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第1話 我儘で傲慢な王子と姫
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とある小国にとても我儘で傲慢な王子と姫が過ごしておりました。
侍女が少しでも粗相をするようなものなら、金切り声で責め立てる鬼のような姫と、拷問を与えて追放する悪魔のような王子が居ました。
王子と姫は、実の兄妹です。容姿は美しくても、中身はゴブリンの様に醜悪で凶暴でした。
王妃である母親は温厚で、どうしてこんな子に育ったのかいつも心配しておりました。
必死でその凶行を諫めようと柔らかく時には厳しく叱責しましたが、彼らはあまりにも幼稚で愚かでした。
他人は自分の玩具として思い、壊してもいいと思い込みの激しい子どもでした。
子どもだからまだいいが、このまま育つと・・王妃はぞっと戦慄しました。とんでもない暴君や悪女が生まれるかもしれません。
彼女は悩んだ挙句、王で或る父親に嘆願しました。
子ども達をどうしたらいいかわからない。何とか良くなってほしいと涙ながらに頼みました。
王は王妃にだけは甘かったのです。王は知っていました。王もそういう凶暴な面があります。でも上手く隠蔽して
良き王として演じています。子ども達を見ると冷ややかによく似てきたなと思うだけです。
王は生来の非情さを発揮して、従えている魔術師に、子ども達を猫に変えろと命じました。
1か月です。その間、放置して生き延びろと子どもたちに宣告しました。
王妃には、子ども達には矯正施設へ連れて行った。とうまく騙して安心させました。
その間、生き延びられるか見ものです。 王は残虐非道な性格をしていましたが、幾重にも猫を被って良き王を演じています。 鈍感な木の精霊みたいな素朴だが心根の優しい王妃だけは愛していました。
その間、王は今まで王子と姫が虐待した従者や侍女に、王子と姫は猫に変身させた。
何をしようと1か月は無罪とすると王妃には内緒で宣言しました。
王はスパルタな性格をしていました。この間に死ぬのならそれだけの奴だったことだと冷ややかに試練を与えました。
子どもなど、王妃や愛妾や愛人に産ませればすむことです。
かくして王子と姫はかつてない試練を与えられました。
王子は、醜い心そのままに、凶暴な目つきをした醜い汚い色をした猫になりました。スラムの野良猫の三下の様でした。
姫はヒステリックで神経質な心そのままに、骨と皮のような猫になりました。目だけは据わっていました。
毛並みもどこか荒れていて禍々しい猫でした。
彼らは傲慢にもまだ自分たちは大丈夫だと思って居りました。いくら何でも実の子どもをそんなにひどい事をしないだろうと父親である王を侮っていました。
だが父親は子どもより残虐でした。
虐めていた侍女や使用人がわらわらと木の棒や、鋏を持ってやって来るのを見て、王子と姫は顔面蒼白になって猫の毛を逆立てました。
姫はフーフーと威嚇しながら、人間の声で怒鳴りつけました。
「こ、こんな事したら只では済まないわよ。お母様やお父様に言ってやるから。下賤な者のくせに。使用人のくせに。主人の言うことが聞けないの! あんなこと大したことはないでしょう!わたくしは悪くないわよ!」
或る使用人がぶはっと笑いました。
「本当に愚かなお姫様だなあ。俺の親父はほんの少し物を落としただけで両手を切られたよ。親父は職人だった。
王族に献上する工芸品を生み出す名工だったんだせ。なのにあんたはその素晴らしい腕を・・」
「わたくしのせいではないわ!それはお兄様が・・。」
侍女は冷たく言い切りました。
「あんたも同罪なんだよ。あんたは笑いながらお兄さんのやっていることを見ていたじゃないか。」
或る下女が言いました。
「わたしの妹は何もしていませんでした。唯、お姫様より綺麗な瞳と髪をしていただけです。なのに、貴女は無様にも嫉妬して、美しい髪を無惨に鋏で切りました。瞳も潰されて可哀相に。妹は自殺しました。」
淡々と彼女は虚ろに真実を事実を述べました。あんなに可愛かったのに・・虚ろに下女は呟きました。
お姫様は逆上しました。
「な、なによ。わたくしは悪くないわ。下賤な者のくせに美しいからよ。あんな女に惑わされるやつが居なくなって良かったじゃない!わたくしは悪くないわ。わたくしは良い事をしたのよ!」
余りにも身勝手な暴言に下女は呆然となりました。
「本当に・・何も悪いと思ったことはないんですね・・。」
彼女は虚ろに姫であった猫を見ました。
こんな悍ましい化け物見たくないと顔をしかめながらわたしが愚かだったと後悔しました。
世の中にはどうしても理解できない化け物がいるのだと下女は思い知ったのです。
王子であった猫は他人事のように姫と下女のやり取りを傍観していました。
それが我慢ならない下男がドスのきいた声で王子を脅しました。
「まてや。おいコラ。他人事のように見て何様だ。でめえ。わかってんのか。自分のやったこと。
お前の父親は何をしても無罪と宣言したぞ。分かるか。おまえらは見放されたんだぞ。」
流石に、王子も目を見開いてあわあわとなりました。まさかそこまで父がやるとは思わなかったからです。
うんざりと厭な顔をして、下男はどうしようもなく愚かな王子と姫であった猫たちを見ました。
「どこかの国に法があった。目には目を。歯には歯を。 その通り、お前らがしたことを返そう。
もう誰も守ってくれねえよ。お前の母親は何も知らないけど大丈夫だ。事故で死んだと言ってやる。」
「ま、待て待ってくれ・・悪かったから。あやまるから・・。」
王子は必死で弁解して自分の身を守ろうとしたが遅かった。遅すぎたのだ。
苛烈な報復と復讐の嵐が王子と姫であった猫に降りかかった。
ほとんど瀕死の状態になった姫はそれでも、ぶつぶつと「わたくしは悪くない・・。」と呟いた。
それを聞いた下女は本気で狂っている。異常者と悟った。
王子はもっとひどかった。赤いダルマのように血まみれになりながらも減らず口を言った。
「お前ら下賤な者が高貴なぼくたちに報復するのはおかしいんだよ。ぼくはもうあやまらないよ。
必ずお前らを殺すからな。」
それを聞いた下男は嗚呼・・こいつは生きてはいけない生き物だと解りました。
下男は止めをさそうと王子と姫に農家の鍬を振りあげました。
王子と姫であった猫二匹は息絶えました。
それを陰で見届けた魔術師が急いで駆け寄りました。なけなしの良心を持った魔術師が、下男や下女にもういいだろう。後はわたしが処理すると言いました。
下男も下女も頷きました。報復はしたからです。彼らは立ち去りました。
魔術師は慌てて治癒回復の魔法を王子と姫に授けました。
もう無理だろうなと諦めながらかけていたら、なんと驚愕することが起きました。
とんでもない回復力が息絶えた王子と姫を蘇生させたのです。
これには魔術師も初めての経験で呆然となりました。
不意に、猫は七つの命をもっていると魔術師は昔の迷信を思い出しました。
「「遅い!遅すぎる!」」
二匹の猫は二重にはもって魔術師に怒鳴りました。どうやらその腐った根性は一度死んだぐらいでは治らなかったようです。
魔術師は後悔しました。放置しておけば良かったと悩みました。
でも地獄から蘇った二匹の猫はより凶暴に醜くなりました。
「あいつら許さない。」
「まあ。待て。まずはお父様からだ。僕たちを見放したお父様を殺さなければ・・」
王子は最大の敵を知っていました。
魔術師は青ざめました。まだ報復しようとしているのか。自業自得のくせに。
それだけではない。王子は一度死んだせいか地獄の神様からとんでもない力をもらったようです。
制止しようとする魔術師を金縛りにしました。
嗚呼。地獄の神様め。悪魔に余計な力を与えたなんで・・魔術師は動かない体を必死で動かそうとしました。
「安心しろ。ぼくも、ぼくと妹を助けようとした恩人を殺すなんて無体なことはしない。唯、そのまま彫像となって
なにもするなよ。これは僕たちとお父様の戦いなんだ。」
魔術師は彫像に変えられました。王子と姫を猫に変えた魔術師が彫像に変えられたなんて皮肉なもんです。
かくして、お父様と子ども達の壮絶な復讐劇が始まりました。
侍女が少しでも粗相をするようなものなら、金切り声で責め立てる鬼のような姫と、拷問を与えて追放する悪魔のような王子が居ました。
王子と姫は、実の兄妹です。容姿は美しくても、中身はゴブリンの様に醜悪で凶暴でした。
王妃である母親は温厚で、どうしてこんな子に育ったのかいつも心配しておりました。
必死でその凶行を諫めようと柔らかく時には厳しく叱責しましたが、彼らはあまりにも幼稚で愚かでした。
他人は自分の玩具として思い、壊してもいいと思い込みの激しい子どもでした。
子どもだからまだいいが、このまま育つと・・王妃はぞっと戦慄しました。とんでもない暴君や悪女が生まれるかもしれません。
彼女は悩んだ挙句、王で或る父親に嘆願しました。
子ども達をどうしたらいいかわからない。何とか良くなってほしいと涙ながらに頼みました。
王は王妃にだけは甘かったのです。王は知っていました。王もそういう凶暴な面があります。でも上手く隠蔽して
良き王として演じています。子ども達を見ると冷ややかによく似てきたなと思うだけです。
王は生来の非情さを発揮して、従えている魔術師に、子ども達を猫に変えろと命じました。
1か月です。その間、放置して生き延びろと子どもたちに宣告しました。
王妃には、子ども達には矯正施設へ連れて行った。とうまく騙して安心させました。
その間、生き延びられるか見ものです。 王は残虐非道な性格をしていましたが、幾重にも猫を被って良き王を演じています。 鈍感な木の精霊みたいな素朴だが心根の優しい王妃だけは愛していました。
その間、王は今まで王子と姫が虐待した従者や侍女に、王子と姫は猫に変身させた。
何をしようと1か月は無罪とすると王妃には内緒で宣言しました。
王はスパルタな性格をしていました。この間に死ぬのならそれだけの奴だったことだと冷ややかに試練を与えました。
子どもなど、王妃や愛妾や愛人に産ませればすむことです。
かくして王子と姫はかつてない試練を与えられました。
王子は、醜い心そのままに、凶暴な目つきをした醜い汚い色をした猫になりました。スラムの野良猫の三下の様でした。
姫はヒステリックで神経質な心そのままに、骨と皮のような猫になりました。目だけは据わっていました。
毛並みもどこか荒れていて禍々しい猫でした。
彼らは傲慢にもまだ自分たちは大丈夫だと思って居りました。いくら何でも実の子どもをそんなにひどい事をしないだろうと父親である王を侮っていました。
だが父親は子どもより残虐でした。
虐めていた侍女や使用人がわらわらと木の棒や、鋏を持ってやって来るのを見て、王子と姫は顔面蒼白になって猫の毛を逆立てました。
姫はフーフーと威嚇しながら、人間の声で怒鳴りつけました。
「こ、こんな事したら只では済まないわよ。お母様やお父様に言ってやるから。下賤な者のくせに。使用人のくせに。主人の言うことが聞けないの! あんなこと大したことはないでしょう!わたくしは悪くないわよ!」
或る使用人がぶはっと笑いました。
「本当に愚かなお姫様だなあ。俺の親父はほんの少し物を落としただけで両手を切られたよ。親父は職人だった。
王族に献上する工芸品を生み出す名工だったんだせ。なのにあんたはその素晴らしい腕を・・」
「わたくしのせいではないわ!それはお兄様が・・。」
侍女は冷たく言い切りました。
「あんたも同罪なんだよ。あんたは笑いながらお兄さんのやっていることを見ていたじゃないか。」
或る下女が言いました。
「わたしの妹は何もしていませんでした。唯、お姫様より綺麗な瞳と髪をしていただけです。なのに、貴女は無様にも嫉妬して、美しい髪を無惨に鋏で切りました。瞳も潰されて可哀相に。妹は自殺しました。」
淡々と彼女は虚ろに真実を事実を述べました。あんなに可愛かったのに・・虚ろに下女は呟きました。
お姫様は逆上しました。
「な、なによ。わたくしは悪くないわ。下賤な者のくせに美しいからよ。あんな女に惑わされるやつが居なくなって良かったじゃない!わたくしは悪くないわ。わたくしは良い事をしたのよ!」
余りにも身勝手な暴言に下女は呆然となりました。
「本当に・・何も悪いと思ったことはないんですね・・。」
彼女は虚ろに姫であった猫を見ました。
こんな悍ましい化け物見たくないと顔をしかめながらわたしが愚かだったと後悔しました。
世の中にはどうしても理解できない化け物がいるのだと下女は思い知ったのです。
王子であった猫は他人事のように姫と下女のやり取りを傍観していました。
それが我慢ならない下男がドスのきいた声で王子を脅しました。
「まてや。おいコラ。他人事のように見て何様だ。でめえ。わかってんのか。自分のやったこと。
お前の父親は何をしても無罪と宣言したぞ。分かるか。おまえらは見放されたんだぞ。」
流石に、王子も目を見開いてあわあわとなりました。まさかそこまで父がやるとは思わなかったからです。
うんざりと厭な顔をして、下男はどうしようもなく愚かな王子と姫であった猫たちを見ました。
「どこかの国に法があった。目には目を。歯には歯を。 その通り、お前らがしたことを返そう。
もう誰も守ってくれねえよ。お前の母親は何も知らないけど大丈夫だ。事故で死んだと言ってやる。」
「ま、待て待ってくれ・・悪かったから。あやまるから・・。」
王子は必死で弁解して自分の身を守ろうとしたが遅かった。遅すぎたのだ。
苛烈な報復と復讐の嵐が王子と姫であった猫に降りかかった。
ほとんど瀕死の状態になった姫はそれでも、ぶつぶつと「わたくしは悪くない・・。」と呟いた。
それを聞いた下女は本気で狂っている。異常者と悟った。
王子はもっとひどかった。赤いダルマのように血まみれになりながらも減らず口を言った。
「お前ら下賤な者が高貴なぼくたちに報復するのはおかしいんだよ。ぼくはもうあやまらないよ。
必ずお前らを殺すからな。」
それを聞いた下男は嗚呼・・こいつは生きてはいけない生き物だと解りました。
下男は止めをさそうと王子と姫に農家の鍬を振りあげました。
王子と姫であった猫二匹は息絶えました。
それを陰で見届けた魔術師が急いで駆け寄りました。なけなしの良心を持った魔術師が、下男や下女にもういいだろう。後はわたしが処理すると言いました。
下男も下女も頷きました。報復はしたからです。彼らは立ち去りました。
魔術師は慌てて治癒回復の魔法を王子と姫に授けました。
もう無理だろうなと諦めながらかけていたら、なんと驚愕することが起きました。
とんでもない回復力が息絶えた王子と姫を蘇生させたのです。
これには魔術師も初めての経験で呆然となりました。
不意に、猫は七つの命をもっていると魔術師は昔の迷信を思い出しました。
「「遅い!遅すぎる!」」
二匹の猫は二重にはもって魔術師に怒鳴りました。どうやらその腐った根性は一度死んだぐらいでは治らなかったようです。
魔術師は後悔しました。放置しておけば良かったと悩みました。
でも地獄から蘇った二匹の猫はより凶暴に醜くなりました。
「あいつら許さない。」
「まあ。待て。まずはお父様からだ。僕たちを見放したお父様を殺さなければ・・」
王子は最大の敵を知っていました。
魔術師は青ざめました。まだ報復しようとしているのか。自業自得のくせに。
それだけではない。王子は一度死んだせいか地獄の神様からとんでもない力をもらったようです。
制止しようとする魔術師を金縛りにしました。
嗚呼。地獄の神様め。悪魔に余計な力を与えたなんで・・魔術師は動かない体を必死で動かそうとしました。
「安心しろ。ぼくも、ぼくと妹を助けようとした恩人を殺すなんて無体なことはしない。唯、そのまま彫像となって
なにもするなよ。これは僕たちとお父様の戦いなんだ。」
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