6 / 88
2章:孤児院編
辺境の孤児院にて 前編
しおりを挟む
翌朝、目を覚ましたリオンは、隣でまだ眠る茶髪の男の子を起こして、「ねぇ、ここどこ?」と聞く。
寝ぼけながらも起きた茶髪の子も周りを見渡し首を振りながら「僕もわからない。 教会で無能者って言われて。。。 孤児院に。。 ヘッグ、ヘッグ」と泣き始めた。
「え、お前も? お俺も、無能者っていわれたよ」といって思い出し、
悔し涙を流し「へっぐ へっぐ、お俺たち一緒だね」というのだった。
その言葉を聞いた茶髪の子レイモンドも、泣きながら「そ、そう、そうみたいだね」とお互い見あって「「わーん」」と大泣きするのだった。
2人が泣き止んだ頃に、部屋の扉が開き、濃紺でショートヘアの町人風の30代半ばの長身痩躯の男が入ってきた。
男は、トレイを持ち、トレイの上にはスープとパンが2人分のっている。
4人が座れるテーブルの上に、スープとパンを並べると、男は、泣き止み目が真っ赤になっている子供たちのほうを向いて「起きたみたいですね。 お話は食べながらね。 お腹すいたでしょ」と優しくほほ笑むのであった。
スープとパンの匂いで、子供達のお腹が鳴る。
男は優しい声で「ほらね、こちらで食べましょう」と言われ、2人はお互い目をあわせて頷き、テーブルのほうへ行き席に座り食べ始める。
食べながら、少し落ち着いたレイモンドが、目の前で座り優しく微笑んでコーヒーを飲んでいる男のほうを向いて聞く。
「あの、ここは孤児院なんですか?」
「ええ、孤児院ですよ。」
それを聞いた、レイモンドがテーブルに両手をついて立ち上がって、目を輝かしていう。
「精霊と契約させてくれるっていうのは本当なんですか?」
すると、その言葉を聞いたリオンが、驚き、目を輝かしているレイモンドの腕を掴み、揺らしながら聞く。
「そうなのか! 俺、知らなかった。 じゃぁ、ここにいれば精霊と契約できるんのか? なぁ、本当なのかよ。」
「うん、僕を蹴った教会の人が言っていた。 でも、嘘かもしれない。」
昨日の状況を思い出し、自信を無くしたレイモンドの表情は暗くなって、座るのであった。
それを見て、リオンも、レイモンドから掴んだ手を離して、同じく暗い表情になり、下を俯く。
「落ち着きましょうね。 私はカールといいます。
ここは、先程いいましたが、孤児院で、辺境にありまして、私はここの院長をしています。
昨日、気絶しているあなた達を保護しました。 あなたたちはのお名前は?」
「俺は、リオン・マクレーンです。 精霊の儀で精霊と契約できないので、捨てられたので、リオンです。 気付いたらここにいました。」
隣で聞いていたレイモンドは、リオンの名字に驚くが何も言わずにいう。
「僕は、レイモンド・ポーターです。 僕も同じで、精霊と契約できなくて捨てられたので、レイモンド。
精霊と契約できるほど魔力がないからだって言われて、ここにたぶん送られました。」
シュンさん、やっぱり、ポーター君とライ君の子孫のようです。 と心の中でつぶやくカール。
「リオン君にレイモンド君ですね。」と名前を確かめる。 優しい声で説明する。
「ここは、確かに精霊の儀で契約ができなかった子供が送られてきます。
そういう場所ではなかったのですが、勝手に教会が送ってくるんですよね。」
そういうカールの顔は困った顔をしている。
「あ、でも私は教会の人間じゃありませんよ。」
教会で散々な目にあったリオンとレイモンドは、カールが教会の人ではないという言葉に反応する。
「「ここで頑張れば、精霊と契約できるんですか!」」と2人同時にハモって勢いよく立ち上がるのだった。
寝ぼけながらも起きた茶髪の子も周りを見渡し首を振りながら「僕もわからない。 教会で無能者って言われて。。。 孤児院に。。 ヘッグ、ヘッグ」と泣き始めた。
「え、お前も? お俺も、無能者っていわれたよ」といって思い出し、
悔し涙を流し「へっぐ へっぐ、お俺たち一緒だね」というのだった。
その言葉を聞いた茶髪の子レイモンドも、泣きながら「そ、そう、そうみたいだね」とお互い見あって「「わーん」」と大泣きするのだった。
2人が泣き止んだ頃に、部屋の扉が開き、濃紺でショートヘアの町人風の30代半ばの長身痩躯の男が入ってきた。
男は、トレイを持ち、トレイの上にはスープとパンが2人分のっている。
4人が座れるテーブルの上に、スープとパンを並べると、男は、泣き止み目が真っ赤になっている子供たちのほうを向いて「起きたみたいですね。 お話は食べながらね。 お腹すいたでしょ」と優しくほほ笑むのであった。
スープとパンの匂いで、子供達のお腹が鳴る。
男は優しい声で「ほらね、こちらで食べましょう」と言われ、2人はお互い目をあわせて頷き、テーブルのほうへ行き席に座り食べ始める。
食べながら、少し落ち着いたレイモンドが、目の前で座り優しく微笑んでコーヒーを飲んでいる男のほうを向いて聞く。
「あの、ここは孤児院なんですか?」
「ええ、孤児院ですよ。」
それを聞いた、レイモンドがテーブルに両手をついて立ち上がって、目を輝かしていう。
「精霊と契約させてくれるっていうのは本当なんですか?」
すると、その言葉を聞いたリオンが、驚き、目を輝かしているレイモンドの腕を掴み、揺らしながら聞く。
「そうなのか! 俺、知らなかった。 じゃぁ、ここにいれば精霊と契約できるんのか? なぁ、本当なのかよ。」
「うん、僕を蹴った教会の人が言っていた。 でも、嘘かもしれない。」
昨日の状況を思い出し、自信を無くしたレイモンドの表情は暗くなって、座るのであった。
それを見て、リオンも、レイモンドから掴んだ手を離して、同じく暗い表情になり、下を俯く。
「落ち着きましょうね。 私はカールといいます。
ここは、先程いいましたが、孤児院で、辺境にありまして、私はここの院長をしています。
昨日、気絶しているあなた達を保護しました。 あなたたちはのお名前は?」
「俺は、リオン・マクレーンです。 精霊の儀で精霊と契約できないので、捨てられたので、リオンです。 気付いたらここにいました。」
隣で聞いていたレイモンドは、リオンの名字に驚くが何も言わずにいう。
「僕は、レイモンド・ポーターです。 僕も同じで、精霊と契約できなくて捨てられたので、レイモンド。
精霊と契約できるほど魔力がないからだって言われて、ここにたぶん送られました。」
シュンさん、やっぱり、ポーター君とライ君の子孫のようです。 と心の中でつぶやくカール。
「リオン君にレイモンド君ですね。」と名前を確かめる。 優しい声で説明する。
「ここは、確かに精霊の儀で契約ができなかった子供が送られてきます。
そういう場所ではなかったのですが、勝手に教会が送ってくるんですよね。」
そういうカールの顔は困った顔をしている。
「あ、でも私は教会の人間じゃありませんよ。」
教会で散々な目にあったリオンとレイモンドは、カールが教会の人ではないという言葉に反応する。
「「ここで頑張れば、精霊と契約できるんですか!」」と2人同時にハモって勢いよく立ち上がるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる