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第32章~事の真相~
第101話
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見れば、小ぶりの方位磁石はある方向を指しながら点滅を繰り返している。罠に近づくと点滅の速度が早くなり、光そのものも強くなるみたいだ。
「なるほど、これなら安全に屋敷を探索できるな。……しかし、何でうちの中で反応してるんだ? うちには罠なんかないだろ?」
「え、何言ってるの? 私が仕掛けた罠がそこら中にあるじゃない」
「……は? どこにあるんだよ、そんなの。知らないんだけど」
「ほら、例えばコレとか」
兄が何もない壁にドン、と手をつく。
次の瞬間、反対の壁にある棚の隙間から、ヒュンと小さな矢が飛び出して来た。それがアクセルの目と鼻の先を通過し、ドン、と壁に突き刺さった。
「っ……!?」
アクセルは引き攣った顔で矢が刺さった壁を見た。
飛び出して来た矢はボウガンにセットするような丈夫な矢で、当たり所が悪ければ即死もあり得るものだ。
しかも結構な威力で発射されたらしく、かなり深くまで壁にめり込んでいる。
「ちょっと、何だよこれ……! いつの間にこんな罠が……。というか、めっちゃ危ないじゃないか! こんなの仕掛けてたなら教えてくれよ!」
「大丈夫だよ。だってお前は、リビングの壁を強く叩くことなんてないでしょ? そんなことするのは、家探ししに来た侵入者くらいかなと思って。仮に私の友人が間違って壁叩いちゃったとしても、飛んできた矢が避けられないほど未熟なヤツはいないよ」
「そういう問題じゃないだろ……。せめて俺には教えておいてくれよ。間違って罠にかかったらどうするんだ」
「はは、ごめんね。これ最近仕掛けた罠だから、何だかんだしているうちに教えるの忘れちゃったみたい」
「あのなぁ……」
「なるほど、これなら安全に屋敷を探索できるな。……しかし、何でうちの中で反応してるんだ? うちには罠なんかないだろ?」
「え、何言ってるの? 私が仕掛けた罠がそこら中にあるじゃない」
「……は? どこにあるんだよ、そんなの。知らないんだけど」
「ほら、例えばコレとか」
兄が何もない壁にドン、と手をつく。
次の瞬間、反対の壁にある棚の隙間から、ヒュンと小さな矢が飛び出して来た。それがアクセルの目と鼻の先を通過し、ドン、と壁に突き刺さった。
「っ……!?」
アクセルは引き攣った顔で矢が刺さった壁を見た。
飛び出して来た矢はボウガンにセットするような丈夫な矢で、当たり所が悪ければ即死もあり得るものだ。
しかも結構な威力で発射されたらしく、かなり深くまで壁にめり込んでいる。
「ちょっと、何だよこれ……! いつの間にこんな罠が……。というか、めっちゃ危ないじゃないか! こんなの仕掛けてたなら教えてくれよ!」
「大丈夫だよ。だってお前は、リビングの壁を強く叩くことなんてないでしょ? そんなことするのは、家探ししに来た侵入者くらいかなと思って。仮に私の友人が間違って壁叩いちゃったとしても、飛んできた矢が避けられないほど未熟なヤツはいないよ」
「そういう問題じゃないだろ……。せめて俺には教えておいてくれよ。間違って罠にかかったらどうするんだ」
「はは、ごめんね。これ最近仕掛けた罠だから、何だかんだしているうちに教えるの忘れちゃったみたい」
「あのなぁ……」
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