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翌日、りょうやから明日都合がつきそうだ、と連絡が来たので俺は観光をすることにした。
海辺にまで生える人の群れ。
赤い塔。
赤い橋。
そして、僕たちの元にはなかったような、ビル群。
君と俺のあいだには、これはなかった。
夕日が差し込んでくる、その光が、関係の終わりを告げていたことを、多分俺はどこかで知っていた。
高校とか、学校の登校でもなければ人が集まらない田舎のゆったりした街と、
何もなくても人がたくさん出向く場所。
俺たちはここが違ったんだね。
何もない春。
それが、俺たちの終わりだったんだ。
気づけば、目から涙が溢れていた。
気づいてしまえば戻れない。
俺は彼女を愛していた。
彼女もきっと、そうだった。
でも、俺は彼女を知らなくなって。
彼女は俺に知って欲しくて。
知らない彼女になりたくなかったのかな。
でももう、俺たちは戻れない。
だから、明日は、きっと取り乱しも何もしないだろう。
ありがとう。
ただ、それだけを言おう。
海辺にまで生える人の群れ。
赤い塔。
赤い橋。
そして、僕たちの元にはなかったような、ビル群。
君と俺のあいだには、これはなかった。
夕日が差し込んでくる、その光が、関係の終わりを告げていたことを、多分俺はどこかで知っていた。
高校とか、学校の登校でもなければ人が集まらない田舎のゆったりした街と、
何もなくても人がたくさん出向く場所。
俺たちはここが違ったんだね。
何もない春。
それが、俺たちの終わりだったんだ。
気づけば、目から涙が溢れていた。
気づいてしまえば戻れない。
俺は彼女を愛していた。
彼女もきっと、そうだった。
でも、俺は彼女を知らなくなって。
彼女は俺に知って欲しくて。
知らない彼女になりたくなかったのかな。
でももう、俺たちは戻れない。
だから、明日は、きっと取り乱しも何もしないだろう。
ありがとう。
ただ、それだけを言おう。
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