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その1
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欲しい。アズマのきれいな顔もなまめかしい身体も、あの身体を動かしている心もすべて。
色恋沙汰にかまけている場合じゃない、そう思ったはずだったのに。
家具が黒で統一された自宅のリビングで、坂上は黒革のソファにだらしなくもたれて、右手にスマートフォンを握りしめていた。目の下のクマが濃い。
レコーディングは無事終わり、あとはアルバムのリリースを待つだけになった。だがすぐにアルバムのプロモーション活動やツアーのリハーサルが待っている。今日はツアーのセットリストを決めるためにも自宅作業ということになっていたが、仕事がまったく手に着かない。
参考にするために流していたTAKU-KENのアルバム三枚の再生もとっくに終わった。目の前のずっと触れられずにいたパソコンは沈黙し、部屋は自分の呼吸音しか聞こえないほど静かだ。
あれから、アズマを何度か誘ったが断られ、もうLINEの返事すら来なくなった。少し前までは返事は遅れがちでも来ていたが、今は既読すらつかない。電話しても出ない。ただ忙しいだけか。でもLINEをチェックする時間もないとは思えない。今は仕事の連絡にも、LINEを使うことがあるはずだ。故意に無視されているのかも知れない。なぜだ。
同じことが頭の中をループし続ける。何度も無駄にLINEを開いてしまう。
仕事すら手に着かないのだから、いつもきれいに片づいていた部屋も今は散らかり放題だ。黒いローテーブルの上にはビールやチューハイの空き缶が並び、出前の空き容器がそのままになっている。
ふと部屋の隅に目をやると、誰かに引っ越しの時にもらった観葉植物の葉が何枚も床に落ち、茶色に変色していた。坂上はそれをただぼんやり眺めた。葉を片づける気になれない。
自分はしくじってしまったのか。アズマの態度はスタジオで抱いた後あたりから変わり始めた。でもこの前ホテルで会った時には、あの時のことは怒ってないと言ったのに。嘘だったのか。
ちらりとスマートフォンを見ると、十六時を少し過ぎている。たぶん二時間近くは、こうしてアズマに捉らわれて時を過ごしてしまった。自分がこんなに、誰かのことで頭がいっぱいになる人間だとは思わなかった。
それもこれも、アズマがきれいすぎるからだ。しっとり輝く瞳で見つめられれば、それだけで背中がぞくぞくする。いつも静かに笑う、控えめなのに目を奪われるまばゆい笑顔。白く透き通るような肌、扇情的な身体のライン。
この腕の中で乱れていた身体が、今は遠い。
坂上はスマートフォンを手から放し、顔を両手でこすった。アズマは出ないかも知れないが、また電話してみよう。ただこうしているだけでは、なにも進まない。
ため息をかみ殺して、わずかにぬくもりを残すスマートフォンをまたつかみ、電話をかける。
アズマの電話は、八回のコールの後留守電に切り替わる。唇を噛みしめ、コール音を心の中で数える。
『……もしもし?』
今回も出ないかと思いかけた時、心なしかだるそうな声でアズマが出た。
「仕事中だった?」
声が裏返りそうになりながら、坂上は短く訊いた。様々な感情が混じりあいあふれ出しそうになって、スマートフォンを持っている手が震える。
『うん、なに』
歓迎されてなさそうな、無表情な声。
「忙しいのかも知れないけど、返事ぐらい欲しいな」
いらだちも怒りも、今は出すべきではない。できるだけ冷静に、と思いながら、なんとかさらりとあまり気にしていないふうで言う。
『悪いね、LINEも全然見てなくて』
冷たい声に、思わずかぶせるように言う。
「ねえ、俺が悪いの? 俺なんかした?」
なぜこんなに冷たくされなくてはならないのか。そう思うと一瞬で、できるだけ冷静にという気持ちも砕け散った。目の前のビールの空き缶を険しい瞳で見つめる。
『拓がなにかしたんじゃないんだ、俺の問題なんだ』
それならなぜ、こっちの連絡を無視するのか。ちゃんと言ってくれればいい話だ。心の底を火であぶられているような、気持ちの昂ぶり。
「どういうこと?」
電話の向こうで、言いよどんでいるような少しの間とため息。
『拓に抱かれても全然よくなくなっちゃったから、もう寝るのやめたいなって』
一息に言う声には、思いきった強さがあった。あまりの言葉に、坂上は声をなくす。
ソファの背もたれに頭を預け、天井を見上げる。白い天井が、心なしか少し回っている気がした。なにかひどいことを言われた時にめまいがするというのは、もののたとえではないらしい。
「なに、それ……」
ようやく坂上が吐き出した言葉に、即座に言うアズマ。
『悪いけど、そういうことだから』
「待ってよ、一回会って話さない?」
電話を切られそうになり、坂上はとっさに言った。これで終わらせるわけにはいかない。スマートフォンを握りしめる手に力がこもる。
『お互い割り切ってセフレやってたんだから、話しあいとかいらなくね?』
アズマには珍しい、ぞんざいな言い方。
うんざりした声に唇を噛みしめ、坂上はうなだれた。足元のテーブルの下にわだかまる綿ぼこりにすら、笑われている気がする。
「……アズマさんは、そう思ってたんだ」
綿ぼこりを蹴散らし、暴れ回りたいような気持ちをこらえて、坂上は声を絞り出した。こんなに情けない気分になったことが、これまでにあっただろうか。
『まあね。あんまり気持ちよくも楽しくもないのに、関係続けてても仕方ないじゃん?』
容赦のない言葉を、容赦のない声で言うのに打ちのめされる。この際はっきり言ってしまおうと思ったのか、身も蓋もない。それでもアズマはその冷たい表情すら、美しいはずだ。
坂上は逃避するかのように、パソコンを前に椅子に座っているアズマを想像する。行ったことがないから分からないが、きっとアズマの部屋はきれいに片づいて、家具などもセンスがいい物を置いているのだろう。
「俺は、セフレとは思ってなかったけどね」
『そっか、悪いけど噛みあわないんだよ俺達。だからもう、誘わないでくれるかな。じゃ』
「え、ちょっ、待っ……」
にべもなく、電話が切れた。反射的にまたかけた電話は、すぐに留守電に切り替わる。
「くそっ……!」
坂上は思わず、スマートフォンを握った右手を大きく振りかぶる。が、その手は一瞬の迷いの後、ばたりと音を立ててソファの座面に落ちた。ソファに力なく横たわる。
涙が勝手にあふれてくる。どんな感情が流させているのかもよく分からないまま、ただ涙が流れる。
色恋沙汰にかまけている場合じゃない、そう思ったはずだったのに。冷たくあしらわれても、アズマのおもかげが頭から離れない。
拓がなにかしたんじゃないんだ、俺の問題なんだ。
ソファで胎児のように身体を丸め、ただ静かに泣いていた坂上が仰向けになった途端、よみがえる言葉。動いたと同時に、みみずのようにぬるく顔をしたたり落ちる涙がいまいましい。
そうだ、やっぱり俺は悪くない。泣き濡れた顔に、歪んだ笑みが浮かぶ。
だが、アズマはこうも言った。
拓に抱かれても全然よくなくなっちゃったから、と。
それは、ついこの間まで、おそらくはスタジオで抱いたあの日までは、よかったということか。あの後アズマは、自分を超える誰かを知ってしまったとでもいうのか。だから急に冷たくなるなんて、あんまりだ。
誰だ。俺からアズマさんを奪おうとするヤツは。許せない。
坂上は唇を噛みしめ、天井をにらみつけた。そうしてしばらく、見えない敵と対峙していた坂上の腰のあたりで、スマートフォンの間の抜けた通知音が鳴る。アズマからかも知れないと思い、あわててスマートフォンの画面を開くと、マネージャーからだった。
お疲れ様です。明日十四時から、事務所でもろもろのチェック作業です。ツアーセトリも準備の都合であさってには欲しいです。よろしくお願いします
こんな時でも、いやこんな時こそ、仕事をしなければならない。もうすっかりアズマに心を食われている自分にも無自覚に、坂上は気を取り直して腕で涙を雑に拭いた。起き上がり、洗面所に顔を洗いに行く。
できればツアーが始まる前に、アズマとのことをちゃんとしたい。セフレなんて言わせない、アズマを取り返したい。
洗面台の鏡に映る濡れた顔のままの自分に、坂上は決意をこめてうなずいた。
色恋沙汰にかまけている場合じゃない、そう思ったはずだったのに。
家具が黒で統一された自宅のリビングで、坂上は黒革のソファにだらしなくもたれて、右手にスマートフォンを握りしめていた。目の下のクマが濃い。
レコーディングは無事終わり、あとはアルバムのリリースを待つだけになった。だがすぐにアルバムのプロモーション活動やツアーのリハーサルが待っている。今日はツアーのセットリストを決めるためにも自宅作業ということになっていたが、仕事がまったく手に着かない。
参考にするために流していたTAKU-KENのアルバム三枚の再生もとっくに終わった。目の前のずっと触れられずにいたパソコンは沈黙し、部屋は自分の呼吸音しか聞こえないほど静かだ。
あれから、アズマを何度か誘ったが断られ、もうLINEの返事すら来なくなった。少し前までは返事は遅れがちでも来ていたが、今は既読すらつかない。電話しても出ない。ただ忙しいだけか。でもLINEをチェックする時間もないとは思えない。今は仕事の連絡にも、LINEを使うことがあるはずだ。故意に無視されているのかも知れない。なぜだ。
同じことが頭の中をループし続ける。何度も無駄にLINEを開いてしまう。
仕事すら手に着かないのだから、いつもきれいに片づいていた部屋も今は散らかり放題だ。黒いローテーブルの上にはビールやチューハイの空き缶が並び、出前の空き容器がそのままになっている。
ふと部屋の隅に目をやると、誰かに引っ越しの時にもらった観葉植物の葉が何枚も床に落ち、茶色に変色していた。坂上はそれをただぼんやり眺めた。葉を片づける気になれない。
自分はしくじってしまったのか。アズマの態度はスタジオで抱いた後あたりから変わり始めた。でもこの前ホテルで会った時には、あの時のことは怒ってないと言ったのに。嘘だったのか。
ちらりとスマートフォンを見ると、十六時を少し過ぎている。たぶん二時間近くは、こうしてアズマに捉らわれて時を過ごしてしまった。自分がこんなに、誰かのことで頭がいっぱいになる人間だとは思わなかった。
それもこれも、アズマがきれいすぎるからだ。しっとり輝く瞳で見つめられれば、それだけで背中がぞくぞくする。いつも静かに笑う、控えめなのに目を奪われるまばゆい笑顔。白く透き通るような肌、扇情的な身体のライン。
この腕の中で乱れていた身体が、今は遠い。
坂上はスマートフォンを手から放し、顔を両手でこすった。アズマは出ないかも知れないが、また電話してみよう。ただこうしているだけでは、なにも進まない。
ため息をかみ殺して、わずかにぬくもりを残すスマートフォンをまたつかみ、電話をかける。
アズマの電話は、八回のコールの後留守電に切り替わる。唇を噛みしめ、コール音を心の中で数える。
『……もしもし?』
今回も出ないかと思いかけた時、心なしかだるそうな声でアズマが出た。
「仕事中だった?」
声が裏返りそうになりながら、坂上は短く訊いた。様々な感情が混じりあいあふれ出しそうになって、スマートフォンを持っている手が震える。
『うん、なに』
歓迎されてなさそうな、無表情な声。
「忙しいのかも知れないけど、返事ぐらい欲しいな」
いらだちも怒りも、今は出すべきではない。できるだけ冷静に、と思いながら、なんとかさらりとあまり気にしていないふうで言う。
『悪いね、LINEも全然見てなくて』
冷たい声に、思わずかぶせるように言う。
「ねえ、俺が悪いの? 俺なんかした?」
なぜこんなに冷たくされなくてはならないのか。そう思うと一瞬で、できるだけ冷静にという気持ちも砕け散った。目の前のビールの空き缶を険しい瞳で見つめる。
『拓がなにかしたんじゃないんだ、俺の問題なんだ』
それならなぜ、こっちの連絡を無視するのか。ちゃんと言ってくれればいい話だ。心の底を火であぶられているような、気持ちの昂ぶり。
「どういうこと?」
電話の向こうで、言いよどんでいるような少しの間とため息。
『拓に抱かれても全然よくなくなっちゃったから、もう寝るのやめたいなって』
一息に言う声には、思いきった強さがあった。あまりの言葉に、坂上は声をなくす。
ソファの背もたれに頭を預け、天井を見上げる。白い天井が、心なしか少し回っている気がした。なにかひどいことを言われた時にめまいがするというのは、もののたとえではないらしい。
「なに、それ……」
ようやく坂上が吐き出した言葉に、即座に言うアズマ。
『悪いけど、そういうことだから』
「待ってよ、一回会って話さない?」
電話を切られそうになり、坂上はとっさに言った。これで終わらせるわけにはいかない。スマートフォンを握りしめる手に力がこもる。
『お互い割り切ってセフレやってたんだから、話しあいとかいらなくね?』
アズマには珍しい、ぞんざいな言い方。
うんざりした声に唇を噛みしめ、坂上はうなだれた。足元のテーブルの下にわだかまる綿ぼこりにすら、笑われている気がする。
「……アズマさんは、そう思ってたんだ」
綿ぼこりを蹴散らし、暴れ回りたいような気持ちをこらえて、坂上は声を絞り出した。こんなに情けない気分になったことが、これまでにあっただろうか。
『まあね。あんまり気持ちよくも楽しくもないのに、関係続けてても仕方ないじゃん?』
容赦のない言葉を、容赦のない声で言うのに打ちのめされる。この際はっきり言ってしまおうと思ったのか、身も蓋もない。それでもアズマはその冷たい表情すら、美しいはずだ。
坂上は逃避するかのように、パソコンを前に椅子に座っているアズマを想像する。行ったことがないから分からないが、きっとアズマの部屋はきれいに片づいて、家具などもセンスがいい物を置いているのだろう。
「俺は、セフレとは思ってなかったけどね」
『そっか、悪いけど噛みあわないんだよ俺達。だからもう、誘わないでくれるかな。じゃ』
「え、ちょっ、待っ……」
にべもなく、電話が切れた。反射的にまたかけた電話は、すぐに留守電に切り替わる。
「くそっ……!」
坂上は思わず、スマートフォンを握った右手を大きく振りかぶる。が、その手は一瞬の迷いの後、ばたりと音を立ててソファの座面に落ちた。ソファに力なく横たわる。
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色恋沙汰にかまけている場合じゃない、そう思ったはずだったのに。冷たくあしらわれても、アズマのおもかげが頭から離れない。
拓がなにかしたんじゃないんだ、俺の問題なんだ。
ソファで胎児のように身体を丸め、ただ静かに泣いていた坂上が仰向けになった途端、よみがえる言葉。動いたと同時に、みみずのようにぬるく顔をしたたり落ちる涙がいまいましい。
そうだ、やっぱり俺は悪くない。泣き濡れた顔に、歪んだ笑みが浮かぶ。
だが、アズマはこうも言った。
拓に抱かれても全然よくなくなっちゃったから、と。
それは、ついこの間まで、おそらくはスタジオで抱いたあの日までは、よかったということか。あの後アズマは、自分を超える誰かを知ってしまったとでもいうのか。だから急に冷たくなるなんて、あんまりだ。
誰だ。俺からアズマさんを奪おうとするヤツは。許せない。
坂上は唇を噛みしめ、天井をにらみつけた。そうしてしばらく、見えない敵と対峙していた坂上の腰のあたりで、スマートフォンの間の抜けた通知音が鳴る。アズマからかも知れないと思い、あわててスマートフォンの画面を開くと、マネージャーからだった。
お疲れ様です。明日十四時から、事務所でもろもろのチェック作業です。ツアーセトリも準備の都合であさってには欲しいです。よろしくお願いします
こんな時でも、いやこんな時こそ、仕事をしなければならない。もうすっかりアズマに心を食われている自分にも無自覚に、坂上は気を取り直して腕で涙を雑に拭いた。起き上がり、洗面所に顔を洗いに行く。
できればツアーが始まる前に、アズマとのことをちゃんとしたい。セフレなんて言わせない、アズマを取り返したい。
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