3 / 22
第1章 奈落
第2話 娼婦と女神
しおりを挟む
―スラムの孤児は知っていた。
劣悪な世界では、弱者は等しく娼婦や奴隷として貶められるのだ。
ある意味平等といえる価値観だった。
ある犯罪組織の末端で働いていた孤児は、仕事で足が傷つき、不具の者となった。
愛らしさも残っていた童顔も相まって、孤児は、男娼として売られた。
ースラムの孤児は知っていた。
更に運が悪ければ1年もたたずに消耗品として死ぬ運命にある自分の未来を。
彼は深い諦念を抱き、従順に人身売買の商人に連れていかれた。
家畜のように愚鈍に、しかし鞭打たれて追われるかのように彼は黙々と歩いていた。
犯罪者は地下に潜る。何故だろう?
ろくでもない悪徳は地上でも蔓延っているが、特に淫蕩で汚辱に満ちている空間は地下に相応しいのだろうか?
廃墟の中に隠された通路を彼は、目隠しをされて延々と歩かされた。
深い深い地下だ。どんどん下っていく。
目隠しを外されて彼は驚いた。
地下宮殿のように豪奢な建物が圧倒的な存在感を示していた。
これは誰が造ったのだろうか?
多くの権力者が欲を満たすための受け皿としてつくられたのだろうか?
彼には素朴な疑問が尽きなかった。
不意に彼は、自分以外の生贄を見つけた。
愛らしい少年少女、美しい男女が群れていたが、みんな一様に性に濁った眼をしていた。
理性は辛うじて保たれているような綱渡りのサーカス見世物の人形のようだった。
天使のような少年が豚のような男に犯されて豚の悲鳴をあげているのは滑稽だった。
青年が性調教をされて、未知の快楽に呻き、歪む表情。
強力な媚薬で頭が瞳孔が開いて人形のように揺さぶられる女たち。
淫猥で身震いするほど悪徳に満ちていた。
メイドや従業員は、目が異様に冷たかった。地獄の監視者みたいだった。
娼館でも階級制だった。
最上級娼婦>上級娼婦>下級娼婦>奴隷娼婦
唯一貴族と違うのは、娼婦は皆監視され、監禁されている事だった。
最上級娼婦は、貴族にも劣らぬ美貌と教養、社交性を身につけている。
なかには本物の王族の近親相姦の果て、奇形や精神がおかしくなった子どももいるらしい。
稀にくるのは実の親という噂もある。
最上級娼婦は、宝石で言われる。真珠 翡翠 金剛石 虎目石など。
それぞれに華やかな魅力と性の奥義で客を虜にしている。
彼は、下級娼婦として見世物になった。
顔も凡庸で教養もあまりないとみられる男や粗悪な女は、ほんの数年で消える。
本物の豚の食べ物として処理されるんじゃないかと密かに噂されている。
彼は己の未来の運命を受け入れた。
下級娼婦としてふさわしく粗末な嫌な臭いがする小さな部屋だった。
初夜の男は、男より醜く、男より陰惨な運命をもっている雰囲気を纏った、冥府からきたような男だった。
首を絞めて犯す嗜好をもっていた。
窒息しそうになった。脳に酸素が入らないだけでこんなに苦しいとは?
チカチカと目に光と虹が走った。
醜悪な一物を無理に男の穴に挿入した瞬間、頭と心が真っ白になった。
男は無意識に自分でもしらぬ生存本能ゆえに、熟練した娼婦より、瞬時に痛みを快楽へと変換し、誰よりも性的衝動を催させる幻の娼婦へと変容した。
顔を赤らめて、快楽?に蕩ける凡庸な顔は、誰よりも妖艶な顔になった。
最上級娼婦以上の極上の女のように見えた。
冥府から来た醜い男は、凡庸な娼婦の変容にこどものように目を見開いて、面白い玩具を見つけた時のように、金茶の瞳を輝かせた。
ああ、金茶の瞳ってよく見ると、珍しい色合いだな。これが自分を犯し殺す男の瞳か。
不思議と心は穏やかだった。神様が守っていたのかもしれない。
にこりと極上の笑みを冥府の男にみせた。 無垢で淫蕩で女神のような笑みだ。
醜悪な一物を初めてなのに柔らかくきつく受け入れて、冥府の男を抱きしめた。
これが死の快楽かと朦朧となりながらも、冥府の男を受け入れた。大きな海にとけるようだ。
優しく冥府の男の髪と体を撫でた。至高の快楽と幸福を無意識に冥府の男に与えた。
男は高次元の女神の意識へとつながった。女神の化身になった。
冥府の男はそれを敏感に察して、信じられないものをみるような目つきで首を絞めるのを止めた。
おそるおそると凡庸な男の体を神聖なものかもしれないとこどものように触った。
こどものような顔と瞳。 男は母親のように笑って冥府の男を自分の息子のように夫のように慈しんだ。
娼婦のように冥府の男に男としての最高の悦楽と至福を与えた。
男はもはや男ではなかった。
娼婦でもあり女神でもあるもの。
唯の殺される被害者ではなかった。冥府の男の母親であり恋人であり愛人であり妻であった。
冥府の男の醜い一物が女神の中で膨れ上がり、白い種がばらまかれた。 あるはずのない子宮が男の種を受け入れたことを女神は感じた。
どこかでこどもが生まれるかもしれない。
意識が遠くなった。
冥府の男は当惑したように、横たわる男を眺めた。
はっと気づいたら、下級娼婦の部屋ではなく、最上級娼婦の部屋にいた。
最高級の広大な白い寝室に横たわっていた。夢?何かの間違い?と凡庸な男は当惑した。
だが心のどこかで死と生のはざまで女神と繋がってしまったとも理解していた。
凡庸な男なら恐怖で震え上がるだろう醜い冥府の男を夫として受け入れた。
それも神としての愛だ。
男の矮小な心より偉大で計り知れない心。 まさしく神としか言いようがない最上の至高の意識。
重厚な扉が開いた。
冥府の醜い男だった。女神の意識が男を蕩けるように無垢に笑ませた。
これは私の夫だ。
言葉ではなく心から心へと伝わる。
冥府の醜い男も女神の心を察して子どものように赤らめる。
金茶の瞳 ありふれた茶色の髪の男は、幼いようにみえて、ずっとずっとこの地下娼館にいるという。
信じられないようだけど醜い男の母親は王族の近親相姦の果ての奇形の女だった。
頭がそうとういかれていて、ふたなりで、色情狂だった。 幽閉されている母親は、気に入った少女や少年をさらっては、惨たらしい拷問をして犯し犯されたり、地獄の夢魔が遊びながら、悪夢のワルツを踊っているような人生を送っていた。
冥府の男も母親としては慕っていたが、同類嫌悪だろうか。ある日突然母親を犯して殺してしまった。
元々いないものとされている親子だったから、メイドが母親の死体を処分した。
そのあとは興味がない。元々冥府の女だったのだ。魂は実家へ還っている。
それが男の思考だった。
男も王族の負の血を引いたようで首を絞めたり、血や他人が苦しみもがくのが好きだという。
凡庸な男もいつものように生贄にすぎなかった。
だが、凡庸な男は巫女のような能力をもっていたのだ。女神の意識とつながる存在だった。
満たされない心、血に飢えた心、悍ましい血と思考に埋められた穢れすぎた存在。
女神とまぐあって赤ん坊がはじめて温かいお風呂にはいったような満たされた感覚を味わったという。
それ以前は、地獄だった。
穢れ過ぎたら何も残らない。やっと冥府の醜い男は悟った。
ずっと女神とまぐあいたい。あんな地獄は嫌だ。
こどものように泣きそうな顔をした
女神は母親のように冥府の醜い男を抱きしめた。
ずっとずっと綺麗になるまで一緒にいよう。
女神は穢れ過ぎた魂を浄化する存在だった。
凡庸な男の意識は女神と同化した。
ースラムの孤児は知っていた。
自分は、オメガであり、高次元の女神と接触する巫女でもあったのだ。
冥府の醜い男はアルファだ。
自分は彼の子を宿した。母親になるのだ。
「俺は……思いや願いの女神だ。オモイと名乗る。」
冥府の醜い男は笑った。
「あんたに相応しい名だ。オモイ。」
その瞬間、スラムの孤児はオモイという女神になった。
劣悪な世界では、弱者は等しく娼婦や奴隷として貶められるのだ。
ある意味平等といえる価値観だった。
ある犯罪組織の末端で働いていた孤児は、仕事で足が傷つき、不具の者となった。
愛らしさも残っていた童顔も相まって、孤児は、男娼として売られた。
ースラムの孤児は知っていた。
更に運が悪ければ1年もたたずに消耗品として死ぬ運命にある自分の未来を。
彼は深い諦念を抱き、従順に人身売買の商人に連れていかれた。
家畜のように愚鈍に、しかし鞭打たれて追われるかのように彼は黙々と歩いていた。
犯罪者は地下に潜る。何故だろう?
ろくでもない悪徳は地上でも蔓延っているが、特に淫蕩で汚辱に満ちている空間は地下に相応しいのだろうか?
廃墟の中に隠された通路を彼は、目隠しをされて延々と歩かされた。
深い深い地下だ。どんどん下っていく。
目隠しを外されて彼は驚いた。
地下宮殿のように豪奢な建物が圧倒的な存在感を示していた。
これは誰が造ったのだろうか?
多くの権力者が欲を満たすための受け皿としてつくられたのだろうか?
彼には素朴な疑問が尽きなかった。
不意に彼は、自分以外の生贄を見つけた。
愛らしい少年少女、美しい男女が群れていたが、みんな一様に性に濁った眼をしていた。
理性は辛うじて保たれているような綱渡りのサーカス見世物の人形のようだった。
天使のような少年が豚のような男に犯されて豚の悲鳴をあげているのは滑稽だった。
青年が性調教をされて、未知の快楽に呻き、歪む表情。
強力な媚薬で頭が瞳孔が開いて人形のように揺さぶられる女たち。
淫猥で身震いするほど悪徳に満ちていた。
メイドや従業員は、目が異様に冷たかった。地獄の監視者みたいだった。
娼館でも階級制だった。
最上級娼婦>上級娼婦>下級娼婦>奴隷娼婦
唯一貴族と違うのは、娼婦は皆監視され、監禁されている事だった。
最上級娼婦は、貴族にも劣らぬ美貌と教養、社交性を身につけている。
なかには本物の王族の近親相姦の果て、奇形や精神がおかしくなった子どももいるらしい。
稀にくるのは実の親という噂もある。
最上級娼婦は、宝石で言われる。真珠 翡翠 金剛石 虎目石など。
それぞれに華やかな魅力と性の奥義で客を虜にしている。
彼は、下級娼婦として見世物になった。
顔も凡庸で教養もあまりないとみられる男や粗悪な女は、ほんの数年で消える。
本物の豚の食べ物として処理されるんじゃないかと密かに噂されている。
彼は己の未来の運命を受け入れた。
下級娼婦としてふさわしく粗末な嫌な臭いがする小さな部屋だった。
初夜の男は、男より醜く、男より陰惨な運命をもっている雰囲気を纏った、冥府からきたような男だった。
首を絞めて犯す嗜好をもっていた。
窒息しそうになった。脳に酸素が入らないだけでこんなに苦しいとは?
チカチカと目に光と虹が走った。
醜悪な一物を無理に男の穴に挿入した瞬間、頭と心が真っ白になった。
男は無意識に自分でもしらぬ生存本能ゆえに、熟練した娼婦より、瞬時に痛みを快楽へと変換し、誰よりも性的衝動を催させる幻の娼婦へと変容した。
顔を赤らめて、快楽?に蕩ける凡庸な顔は、誰よりも妖艶な顔になった。
最上級娼婦以上の極上の女のように見えた。
冥府から来た醜い男は、凡庸な娼婦の変容にこどものように目を見開いて、面白い玩具を見つけた時のように、金茶の瞳を輝かせた。
ああ、金茶の瞳ってよく見ると、珍しい色合いだな。これが自分を犯し殺す男の瞳か。
不思議と心は穏やかだった。神様が守っていたのかもしれない。
にこりと極上の笑みを冥府の男にみせた。 無垢で淫蕩で女神のような笑みだ。
醜悪な一物を初めてなのに柔らかくきつく受け入れて、冥府の男を抱きしめた。
これが死の快楽かと朦朧となりながらも、冥府の男を受け入れた。大きな海にとけるようだ。
優しく冥府の男の髪と体を撫でた。至高の快楽と幸福を無意識に冥府の男に与えた。
男は高次元の女神の意識へとつながった。女神の化身になった。
冥府の男はそれを敏感に察して、信じられないものをみるような目つきで首を絞めるのを止めた。
おそるおそると凡庸な男の体を神聖なものかもしれないとこどものように触った。
こどものような顔と瞳。 男は母親のように笑って冥府の男を自分の息子のように夫のように慈しんだ。
娼婦のように冥府の男に男としての最高の悦楽と至福を与えた。
男はもはや男ではなかった。
娼婦でもあり女神でもあるもの。
唯の殺される被害者ではなかった。冥府の男の母親であり恋人であり愛人であり妻であった。
冥府の男の醜い一物が女神の中で膨れ上がり、白い種がばらまかれた。 あるはずのない子宮が男の種を受け入れたことを女神は感じた。
どこかでこどもが生まれるかもしれない。
意識が遠くなった。
冥府の男は当惑したように、横たわる男を眺めた。
はっと気づいたら、下級娼婦の部屋ではなく、最上級娼婦の部屋にいた。
最高級の広大な白い寝室に横たわっていた。夢?何かの間違い?と凡庸な男は当惑した。
だが心のどこかで死と生のはざまで女神と繋がってしまったとも理解していた。
凡庸な男なら恐怖で震え上がるだろう醜い冥府の男を夫として受け入れた。
それも神としての愛だ。
男の矮小な心より偉大で計り知れない心。 まさしく神としか言いようがない最上の至高の意識。
重厚な扉が開いた。
冥府の醜い男だった。女神の意識が男を蕩けるように無垢に笑ませた。
これは私の夫だ。
言葉ではなく心から心へと伝わる。
冥府の醜い男も女神の心を察して子どものように赤らめる。
金茶の瞳 ありふれた茶色の髪の男は、幼いようにみえて、ずっとずっとこの地下娼館にいるという。
信じられないようだけど醜い男の母親は王族の近親相姦の果ての奇形の女だった。
頭がそうとういかれていて、ふたなりで、色情狂だった。 幽閉されている母親は、気に入った少女や少年をさらっては、惨たらしい拷問をして犯し犯されたり、地獄の夢魔が遊びながら、悪夢のワルツを踊っているような人生を送っていた。
冥府の男も母親としては慕っていたが、同類嫌悪だろうか。ある日突然母親を犯して殺してしまった。
元々いないものとされている親子だったから、メイドが母親の死体を処分した。
そのあとは興味がない。元々冥府の女だったのだ。魂は実家へ還っている。
それが男の思考だった。
男も王族の負の血を引いたようで首を絞めたり、血や他人が苦しみもがくのが好きだという。
凡庸な男もいつものように生贄にすぎなかった。
だが、凡庸な男は巫女のような能力をもっていたのだ。女神の意識とつながる存在だった。
満たされない心、血に飢えた心、悍ましい血と思考に埋められた穢れすぎた存在。
女神とまぐあって赤ん坊がはじめて温かいお風呂にはいったような満たされた感覚を味わったという。
それ以前は、地獄だった。
穢れ過ぎたら何も残らない。やっと冥府の醜い男は悟った。
ずっと女神とまぐあいたい。あんな地獄は嫌だ。
こどものように泣きそうな顔をした
女神は母親のように冥府の醜い男を抱きしめた。
ずっとずっと綺麗になるまで一緒にいよう。
女神は穢れ過ぎた魂を浄化する存在だった。
凡庸な男の意識は女神と同化した。
ースラムの孤児は知っていた。
自分は、オメガであり、高次元の女神と接触する巫女でもあったのだ。
冥府の醜い男はアルファだ。
自分は彼の子を宿した。母親になるのだ。
「俺は……思いや願いの女神だ。オモイと名乗る。」
冥府の醜い男は笑った。
「あんたに相応しい名だ。オモイ。」
その瞬間、スラムの孤児はオモイという女神になった。
10
あなたにおすすめの小説
黒獅子の愛でる花
なこ
BL
レノアール伯爵家次男のサフィアは、伯爵家の中でもとりわけ浮いた存在だ。
中性的で神秘的なその美しさには、誰しもが息を呑んだ。
深い碧眼はどこか憂いを帯びており、見る者を惑わすと言う。
サフィアは密かに、幼馴染の侯爵家三男リヒトと将来を誓い合っていた。
しかし、その誓いを信じて疑うこともなかったサフィアとは裏腹に、リヒトは公爵家へ婿入りしてしまう。
毎日のように愛を囁き続けてきたリヒトの裏切り行為に、サフィアは困惑する。
そんなある日、複雑な想いを抱えて過ごすサフィアの元に、幼い王太子の世話係を打診する知らせが届く。
王太子は、黒獅子と呼ばれ、前国王を王座から引きずり降ろした現王と、その幼馴染である王妃との一人息子だ。
王妃は現在、病で療養中だという。
幼い王太子と、黒獅子の王、王妃の住まう王城で、サフィアはこれまで知ることのなかった様々な感情と直面する。
サフィアと黒獅子の王ライは、二人を取り巻く愛憎の渦に巻き込まれながらも、密かにゆっくりと心を通わせていくが…
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
窓のない部屋の、陽だまりみたいな君
MisakiNonagase
BL
都心の高層ビル、その「内臓」とも言える地下一階のメール室。
そこで働く山﨑智之は、目立たず、期待されず、淡々と郵便物を捌く「透明人間」のような毎日を愛していた。自分は低スペックで、華やかな地上には居場所がない。そう、諦めていた。
そんな彼の静寂を破ったのは、二十二階の住人、若きエース・風巻隼人だった。
完璧なルックス、圧倒的な成果、羨望の眼差しを一身に浴びる彼が、なぜか地下のメール室に足繁く通い始める。
「五分だけ、ここにいさせてくれないか」
一通の郵便物から始まった、五分間だけの秘密の共有。
次第に剥き出しになっていく隼人の孤独と、それを無自覚に包み込んでしまう智之の温度。
住む世界が違う二人が、窓のない部屋で見つけたのは、名前のつかない「救済」だった。
お腹いっぱい、召し上がれ
砂ねずみ
BL
料理研究家でαの藤白蒼は幼なじみで10個下のΩ晃と番になった。そんな二人の間に産まれた照は元気いっぱいな男の子。泣いたり、笑ったり、家族の温かみを感じながら藤白家の日常が穏やかに進んでいく。
そんな愛する妻と愛する息子、大切な家族のお腹いっぱい喜ぶ顔が見たいから。蒼は今日も明日もその先も、キッチンに立って腕を振るう。
さあ、お腹いっぱい、召し上がれ。
転生子息は選ばれたい お家のために頑張ります
kozzy
BL
前世の記憶を持つ転生者な僕、オリヴィエは、使用人も母親も逃げ出す没落までカウントダウンの子爵家をなんとか維持しようと毎日頭を悩ませていた。
そんな時山で拾ったのは現世で落雷に合って異世界へ転移してしまった日本の青年安藤改めアンディ。
頼りがいのある彼アンディの力を借りて子爵家を立て直そうと思ったんだけど…
彼が言うにはこの世界、彼のやってたゲームの世界なんだって!
そんな時王様によって発布されたのが、第一第二第三王子の婚約者を選ぶ大選定会を開催するという知らせ。
手っ取り早く〝玉の輿”を狙う彼のプロデュースで僕はどんどん磨かれていって…
え?これ空前のモテ期?
しばらくはじれったいのが続く予定です。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる