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第32章~事の真相~
第99話
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まさかバルドルからもそんな忠告を受けるとは思わず、顔が引き攣りそうになる。
――女性じゃあるまいし、何で着替えるのにいちいち茂みに隠れなきゃいけないんだ……。そそられるとか言われても困るんだが……。
何だか複雑だ。そんなこと言ったら兄だって充分綺麗なのに、何故自分ばかり注意されなければならないのだろう。不公平な。
「……さて、こんなものかな」
兄が水から上がってきた。丸太をドシーンと地面に放り投げ、無造作に服を脱ぎ出す。
お決まりのようにバルドルがバスタオルを差し出していたが、兄も濡れたまま下着一枚になっていた。あれはそそられないのか。
意味がわからん……と内心不満に思っていると、兄が自分の髪を拭きながら言った。
「お前、まだ鍛錬続ける元気ある? あるなら集中力強化の鍛錬でもしてなさい」
「集中力強化、か……?」
「そう。いざという時に狂戦士モードが継続しないのは困るだろう? ただでさえお前は注意力散漫なんだから、余計なことを考えずに目の前のことに集中しないと」
「う、うん……」
「本当は焼けた砂場を歩くのが一番手っ取り早いけど、今から上級者コースに行ったら夕方になりそうだしね。ここは静かに瞑想するのがいいんじゃないかな」
「ああ、そうだな……」
ちなみに「焼けた砂場」とは、上級者向けの修行場にある設備のひとつである。
狂戦士モードに突入した状態で裸足のまま砂の上を歩き、無事歩き切ったら修行成功。途中で狂戦士モードが解除してしまったら、砂の上で大火傷を負うという内容だ。
――女性じゃあるまいし、何で着替えるのにいちいち茂みに隠れなきゃいけないんだ……。そそられるとか言われても困るんだが……。
何だか複雑だ。そんなこと言ったら兄だって充分綺麗なのに、何故自分ばかり注意されなければならないのだろう。不公平な。
「……さて、こんなものかな」
兄が水から上がってきた。丸太をドシーンと地面に放り投げ、無造作に服を脱ぎ出す。
お決まりのようにバルドルがバスタオルを差し出していたが、兄も濡れたまま下着一枚になっていた。あれはそそられないのか。
意味がわからん……と内心不満に思っていると、兄が自分の髪を拭きながら言った。
「お前、まだ鍛錬続ける元気ある? あるなら集中力強化の鍛錬でもしてなさい」
「集中力強化、か……?」
「そう。いざという時に狂戦士モードが継続しないのは困るだろう? ただでさえお前は注意力散漫なんだから、余計なことを考えずに目の前のことに集中しないと」
「う、うん……」
「本当は焼けた砂場を歩くのが一番手っ取り早いけど、今から上級者コースに行ったら夕方になりそうだしね。ここは静かに瞑想するのがいいんじゃないかな」
「ああ、そうだな……」
ちなみに「焼けた砂場」とは、上級者向けの修行場にある設備のひとつである。
狂戦士モードに突入した状態で裸足のまま砂の上を歩き、無事歩き切ったら修行成功。途中で狂戦士モードが解除してしまったら、砂の上で大火傷を負うという内容だ。
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