25 / 64
春風楼③
しおりを挟む
襖を開けたが誰もおらず、数々の豪華な調度品が虚しく整列している。
部屋の主を探すようにキョロキョロしながら「お茶をお持ちしました」と言うと、かすかな声で「どうぞ」と聞こえてきた。
声がした方の障子を開けると、ふかふかで艶々とした布団に美女が寝そべっていた。切れ長の目、スッと通った鼻筋、小さくふっくらした唇、大きく開けられた胸元、透き通るような白い肌。絶世の美女とは、こういう女を言うのだろう。
「結お姐様、はじめまして。お紺と申します」
「お紺ちゃん、顔を上げて」
改めて結を目にして、触れること、近づくことさえ憚られるほどの美女だと思った。これまでに会った遊女たちも、それぞれに美しく魅力的ではあったが、結は明らかに異質の美しさだ。春風楼に来てすぐ花魁になったというのがうなずける。
「私、あなたのことを知っているのよ」
「どこかでお会いしましたか?」
東京から来たというから、延遼館に行ったときだろうか。
「横浜中の噂よ、知らない者はいないわ」
知らない者がいないとは? それほどに名前が売れたのだろうか。
ひとつの考えに至ると鳥肌が立って、身震いが抑えられなくなった。
「お連れ様は、襖の向こうにいらっしゃるの?」
その瞬間、結の背中から無数の糸が四方八方に飛び出した。
かすかなうめき声を聞きリュウが部屋へと飛び込むと、想像を絶する光景が広がっていた。
部屋いっぱいに張られた白い糸、その左右にはゲッソリやつれた若旦那と西洋人が磔刑のように吊るされていた。
その中央で結は、4本ずつ生えた手足を使い糸をがっしり掴んでほくそ笑んでいる。
「女郎蜘蛛……?」
『おお! 私を知っておるのか。しかし私もお前たちを知っておる。店に来たときから見ておったぞ!』
真っ黒な目を見開くと、繭玉のように縛られたコンコをこれ見よがしに突き出した。
「リュ!! ……」
女郎蜘蛛が尻から糸を吐き出すと、あっという間にコンコの口を塞いでしまった。
『知っておる、知っておるぞ! 稲荷狐が祝詞を唱えねば、お前の刀はなまくらじゃ』
女郎蜘蛛の言うとおりである。嘲笑を恨めしく睨むことしかできず、構えていた刀を降ろした。
「貴様、何故3人を捕らえる! 今すぐ離せ!」
すると女郎蜘蛛は、指を伸ばし爪を使ってぷつぷつと糸を切り、男ふたりだけを解放した。真っ青な顔で突っ伏して、動くことができないほどに衰弱している。
『こいつらは用済みじゃ。精気を吸い取ろうにも図体ばかり、ちっとも役に立たぬ。しかし……』
女郎蜘蛛はリュウに目を向け、ニヤリと笑って舌舐めずりをした。
『お前は、いい男じゃのう……涼しげな目元も、よく鍛えた身体も、私の好みじゃ。私の元に来るがよい』
「そうすれば、コンコを離すか」
捕らわれのコンコが首を横に振ると、女郎蜘蛛が繭糸をきつく締め上げた。猿ぐつわの隙間から吹いた泡が漏れ出ている。
『稲荷狐を離したら、どうなるかも知っておる。お前らは仲睦まじいのう、まるで夫婦じゃ!!』
女郎蜘蛛の目玉が、嫉妬の炎で赤く染まった。長く鋭い牙を剥き、コンコの首に押し当てた。
恐怖に震えて涙するコンコの姿を見せつけられて、リュウはついに屈服して刀を仕舞った。
「わかった! コンコと一緒ならば構わぬ」
女郎蜘蛛は満足そうに笑うと糸を吐き、リュウの腰に巻いてゆっくりと引き寄せた。
『稲荷狐よ、私が精気を吸い取るところを、お前にたっぷり見せてやる。ひとりで愉しむがよい』
リュウが女郎蜘蛛の元までやってくると、最後の頼みを言ってきた。
「コンコの顔を、そばで見たいのだ。よいか」
女郎蜘蛛は目玉を赤黒く燃え上がらせたが、純粋で真っ直ぐなリュウの眼差しに観念した。
『これが最後じゃ、よかろう』
リュウを真正面に見据えたコンコは、見慣れた顔に安心し、これで最後かと悲しんで、瞳を潤ませて微笑んだ。
コンコの悲壮なる微笑にリュウは、綿毛のように柔らかい微笑みを返し、両手で頬をそっと撫でていた。
リュウが唐突にコンコの唇を奪った。
糸で出来た猿ぐつわの隙間を縫って、リュウの舌がコンコの口へと入ってくる。
コンコは真っ赤になって目を回したが、入ってきた舌が鞭打つように激しく蠢いて、見開かれた目にはもう何も映らない。
次の瞬間、コンコの猿ぐつわをリュウが噛み千切った。
高天原に神留り坐す 皇親神漏岐神漏美の命…!!
コンコが祝詞を唱えると、リュウがスラリと刀を抜いて、女郎蜘蛛の胸元めがけて突き立てた。
四方八方に張り巡らされた蜘蛛の糸も、コンコを縛っていた繭玉も、そして女郎蜘蛛までもが音を立てて蒸発し、霞がかった部屋の中には小さな蜘蛛が這っていた。
蜘蛛に壺を被せると、観念したと言わんばかりに奥へ奥へと登っていった。
捕らわれていた若旦那と西洋人が見つかった、そう下階に向けて声を上げた。お鶴が持っていた気付け薬をふたりに飲ませ、番頭と用心棒にその後を託した。
封印が済んで我に返ったコンコは、虚ろな顔をしてポーッと座ったままである。
すべてが終わり下まで降りると、主人が無理を押して挨拶にやってきた。
「今はリュウさんと言ったか、あのときは申し訳なかったね。なまくらでもいい、あなたの腕ならまた雇いたいんだけど、どうだい?」
せっかくの主人の申し出であったが、リュウは深々と頭を下げた。
「申し訳ない、これが今の俺の務めです」
コンコはというと頬に手を当て、虚空を見つめたままだった。リュウが労いを込めて頭を撫でると、狐耳がくすぐったくて肩をすくめて笑いを上げた。
残念そうにする遊女たちに見送られ、春風楼を後にした。
「この足で高島に報告するか。なぁ、コンコ」
「えっ!? あ、うん、そ、そうだね!」
「おい、高島の家はこの上だぞ」
コンコは夢の中をふわふわ漂っているようで、明らかに様子がおかしい。もちろん、その原因も明らかだ。
「勘違いするなよ! 猿ぐつわを切るために……」
コンコは瞳を潤ませ、唇にそっと触れていた。何を言っても右から左なのだろう、言い訳するのを諦めて高島山を登っていった。
「コンコ! そっちじゃない! こっちだ!!」
部屋の主を探すようにキョロキョロしながら「お茶をお持ちしました」と言うと、かすかな声で「どうぞ」と聞こえてきた。
声がした方の障子を開けると、ふかふかで艶々とした布団に美女が寝そべっていた。切れ長の目、スッと通った鼻筋、小さくふっくらした唇、大きく開けられた胸元、透き通るような白い肌。絶世の美女とは、こういう女を言うのだろう。
「結お姐様、はじめまして。お紺と申します」
「お紺ちゃん、顔を上げて」
改めて結を目にして、触れること、近づくことさえ憚られるほどの美女だと思った。これまでに会った遊女たちも、それぞれに美しく魅力的ではあったが、結は明らかに異質の美しさだ。春風楼に来てすぐ花魁になったというのがうなずける。
「私、あなたのことを知っているのよ」
「どこかでお会いしましたか?」
東京から来たというから、延遼館に行ったときだろうか。
「横浜中の噂よ、知らない者はいないわ」
知らない者がいないとは? それほどに名前が売れたのだろうか。
ひとつの考えに至ると鳥肌が立って、身震いが抑えられなくなった。
「お連れ様は、襖の向こうにいらっしゃるの?」
その瞬間、結の背中から無数の糸が四方八方に飛び出した。
かすかなうめき声を聞きリュウが部屋へと飛び込むと、想像を絶する光景が広がっていた。
部屋いっぱいに張られた白い糸、その左右にはゲッソリやつれた若旦那と西洋人が磔刑のように吊るされていた。
その中央で結は、4本ずつ生えた手足を使い糸をがっしり掴んでほくそ笑んでいる。
「女郎蜘蛛……?」
『おお! 私を知っておるのか。しかし私もお前たちを知っておる。店に来たときから見ておったぞ!』
真っ黒な目を見開くと、繭玉のように縛られたコンコをこれ見よがしに突き出した。
「リュ!! ……」
女郎蜘蛛が尻から糸を吐き出すと、あっという間にコンコの口を塞いでしまった。
『知っておる、知っておるぞ! 稲荷狐が祝詞を唱えねば、お前の刀はなまくらじゃ』
女郎蜘蛛の言うとおりである。嘲笑を恨めしく睨むことしかできず、構えていた刀を降ろした。
「貴様、何故3人を捕らえる! 今すぐ離せ!」
すると女郎蜘蛛は、指を伸ばし爪を使ってぷつぷつと糸を切り、男ふたりだけを解放した。真っ青な顔で突っ伏して、動くことができないほどに衰弱している。
『こいつらは用済みじゃ。精気を吸い取ろうにも図体ばかり、ちっとも役に立たぬ。しかし……』
女郎蜘蛛はリュウに目を向け、ニヤリと笑って舌舐めずりをした。
『お前は、いい男じゃのう……涼しげな目元も、よく鍛えた身体も、私の好みじゃ。私の元に来るがよい』
「そうすれば、コンコを離すか」
捕らわれのコンコが首を横に振ると、女郎蜘蛛が繭糸をきつく締め上げた。猿ぐつわの隙間から吹いた泡が漏れ出ている。
『稲荷狐を離したら、どうなるかも知っておる。お前らは仲睦まじいのう、まるで夫婦じゃ!!』
女郎蜘蛛の目玉が、嫉妬の炎で赤く染まった。長く鋭い牙を剥き、コンコの首に押し当てた。
恐怖に震えて涙するコンコの姿を見せつけられて、リュウはついに屈服して刀を仕舞った。
「わかった! コンコと一緒ならば構わぬ」
女郎蜘蛛は満足そうに笑うと糸を吐き、リュウの腰に巻いてゆっくりと引き寄せた。
『稲荷狐よ、私が精気を吸い取るところを、お前にたっぷり見せてやる。ひとりで愉しむがよい』
リュウが女郎蜘蛛の元までやってくると、最後の頼みを言ってきた。
「コンコの顔を、そばで見たいのだ。よいか」
女郎蜘蛛は目玉を赤黒く燃え上がらせたが、純粋で真っ直ぐなリュウの眼差しに観念した。
『これが最後じゃ、よかろう』
リュウを真正面に見据えたコンコは、見慣れた顔に安心し、これで最後かと悲しんで、瞳を潤ませて微笑んだ。
コンコの悲壮なる微笑にリュウは、綿毛のように柔らかい微笑みを返し、両手で頬をそっと撫でていた。
リュウが唐突にコンコの唇を奪った。
糸で出来た猿ぐつわの隙間を縫って、リュウの舌がコンコの口へと入ってくる。
コンコは真っ赤になって目を回したが、入ってきた舌が鞭打つように激しく蠢いて、見開かれた目にはもう何も映らない。
次の瞬間、コンコの猿ぐつわをリュウが噛み千切った。
高天原に神留り坐す 皇親神漏岐神漏美の命…!!
コンコが祝詞を唱えると、リュウがスラリと刀を抜いて、女郎蜘蛛の胸元めがけて突き立てた。
四方八方に張り巡らされた蜘蛛の糸も、コンコを縛っていた繭玉も、そして女郎蜘蛛までもが音を立てて蒸発し、霞がかった部屋の中には小さな蜘蛛が這っていた。
蜘蛛に壺を被せると、観念したと言わんばかりに奥へ奥へと登っていった。
捕らわれていた若旦那と西洋人が見つかった、そう下階に向けて声を上げた。お鶴が持っていた気付け薬をふたりに飲ませ、番頭と用心棒にその後を託した。
封印が済んで我に返ったコンコは、虚ろな顔をしてポーッと座ったままである。
すべてが終わり下まで降りると、主人が無理を押して挨拶にやってきた。
「今はリュウさんと言ったか、あのときは申し訳なかったね。なまくらでもいい、あなたの腕ならまた雇いたいんだけど、どうだい?」
せっかくの主人の申し出であったが、リュウは深々と頭を下げた。
「申し訳ない、これが今の俺の務めです」
コンコはというと頬に手を当て、虚空を見つめたままだった。リュウが労いを込めて頭を撫でると、狐耳がくすぐったくて肩をすくめて笑いを上げた。
残念そうにする遊女たちに見送られ、春風楼を後にした。
「この足で高島に報告するか。なぁ、コンコ」
「えっ!? あ、うん、そ、そうだね!」
「おい、高島の家はこの上だぞ」
コンコは夢の中をふわふわ漂っているようで、明らかに様子がおかしい。もちろん、その原因も明らかだ。
「勘違いするなよ! 猿ぐつわを切るために……」
コンコは瞳を潤ませ、唇にそっと触れていた。何を言っても右から左なのだろう、言い訳するのを諦めて高島山を登っていった。
「コンコ! そっちじゃない! こっちだ!!」
0
あなたにおすすめの小説
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる