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2章:潜入編

『ボブの食堂』のとある日 閉店後

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食堂を片付けながら、
「ギール、また、皇国の調査たのむな。」って俺シュンだ。
「ええ、畏まりました。 それで、魔王様、オルクからの情報はどうですか?」
「魔大陸のほうは、目立った動きはないぞ。」
「そうですか。」


「魔大陸のダンジョンマスターは元気だったか?」って俺がニヤリ笑いなが突っ込んでみた。 
アーベ達には、ダンジョンに行ったとは言っていたが、シリルの行ったのは魔大陸のダンジョンだ。
「おう、模擬戦しまくってきたぞ」ってニコニコしてる。 はぁ~、気づいてないか。 俺がハリセンでシリルをはたいてやった。
「たく、今日は人間だけだったから、よかったけど、てめぇーまた制御乱れてんぞ」
「わかってるぞ。 おやすみなのだぞ」といってシリルは部屋へ向かった。 気づいてたのか? 少しは成長したのかね。

「人間社会にいらっしゃると、ストレスがたまるようですね。」ってギール。
「学園は特にな」って俺はタバコをくわえながら言っておいた。 その気持ちはよーくわかる。
「ああ、だな」ってリンだ。
「魔族の女性達は、頻度が増えて喜んでいるみたいですけどね」
「今回は特にシリル、ストレスたまってんな」って俺はタバコふかしつつ言っておく。 
「ええ、あまりおっしゃらないので、わかりませんが、混魔族の女性陣にも好かれているようですよ」
「あはは、シリルのやつ、魔族にほんと好かれんな」って俺は、笑いながら言った。 シリルって本当魔族に好かれるんだよな。
「ええ、そのようで。 ただ、担任の混魔族には嫌われているそうですが。」
「ふーん、なんかあんなそこ」 おかしいだろ、シリルへの魔族愛は半端ないのにな。
「ええ、魔王様も気づかれているようで、調べているようです。」
「あいつ、そういう所は抜けねーな」って俺が言うと、「ああ、だからシリルは面白い」ってリンだ。
俺たちは、みなで苦笑するしかないな。 にしても、今回の侵入調査には時間がかかるな。

◇◇◇

一方、シリルの部屋では、魔族の女性達のあえぎ声が続いている。 
「まだ、制御できないのだぞ」って俺が言ったら、
「はぁはぁーでは、交代をおよびしますわ」って、ぐったりしている魔族の女性2名。

今度は、2名程の絶世の美女の魔族が現れて服を脱ぎながら「魔王様~」と甘い声をだしながら、俺に抱き着きついてきたぞ。
「だから、なんでいつも2人なんだぞ」といいながら1人の女性と舌をからませ濃厚なキスをしながら、もう1人のクリトリスを弄り指を中に入れると「あぁーん、だって魔王様は独占禁止なのでぇ~。 はっぁあん、」といい、すこしすると、女性が身体をねじらせながら「私とも」といい、キスする相手がかわり、キスしていた女性が「いれてー」といい陰部に挿入して体位をかえながら腰をふるとあえぎ声をだすのである。 

しばらくして、2人がぐったりすると、また交代要員がくるんだぞ。 
何回か繰り替えされ、朝方になり、俺が起き上がりシャワーを浴びて私服に着替えコーヒーを飲みながら「朝までかかったぞ」って独りごとだぞ。
「はやく帰ってほしいのだぞ」って、俺がグッタリ裸体でしている2人をゆり起こしたぞ。
「「はーい♪」」ってう2人とも起きて、着替えて「「では、また呼んでくださいね。 魔王様」」といって俺に軽くキスをして帰るんだぞ。
その後、俺は洗浄魔術でベットを綺麗にしながら「やっぱ人間社会に来ると頻度がふえるんだぞ」と独り事だぞ。 はぁ~、とりあえず、寝る気にもならないし、コーヒー飲むかだぞ。

「結局2名ずつ来る理由が分かったが、なんで交代するんだぞ」ってまた俺、独り言だぞ。


シリルは気付いていないが、愛され魔王のセックス相手は、魔界の女性の中でも美女たちが数多く登録されており、待ち行列のようになっている。 
昔、一度に5人、10人と相手をしなければならない時にシリルがキレたため、以降2名ずつで交代になったのである。 登録されている女性達は、しっかりと四天王によって厳選されているのだが、シリルは興味のない事は覚えていないため、何人とセックスしているのか、また相手の女性の素性など気にしていないのであった。

その後は、訓練場で軽く運動して、またシャワーを浴び今度は学生用の偽装と魔力制御及び魔力の質を変えるネックレスをして、私服をきて食堂へいくと、シュンさんとリンさんがちょうど朝食の準備がおわっているのであった。

「おはようなのだぞ」
「制御できたな」ってシュンさんがニヤリ笑いながら突っ込んできたぞ。
「うん、朝までかかったぞ」って俺はシュンさんの作った朝食を堪能中だぞ。
「この前、大魔王が言ってたんだけどよ、シリル用の待ち行列になってんだってな。 しってたか?」
「うん? 知らないぞ」
「「やっぱりな」」といって笑うシュンさんとリンさん。 
「だからなのかだぞ。 そうそう交代するんだぞ。」
「やっぱり、抜けてんなー」って突っ込まれたぞ。

抜けてないぞ、興味ないからだぞって不貞腐れておいたぞ。
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