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第12章~不穏な空気~
第113話*
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「えっ……!? あ、いや、違……」
「やっぱりお前は、無意識の魔性だね。ホント、いくつになっても放っておけないなぁ……」
「あうッ! ひ、や……あぁん!」
揺らめく細腰を掴まれ、思いっきり腹の底を突き上げられる。そのまま強く身体を揺さぶられ、しがみついている腕が落ちそうになった。
「んっ、あっ! はあぁ……っ!」
「心配は尽きないけど、ずっと家に閉じこめておくわけにもいかない……。だからせめて、他の男にちょっかい出されないよう気をつけるんだよ? お前はお前が思ってる以上にモテるんだ。知らない男の前では、絶対に無防備な姿を晒さないこと。……わかった?」
「はひっ……! ああっ、あ」
「こら、もうちょっとちゃんとお返事しなさい」
「はいぃ……! わ、かりました……!」
半ばヤケクソ気味に返事をしたら、兄が優しく髪を撫でてくれた。
「うん、いい子いい子。じゃあ、そろそろフィニッシュといこうか」
「ひ……あぁん!」
奥を突かれながら前まで扱かれ、一瞬頭が吹っ飛びそうになった。後ろを攻められている時に前を弄られては、快感に弱いアクセルはひとたまりもない。
それでも、今ここで気絶するわけにはいかないと自分を奮い立たせ、必死に兄に食らいついていった。浮遊しそうになる意識を引き戻し、振り落とされないよう腰に両脚を絡め、なるべく下肢に力を込めて、絶頂を促すように兄を絞り上げる。
「やっぱりお前は、無意識の魔性だね。ホント、いくつになっても放っておけないなぁ……」
「あうッ! ひ、や……あぁん!」
揺らめく細腰を掴まれ、思いっきり腹の底を突き上げられる。そのまま強く身体を揺さぶられ、しがみついている腕が落ちそうになった。
「んっ、あっ! はあぁ……っ!」
「心配は尽きないけど、ずっと家に閉じこめておくわけにもいかない……。だからせめて、他の男にちょっかい出されないよう気をつけるんだよ? お前はお前が思ってる以上にモテるんだ。知らない男の前では、絶対に無防備な姿を晒さないこと。……わかった?」
「はひっ……! ああっ、あ」
「こら、もうちょっとちゃんとお返事しなさい」
「はいぃ……! わ、かりました……!」
半ばヤケクソ気味に返事をしたら、兄が優しく髪を撫でてくれた。
「うん、いい子いい子。じゃあ、そろそろフィニッシュといこうか」
「ひ……あぁん!」
奥を突かれながら前まで扱かれ、一瞬頭が吹っ飛びそうになった。後ろを攻められている時に前を弄られては、快感に弱いアクセルはひとたまりもない。
それでも、今ここで気絶するわけにはいかないと自分を奮い立たせ、必死に兄に食らいついていった。浮遊しそうになる意識を引き戻し、振り落とされないよう腰に両脚を絡め、なるべく下肢に力を込めて、絶頂を促すように兄を絞り上げる。
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