「第一部:魔女の生贄」貴族の子に転生し、魔女に呪われたけど優しい家族と一緒にいたい

八木恵

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3章:学園在籍編

動力源開発

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リリスの葬儀の後、俺自身も落ち着いたのもあり、ザガリー工房にきた。

王太子争いのまだ準備期間なのに、アルフォンス殿下から理解不能な依頼が殺到しているとか。

「ルーク君、その年で子持ちで学園出禁になったんだって?」
ザガリーに早速言われたよ。

「そうそう、名門でいくら在籍しているだけといっても、非常識っていわれて出禁になった」

「リリスちゃん、残念だったね。数回しかあってないけど、綺麗な子だったね。さーてと、ルーク君僕にいう事あるよね」

「はいはい、悪いございました。一カ月っていったのに、ザガリーには結局3か月音信不通にしてました。」

「よろしい。それで、例のは出来たんだよね。」

「実は5月のうちに構想はできてたんだ」
そう言って設計を見せる。

「なにこの設計。蓄電池ね。クズ魔石と空魔石の利用か」

「太陽光を集めるのも一定量、くもりや雨もあるだろ、魔石は必要で魔力を変換するわけだ。」

「ルーク君、これ世紀の大発明になるんじゃ」

「これで必要な魔石量は常に補えるはずだ」

「部品が集まったね」

「あとは、つなげるだけ。それも厄介だけどね」

「でな、魔石の濃縮方法も構築できたから、動力源も少しは小型化できるかもしれない」

「君のチョーカーの魔石もその濃縮したの?」

「うん、改良して出力さらに上げたから、晴天はむりだけど雨の日とか曇りだったら1時間は外にいれるようになった」

「凄いじゃん。」

「でも、やっと見えたね。」

「この発表は来年まで控えよう」

「なんで?」

「王太子争いに使われるからね、僕たちは中立だよ」

「そうだな。多分、試作つくるのに他開発いれたらきっとそのぐらいだぞ」

「だよね。まずは太陽光を集めるところからだね」

「それも設計してきた」

「ルーク君、すごいじゃん。」

「この2か月、これに集中できたってのもある」

「あとはつなげていくだけだね。それでも時間かかるから、結局来年の発表だね」

「やっぱり、ルーク君と話すのがいいよ。」
「殿下からの意味不明なのって」

「忘れて、とりあえず、動力源の開発に注力したいっていって無視し続けるから」
ニッコリ笑うザガリー。

「これと並行して、転移門つくらないか?」

「確かに、魔導車や魔導電車つくっても、魔導電車で長距離は地理的にむりだよね。」

「そう、一般での公開はたぶん魔法省にとめられるけど、軍事移動には便利だろ。構想はまとめたから、時間ある時にみておいて」
俺はノートを渡した。

「いいね、見ておくよ。優先順位は動力源だけど、こっちもやろうね」

前世の太陽光発電の仕組みを何とか形にしたのが今回の動力源だ。
魔石に魔力を蓄積させて蓄電池とさせるのに、リリスの魔石に関する知識が役に立った。
でも、構想と設計段階だから、試作でどうなるかは本当にわからないけど、なんとか実現させてやる。
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