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第十四話 女王への叛逆
決意を胸に
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苦しそうに咳き込みながら、なおも言葉を繋ごうとするジーカ。しかし……。
「ア、アンタらまで死ぬことはない……こ、これはウチらの問題やねん……うぷっ⁉︎」
「やかましい! しんどいならもう喋るな!」
ナガレがいきなりジーカの口に、回復薬を突っ込んだ! ボトルを口に直付けして、無理やり口に薬を流し込む。
「うげほぉえぇ!」
流石にむせて咳き込み、少し吐き出してしまった。
「な、何すんねんアンタ⁉︎」
「回復薬だ、これで大丈夫。少し寝てれば元気になるよ。動けるようになったら、ジーカが助けを呼びに行って」
「あ、アホンダラ! ウチの話聞いてなかったんか⁉︎」
驚いて檄を飛ばすジーカ。それでも先ほどより声の調子もだいぶ良くなっている。回復薬の効果が出てきたようだ。
「クイーンスライムやぞ! ハンパな正義感で首突っ込むなや! とっとと逃げんかいっ!」
「それなら大丈夫! オレたち、そんなハンパな覚悟で来てないから」
「なんや軽々しくいいおって! 相手を舐めすぎや! 相手はクイーンスライム……」
「さっきも聞いた。それでもオレたちは助けにいく! フローレンスは……オレの仲間だ! 友達だ! 友達で、しかも仲間だ!」
「そんなけったいな理由で……」
「けったいなんかじゃない! 意味は分からないけど!」
ナガレは力強く頷いて、まだ掴まれていたジーカの手を優しく外した。
「とにかく任せたよジーカ。後はオレたちが仕事を引き継ぐ。それじゃ!」
「あ! お、おいアンタ!」
ジーカが何か言う前に、ナガレは階段を駆け上がる。タネツとヒズマも先に続いた。
「お、おーい! 今からでも遅ない! 戻ってこーーい! ……ゲホゲホッ、あかん、ま、まだ本調子が戻らへん……」
咳き込んだジーカを、サニーが覗き込んだ。
「ご心配なく。私がいれば絶対に無理はさせません。あなたは休んでいてください。それでは!」
「あーっ、エルフの兄ちゃんまでーっ⁉︎」
「ア、アンタらまで死ぬことはない……こ、これはウチらの問題やねん……うぷっ⁉︎」
「やかましい! しんどいならもう喋るな!」
ナガレがいきなりジーカの口に、回復薬を突っ込んだ! ボトルを口に直付けして、無理やり口に薬を流し込む。
「うげほぉえぇ!」
流石にむせて咳き込み、少し吐き出してしまった。
「な、何すんねんアンタ⁉︎」
「回復薬だ、これで大丈夫。少し寝てれば元気になるよ。動けるようになったら、ジーカが助けを呼びに行って」
「あ、アホンダラ! ウチの話聞いてなかったんか⁉︎」
驚いて檄を飛ばすジーカ。それでも先ほどより声の調子もだいぶ良くなっている。回復薬の効果が出てきたようだ。
「クイーンスライムやぞ! ハンパな正義感で首突っ込むなや! とっとと逃げんかいっ!」
「それなら大丈夫! オレたち、そんなハンパな覚悟で来てないから」
「なんや軽々しくいいおって! 相手を舐めすぎや! 相手はクイーンスライム……」
「さっきも聞いた。それでもオレたちは助けにいく! フローレンスは……オレの仲間だ! 友達だ! 友達で、しかも仲間だ!」
「そんなけったいな理由で……」
「けったいなんかじゃない! 意味は分からないけど!」
ナガレは力強く頷いて、まだ掴まれていたジーカの手を優しく外した。
「とにかく任せたよジーカ。後はオレたちが仕事を引き継ぐ。それじゃ!」
「あ! お、おいアンタ!」
ジーカが何か言う前に、ナガレは階段を駆け上がる。タネツとヒズマも先に続いた。
「お、おーい! 今からでも遅ない! 戻ってこーーい! ……ゲホゲホッ、あかん、ま、まだ本調子が戻らへん……」
咳き込んだジーカを、サニーが覗き込んだ。
「ご心配なく。私がいれば絶対に無理はさせません。あなたは休んでいてください。それでは!」
「あーっ、エルフの兄ちゃんまでーっ⁉︎」
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