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2章:潜入編

合宿2日目 後編

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Side:オット
シルバーウルフを探しながら、2人の混魔族の女生徒がオットに話かけてくるのである。
「ねぇ、バチーク君って、なんで人間たちと仲良くするの?」
「グレイ君は可愛いからいいけど」
「折角、人間の大陸にいるんだから、人間を知るにはいいだろ。」ってオット。
「それは、そうだけどさ。 わざわざ学園の寮じゃなくて、傭兵団の寮にするのもなんでだ?」って男子生徒が聞くのである。
「週末ダンジョンいくのに便利だからな」
「そうなのか。」

「それよりも土曜の夜とか空いてないの?」って1人の女生徒。
「なんでだ?」
もう1人の女生徒が妖艶な笑みをうかべてる。
「混魔族の集会があるの。 アデル先生が開いていて、魔術の特別授業をしてくれるのよ。」
「そうだぜ。 魔術以外にも、混魔族としての在り方なども教えてくれる。 バーチク以外のこの学園にいる混魔族はみな参加している。」という男子生徒。

「悪いが、あんまり興味ねぇーな。」
「まぁ、そういわずにさ、1度参加してみてくれよ」といって時間と場所を伝える男子生徒だ。
「ね、考えてみて」って女生徒。
「ああ」とオット生返事をするのである。

オット的には、苦手なアデルの開く集会など参加するのも勘弁だし、折角の休日にわざわざ学園に行くのも面倒くさい。 そんな理由で、まったくその集会の事など興味もないし、行く気もないのである。

その後、シルバーウルフを1人3匹ずつ討伐して、合宿所に戻るオットであった。

◇◇◇
合宿所の相部屋だぞ。
今夜は、ラーツとシンは疲れたのかすぐ寝たぞ。
俺は、特に疲れてもいないから読書してるぞ。

「シリルってさ、アデル先生の事どうおもってるんだ?」ってまだ起きてたのかだぞオット。
「興味ないから、あんまり考えた事ないんだぞ。」
「あはは、そっか。」って笑ってるぞ。 なんでだぞ。 興味ないし、あまり関わりたくないだけだぞ。

そのあとようやく寝たオットだぞ。
俺は、こっそりダンジョン課に連絡して、ダンジョンの間引きに出かけるんだぞ。
今日は、ほとんど討伐してないし、殺し足りないからだぞ。

って事で、俺はダンジョンの間引きに行って、頃合いを見て合宿所に戻ったぞ。

こうして、2泊3日の合宿が終わるのである。
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