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第三十三・五話 VSラグナロク・無百
モモのスキル…?
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「へいへい、事前調査が足りてないんじゃない? ……ぼくのスキル、気づかないかな。かなりレアなスキルだけど、その分有名だと思ってたのになァ」
気楽そうに言ったモモ。だがその瞬間、少し離れたところにいたレンが「や、やはり!」と叫んだ。動揺のあまり声を荒げている。
「弾切れしない、珍しいスキル……な、なんと言うことじゃ。実在したのか……⁉︎」
「マスター、何か知ってるんですか⁉︎」
アルクルが聞くと、レンは頷いた。緊張した表情のままキッと顔を上げる。
「奴のスキル……それは『四次元インベントリ』!」
震える声で、そう言った。……その緊張感が無いスキル名を。
「よ、よじげんインベントリぃ……?」
「なんて効果なんッスかそれ。……てか、四次元ってナニ?」
アルクルとシルバーは聞きなれない言葉にポカンとしているが、ジョーは苦悶の表情で頷いた。まるで「その通りだ」と言っているかのようだ。
「そそ、あったりー。エルフのオバサン、なかなかやるねぇ」
モモはモモで気楽そうに小躍りして暇を潰している。
「……簡単に言うと、持てるアイテムの量が極端なまでに増える特別なスキルだ。科学や理屈では全く説明できないような、理由で、ポケットなどのインベントリに武器や防具を入れられる」
「えぇっ⁉︎ そ、そりゃ弾切れしねえわけだぜ……!」
「よ、容量ははっきり言って、無限に近い。しっかり準備している限り、奴を弾切れさせるのはほぼ不可能じゃ!」
「な、なんだとぅ⁉︎」
これにはナガレも驚嘆した。待っていればいつかはチャンスがやってくる。そう思って耐えていたが、その行動にほとんど意味はなかった!
「そうそう! ……降参するなら今のうちだよ~っ!」
その何より恐ろしい目でギョロリと睨まれる。その直後、ナガレの返事を待たずにまたも投擲体勢に。ニヤリと笑って、懐から大量の爆弾を放り投げた!
「た~まや~~☆」
「どえぁぁぁぁぁ⁉︎」
まるで豆でも撒くかのように、黒い爆弾を大量に放り投げてくる。導火線が切れたら当然赤い爆風が吹き出し、ドガンドガンと大爆発! そこら中で炸裂されては、ナガレは手も足も出ない。
「くっ……んん⁉︎」
爆風が晴れると、そこにモモの姿はない。……だが次の瞬間ナガレは、背後に凄まじい闘気を感じた。迷わず前転した直後、頭の数ミリ上を、細い紐のようなものが通り過ぎていく!
「ちっ、避けたか!」
悪態を吐くのは、彼の背後にいたモモ。その手には拘束用ワイヤーが握られていた!
気楽そうに言ったモモ。だがその瞬間、少し離れたところにいたレンが「や、やはり!」と叫んだ。動揺のあまり声を荒げている。
「弾切れしない、珍しいスキル……な、なんと言うことじゃ。実在したのか……⁉︎」
「マスター、何か知ってるんですか⁉︎」
アルクルが聞くと、レンは頷いた。緊張した表情のままキッと顔を上げる。
「奴のスキル……それは『四次元インベントリ』!」
震える声で、そう言った。……その緊張感が無いスキル名を。
「よ、よじげんインベントリぃ……?」
「なんて効果なんッスかそれ。……てか、四次元ってナニ?」
アルクルとシルバーは聞きなれない言葉にポカンとしているが、ジョーは苦悶の表情で頷いた。まるで「その通りだ」と言っているかのようだ。
「そそ、あったりー。エルフのオバサン、なかなかやるねぇ」
モモはモモで気楽そうに小躍りして暇を潰している。
「……簡単に言うと、持てるアイテムの量が極端なまでに増える特別なスキルだ。科学や理屈では全く説明できないような、理由で、ポケットなどのインベントリに武器や防具を入れられる」
「えぇっ⁉︎ そ、そりゃ弾切れしねえわけだぜ……!」
「よ、容量ははっきり言って、無限に近い。しっかり準備している限り、奴を弾切れさせるのはほぼ不可能じゃ!」
「な、なんだとぅ⁉︎」
これにはナガレも驚嘆した。待っていればいつかはチャンスがやってくる。そう思って耐えていたが、その行動にほとんど意味はなかった!
「そうそう! ……降参するなら今のうちだよ~っ!」
その何より恐ろしい目でギョロリと睨まれる。その直後、ナガレの返事を待たずにまたも投擲体勢に。ニヤリと笑って、懐から大量の爆弾を放り投げた!
「た~まや~~☆」
「どえぁぁぁぁぁ⁉︎」
まるで豆でも撒くかのように、黒い爆弾を大量に放り投げてくる。導火線が切れたら当然赤い爆風が吹き出し、ドガンドガンと大爆発! そこら中で炸裂されては、ナガレは手も足も出ない。
「くっ……んん⁉︎」
爆風が晴れると、そこにモモの姿はない。……だが次の瞬間ナガレは、背後に凄まじい闘気を感じた。迷わず前転した直後、頭の数ミリ上を、細い紐のようなものが通り過ぎていく!
「ちっ、避けたか!」
悪態を吐くのは、彼の背後にいたモモ。その手には拘束用ワイヤーが握られていた!
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