【白銀の黒帝：17】女神の紋章と紋章なし王子

3章：学園編

アレクの入学式 後編

寮にもどるとシリルさんが昼食を作っていた。　
俺が私服をきて、ダイニングにいくとシリルさんがエールをのみながらオムライスを配膳していた。　
「シリルさんがいっていたみたいに、入学式ねちゃったよ。　それに、自己紹介とか、最悪だったよ」といいながらオムライスをたべている。
「うん、つまらないんだぞ。　授業とかもつまらない時は、背表紙を変えて別の本をよむといいぞ。　俺はだいたい授業中は読書してたぞ。　休憩時間とかもだぞ」って言っているシリルさん。
「それいいかも。　俺も何冊か本もっていこ。」って言ったら、シリルさんが「図書館の本も借りるといいぞ」って言われて、「明日でもいってみようかな」といって食事をたべる。　シリルさんの料理もかなり美味しいんだけど、本人いわく、シュンさんのが美味しいって結構そういう所、過小評価しているんだよなシリルさん。
比べる相手が異常だって気づいてないのかも。。


俺シリルがコーヒーを入れてのんでいると、アレクが冊子をみながら悩みだしてる。
「俺、この学園強制だったから、専攻決めてないんだ。」
「アレクは、やりたい事とか夢はないのかだぞ？」って聞いたら、アレクが「叶うなら、しがらみもなく自由になりたい」
「じゃぁそうすればいいんだぞ。　俺なんか任務で学生やるんだぞ。　マナーとかとりたくないから必然的に冒険科になんぞ」って言ったら、アレクが苦笑いしながら「俺、幼少期にたたきこまれたんだ。　今おもうとダンスの何が楽しいかわからないな。　だったら魔法の訓練してたほうがいいな」といい、アレクが「専攻かんがえず、面白そうなのにしよ」といって、学科は、必須「数学」「歴史」「地理」「魔法学基礎」「魔物生態学」「植物学」と選択として「魔方陣基礎」を選択し、実技は必須の「体術1」「剣術1」「攻撃魔法1」「防御魔法1」の他選択として「結界魔法1」「魔銃1」と「短剣・ナイフ1」を選択した。

「アレク、選んだ科目みると専攻が、冒険科だぞ」って突っ込んだら「貴族との関わりをへらそうとおもうとこうなるのか」って笑ってるアレクだ。


その後は、俺の案で、アレクの行きたがっていた初級ダンジョンへ行く事にし、討伐は1人でやり20階層までは行きは転移魔法陣禁止とした。　アレクの武器は、片手剣である。長剣も扱えるが、片手剣のほうが相性がいいようだ。　シュンさんが、授業用と実践用を作ってもたせている。　さすがに魔武器は作らせていない。
銃も双銃を用意して、各武器は指輪に格納してあり、その他暗器を一式装備させている。

夕方は、魔の森へ行きシュンさんのハンバーグを食べ、シュンとシリルが模擬戦の間、アレクはリンにしごかれるのであった。　夜には寮に戻り、アレクは、勉強する。