹かれるに決まっているじゃない。楽しみに決まっているじゃない。どれだけ私をあなたへと導くのですか!」
「やっぱり私は幸せだな。大好きだよ、愛してるミランダ。ふふ、何故ミランダは怒るの、言葉は私の事を好きだと言っているんだよね?」
ゔーーーーー
そう、本人目の前にすると、照れて言えない。
でもアンドル様は惜しげもなく、私にすぐ伝えてくる。
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