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掃き溜めに鶴
シンとアイラの会話③
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嗚呼、シン。年上の私が先に逝くだろうと思ったけど、カリンとその夫エドが亡くなりました。
多分、多くの苦労した生活が寿命を減らしたのでしょうね。そう思うとあの盗賊団が憎くてなりません。
それにしても、エドとカリンの力でとんでもない巨悪が暴かれ、貴族のあまりにもな暴露話には呆れました。
さすがに私も事の真相を聞いたときは腸が煮えくりかえったものです。
彼らにとってわたしたちは何も目に入らなかったのでしょうね。唯、自分の思いばかり主張していました。
まるでこどもです。裁判で私も傍聴しましたが、もうもうと何も言えませんでした。
他の被害者も呆れと憎しみと悲しみ、やりきれなさで罪人が裁かれる様を見て居ました。
でも失った人は戻らない。
カリンは不思議と年老いればとるほど前より美しくなっていきました。でも猫のようにずっと眠るようになりました。まるで異国で聞いた門を守る眠り猫のように神々しい感じがしました。カリンはやはり神様の使いだったのかもしれない。
エドは穏やかに幸福そうに死んだそうです。
カリンも傍らに息絶えていたそうです。不思議ですね。同時に亡くなるなんで。
死に顔は、生前より美しくはっとさせるような神々しい顔だったそうです。
思わず見惚れた人たちもいたようです。罪な人。カリンは。
私を大事にしてくれたあの人ももう亡くなりました。私はどんどんみんなに置き去りにされます。寂しいですね。
いつかまた会えたら嬉しいです。もし本当にあの世があるならあえるでしょうか?
その時を楽しみに待っています。
シン。貴方は私より先に死なないでね。もう嫌だから。
アイラからの手紙を読み終えてシンは深いため息をついた。
あのとんでもないカリンとエドの夫婦も死んだのか。世の中無常だな。
しかし、あのみすぼらしい子どもがあんなに波乱万丈の人生を乗り越えて貴族の婦人になるとは思わなかった。
運命とは全く不思議よ。
そういえばカリンは不思議なことを言っていたな。麗しい女と絶世の美猫を見たと。それを見て追いかけたと。
だからシンと会ったのだと。あれがカリンの運命のきっかけだったんだ。
シンはアイラの無茶な要望に応えるため長生きすることにした。
アイラ。心配するな。俺もまだまだこれからだよ。先には死なない。約束だ。
アイラとはずっと友人だった。シンはこれも愛なのかもしれないと思った。
そしてシンはずっと心におもっていたことを手紙に書くことにした。
アイラ。終の棲みかには一緒にくらさないか。俺は一緒に亡くなりたい。
シンはこれが最初で最後の求愛だった。
使者からのシンの手紙を受け取ったアイラは、思わず年甲斐もなくときめいた。
これが最後の愛かもしれない。
アイラは考えて一緒に暮らすことにした。
終の棲家は暖かく良い場所にしよう。
安らかに暮らせるところに。
エドとカリンの墓の近くにもいきたい。
アイラはシンヘそう返信した。
待っているわ。シン。
アイラは未来が予想できた。
エドとカリンの墓を参りに行っているアイラとシンの姿。
温かい太陽のあたる安らぎにみちた家に帰る様子を。
多分、多くの苦労した生活が寿命を減らしたのでしょうね。そう思うとあの盗賊団が憎くてなりません。
それにしても、エドとカリンの力でとんでもない巨悪が暴かれ、貴族のあまりにもな暴露話には呆れました。
さすがに私も事の真相を聞いたときは腸が煮えくりかえったものです。
彼らにとってわたしたちは何も目に入らなかったのでしょうね。唯、自分の思いばかり主張していました。
まるでこどもです。裁判で私も傍聴しましたが、もうもうと何も言えませんでした。
他の被害者も呆れと憎しみと悲しみ、やりきれなさで罪人が裁かれる様を見て居ました。
でも失った人は戻らない。
カリンは不思議と年老いればとるほど前より美しくなっていきました。でも猫のようにずっと眠るようになりました。まるで異国で聞いた門を守る眠り猫のように神々しい感じがしました。カリンはやはり神様の使いだったのかもしれない。
エドは穏やかに幸福そうに死んだそうです。
カリンも傍らに息絶えていたそうです。不思議ですね。同時に亡くなるなんで。
死に顔は、生前より美しくはっとさせるような神々しい顔だったそうです。
思わず見惚れた人たちもいたようです。罪な人。カリンは。
私を大事にしてくれたあの人ももう亡くなりました。私はどんどんみんなに置き去りにされます。寂しいですね。
いつかまた会えたら嬉しいです。もし本当にあの世があるならあえるでしょうか?
その時を楽しみに待っています。
シン。貴方は私より先に死なないでね。もう嫌だから。
アイラからの手紙を読み終えてシンは深いため息をついた。
あのとんでもないカリンとエドの夫婦も死んだのか。世の中無常だな。
しかし、あのみすぼらしい子どもがあんなに波乱万丈の人生を乗り越えて貴族の婦人になるとは思わなかった。
運命とは全く不思議よ。
そういえばカリンは不思議なことを言っていたな。麗しい女と絶世の美猫を見たと。それを見て追いかけたと。
だからシンと会ったのだと。あれがカリンの運命のきっかけだったんだ。
シンはアイラの無茶な要望に応えるため長生きすることにした。
アイラ。心配するな。俺もまだまだこれからだよ。先には死なない。約束だ。
アイラとはずっと友人だった。シンはこれも愛なのかもしれないと思った。
そしてシンはずっと心におもっていたことを手紙に書くことにした。
アイラ。終の棲みかには一緒にくらさないか。俺は一緒に亡くなりたい。
シンはこれが最初で最後の求愛だった。
使者からのシンの手紙を受け取ったアイラは、思わず年甲斐もなくときめいた。
これが最後の愛かもしれない。
アイラは考えて一緒に暮らすことにした。
終の棲家は暖かく良い場所にしよう。
安らかに暮らせるところに。
エドとカリンの墓の近くにもいきたい。
アイラはシンヘそう返信した。
待っているわ。シン。
アイラは未来が予想できた。
エドとカリンの墓を参りに行っているアイラとシンの姿。
温かい太陽のあたる安らぎにみちた家に帰る様子を。
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